5月, 2023年
第3574話
沙羅双樹 / 寳勝寺本堂前庭
5月最終日の本日は清々しく爽やかな天気に恵まれたなか午前10時半より「楽く楽く法話」が実施され、兵庫県より来寺された民生児童委員協議会の約20名の皆様が参加されましたが、本当に久しぶりの法話となりました。
午前10時半より「楽く楽く法話」が行われました
ここ数年はコロナ禍にあって長らく中断していただけに、法話が再開され感慨無量の気持ちになりました。約30分ぐらいの法話でしたが、最近の話題も含めて楽しくお話し出来たように思います。
兵庫県より 民生児童委員協議会理事の皆様が来寺くださいました
先般友人との昼食会でお世話になりお知り合いともなった、金沢駅前に店を構える「高崎屋」の高崎様も来寺くださり、皆様と一緒に法話を聞かれたあと応接間で歓談しましたが、6月にも「楽く楽く法話」が予定されており今後は少しずつ復帰していくように思います。
「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」と唱和し、合掌されているようす
本日は御来寺くださり、誠にありがとうございました
< 荒木芳栄さんの作品集より >
法話終了後、高崎様と歓談いたしました
さて明日から6月水無月(みなづき)を迎え、3日には毎年恒例の金沢百万石まつりが開催されます。法務により寺カフェは休業となりますが、お時間ございましたら是非お祭りを見学に来ていただきたいと思います。「六月清風を聞かば人間恐らく値なからん」との道語の如く愈々本格的夏を迎えていきますが、熱中症にはくれぐれもお気をつけてご自愛ください。友峰和尚より
第3573話
明日行われる「楽く楽く法話」の準備をしました
月日の過ぎゆくのが早く感じるのは歳のせいなのかそれとも地球の回転が昔より速くなったのか定かでは有りませんが、いずれにしても明日は5月の最終日。久しぶりに明日の午前10時半より「楽く楽く法話」が予定されており、コロナ禍にあってずいぶんと長きに渡って中止されていた経緯が有り本当に嬉しく思うものです。
アスチルベ / 寳勝寺玄関にて
金沢市内の各有名観光地はコロナ禍以前の賑わいを見せ始めてはいるものの、大型バスを連ねての団体旅行客はまだ少ないように思います。来年春に北陸新幹線が福井県敦賀駅まで沿線開通予定となっている関係もあり、地元への更なる観光客の増大が期待されているようです。
以前にカフェをお手伝いくださっていた皆さんが ご挨拶に来てくれました
さて本日は寺カフェは休業日でしたが、午後から兼務寺院に関する懇談が予定されていたため休日を返上して資料準備をしていたところに、以前カフェの手伝いでお世話になっていた方々が突然来寺されしばし歓談の席となりました。
桂岩寺様が来寺くださいました
お寺は人とのご縁を結ぶところゆえの現象なのかも知れません。お客様は神様です!いやいや仏様です!皆さんの元気な姿を見るのは本当に嬉しい事です。どうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
第3572話
昨夜から降り続けている雨は今日も降り止まず終日雨模様のお天気となりましたが、季節は梅雨時期を迎え今後は長雨が予想されます。午後に墓前供養が予定されていましたが、降りしきる雨のため急遽本堂でのご供養諷経となり終了後、墓前にて開眼入魂儀が行われました。この時期の雨は強い風を伴い時折横殴りに降ってくるため、苑内のテントもずぶぬれ状態です。霊苑スタッフ皆様にはいつも丁寧な雨対策をして頂き感謝するばかりです。
本堂での御法要の後、霊苑にて墓前供養諷経をいたしました
午前中には兼務寺院・瑞光寺(本多町)に出向き現状を視察して来ましたが、本堂裏手側の大木が年々生い茂り実に頭の痛いところです。和尚が兼務する寺院は金沢4カ寺ですが、それぞれに寺院運営上色々な問題を抱えているだけに知恵を絞る日々が続いています。
今月もあと2日を残すのみとなり自室周辺の整理整頓をしましたが、これまでお世話になった冬物の衣などを夏物と入れ替える作業をしました。どうも気温が定まらないこの頃ですが、季節の変わり目でもあり着る物には気を使います。縁側で気持ちよさそうに昼寝する野良猫の姿を愛らしく感じた雨の禅寺風景でした。友峰和尚より
第3571話
「日中友好の朝顔」 次々と双葉が出ています
朝顔の季節を迎え、先日職員が卑山の風物詩ともなっている「日中友好の朝顔」の発芽した種を植木鉢に植えましたが、今後の成長を楽しみにしています。ここ数年日中関係が思わしくなく大変心配ですが、朝顔は毎年立派な花を咲かせ来寺くださる方の眼を楽しませています。
昨年7月下旬のようす
この朝顔も広島県福山市在住の中川美術館館長・中川健造氏より種を分けて頂いて以来、約12年になります。この間、多くの方々に種をお分けし各所で立派な花を咲かせており、朝顔の開花を通して日中友好を願っているものです。
福永嫮生様 と 中川健造様 とともに
中川健造様御夫妻 と 武藤靖様御夫妻 とともに / 2019年8月
本日11時より 墓前にて御供養諷経が修業されました
さて本日も墓前年忌法要を修業しましたが、ふれあいパーク霊苑内の色々な草木が初夏の風を受け実に気持ちよさそうにたなびいている姿には本当に気持ちが安らぐものです。ふれあいの心は人々との交流のみならず自然の営みとも親しくなっていきます。
夕刻には(株)ココ・プランニングの中本隆久会長が来寺され、こちらも久しぶりに時を忘れての楽しい歓談の席となりました。まもなく6月水無月(みなづき)を迎えますが、梅雨入り宣言ももう間近に迫っているようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
金糸梅 キンシバイ
第3570話
日中友好の朝顔が発芽しました
疲れはしばらく日にちが過ぎてからどっと来るもので、今日あたりは身体がおも怠く、それに加えて気温が26℃と高くなり、身体全体がこわばりまるで岩石のような感じがしました。毎日身体を動かすことが求められていますが参詣者の対応が続きますとそれも叶わず、気がつけば1日に約600歩ぐらいの時もある位ですから意識的に運動を取り入れる工夫が必要のようです。
本日は午前午後とも墓前供養を修業しましたが、読経のおかげで身体よりもノドの運動だけは十分に機能を満たしているように思います。今月もあと残り少なくなって来ましたが、予定されていた多くの法務が全て順調にクリアできたのも偏に健康のおかげです。
本日の墓前御供養諷経にて
アメリカ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が日々素晴らしい活躍をされているのは毎日の心身トレーニングを欠かさないで励行されていることに有るそうですから、本当に頭の下がる思いがします。和尚にとって1ヶ月1ヶ月が一生の如くに精進する毎日です。頑張って参りましょう! どうする友峰!頑張るしか有りません! 友峰和尚より
第3569話
ヤマモモソウ
蒸し暑い一日となりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。5月も残り少なくなって参りました。光陰矢の如しで本当に月日の過ぎゆく早さを感じますが、それだけに一日一日を充実させていきたいと願っています。昨日までは静岡県と愛知県名古屋市に法務の関係で行っており、朝方目を覚ました時は寳勝寺にいることを不思議に感じたものでした。年齢とともに記憶や感覚もずいぶん劣るものだと感心します。
寳勝寺玄関にて 西川氏とともに
午前中には、大安禅寺でのテレビ取材や報道でこれまで大変お世話になった元・福井テレビジョン放送(株)営業部の西川氏が来寺くださり、地元北陸朝日放送・元会長の古田氏と一緒に昼食しながら楽しく歓談しました。昨日までの緊張感も融け、久しぶりにゆっくりとした時間を過ごすことが出来たように思います。人生次々と色んな出会いが生じますが、どのご縁も大切にしながら丁寧に懇親していきたいものですね。
大安禅寺にて / 創建当初から伝わる白蓮が育つ池 と 花しょうぶ園
副住職による 花菖蒲園の整備
それにしましても静岡県浜松市での住職研修会に参加された若き青年僧との対話ほど楽しく充実する時間は有りません。和尚も75歳を過ぎスクラップになりかけの老兵(僧)ながら、いまだに講師として招請されることに心から感謝したいと思います。幾つになっても勉強と言われるように、講話をするたびに勉強になる今日この頃です。友峰和尚より
第3568話
浜名湖ロイヤルホテル
静岡県浜名市・浜名湖ロイヤルホテルでの朝を迎えました。宿泊された住職ならびに副住職皆様と歓談しながらの朝食となりましたが、昨日の講話内容に興味を持たれた副住職様からも熱心な質問を受け大変嬉しく思いました。寺院に於ける今後の運営方法などについて具体的例を挙げて分かりやすく話しましたが、NHK大河ドラマでは有りませんが「どうする住職‼️」と問題提起をさせて頂きました。なかなか難しいことでは有りますが、須く精進努力の積み重ねこそ寺院運営の活路を見出すものと願っています。
圓光寺様にて (株)エムエムシーの大竹社長とともに
「 尾張 萩の寺 花楽苑 」
朝食後は一路名古屋へ向かい、駅まで迎えに来てくださっていた(株)エムエムシー大竹将人社長の案内で稲沢市・圓光寺様を訪ねました。圓光寺様はこの4月に樹木葬の霊苑「尾張 萩の寺 花楽苑 からくえん」を開苑されており、その視察を兼ねてご挨拶に伺いました。
圓光寺の書院にて 御住職、副住職と歓談しました
副住職が出迎えてくださり苑内を視察した後、書院にてこれまでの経過説明など歓談しながらおもてなしの美味しいお茶を頂きました。住職が法務から戻られたのち本堂にて一緒に諷経を申し上げましたが、数年前に本堂を全面修復されたとのことで禅寺そのものに荘厳な雰囲気を醸し出していました。
圓光寺様の本堂にて 御住職と一緒に諷経を申し上げました
本堂の左手より今回新しく改葬された花楽苑の庭園墓地が眺められ、大変癒されました。視察後は圓光寺住職より今後の計画など拝聴し、大竹社長を交え宝勝寺ふれあいパーク霊苑の現状なども伝えながら懇談しましたが、実に楽しい交流のひとときとなったようです。
大竹社長のご厚意で名古屋駅まで送ってくださり一路金沢に戻りましたが、今回の1泊2日に渡る静岡西教区住職研修会講話ならびに圓光寺様拝塔は大変意義のあるものであったと満足しています。やはり仲間達とのひとときは楽しく、充実した時間を過ごせたことに感謝する一日となりました。友峰和尚より
第3567話
静岡県浜松市西区雄踏町 浜名湖ロイヤルホテルからの風景
午前7時過ぎの電車と新幹線で一路静岡県浜松市に向かいました。浜松駅では龍梅寺新命和尚様がお迎えに来てくださっており、車で会場の浜名湖ロイヤルホテルに入り御挨拶後は控室で講話の確認をしました。以前、浜松市西区雄踏町宇布見の法雲寺様落慶法要にお伺いした時以来で、本当に懐かしいかぎりでした。
令和5年度 臨済宗妙心寺派 静岡西教区住職研修会
午後2時40分より約1時間半に渡って「一華五葉を開き、結果自然に成る~寺院の今後を考える~」と題してお話しさせて頂きました。会場には静岡県西教区の御住職並びに副住職様60数名が出席されての教区住職研修会で、大学時代の先輩後輩や修行時代の仲間など沢山参加されており、久しぶりの再会を大変嬉しく思ったものです。久しぶりと言っても約50年ぶりに再会する住職もおられ、正直あまりの変わりようになかなか思い出せなかったのも事実です。
hamamatsu-daisuki.netから引用させていただきました
浜名湖の東岸に位置する雄踏町宇布見は福井藩主・結城秀康公の産まれたところでもあり、先般NHK大河ドラマ「どうする家康」では秀康の母、松井玲奈さん演じる“お万の方(のちの長勝院)”が登場していました。実に不思議な話ですが、日曜夜にたまたまテレビをつけたところ偶然そのシーンが放映されていました。その宇布見・中村源左衛門の家でお万の方が秀康を出産したわけですが、現在その家屋は重要文化財として一般公開されています。とにかくあまりの縁の不思議さには驚いてしまいます。
重要文化財中村家住宅/浜松市 (city.hamamatsu.shizuoka.jp)
さて講話も無事に終了し、夕刻からは皆様との懇談の席となりました。今晩はゆっくり休息して、明日は午前中に愛知県稲沢市・圓光寺様を拝塔することを楽しみにしています。頑張って参りましょう!友峰和尚より
第3566話
一瞬初秋を思わせるような涼しくて爽やかな一日となり、身体をゆっくり休息させることが出来ました。明日は午後2時半より、静岡県浜名市・浜名湖ロイヤルホテルにて開催される「静岡県西教区住職研修会」に講師として出席予定のため、本日の休寺日を利用して講話内容の最終確認をしました。
通訳士の三井様が 来寺くださいました
午前中にはフランス・パリから一時帰国されている三井様が寳勝寺に来寺くださいました。以前、パリの“ギャラリー・メタノイア墨蹟展”およびサンリス市“アートサクレ芸術祭”での通訳を担当してくださり、本当に久しぶりの御目文字で懐かしさもあって楽しい歓談の席となりました。
2019年4月 仏 サンリス市「アートサクレ芸術祭」にて
文房流晴心会野口支部・野口翠智先生と御弟子の方々による御茶会が行われました
芸術祭期間中、三井様が専属で通訳をしてくださいました
三井様は通訳業の他にも日本国内の民泊施設などを紹介する仕事もされており、今後新しく企画が予定されている「寺泊」についても興味を持たれ、野町・少林寺にて堂内設備の視察をされました。
本日、寳勝寺の喫茶室にて
少林寺の堂内を視察されているところ
コロナ禍も収束に向かい金沢市内の有名観光地はコロナ禍以前の賑わいを取り戻している中、外国人観光客に人気のあるプレミア付きの民泊に需要が増えているとの事。寺院の新たな活用方法を模索する中での視察となったようです。
この度は遠方より御来寺くださり 厚く御礼申し上げます
静かな佇まいの中に有る少林寺は禅寺としての荘厳な雰囲気を兼ね備え、寺泊を希望される方には坐禅体験と早朝の読経がカリキュラムに取り入れてあります。皆様もいちど禅寺一泊体験をしてみませんか?きっと新たな自分との出会いと発見があること必定です。友峰和尚より
ふれあいパーク霊苑にて / 金沢美大2年 栗原さんによる撮影
第3565話
少林寺本堂前の 菩提樹
野町・少林寺の菩提樹の木が老朽化し倒木の恐れがあるため伐採することにしました。年季の入った老木だけに懇ろに御祈祷を修し、後日伐採する予定です。すでに立派な葉を茂らせており、葉っぱの一部を押し葉にして記念に保管しておこうと思っています。
伐採するにあたり ねんごろに御祈祷をしました
本日午前中に行われた 納骨法要のようす
午前中は曇り空でしたが夕刻には雨模様となり、本日は黄砂注意報が出ていただけに有難い雨となったようです。このところ墓前供養が続いていますが、初夏の小鳥たちがしきりに鳴き読経の声とコラボして実に絶妙なタイミングで美しい声を披露するかのようでした。和尚も連日霊苑内での読経三昧となっているので、小鳥たちもそれを承知して和尚に合わせて合唱しているのかも知れませんね。
「 □△〇 」 渓仙 書
最近は外国人観光客の方が必ず寺カフェに来られますが、一様に歴史ある堂内の雰囲気を楽しんでいるようでした。特に床の間の掛軸に興味を持たれ、沢山写真を撮っている姿が印象的です。掛軸の言葉どおり「無一物中無尽蔵 花有り月有り楼台有り」の好時節! 大いにリフレッシユして参りたく思うものです。友峰和尚より
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