寶勝寺日誌
久しぶりに地面がツルツルと凍り、雪は15センチほど積もりました。今冬は工事関係者の方が大きな機械で一気に除雪してくださるので、本当に有り難いです。また今日は山門から入り口にかけてのアスファルト解体作業が行われるとのことで、写真のようにすっかり綺麗になっています。
午後から解体が始まりました
ただ今はなんとも寂しい風景になっている本堂周辺ですが、土を起こしたからか次々と鳥が飛来しせっせと歩き回っています。アスファルト工事の轟音を気にする様子も無く、街に住む鳥はさすがです。カメラを向けてもマイペース、ジョウビタキという鳥だそうです。
門松で頂いた葉牡丹を鉢に植えました
今日の寳勝寺 山門です。
吹雪のなかを着々と進められていく霊苑改葬工事、いよいよ境内地の整備が始まり、平日は寺カフェもお休みを頂くことが多くなって参りました。(土曜日、日曜日はオープンしています。) 本日は入り口付近の建仁寺垣根がすべて取り外され、地面コンクリートを解体する準備が進められました。建仁寺垣根以前を見たことがありませんでしたので、「なるほどブロック壁があったのか」と新鮮な気持ちで境界を覗いています。
寺カフェの看板も無くなり・・・
寺カフェへの入り口は現在、上の写真のようになっています。いかにも工事現場となるのを想像していましたが、「宝勝寺カフェ」の看板と、「ことじ灯篭バリケード」の色合いが絶妙にマッチしていて、実にお寺らしい工事現場となっています。休日に来訪されるカフェのお客様も、違和感無く入って来られている様子です。
ことじ灯篭バリケード 歴史と文化の街にふさわしい色合いです
霊苑では、暴風雪が吹き荒ぶ中を着々と工事が進められています。
すっかり整備された本堂前庭ですが、白椿やミカン、槿などの樹木は造園業者の方によって丁寧に剪定され、仮移植されています。新しいお庭の完成を楽しみにしながら、事務作業に励む毎日です。
お正月からの連日の陽気に、北陸の冬真っ只中であることを忘れそうな毎日です。幸い(?)今日は夕方の雪カミナリ、明日から一週間は雪マークが続いています。暮らしは不便になりますが、準備した融雪パイプや屋根雪除けの三角トンネルがいよいよ出番を迎え、嬉しい気持ちもあります。そしてあいにくの荒天ですが、この1月16日から本堂前庭の工事が始まり、まず初めに樹木草花の移植や伐採が行われることになっています。
本堂前庭 白梅の木
お寺の歴史とともに造られ、また、この三年を懸けて住職と奥様が整備されて来たお庭ですが、参道の補修とともに山門前からのお庭も改めて整備されることとなりました。まもなく仮移植される桜や梅、山椒の木の枝ぶりを見つつ、新しいお庭に思いをはせているところです。
もともとは鉢植えだったものを、花みずきとともに奥様が地植えにされた「梅の木」ですが、八方に新しい枝が伸び本当に大きくなりました。2年前は130センチ位だったのが、今年までに枝がグーンと伸びて、屋根に届きそうな勢いです。
地植えにされた当初の、2月頃のようす
今年のようす
まるで剣のような凛々しい枝ぶりに、自然のダイナミックさを感じます。陽気に誘われて早々と花も咲き始め、工事の進捗を見守っているようです。
謹奉賀新年
新年あけましておめでとうございます 本年も何卒宜しくお願い申し上げます
晴れやかな元旦の朝を迎えました。一月一日の寺町はとても静かです。時折、近くの神社へ初詣に参られる近所の方が歩いて門前を過ぎて行かれます。寳勝寺では、近くにお住まいの檀信徒様はじめ隣近所のお家の方々が新年のお参りに来られ、また寺内は明日からオープンするお正月寺カフェの設えの準備が進んでいます。
寳勝寺・寺カフェは1月2日よりオープンとなります。(1月6日はお休みです。)お近くへお越しの際はぜひ御参拝下さいませ。お正月の雰囲気いっぱいに皆様をお迎えしております! 本年も相変わらぬ御法縁を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
一昨日、降りしきった雪は瞬く間に溶けてしまいました。あわてて融雪パイプを準備しましたが、まだしばらく余裕がありそうです。今冬は本堂前庭の二本の白椿が蕾を沢山つけており、次々と咲いています。昨年ほとんど咲かなかったのは、今年の準備の為だったのですね。
寺カフェの一輪挿しに、毎日新しいお花を貰っています。
12月も中旬を過ぎ、まもなく新しい年を迎えますが、先日新しいお守りが登場しました。”しあわせを呼ぶ「福おとめ」”です。シンプルな姿形ですが見たり触れたりしていると不思議と心が安らぎます。
いつもおそばで幸福を呼ぶ、福おとめです。
年末年始、御参拝の皆様や寺カフェ御利用のお客様にもおすすめしていきたいと思っております。また寺カフェは年末23日から(元旦を除き)1月4日までオープンしています。初詣に、またお近くへお越しの方はぜひお立ち寄りくださいませ。
日々寒くなり、本日とうとう全室に暖房を設えました。毎年「今頃から暖房に頼っていては冬を乗り切れない」と思うのですが、秋の寒さは身に沁み、なにより寺カフェのお客様には暖かく過ごして頂きたいと思い、朝から石油ストーブを運び出しました。お客様にはお寺ということもありそれほど期待しておられないようですが、「よかったー、暖かい!」と安心されている様子を伺うと、とてもホッとします。
近頃は外国人の旅行者も多く、ある時は「ここは海外では・・・?」と思うほど全席が外国人観光旅行者でいっぱいになる日もあります。皆様、禅に大変興味が有り、展示されている住職の墨蹟について説明を求められるなどしどろもどろになっています。日頃から色々と準備しておかねばと反省しています。
夏のあいだ不在がちだった近所の猫が、寒くなって、また中庭に戻って来ました。先日は六斗の広見あたりで見かけましたので、ずいぶん広域に行動しているようです。霊苑の工事も着々と進み、忙しい毎日ですが、相変わらず縁側でゆったりしている姿にとても癒されています・・・。
今年の初収穫です。
10月となりました。随分涼しくなり、朝顔も少しずつ落葉しています。今年もまた沢山の丸々とした種が実り、初収穫中です。七月から咲き始めた日中友好の朝顔ですが、いまだ名残花が咲き続けています。秋の草花の中に、葉の黄色くなった朝顔が咲いているのもとても素敵です。
白ほととぎすが咲き始めました
今年は丸い鉢にも日中友好の朝顔を植え、玄関に飾って楽しませて頂きました。こちらにも大きな種が実り、収穫を楽しみにしていたのですが、一晩にして、なんと葉っぱが全て無くなっていました…。
夏ごろの様子
今朝の様子
10月1日の朝から思わず「えー…、」と狼狽えてしまいました。油断していた隙に、青虫に食べられてしまったようです。しかし本当に一晩です。なんという食欲の秋。
注)青虫は居ませんでした。
慌てて周囲の植木鉢にお薬を散布しましたが、種は充分結実しているようなので、このまま見守りたいと思います…。
式台玄関にて
雨の寺カフェです。シルバーウィークながら今日は人通りも少なく、しずかな休日となりました。境内に響くのは雨だれとカエルの鳴声ばかりですが、どこから聴こえて来るかと言いますと・・・
看板の上のほうの・・・
ちょこんと顔が見えています・・・
こんなところに鎮座しておられました。
お客様は誰も気づいておられませんでしたが、なるほど雨も適度にあたり、風をしのぐには良い穴場です。今日はお休みでしたが、雨の合間をぬって霊苑の御骨上げも進んでいます。
広小路の大通りより
まもなく歴世塔や歴代住職墳墓の御骨上げが行われます
本日夕方4時、寳勝寺応接室にて
シルバーウィーク初日となりました本日、夕方には地元高校の放送部に所属されている学生さんが来山されました。というのも、高校生放送コンテストの県大会に出品するドキュメント映像作品として、寳勝寺と寺カフェそして住職へのインタビューの様子を取材されたいとのことで、今日はその撮影のための入念な打ち合わせが行われました。
メモを取りながら、熱心に住職のお話しを聞かれるお二人
寳勝寺が創建された当時の縁起や、歴史の変遷、住職が兼務することになった経緯、寺カフェや地域とのつながりなど、お話しは多岐にわたり、学生の皆さんも色々とコンセプトやアイディアが浮かんでおられる様子でした。取材と撮影は明後日行われる予定となっています。良い作品となりますように、ご協力させて頂きたいと思っております!
いよいよ満開となりました日中友好の朝顔です。お盆を過ぎ涼しくなってきたためか、連日大きな花を咲かせ夕方まで元気に咲いています。
丸い鉢に植えた朝顔も、花を咲かせ始めました。山門の前や式台玄関など、あちこちに飾り、寺を訪れる皆様にもとても喜ばれています。七月下旬に植えたものはまだ咲き始めです。九月の中頃まで咲き続ける事と思います。
大きく咲いても小さく咲いてもとても可愛らしく、葉の形も魅力的で毎日楽しみに観賞しています。お近くへお越しの折には、ぜひお立ち寄りください。
写真から飛び出してくるような、鮮明な紫紅色です!