和尚のちょっといい話
和尚の同級生 北さん
故郷に戻るやいなや同級生の北さんから電話があり、蕎麦を打ったから今すぐ持って行きますとの要件でした。いやはやなんとも有難いことでしばらくして自家用車でやって来られ、十割蕎麦10人前を自家製出汁付きでくださりしばらく松雲の間で歓談しましたが、久しぶりの御対面で長話になってしまったようです。
北さん御手製の十割蕎麦で作った おろし蕎麦
話はそこで終わらず年中行事修業中の間に再び手作りの大根と山芋を届けてくださり、至れり尽くせりで嬉しいやら有難いやらで和尚感激!!さっそく夕食に妻が茹でて福井名物おろし蕎麦と天ぷら蕎麦を頂きました。
美味しいそばつゆ
北さんの話では蕎麦打ちも約25年ぐらいになるそうで、腕の確かな事は食べてみて納得いたしました。福井は「名物と言えば“蕎麦”」と言われるほど人気があり、趣味で蕎麦を打つ方が多くおられることでも有名な県でもあります。北さんからのおもてなしご馳走様でした。
アトリエから望む 白山連峰
さて鏡開きは11日でしたが元旦に鎮守堂に供えた鏡餅を明日にはお下げして雑煮にして頂き、健康安心を念じたいと思っています。友峰和尚より
大安禅寺の地元 田ノ谷町にて 新年の左義長が行われました
早朝の午前6時より地元田ノ谷町の左義長が行われ新命和尚が御祈祷諷経に出頭し、午前10時からは新年大般若御祈祷会が厳修され引き続き檀信徒総会が開催されました。
令和7年度 修正大般若御祈祷会
本日は好天気に恵まれ本当に穏やかな日和となる中、今年一年の檀信徒各家 家内安全・身体健全・家門隆盛を祈願する御祈祷会を無事に円成することが出来ました。
創建当初から伝わる「般若経」を転読し、一年の無事平安と繁栄を祈りました
檀信徒総会にて
御祈祷会終了後檀信徒総会に入り年頭の御挨拶を申し上げたのち、令和8年5月16日(土)に新命玄峰和尚の晋山式挙行が予定されているため今後の段取りや晋山式準備に対するご協力のお願いと現在進行中の修復工事進捗状況と浄財勧募に関する説明などが行われました。また本年度より責任役員総代に酒井清章氏が新しく就任されることが承認され、午前中に無事総会を円成出来ましたこと檀信徒皆様には深く感謝申し上げます。
これからは来年の晋山式に向けてよりいっそう緊張感を持って精進努力して参りたく思います。檀信徒皆様には本年も何卒倍旧の御法愛を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。友峰和尚より
明日の午前10時より今年最初の行事となる「修正大般若祈祷会並びに檀信徒新年会」開催を前に本日は蒔田総代による会計監査が行われ、引き続き藤田総代と愈好亭にて年頭の御挨拶と茶礼をしながら新命和尚より新年度計画についての説明を受けました。
今朝、大安禅寺のアトリエにて 藤田通麿総代とともに
心配された降雪も一服して時折陽の差す穏やかな一日となり、昨日までの荒れ模様の天気が嘘のようです。修行道場の言葉に「寝忘れ」という特異な言葉がありますが、昨晩は久しぶりに自坊での就寝で今朝方は5時に起床しようと思っていましたが7時半まで爆睡してしまいました。
午前9時に藤田総代が新年の御挨拶に来られる予定でしたので急いで部屋を整えましたが、やはり故郷は気持ちが緩むせいかなんとも母親に抱かれる赤子のような気分に浸れるものです。
愈好亭にて年頭の御挨拶 新命和尚より新年度計画についての説明がなされました
左側から 蒔田総代 と 藤田総代 です
禅語に「放下着(ほうげじゃく)」とあるように和尚の生まれた故郷での日常はまさに「放下着」で心地よい安心感を覚えます。成る程!歳を取ればとるほど世の中の道理がよく見えてくるもので、77歳ともなれば日々「放下着」の心境で過ごして参りましょう! 故郷はいいですね!最高です!明日の大般若御祈祷会では全身全霊で「放下着」を実践したいと念じています。その意味は「なにもかも捨て切ったところが安全安心である」。ごもっともごもっとも。友峰和尚より
早朝よりふれあいパーク霊苑スタッフ皆様が総出で境内と霊苑の除雪作業に当たり、今年に入って初めての除雪作業となったようで本当におつかれさまでした! 和尚は本日自坊に戻るための準備で手伝う事が出来ませんでしたが、出発する前に御慰労の茶礼を催して御礼の言葉を述べました。今年は昨年と比べて今のところ降雪は少ないようで、除雪機の登場も無く助かっています。
霊苑管理事務所スタッフの皆様と 慰労の茶礼をいたしました
大安禅寺 境内にて
一路新幹線で福井に向かいましたが、福井市内にはかなりの積雪があり大安禅寺に着く頃は更に雪に覆われていました。到着後にさっそく新命玄峰和尚の案内で修復工事現場を訪ね、文建協・高木現場主任より修復に関する説明を受けました。室内の建具である襖や扉などの骨組みの復元が進んでおり、更に完成時の姿に近づきつつあるようです。
文化財建造物保存技術協会・高木現場主任より修復に関する説明を受けました
アトリエからの冬景色
現場視察を終え自室に戻る途中の冬景色は見事で、この時季の山々の風景は実にダイナミックで清々しく気持ちが引き締まる思いでした。素晴らしいですね! 四季折々の風情を見せる大安禅寺渓谷一帯の冬景色は別世界です!さて大安禅寺で過ごす時間を心より満喫して参りたく思うものです。友峰和尚より
強風で右へ左へと うな垂れる竹
寒冷前線の通過で本日は台風並みの強風が吹き荒れた一日となり、境内の立木や竹が倒れんばかりでした。幸いに大雪とはならず雨模様の天気でしたが、今晩から再び大雪の心配がありそうです。あまりの強風に寺町界隈からは人影が消え外に出るのも恐ろしいくらいで、時折けたたましくサイレンの音を響かせて消防車が走り去って行き尋常な状況では有りませんでした。
終日寺内に留まり依頼されていた残りの干支色紙描きをしましたが、あと少しで目標枚数を達成出来そうで昨年より半月ほど早く進んでいるように思います。
名鉄観光北陸支店の若松様 年始の御挨拶に来寺されました
1月12日(日)午前10時より大安禅寺にて「修正大般若祈祷会並びに檀信徒新年会」が開催されるため明日は自坊に帰山する予定をしていますが、愈々本格的に法務始動となります。山門前無電柱化工事のためしばらく通行止めとなり4日間ゆっくりと静養することが出来、おかげさまで体調良し!気分良し!で気力も充実し新たなチャレンジ精神が湧いてきました。やはり休息は大事ですね。心機一転、頑張って参りましょう!!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
「 一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま 」 令和乙巳 渓仙 書
NHK大河ドラマ「べらぼう」の第1回が先日放送されさっそく楽しみに観ましたが、前回の「光る君へ」と同様に全編を是非観たいと思っています。と言うのもドラマの舞台となるのが江戸時代18世紀後半の最も江戸文化が花開いた時代であり、また大安禅寺や宝勝寺が建立されたのが江戸初期1631年~1658年ですから猶更のこと興味津々の面もちです。
蔦屋重三郎の書店「耕書堂」 葛飾北斎 画
一般的には江戸時代といっても今の生活からは想像もできませんが寺院となると別で、現在も創建当初のままの建物の中で日々生活している現状からも、もっともっと江戸時代の生活を知りたいと思うものです。第1回目からドラマのストーリー展開が実に面白く、俳優も若手から重鎮まで登場し見事な演技を見せています。
ドラマを見るだけでは今少し情報が不足するため本日は近くの本屋さんに出向き、大河ドラマ「べらぼう」に関する本を3冊買い求めました。寺に戻って読んでみましたがドラマの内容や江戸時代の市民の生活風景などがわかりやすく解説されており、次回からの放送を楽しみにしています。
本日も 無電柱化工事が進められています
さてニュースでも伝えられていますが北陸地方は大雪になるとのことで、大変心配しましたが今のところは大丈夫のようで安堵しました。今日の「ちょっといい話」は、和尚も大雪となれば除雪に日々追われるだけに降雪の少ないのは本当に助かります。天気予報と睨めっこの今日この頃となっていますが、高齢者の皆様には屋根雪降ろし作業はくれぐれも十分に気をつけてください。「注意一秒、怪我一生」です。ご用心!ご用心! 友峰和尚より
強風のなかで 融雪の準備をしました
北陸地方に於いてこの時季に雪が降らないわけがありません。今年の新年は雪の無い穏やかな幕開けでしたがそれも今日まで、明日からはこの冬最大の寒波が日本海側を襲うとの予報ですから油断は出来ません。早朝より強風とともにアラレ混じりの冷たい雨が降り大雪となる前触れの予感がしたものです。
本日は休息日を利用して大雪に備え除雪機の点検と境内の整備をしましたが、作業をする間にも強風で看板が吹き飛ばされる始末!なんとも恐ろしいほどで、山門前では雨が降りしきるなか無電柱化工事が進められており、坪庭の土木作業が始まっていました。工事が終わり次第、新たに山門前に相応しい枯淡な庭を造りたいと楽しみにしています。
冷たい雨の中 無電柱化工事のための 前庭掘削が進んでいます
山門前が通行止めとなっている関係で寺を訪れる人も無く、年明けをゆっくりと寛ぐことが出来ました。家内が作り置きしてくれたおせち料理もすっかり食べ尽くし再び自炊生活が始まろうとしており、それもいつもの年明け風景ながら何か違った新しい感覚を覚えるもので、歳を取ってもお正月は気分を心機一転させてくれ実に有難く思うものです。さて相変わらずインフルエンザが猛威を振るっているようですから皆様にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。友峰和尚より
境内の 白梅のつぼみ
宝勝寺山門前にて 年明けの無電柱化工事が始まりました
今日から一斉に仕事始めとなりました! さっそく午前9時より山門から一般道路にかけての無電柱化工事が始まり、明日からは通行止めとなるため自家用車を近くの指定された駐車場に移動しました。工事期間は約1週間だそうで、卑山ふれあいパーク霊苑にお参りされる方は車が入れないため近くの有料パーキングをご利用頂きたくお願いいたします。
(株)豊蔵組 豊蔵享一社長 と 顧問の江川三次氏とともに
年始の御来客が続いていますが、本日は(株)豊蔵組の豊蔵享一社長と顧問の江川三次氏が御挨拶に来寺くださいました。例年15日の小正月(松の内)まで正月飾りを飾っていますが、工事が始まったことを受け山門幕としめ縄飾りは一緒に取り外したところなんとも心寂しい感じで、ましてや冷たい雨模様が輪を掛けて一層寂しさが募るのは何故でしょうか?いやはや歳のせいでしょうか!「門松や 冥途の旅の一里塚 目出度くも有り 目出度くも無し」と一句詠んだ方がおられますが、77回目を迎えた和尚の正月はこれまでとは違って意義深いものを感じます。
「 無尽蔵 」 渓仙 書
さて本日も午後から毎年恒例の干支色紙描きに専念しました。師匠が常々弟子たちを諭した言葉「おのれ無きものに安らぎ有り」を心頭に一所懸命描いて参りましょう。1枚として同じ絵柄がない今年の「巳」の図だけに、なかなか面白い出来となっています。巳年は新しい自分に出会える年!!我という 小さき心 捨ててみよ 三千世界に 障るものなし!でっかく参りましょう!! 友峰和尚より
昨日午後 尾山神社へ初詣に行きました
明日から仕事初めとなる方が多いと思いますが、今年は昨年からの休暇で最大9連休になった方もおられるとか。今日が最後の休息日となりゆっくり寛がれていることと思います。昨日は午後からウオーキングを兼ねて初詣に出向きましたが、尾山神社では参詣者が長い長い列をなしていました。
神門の外まで続いている 参詣者の列
御檀家・高畠家 箕屋様ご家族が 新年の御挨拶に来寺くださいました
本日は休息日とし寺カフェも休業して身体を休めました。午前中にお檀家の箕屋様御家族が初詣に来寺され、新年の御挨拶後はしばし歓談しながら御子息に今年の抱負など色々聞きながらの和やかな時間を過ごせたようです。お正月気分も今日まで!明日からは心機一転して法務に専心して参りましょうと申し上げたいところですが、加齢ととも気分転換の難しさも併せて感じるものです。
毎年恒例、御子息に「今年の抱負」を聞いているところです
さて皆様には良い新年を迎えられた事とお喜び申し上げます。ニュースではまもなく行われるアメリカ大統領トランプ氏の就任式を伝えていましたが、今年も世界的規模での政界再編が予測され、どうやら激動の一年となりそうな気配です。
今年のテーマは「平安長久」だけに、世界の平和並びに自国の更なる安全と経済発展を願うばかりです。「念ずれば花開く」の坂村真民氏の言葉にもあるように「平安長久」を常に念じてこの一年を過ごして参りましょう。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
少林寺御檀家・宮﨑幽斎(第十四代宮﨑寒雉)家 年頭回礼にて
今日から仕事始めとなり、午前中に少林寺御檀家・宮崎家年頭回礼に出向きました。街なかは実に静かでしたが、香林坊より近江町市場に向かう途中にある尾山神社は多くの初詣の参詣者で賑わっていました。
ふれあいパーク霊苑管理事務所スタッフ皆様です
帰山後はふれあいパーク霊苑管理事務所スタッフ皆様と新年和合茶礼を催し色々な話題で懇親の席となり、引き続き少林寺御檀家の桑島様が新年の御挨拶に来られ、こちらも楽しい歓談の席となりました。
少林寺御檀家の桑島様とともに
寺カフェスタッフの学生さんやご友人たちが 新年の御挨拶に来てくれました
気持ちはいまだにお正月気分ながら少しずつながら新しい年に向かって気持ちの切り替えが始まってもいます。三賀日は終日寺内に留まっていたため本日は午後よりウオーキングを兼ね尾山神社に初詣に出掛けましたが、着物姿の方も多く見受けられお正月気分満載の参拝風景でした。
年頭回礼の帰り 野町広小路交差点に広がる青空
いいですね!神社にはなんとも言えない雰囲気があります。年に何度か尾山神社を訪れますが、お正月参詣は特別な感覚がありやはり新鮮な気持ちに包まれるものです。金沢市内には県外観光客にとってお正月気分を十二分に味わえる名所が多く存在し、きっと満足されることと思います。それぞれ有名観光地には違った雰囲気があり、皆様も是非お正月の金沢を訪れてみてはいかがでしょうか。さて今年もウオーキングを通して筋力強化を図って参りたいと思っています。友峰和尚より
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