寶勝寺日誌
現在、本堂正面側の屋根修復が急ピッチで進められています。特に向拝(本堂正面入り口部分)の下屋や天井部分が、時間をかけて補強されています。
向拝の天井部分に、新しい天井板が取り付けられました
上の画像は修復以前の様子です。大小様々の板が張り合わされ、穴の開いた箇所もありました。
大工師の岩内様です。
下地の工事も、あと少しで終了です
本日の住職ブログにも登場しておりましたが、寺内では「式台復興工事」に先立ち、御手洗いの工事が始まっています。
本堂・上の間の奥で、長らく物置となっていた場所が寳勝寺の本来の御手洗い所です。これまで板が敷いてあったため存じ上げませんでしたが、物が撤去された後からは以前の様式を知ることが出来ました。今にも崩れ落ちそうで近づくことも出来ませんが、市松模様のお洒落なタイル張りです。この場所の外、窓下には沢山の立派なドクダミ草が群生し、昔むかしから東司だったことが伺えます。・・・屋根の工事も着々と進んでいます。
中庭側では新しい屋根瓦が整然と並び、ひときわ輝いて見えます。内陣や位牌壇では再三雨漏りが起きていましたが、本当にひと安心です。
向拝の屋根
さらに庫裡側です
日曜日のため工事はお休みとなっている本日は、朝から山門前の門松を片付け、午後は今春から本格的にスタートする住職法話のパンフレットを作成していました。「楽く楽く法話!」というタイトルの如く、楽しい雰囲気にしたいと思っておりますが・・・
時間の経過と共に変化しづつけております。すでに没となったパターンも数種、静かな寺内での静かな作業です。明日も引き続き頑張って参ります。
式台工事の打ち合わせをされているようす
1月も7日を過ぎ、宝勝寺の第二期修復工事は着々と進められています。まもなく式台と御手洗いの工事が始まるとのことで、今日はその打ち合わせが行われていました。いよいよ庫裡側も工事現場となりつつあります・・・。
寺の周りに巡らされた足場を通り、本堂正面側の屋根のほうへ向かいますと・・・
このような状態になっています。
新古混合の材木 狭く細い足場を軽やかに移動する大工師の皆様
霊園の前に、新しい瓦が積み上げられています。
新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。年末からの大雪で、寳勝寺もすっぽりと雪に覆われてしまいました。3日の夕刻には、郵便屋さんの年賀状を届けて下さった足跡が残るのみの境内で、雪除けに専心しました。
ふかふかの雪を、ママさんダンプで運びます
本堂付近は、屋根からの落雪で、小高い丘のような雪山が出来てしまいました。お正月休みにもかかわらず、ご近所の家々も皆様、除雪に励んでおられます。平成27年のお仕事始めは除雪からスタートとなりました。
静かな大晦日です。本堂内は工事中で防護シートに包まれているため、台所の中央と、韋駄天様の真前に鏡餅をお供え致しました。平成26年も年中行事や催事をはじめ毎日を無事に送ることが出来ましたこと、本当に感謝いたしております。来る平成27年はまた新たな出発点として精一杯尽力して参りたいと思っております。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
年末年始の悪天候の予報が信じがたいような、晴れの朝となりました。寳勝寺では今日も早朝から本堂屋根修復工事が進められており、瓦屋さんの車両が列をなして新しい屋根瓦を搬入されています。そんななか、山門脇に準備されているこちらの植物・・・、到着を心待ちにしておりました! 大安禅寺御用達・小森庭園の末政さまより寳勝寺へ御寄進賜りました一対の門松の為の、松竹梅、南天、ハボタン等々です。
今朝は住職により、寳勝寺山門に門松が組み立てられ、豪華に設えられました。
竹の高さを調整しながら、砂を投入しておられます。
梅、松、南天、葉ボタン等々、枝振りとバランスを見ながら挿していきます。
もう片方の門松とのバランスを調整
徐々に雨天になりましたが、黙々と進んでいきます。門前通りには妙立寺様を参拝される多くの観光客が往来し、門松の設置を興味深くご覧になりお正月の雰囲気を味わっておられる様子でした。
最後に、鉢の周囲をムシロで包み、棕櫚縄で留めます
隙間なく敷き詰めます
豪華な門松が完成しました!
山門には注連縄をお飾りし、準備が整いました。その後、住職が山門至福のお経を唱えられました。
静かにお経を唱えられる住職。既に雨が降り始めていました。
末政さまには、立派な門松を御寄進頂きましたこと心より厚く御礼申し上げます。
お昼には、前田様ご夫妻が年末のお墓参りの為お越し下さり、住職と久しく御歓談下さいました。前田様にはいつもご遠方より御来山下さり、また、ご法縁を頂いております事に深く感謝申し上げます。
ひととき激しく降った雨も、お墓参りの際には不思議と治まり、年の瀬の心温かなご供養をなされました。大変おつかれさまでございました。
今回は、平成二十七乙未年のひつじの「干支色紙」が出来上がるまでをご紹介させて頂きます。毎年、住職が師走から立春にかけて書かれている干支色紙ですが、西暦二千年の巳年から始まり、すでに干支を一周して巳、午、未歳を迎えられるそうです。
大安禅寺のアトリエにて / 平成26年12月27日
穂先が、もこもこの柔らかい羊毛を表現されます
微妙なアイラインです
独特の朱色がはいり、羊の純白が際立っていくようです
完成した羊の図。金の顔彩も塗られ、お正月の豪華な干支色紙が完成です。
「遊戯三昧」 干支図
本日の宝勝寺本堂、寺内のようすです。屋根修復と同時に、軒先に使用される化粧板の塗装が行われています。金槌や工具の音とともに、寺内も本格的に工事現場の様相です。
本堂の正面玄関階段から
本堂の正面玄関階段から上を見上げると、軒先の古い板が撤去されています。寺内で塗装作業中の化粧板は、この軒先に張られるとのこと。同じく軒先に使用される木舞も運び込まれ、黙々と作業が進められています。