和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3577話 】
2023年 06月 03日 談

          

さわやかな初夏の青空のもと 墓前供養が修業されました

 

台風一過の土曜日の朝を迎えましたが、昨日とは一変して清々しい天気のもと本日は金沢百万石まつりが開催されました。金沢市内は各所で交通規制が行われ多くの県内外からの観光客始め地元見物客で賑わいましたが、寺町界隈は通る人もまばらで閑散としていました。

 

 

午前中には墓前供養が行われ、午後からは卑山御檀家・津田家三回忌法要が厳修されました。いずれのお家も北海道や東京からの御参詣となったため交通の便が心配されましたが、本日は各線とも全面復旧となりおかげさまで無事に修業することが出来ました。昨日は大雨により終日東海道新幹線とJR北陸本線が不通となり、全国的に多くの水害被害がニュースで報道されていただけに大変心配されたものです。

 

午後1時より執り行われた 寳勝寺檀信徒 津田家三回忌法要

 

本堂での法要に引き続き 墓前での御供養をいたしました

 

 

それにしましても近年の雨の降り方は異常としか思えません。爆弾低気圧とか線状降水帯とか聞き慣れない天気予報の言葉が増えてきたようにも思う昨今、これからが梅雨本番を迎えるため今後の気象状況から目を離せない日々が続きそうです。

 

大安禅寺 六月の催事「花心悠々」/ 未生流福井支部 いけばな展

 

大安禅寺 松雲の間より

 

さて自坊の大安禅寺では本日より「花心悠々」をテーマに華展とお茶会の催しが開催されています。お時間御座いましたら皆様には是非ご参詣くださいますよう御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3576話 】
2023年 06月 02日 談

 

台風2号の影響を受け終日雨模様の天気となりましたが、時折強い風が吹きつけると台風が次第に北上し近づいてくるのを感じます。依頼を受けていました墨蹟の試し書きをするため、午前中から少林寺に出向き墨擦り機を2台フル稼働して午後からの墨蹟書きに備えました。

 

少林寺にて 墨蹟の試し書きをしました

 

筆を持たない日が続きますと勘が鈍るとともに字体も整わなくなりますから、時折墨蹟をするよう心掛けています。午後から墨蹟に取り掛かり色々な字の試し書きをしましたが、意外とスムーズに筆が運びました。

 

 

「弘法筆を選ばず!」と言いますが、和尚などは先ずは筆選びから始まり幾本もの筆で試し書きをしながら使いよい筆を決めていきます。使う筆によって字体も味わいもずいぶん違うゆえに「友峰和尚筆を選ぶ!」ですね。今日は試し書きで、今月中には清書をしてご依頼主にお渡ししたいと願っています。

 

 

さて休息の時間には昨日お土産に頂いた信州八割そばを湯がいて「なめことろろ蕎麦」にして頂きました。疲れた身体には最適な食べ物です。元気を出して頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3575話 】
2023年 06月 01日 談

アジサイ 墨田の花火が咲き始めました / 寳勝寺玄関にて

 

台風2号北上の影響からか日中気温が28℃まで上がり蒸し暑い一日となりました。明日からは大雨になるとの予報ですからいよいよ本格的な梅雨のシーズンを迎えそうです。本日は午前中に少林寺檀家総代 宮﨑家の月参りに出向き、帰山後は本堂にて髙島家の一周忌法要を修業しました。午後からは伝燈寺での予定が組まれていたため、さっそく準備をして午後1時に出発しました。

 

寳勝寺本堂にて 年忌の御法要を修業いたしました

 

 

傳燈寺にて 倉庫建設のための地鎮祭をしました

 

到着して直ぐに地鎮祭の支度をし、このたび倉庫の工事を担当してくださる高倉さん達と工事安全の御祈祷を修業しました。前々より伝燈寺の寺内備品整理が求められていましたが、先般プレハブ倉庫を求めましたところ伝燈寺の坂道が狭く運搬する車が入れないとの理由から断念して、今回整理倉庫を境内に建てる事になりました。

 

塩、洗米、お水を供え、建設予定地の一部の土を掘り起こして移動しました

 

 

本堂にて 本尊並び開山様、歴代住職回向をお唱えしました

 

また地鎮祭後には、5月14日に行われた「伝燈寺里芋豊穣祈願祭」で本尊にお供えし御祈祷した苗を境内の一部を耕して無事に植え付け、作業を終えることが出来ました。日頃からお世話になっている伝燈寺町の西川さんも来られ、居間で和合の茶礼をして散会となりました。

 

先般御祈祷された伝燈寺里芋を 境内の一区画に植え付けました

 

 

 

伝燈寺町の西川さんです / 作業終了後、皆で茶礼をしました 

 

 

「竹 葉々起清風」 大安渓仙 書 / 宮﨑幽斎様のお家にて

 

さて午前中に少林寺檀家総代 宮﨑家に月参りにお伺いしましたが、床の間には和尚直筆の書が掛けられており大変嬉しく思ったものです。墨書は「竹葉々清風起こす」(たけようようせいふうおこす)の禅語でしたが、今日などの蒸し暑い日の清風は本当に値千金です!

 

宮﨑様の奥様が淹れてくださった お抹茶

 

読経後にはそよ風が室内に吹き込み、苔むした美しいお庭を眺めながら初夏の風情を楽しみました。奥様が淹れてくださった美味しいお抹茶を頂きながらの歓談のひとときとなり、感謝の一日となったようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3574話 】
2023年 05月 31日 談

沙羅双樹 / 寳勝寺本堂前庭

 

5月最終日の本日は清々しく爽やかな天気に恵まれたなか午前10時半より「楽く楽く法話」が実施され、兵庫県より来寺された民生児童委員協議会の約20名の皆様が参加されましたが、本当に久しぶりの法話となりました。

 

午前10時半より「楽く楽く法話」が行われました

 

ここ数年はコロナ禍にあって長らく中断していただけに、法話が再開され感慨無量の気持ちになりました。約30分ぐらいの法話でしたが、最近の話題も含めて楽しくお話し出来たように思います。

 

兵庫県より 民生児童委員協議会理事の皆様が来寺くださいました 

 

 

 

先般友人との昼食会でお世話になりお知り合いともなった、金沢駅前に店を構える「高崎屋」の高崎様も来寺くださり、皆様と一緒に法話を聞かれたあと応接間で歓談しましたが、6月にも「楽く楽く法話」が予定されており今後は少しずつ復帰していくように思います。

 

「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」と唱和し、合掌されているようす

 

本日は御来寺くださり、誠にありがとうございました

 

< 荒木芳栄さんの作品集より >

 

法話終了後、高崎様と歓談いたしました

 

さて明日から6月水無月(みなづき)を迎え、3日には毎年恒例の金沢百万石まつりが開催されます。法務により寺カフェは休業となりますが、お時間ございましたら是非お祭りを見学に来ていただきたいと思います。「六月清風を聞かば人間恐らく値なからん」との道語の如く愈々本格的夏を迎えていきますが、熱中症にはくれぐれもお気をつけてご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3573話 】
2023年 05月 30日 談

明日行われる「楽く楽く法話」の準備をしました

 

月日の過ぎゆくのが早く感じるのは歳のせいなのかそれとも地球の回転が昔より速くなったのか定かでは有りませんが、いずれにしても明日は5月の最終日。久しぶりに明日の午前10時半より「楽く楽く法話」が予定されており、コロナ禍にあってずいぶんと長きに渡って中止されていた経緯が有り本当に嬉しく思うものです。

 

アスチルベ / 寳勝寺玄関にて

 

金沢市内の各有名観光地はコロナ禍以前の賑わいを見せ始めてはいるものの、大型バスを連ねての団体旅行客はまだ少ないように思います。来年春に北陸新幹線が福井県敦賀駅まで沿線開通予定となっている関係もあり、地元への更なる観光客の増大が期待されているようです。

 

以前にカフェをお手伝いくださっていた皆さんが ご挨拶に来てくれました

 

さて本日は寺カフェは休業日でしたが、午後から兼務寺院に関する懇談が予定されていたため休日を返上して資料準備をしていたところに、以前カフェの手伝いでお世話になっていた方々が突然来寺されしばし歓談の席となりました。

 

桂岩寺様が来寺くださいました

 

お寺は人とのご縁を結ぶところゆえの現象なのかも知れません。お客様は神様です!いやいや仏様です!皆さんの元気な姿を見るのは本当に嬉しい事です。どうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3572話 】
2023年 05月 29日 談

 

昨夜から降り続けている雨は今日も降り止まず終日雨模様のお天気となりましたが、季節は梅雨時期を迎え今後は長雨が予想されます。午後に墓前供養が予定されていましたが、降りしきる雨のため急遽本堂でのご供養諷経となり終了後、墓前にて開眼入魂儀が行われました。この時期の雨は強い風を伴い時折横殴りに降ってくるため、苑内のテントもずぶぬれ状態です。霊苑スタッフ皆様にはいつも丁寧な雨対策をして頂き感謝するばかりです。

 

本堂での御法要の後、霊苑にて墓前供養諷経をいたしました

 

午前中には兼務寺院・瑞光寺(本多町)に出向き現状を視察して来ましたが、本堂裏手側の大木が年々生い茂り実に頭の痛いところです。和尚が兼務する寺院は金沢4カ寺ですが、それぞれに寺院運営上色々な問題を抱えているだけに知恵を絞る日々が続いています。

 

 

今月もあと2日を残すのみとなり自室周辺の整理整頓をしましたが、これまでお世話になった冬物の衣などを夏物と入れ替える作業をしました。どうも気温が定まらないこの頃ですが、季節の変わり目でもあり着る物には気を使います。縁側で気持ちよさそうに昼寝する野良猫の姿を愛らしく感じた雨の禅寺風景でした。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3571話 】
2023年 05月 28日 談

「日中友好の朝顔」 次々と双葉が出ています

 

朝顔の季節を迎え、先日職員が卑山の風物詩ともなっている「日中友好の朝顔」の発芽した種を植木鉢に植えましたが、今後の成長を楽しみにしています。ここ数年日中関係が思わしくなく大変心配ですが、朝顔は毎年立派な花を咲かせ来寺くださる方の眼を楽しませています。

 

昨年7月下旬のようす

 

この朝顔も広島県福山市在住の中川美術館館長・中川健造氏より種を分けて頂いて以来、約12年になります。この間、多くの方々に種をお分けし各所で立派な花を咲かせており、朝顔の開花を通して日中友好を願っているものです。

 

福永嫮生様 と 中川健造様 とともに

 

 

中川健造様御夫妻 と 武藤靖様御夫妻 とともに / 2019年8月

 

 

 

本日11時より 墓前にて御供養諷経が修業されました

 

 

さて本日も墓前年忌法要を修業しましたが、ふれあいパーク霊苑内の色々な草木が初夏の風を受け実に気持ちよさそうにたなびいている姿には本当に気持ちが安らぐものです。ふれあいの心は人々との交流のみならず自然の営みとも親しくなっていきます。

 

 

夕刻には(株)ココ・プランニングの中本隆久会長が来寺され、こちらも久しぶりに時を忘れての楽しい歓談の席となりました。まもなく6月水無月(みなづき)を迎えますが、梅雨入り宣言ももう間近に迫っているようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

金糸梅 キンシバイ

友峰和尚のちょっといい話 【 第3570話 】
2023年 05月 27日 談

日中友好の朝顔が発芽しました

 

疲れはしばらく日にちが過ぎてからどっと来るもので、今日あたりは身体がおも怠く、それに加えて気温が26℃と高くなり、身体全体がこわばりまるで岩石のような感じがしました。毎日身体を動かすことが求められていますが参詣者の対応が続きますとそれも叶わず、気がつけば1日に約600歩ぐらいの時もある位ですから意識的に運動を取り入れる工夫が必要のようです。

 

 

本日は午前午後とも墓前供養を修業しましたが、読経のおかげで身体よりもノドの運動だけは十分に機能を満たしているように思います。今月もあと残り少なくなって来ましたが、予定されていた多くの法務が全て順調にクリアできたのも偏に健康のおかげです。

 

本日の墓前御供養諷経にて

 

アメリカ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が日々素晴らしい活躍をされているのは毎日の心身トレーニングを欠かさないで励行されていることに有るそうですから、本当に頭の下がる思いがします。和尚にとって1ヶ月1ヶ月が一生の如くに精進する毎日です。頑張って参りましょう! どうする友峰!頑張るしか有りません! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3569話 】
2023年 05月 26日 談

ヤマモモソウ

 

蒸し暑い一日となりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。5月も残り少なくなって参りました。光陰矢の如しで本当に月日の過ぎゆく早さを感じますが、それだけに一日一日を充実させていきたいと願っています。昨日までは静岡県と愛知県名古屋市に法務の関係で行っており、朝方目を覚ました時は寳勝寺にいることを不思議に感じたものでした。年齢とともに記憶や感覚もずいぶん劣るものだと感心します。

 

寳勝寺玄関にて 西川氏とともに

 

午前中には、大安禅寺でのテレビ取材や報道でこれまで大変お世話になった元・福井テレビジョン放送(株)営業部の西川氏が来寺くださり、地元北陸朝日放送・元会長の古田氏と一緒に昼食しながら楽しく歓談しました。昨日までの緊張感も融け、久しぶりにゆっくりとした時間を過ごすことが出来たように思います。人生次々と色んな出会いが生じますが、どのご縁も大切にしながら丁寧に懇親していきたいものですね。

 

大安禅寺にて / 創建当初から伝わる白蓮が育つ池 と 花しょうぶ園

 

 

副住職による 花菖蒲園の整備

 

それにしましても静岡県浜松市での住職研修会に参加された若き青年僧との対話ほど楽しく充実する時間は有りません。和尚も75歳を過ぎスクラップになりかけの老兵(僧)ながら、いまだに講師として招請されることに心から感謝したいと思います。幾つになっても勉強と言われるように、講話をするたびに勉強になる今日この頃です。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3568話 】
2023年 05月 25日 談

浜名湖ロイヤルホテル

静岡県浜名市・浜名湖ロイヤルホテルでの朝を迎えました。宿泊された住職ならびに副住職皆様と歓談しながらの朝食となりましたが、昨日の講話内容に興味を持たれた副住職様からも熱心な質問を受け大変嬉しく思いました。寺院に於ける今後の運営方法などについて具体的例を挙げて分かりやすく話しましたが、NHK大河ドラマでは有りませんが「どうする住職‼️」と問題提起をさせて頂きました。なかなか難しいことでは有りますが、須く精進努力の積み重ねこそ寺院運営の活路を見出すものと願っています。

 

圓光寺様にて (株)エムエムシーの大竹社長とともに

「 尾張 萩の寺 花楽苑 」


朝食後は一路名古屋へ向かい、駅まで迎えに来てくださっていた(株)エムエムシー大竹将人社長の案内で稲沢市・圓光寺様を訪ねました。圓光寺様はこの4月に樹木葬の霊苑「尾張 萩の寺 花楽苑 からくえん」を開苑されており、その視察を兼ねてご挨拶に伺いました。

 

圓光寺の書院にて 御住職、副住職と歓談しました


副住職が出迎えてくださり苑内を視察した後、書院にてこれまでの経過説明など歓談しながらおもてなしの美味しいお茶を頂きました。住職が法務から戻られたのち本堂にて一緒に諷経を申し上げましたが、数年前に本堂を全面修復されたとのことで禅寺そのものに荘厳な雰囲気を醸し出していました。

 

尾張 萩の寺 圓光禅寺 ホームページをご覧ください

 

圓光寺様の本堂にて 御住職と一緒に諷経を申し上げました

 

本堂の左手より今回新しく改葬された花楽苑の庭園墓地が眺められ、大変癒されました。視察後は圓光寺住職より今後の計画など拝聴し、大竹社長を交え宝勝寺ふれあいパーク霊苑の現状なども伝えながら懇談しましたが、実に楽しい交流のひとときとなったようです。

 

 

 

 


大竹社長のご厚意で名古屋駅まで送ってくださり一路金沢に戻りましたが、今回の1泊2日に渡る静岡西教区住職研修会講話ならびに圓光寺様拝塔は大変意義のあるものであったと満足しています。やはり仲間達とのひとときは楽しく、充実した時間を過ごせたことに感謝する一日となりました。友峰和尚より

 

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