寶勝寺日誌

寺カフェ 秋の風情
2020年 10月 11日

10月も中旬を迎え、穏やかな天候が続いています。

今年は2月から寺カフェも臨時休業日が多くなり、なんともやるせない一年となりそうです。無事健康に、お勤めを続けられることに感謝する毎日です。

今年は初めて秋桜を植えました。「日中友好の朝顔」が終わりかける9月下旬、朝顔の後のプランターが余りに寂しく、思い立って種を撒きました。

本来秋桜の種蒔きは7月から8月だそうで、もう10月中旬というのに花はまだ2、3輪しか咲いていませんが、時々覗いて花芽を見つけるのが小さな喜びとなっています。

こちらは、毎年見事に開花する2株の酔芙蓉です。今年はさらに高く大きく成長し、美しい花を咲かせています。

軒を超え、縦に横にと広がりました。今や寳勝寺の爽秋のシンボルツリーです。

八重の酔芙蓉、白とピンクが混ざっています。

寺町の民家で飼われている猫が通過中

ご近所の方から頂いた ウメモドキとホオズキを飾りました

夏の名残の水草 ウォーターバコパ

シュウカイドウ

これから菊が咲き、南天が色づき、椿がふくらみ、、、まだまだ楽しみな季節が続きます。寒くなって参りましたが、どうぞ皆様くれぐれもご自愛の上お過ごしください。

令和2年度 盂蘭盆会住職法話
2020年 08月 23日

令和二年度 寳勝寺盂蘭盆会法要 (2020.07.12)

…本年のこのような状況の中で、檀信徒皆様にご参列頂き盂蘭盆会法要を無事に修業出来ましたこと、心より感謝申し上げます。

…さて、皆様のお家の中で、何か昔々の宝物がありますか?とお尋ねしたときに、「私の家には300年前の宝物があります。」と言われるかもしれませんが、家の中にある一番大切な古い宝物は、実は「経本」です。

 今日の法要の中で皆様一緒に唱えて頂いたお経は、今から2500年前、お釈迦様が活き活きと説法をされていた時代のサンスクリット語でありまして、お釈迦様のお悟りすなわち「法=真理(しんごん)」として今も連綿と受け継がれています。つまり、我々が今日読んだお経はお釈迦様の言葉そのままでありまして、そうすると、2500年前のことがそれほど遠い昔のことだとは思えなくなってきます。今もこうして同じ言葉を唱えているのですから、2500年前とはほんの昨日のことだ、ともすると「今」のことだと思えるようになってきます。

「今という 今こそ今が大事なり 大事の今が 生涯の今」

…お釈迦様は、過去でも未来でもなく「今」を生きよと言われました。そして、ただ自己本位に生きるのではなく、少しでも自分の周囲の人に思いやりの心を向け、安心(あんじん)を得る、そういう一日であって欲しいと思いますが、なかなかそうはいきません。「喜怒哀楽」「惜しい、欲しい、可愛い、憎い」にひっぱり廻されて心の平穏を保つことが難しいからこそ、お経を読んでほしいのです。

…お経を読むことは、お釈迦様とひとつになることです。お釈迦様の言葉を信じて自分の心を疑うことなく、他人も疑うことなく、常に怠りなく三つの宝すなわち「三宝(さんぼう) ※」に帰依し、お釈迦様から諭された真理を実行し、それを日々の自己本来の宝として過ごしていくところに本当の心の安らぎがあります。

…平成23年に住職に就任して、来年は10周年を迎えます。本当に檀信徒皆様のご協力と支えがあってこの寳勝寺が復興されていきます。今日は最後に御祈祷を致しましたけれども、その御祈祷もお釈迦様のお気持ちをそのままに伝える「陀羅尼」を中心にお唱えし御祈祷致しました。どうぞ皆様の日々お健やかな生活を心から念じております。    

(令和2年度 盂蘭盆会住職法話より 事務局が編集しました)

※「三宝(さんぼう)」…「仏法僧(ぶっぽうそう)」のこと。仏とは「ブッダ=お釈迦様」のこと。「法」とはサンスクリット語でダーマまたはダルマと言い「真言=お経」のこと。僧とはサンスクリット語でサンガといい「僧侶」のことであり、また「仏教徒」も意味する。

日中友好の朝顔が咲き始めました
2020年 08月 08日

8月8日 早朝のようす

今年は6月下旬に種を植えました「日中友好の朝顔」、その後の長い梅雨の影響で生育を心配しておりましたが、8月を迎え、脇から伸び出したツルもぐんぐんと太くなり、大きなお花が咲き始めています。

日中友好の朝顔

~溥傑氏の愛した朝顔~

清朝最後の皇帝(ラストエンペラー)である愛新覚羅溥儀氏の弟、愛新覚羅溥傑氏(1907-1994)とその妻、浩夫人(旧嵯峨侯爵家令嬢)が毎年愛でられた珍しい朝顔。

【日中友好の朝顔の由来】

溥傑氏の妻・浩夫人が1961年、中国に永住する覚悟で北京在住の夫・溥傑氏の元へ戻るときに、日本から朝顔の種を持参され、お二人で愛でられた。

ご夫妻亡き後は、日本在住の次女・福永嫮生さんの手によって育てられ、「日中友好の朝顔」と命名して今日まで多くの人に分けて来られた。

2012年、日中国交正常化40周年記念の年に、溥傑氏ならびに嫮生さんと親交の深い中川美術館(広島県福山市)館長・中川健造氏より大安禅寺(福井県福井市)の住職へと朝顔の種が伝えられ、兼務する寳勝寺においても毎夏大切に育てられている。

右より 福永嫮生様 中川健造氏とともに

「日中友好の朝顔」の会  / 2016年 大安禅寺にて

2018年8月 / 寳勝寺にて

2020年 8月8日 

朝陽を受ける鮮やかな色彩と白い輪郭の透明感は、本当に神々しいばかりです。これから10月ごろまで次々と咲き続けることと存じます。

大安禅寺バラ園のようす 5/21
2020年 05月 23日

今年もバラの美しい季節がやって来ました。石川県・福井県とも先日「緊急事態宣言」が解除され、福井・大安禅寺では5月25日より、コロナウイルス感染防止対策を徹底しながら寺院の拝観を再開することになっています。(6月恒例の「花菖蒲祭」は、2020年は中止が決定致しました)

上の動画は、2020年5月21日に撮影された大安禅寺バラ園のようすです

上の動画は昨年、2019年6月6日に撮影された大安禅寺バラ園のようすです

住職の「ちょっといい話」でも話題になっている通り、大安禅寺花菖蒲園・バラ園も、入場制限を設けつつ、5月25日から園内の散策が可能となっております。

バラ園ではすでに色とりどりのバラ、クレマチスや四季の花々が咲き始めています。うぐいすや三光鳥、ほととぎす達の鳴き声とともに、清々しい初夏の大自然を満喫しながらどうぞごゆっくりとご参拝ください。(画像はすべて、2020年5月21日に撮影されたものです。)

園内には数多くの品種が植えられており、赤、白、ピンクをはじめ紫やプルー系、レモンイエロー、ペールオレンジ系などの珍しいバラも大きく育っています。見ごろは5月下旬から6月いっぱいです。

バラと共に クレマチスもたくさん植えられています

初夏の美しい緑葉 風知草 と 擬宝珠

足元には ワイルドストロベリーや日々草、セダム、ミントやタイムが活き活きと

大安禅寺ならびに宝勝寺のホームページにて開花状況が随時更新されておりますので、どうぞご覧ください。

令和2年度 春季彼岸会住職法話
2020年 03月 25日

・・・今年のような状況の中で、なんとか「春季彼岸会」の法要を修業できましたこと大変ありがたく感謝申し上げます。本来で あれば中止しようかとも考えましたが、やはりこのような時こそ御先祖供養が大切であろうということで、規模を縮小して修業させて頂きました。

・・・我々の命は昨日今日突然出てきたわけではなく、地球上に生命が誕生してから40億年以上という長い時間をかけて受け継がれてきました。そして今、あまりにも平和な日本で暮らしていると、なかなか差し迫って「死」という ものに直面することがありません。そんな中、東日本大震災そして新型肺炎コロナウイルスが発生する、ある日突然命をおびやかされ、不安を抱えることになる。では、日頃どのような気持ちを持って生きていけば良いのか?という時、「彼岸」の意味が非常に大事になってきます。

・・・「彼岸」というのは、本日の法要で最初に唱えたお経の「摩訶般若波羅蜜多」のことです。 摩訶(マハー)とは『大いなる』、 般若(パンニャー)とは『智慧』、 波羅蜜多(パーラミタ)とは 『彼岸に到る』、つまり 『彼岸に到るための大いなる智慧』を説いた 『心経=大切なお経』 という意味です。 では彼岸はどこにあるのか?というと、今、この場所です。

・・・「我他彼此(ガタピシ)」という言葉がありますが、仏教は本来「自利利他」であり、何よりもまず先祖の恩・父母の恩を忘れずに、供養を通して真の心を捧げることが大切で、この宝勝寺の復興もそこから始まっています。 ふれあいパーク霊苑においても、まず最初に全てのお墓の一霊一霊を丁寧に供養し、全ての祖霊を 「奥の院」にお祀りさせて頂きました。 その霊魂の御力によって現在こうして復興を成し、本日快晴の下、法要を執り行う ことが出来る、その力添えをしてくれているわけであります。「天知る、地知る、我知る」というように、ちゃんと御霊が守っ てくれているのです。自分さえ良ければ いいという考えを捨て、周囲の人そして目に見えないものに対しても丁寧に、思いやりと敬意を持って生きていけるかどうかということが問われているのです。

・・・本日はご供養を修業し、檀信徒皆様のご先祖も大変喜ばれていることと思います。それは“法悦”であり、皆様の心が喜んでいるということでもあります。 どうかひと時でも多く先祖の恩・父母の恩を思い起こす機会を作って頂き、心安らかな毎日を過ごして頂きたいと思います。3月15日 春季彼岸会住職法話より (事務局編集)       

宝勝寺の桜
2020年 03月 08日

2015年3月 の 宝勝寺式台玄関のようす

今年の冬は雪がほとんど降らず、桜も例年よりずいぶん早い開花を迎えそうです。宝勝寺の桜は、以前は式台玄関前庭の1本でしたが、現在は境内に3本、霊苑に1本、合計4本の樹が育っています。

境内整備に伴い、現在は本堂前庭から中庭に移植されているおかめ桜です。5年前と比べてもずいぶん大きくなり、今年も沢山のつぼみをつけています。

咲いた頃の様子 濃いピンク色の花です

この桜の木を移植する際、脇から出ていた若い苗が1本、玄関横の庭に残りました。5年を経て、今年初めてつぼみが付きました。

若い桜が生長中です

今年初めて ちいさな蕾をつけました

4月には庫裡前の枝垂れ桜が咲きます

現在、新型肺炎感染拡大の影響により寺カフェを休止しており、3月の第3週頃より状況を判断しての再開になるかと存じます。一日も早い収束を願うばかりです。

新年明けましておめでとうございます
2020年 01月 01日

令和2年、新年明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。金沢は雪の予報でしたが、元旦の朝はとても穏やかで時折太陽の差し込む一日となりました。早朝からお墓参りの御家族が次々と来寺され、霊苑にも清々しいお線香の香りが満ちていました。

明日からお正月の寺カフェがオープンとなり、初春の飾りつけや沢山のお花を設えて参詣者をお迎えする準備をしました。毎年のことながら、準備をしつつ(今年も一年頑張ろう!)という意気込みが湧いて、新年の心も整っていくという有難いお仕事内容に心から感謝いたしております。

お向かいの竹筆店の奥様から頂いた 餅花 です

剪定された 冬のバラのつぼみを飾りました

寺カフェは明日2日から1月6日(月)まで、休まずオープンしております。ぜひ御来寺頂き、お寺でゆっくりとお正月をお過ごし頂けましたら幸甚でございます。皆様方のお越しを心よりお待ち申し上げておりますとともに、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

チューリップの球根を植えました!
2019年 12月 24日

年の瀬を迎え寺内の大掃除もようやくひと段落しました。一年の終わりに、今日は来るべき春に向けての嬉しい準備を致しました。チューリップの球根植えです。一昨日、北條淳子様から頂いた御品をさっそくに植え込みました。

桃色・黄色・白色・桃白色 大輪の球根です!

いつもは5月中旬から「日中友好の朝顔」で使用するプランターに再び登場してもらい、新土を入れ球根を並べました。外気は大変寒いのですが、球根が暖かそうに見えるのが不思議です。浅めに土を被せました。北條様にはいつも本当にありがとうございます。来年の3月頃には姫水仙が、5月にはチューリップが咲くのを楽しみに今冬を乗り切りたいと思っております!

ふかふかの寝床にて

冬のお花を植えました
2019年 10月 25日

10月も下旬となり晴れの日が貴重な季節となってまいりました。春から晩秋にかけては常に数種のお花が咲いている宝勝寺の庭ですが、冬は鉢植えの花が本当に貴重で、少量でも咲き続けるよう力を入れて準備しています。

また先日には、宝勝寺檀信徒の北條淳子様が「ミニ水仙テータテート」と「すずらん水仙スノーフレーク」の球根をお届け下さり、さっそく育て方の説明書を読みながら植えさせて頂きました。「10月に植えると、2月頃から芽が出ます」と書かれていました。楽しみに、毎日のように覗き込んでおります。北條様には貴重な球根を誠にありがとうございました。大切に育てていきたいと思っております。

水仙テータテート と スノーフレーク

 

現在、開花を楽しみにしている境内の野路菊です

裏庭にて あけびの木塀に沿って小菊が生長中です

南天 と 乙女椿のつぼみ です

酔芙蓉が見事です
2019年 10月 01日

宝勝寺 境内のスイフヨウ

10月を迎え、秋の花が見ごろを迎えています。先日からもお伝えしていますとおり、今年は霊苑側境内の酔芙蓉がとても大きく成長し、大満開となっております。この酔芙蓉ですが、2014年(今から5年前)の夏、住職の奥様が金沢市内の種苗店で小さな苗を買い求められ、山門前のお庭に植えられたのが始まりでした。

宝勝寺に来た頃の酔芙蓉 30センチほどの小さな植物でした

2019年 8月頃

その後、山門前庭ガス管工事や、霊苑改葬中の鉢植え期間を経て、現在の位置に植樹されることとなりましたが、日当たりの良さなどが功を奏したのかぐんぐんと大きくなり、今年は本当に驚くほど大きく成長いたしました。

午後3時頃 花色がピンクに変化しています

白から桃へうっすらと変化する様子は、一日じゅう見ていても飽きることがありません。残暑厳しい今年は特に、夏のような秋のような、独特の風情を感じています。

2本の樹のうち、奥にあるほうは遅咲き?のためか、例年遅れて咲き始めます。花姿も異なり、八重の花が咲きます。まだまだ見ごろが続いておりますので、お近くへお越しの方はぜひいちど、境内の酔芙蓉をご観賞ください。

遅咲きのほうに一輪、大きな花が咲いていました

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