和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4353話 】
2025年 07月 18日 談

碗蓮のつぼみ / 宝勝寺玄関

 

今朝方は気温も下がり26℃と爽やかな気候となり、目覚めも良く身体も楽に感じました。このところ猛暑が続き、連日法務が目白押しだったこともあり今日の涼しさは本当に助かりました。

 

(株)豊蔵組様が 御挨拶に来寺くださいました

 いつもありがとうございます / (株)豊蔵組 豊蔵享一社長とともに

 

 

会計監査が行われました / 片岡経営会計事務所スタッフの平馬さんと

 

午後から片岡経営会計事務所の会計監査が予定されていたため午前中はこの度の渡欧に於ける諸費の会計精査を職員としましたが、フランス・アンジー市在住の荒木画伯の御尽力のおかげで随分と経費を軽減することが出来ました。またアンジー市マーク邸での開催においては地元および周辺の町に行事開催を知らせるポスターやパンフレットを自前で作成されお二人で一軒一軒配られたとの事で、そのご尽力に心から感謝申し上げました。

 

 

 

 

 

 

おかげさまで開催当日は予想をはるかに超える入場者で賑わい、また開催翌日からもアンジー市以外の町からも沢山の方が墨蹟禅画展を見学に来られたとの報告を受け大変嬉しく思いました。

 

 

坐禅会の準備 マーク氏、荒木画伯と 通訳を担当された萩様

 

 

坐禅会開催においてはマーク氏の計らいで隣町の立派な柔道会館をお借りすることが出来、参加者も約30名ありその殆どが初めての坐禅体験ということで通訳を介して坐禅の仕方や意義など丁寧に説明し、とても良い雰囲気の中で実施出来たように思います。

 

 

 

 

当初はマーク邸の野外広場で坐禅をする予定だっただけに、坐禅をするのに相応しい会場で出来たことに対しても深く感謝申し上げました。その後、マーク氏と荒木画伯が道場長に御礼の品として和尚の墨蹟「柔」「武道」「柔道」の額を差し上げましたところ大変喜ばれたとのことでした。

 

 

 

 

 

今回の催事開催に於きまして、マーク・イゴネ氏と荒木画伯には並々ならぬご尽力とご協力を賜り素晴らしいギャラリーと催事の場所を御提供頂きましたことに重ねて感謝御礼申し上げる次第です。

 

 

 

三井様 と 萩様

高城様です

 

催事当日朝の御祈祷 マーク氏の書斎にて

 

海外での催事を実施するには多くの方々とのご法縁が必要不可欠で、今回も荒木画伯の御友人で通訳やホテルの予約などを担当してくださった三井様、高城様、萩様、中松様にも心から感謝申し上げます。海外での催事を実施するにはその裏側に多くの方々のご協力と御支援が有り、皆様のご尽力のおかげで無事に円成する事が出来るものです。

 

作りたてのおにぎり で 昼食のおふるまい

マーク邸で 催事を手伝ってくださった近所の皆様も 坐禅体験

 

「自利利他(じりりた)」の仏教の教えを今後は日本で実施して参りたく念じております。明日のブログでは墨蹟禅画展を振り返ってみたいと思います。まもなく子供たちの長い長い夏休みに入ろうとしています。さらに猛暑が続いていきますが、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4352話 】
2025年 07月 17日 談

 

6月11日(水)から23日(月)までの約2週間に及ぶフランス・アンジーとドイツ・ミュンヘンでの「日本禅文化交流会」でしたが、会場となったマーク邸内にあるアートギャラリー並びにお茶会の場所となったお庭のテラスはこれまでで最高の催事場所となりました。帰国して約20日が過ぎようやく落ち着いて当時を振り返ることが出来る時間の余裕が持てるようになり、今回の渡欧目的などを少し書きとめておきたいと思います。

 

 

振り返るに平成23年10月(2011)フランス・パリ「ギャラリー・メタノイア」での墨蹟禅画展並びにポンピドゥセンター広場における墨蹟大書を最初に平成26年10月(2014)アメリカ・ニューヨーク・サラローレンス大学「墨蹟禅画展並びに墨蹟大書」、そして平成31年(2019)4月フランス・サンリス「アートサクレ芸術祭」における墨蹟禅画展並びに墨蹟大書を実施し今回が4度目の海外での墨蹟展開催となり、これまでとは異なりアンジー市はパリから高速道路で約2時間ほどの郊外に位置する人口約2千人ぐらいの小さな農村で日本人の姿など殆ど見かけることのない静かな町での開催となりました。

 

 

 

今回も長くご厚誼を頂いているマーク・イゴネ氏と荒木芳栄画伯のご厚意により、ご自宅にあるギャラリーとポーチを開催場所として提供して頂き、本当に感謝申し上げました。

 

 

 

 

 

 

 

今回は和尚が理想とする場所での墨蹟禅画展と墨蹟大書となり、また近くの町にある柔道場で坐禅指導が出来、地元の方々との禅文化交流がなされたことと実感しています。

 

 

 

渡欧の目的は「禅」および日本の古来より伝わる伝統的文化を地元の方々に紹介し実際に体験して頂くことでした。今回も同行された文房流晴心会野口翠智先生並びに野口支部御社中9名の皆様が生け花とお茶席を催し、地元の市民100名を超える方々に文房流・生け花の実演とお煎茶の御点前を通して実際にお茶と親しんで頂き和合の心とその時間を十分に楽しんで貰えたものと思います。

 

 

「和を以て貴しと為す」との仏教の教えそのままにお茶会終了後には和気藹藹と地元との方々との和やかな交流が図られたことは言うまでもありません。和尚の墨蹟大書もこれまでのやり方とは異なり、墨蹟を書きながら地元の方に書の意味を通訳を通して説明し見学している方々にその書を差し上げました。今回はこれまでの経験を活かしながら地元の方々との交流を最優先に催事を実施したところに大きな成果が有ったものと思っています。マークギャラリーでの墨蹟禅画展については明日のブログで綴りたいと思います。

 

 

さて本日も休息日としましたが、午後からは少林寺に出向き暑中お見舞い状を書きました。今年は6月後半より例年にない暑さが続いており昨日などは金沢も37℃を超える猛暑日となりましたが、いまだに北陸地方の梅雨明け宣言が出されていない状況が続いています。全国的に不安定な気象状況がとなっていますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

アンジー市市長に寄贈した「安慈」の墨蹟額を マーク氏が届けてくださいました

友峰和尚のちょっといい話 【 第4351話 】
2025年 07月 16日 談

 

北陸地方に雷雨注意報が発令され大変心配しましたが、全国ニュースで伝えられているような大雨にはならず安心しました。昨日の夕刻に宝勝寺に帰山しお盆墓参諷経に備えました。7月はお盆月ということもあり寺カフェを開業していますが、猛暑ということもあってか寺町界隈は観光客の姿は少なくカフェ利用のお客様もチラホラといった感じになっています。

 

睡蓮が咲き始めました

 

先般和尚が使用しているノートパソコンが破損し、本日は福井市よりいつもお世話になっているIT機器関連会社「まどろみ」代表の増田さんが新しいパソコンの納品とデータ移行のため来寺くださいました。

 

「まどろみ」代表の増田氏と

 

4年ぶりに新調しましたがやはりパソコンも日進月歩で、画面も明るくて見やすくずいぶんと使いやすくなっていました。渡欧の際にもパソコンを持参しましたが今では欠かすことのできない必需品となっており、AI機能も加わり益々進化していくようです。

 

日中友好の朝顔 つぼみがつき始めています

 

さて帰国してから今日まで十分な休息が取れない状態が続いていたため、今日明日を休息日として静養することにしました。一昨日は久しぶりの自坊での法務遂行でしたが、本堂の修復工事が終了しておりその現場視察を楽しみにしていただけに堂内の隅々まで見て回り本当に嬉しく思いました。先代實道和尚(父)の長年の悲願でもあった修復工事も現在順調に進められており、最近では自坊に帰山するのが待ち遠しく感じる今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4350話 】
2025年 07月 15日 談

大安禅寺御詠歌講員の皆様と 渡欧報告の和合茶礼をいたしました

 

午前中に開山堂ならびに開基堂にお参りをしたのち愈好亭の掃除をしましたが、本当に気持ちが穏やかになりました。午前9時半からは大安禅寺御詠歌講員皆様が来寺くださり、松雲の間にて渡欧帰国報告と和合茶礼をしながら歓談しました。

 

 

 

 

帰国から早や20日ばかり経ちましたが、フランス・アンジー市での「日本禅文化交流会」開催時の出来事を話しているうちに色々な場面が思い出され、まだまだ渡欧ロス状態から抜け出せていないように思ったものです。

 

 

 

 

 

御詠歌講員の皆様は日頃より練習を重ねておられ、年中行事や本山妙心寺主催の全国大会にも参加され本当にその努力とご精進に敬意を表するとともに感謝申し上げております。

 

御詠歌講員皆様の 日頃の練習風景 / 2025年5月

 

令和6年度 大安禅寺盂蘭盆会にて

 

平成29年(2017) 寳勝寺本堂修復落慶法要ならびにふれあいパーク霊苑竣工式にて

 

妙心寺に於ける御詠歌講員の数も全体的に減少傾向にありますが、少子高齢化社会が進む中で卑山講員の皆様は全員が長年に渡り休まず練習を重ねておられ、年中行事や法要に欠かすことの出来ない存在です。来年5月16日には本堂落慶式並びに新命玄峰和尚晋山式挙行を控え、当日は稚児行列も計画されており行列の先達として御詠歌の御奉詠を願っております。

 

長年お世話になっている 小森庭園主 の 末政幸憲氏

このたび修復が成された 笠原白翁の廟所をお参りに来られました

 

孫の永峰と

 

さて午後より卑山藤田通麿総代とアトリエでゆっくり歓談いたしましたが、現在諸堂の修復工事も順調に進んでおり感謝すると共に来年の晋山式にも話題がおよび、気持ちは徐々に来年の準備のことへと移行している感じのようです。夕刻よりすべての予定を終え宝勝寺に帰山しましたが、今はお盆月の真っ最中で明日から再び墓参諷経に専心して参りたく念じております。暑さ厳しきおり、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

藤田通麿総代と アトリエにて歓談のひととき

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4349話 】
2025年 07月 14日 談

今朝の大安禅寺の情景

 

猛暑が続いていますが、大安禅寺の朝は実に清々しく谷間から吹きおろす涼しい風は値千金です。午前11時より「第30回全日本司厨士協会北陸本部並びに福井県本部主催 物故者追悼法要」が枯木堂(こぼくどう)にて全国からの会員様御参詣のもと厳修されました。法要が開始される前には愈好亭(ゆこうてい)にて常務理事の加藤祥師氏はじめ幹部方々とご挨拶し、新しく役員になられた方のご紹介を受けました。

 

愈好亭にて 加藤様はじめ幹部の皆様とご挨拶いたしました

 

 

 

 

 

「第30回全日本司厨士協会北陸本部並びに福井県本部主催 物故者追悼法要」

 

 

 

 

 

 

 

 

加藤様はじめ御参列の皆様が順に御焼香されました

 

 

御真前に引き続き 花園霊苑慰霊塔の方角に向かって御焼香されているところ

 

 

大安禅寺花園霊苑に全日本司厨士協会物故者慰霊塔が建立されたのは今から30年前の平成7年(1995)で、それ以来今日に至るまで毎年この時期に会員物故者の追悼法要を修業して参りました。誠に残念ながら、慰霊塔建立発起人である黒味傳氏が現在療養中で本日の追悼法要にご出席が叶いませんでした。黒味傳氏は洋食界のスペシャルシェフとして長年貢献されて来られました。和尚も黒味傳氏が総料理長として活躍されていたフランス料理店「ジャルダン」に於いて約10年間に渡り毎年「大安和尚のディナーショー」を開催して頂き、黒味傳シェフの素晴らしい御料理も頂きました。一日も早いご快復を願っております。

 

全日本司厨士協会 会員の皆様との 記念撮影

 

 

法要に引き続き松雲の間にて 精進料理の御昼食

 

精進料理「 阿吽 あうん 」の御料理

 

 

 

 

 

 

午後3時半からは福井市内の八雲迎賓館に於いて慰霊塔建立30周年記念の懇親会が開催され出席させて頂きましたが、この約30年の間に御厚誼を頂いて来た方々が御逝去され本当に30年という重みを感じた次第です。盂蘭盆にあたり司厨士協会物故者各々尊霊のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

さて自坊での時間を大切に過ごしていますが、明日の午前中には日頃より卑山年中行事などに於いて多大な御協力を頂いている花園流御詠歌講員皆様との渡欧帰国報告の和合茶礼会が予定されており、講員皆様方との久しぶりの歓談を楽しみに致しております。

 

大安禅寺 本堂修復現場にて

 

 

法務の合間を見て現在順調に進められている本堂修復現場の視察をして回りましたが、すっかり素屋根や足場が解体され本堂の全容が顕になっており約400年前にタイムスリップした感じで、送られてくる画像で見ていた風景とは全く違った感覚を覚え心から感動しました!

 

大安禅寺 式台

式台側から 開基堂をのぞむ

 

 

 

修復工事の準備が始まった 庫裡

 

来年の5月には本堂の落慶法要に合わせ新命副住職の晋山式が予定されています。まだまだ今後も続いていく卑山諸堂修復工事ですが、緊張感を緩めずに頑張って参りたく思うものです。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4348話 】
2025年 07月 13日 談

 

令和7年度 寳勝寺盂蘭盆施餓鬼会

 

寳勝寺盂蘭盆施餓鬼会が午前10時半より(株)ココ・プランニング中本社長、(株)エムエムシー久保取締役、(株)豊蔵組江川顧問ならびに檀信徒各々皆様の御参詣のもと厳修されました。連日猛暑が続いていますが、昨夜から本堂はじめ全室冷房しておいたため室内は26℃に保たれており涼しい堂内での御法要となりました。

 

午前8時より 新命副住職が霊苑奥の院にて盂蘭盆追善供養諷経を修業いたしました

 

 

 

 

天野家 盂蘭盆追善供養並びに祥月命日忌のお墓参り

 

 

宝光寺御住職 到着茶礼

 

御参列の皆様方との 到着茶礼にて

 

 

寳勝寺檀信徒並びに霊苑関係者、約25名の皆様が御参列くださいました

 

 

 

法要に先立ち 法話をする新命玄峰副住職

 

 

 

富山県氷見市 臨済宗国泰寺派 宝光寺御住職

 

前日より新命玄峰和尚が加担しており富山県氷見市・宝光寺住職も昨日の少林寺に引き続き本日も御出頭される中での盂蘭盆会修業となり、法要終了後には引き続きふれあいパーク霊苑慰霊祭が苑内中央の「宙(そら)」真前にて執り行われました。ふれあいパーク霊苑には早朝から多くの方々が墓参に来られ、慰霊祭修業の時に焼香された方も多くおられたようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

全員で読経するなか 御参列の皆様方が順に御焼香をされました

 

 

 

 

 

今年で14回目の盂蘭盆会修業となりましたが、最近は多くの檀信徒の方が県外より御参詣くださり心から感謝いたしております。前日に墓参に来られたご家族とは法務の合間を見ながら親しく懇談しており、一年で最も重要な行事であるだけに法要終了後も檀信徒皆様との交流を大切にしています。

 

令和7年度 宝勝寺ふれあいパーク霊苑慰霊祭

 

ふれあいパーク霊苑各々尊霊 盂蘭盆追善供養の回向をお唱えし 御供養申し上げました

 

 

霊苑関係者の方々から順に御焼香し お参りされました

(株)ココ・プランニング 中本大資社長

 

(株)エムエムシー 久保博政取締役

 

(株)豊蔵組 江川三次顧問

 

 

 

 

墓参に来られていた霊苑縁者各家御親族の皆様方も 御一緒にお参りされました

 

さて無事に寳勝寺盂蘭盆会を終えることが出来心より安堵致しました。明日は大安禅寺で全日本司厨士協会主催の「大安禅寺 全日本司厨士協会北陸地方本部慰霊塔建立30周年記念祭」が午前中に修業予定となっており、夕刻より自坊に帰山し明日の行事に備えました。帰国して久しぶりに自坊に戻りましたが、日が経つにつれ渡欧での色々な思い出の体験が夢の中に出てくる昨今となっているようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4347話 】
2025年 07月 12日 談

令和7年度 少林寺盂蘭盆施餓鬼会

 

連日真夏日が続いていますが、皆様には恙なくお過ごしのこととお喜び申し上げます。金沢市内兼務寺院の盂蘭盆が続いていきますが、本日は野町・少林寺の盂蘭盆会が午前10時半より厳修されました。

 

 

 

本堂内は昨日から冷房機を作動させておいたため比較的室内は涼しくなっており、午前9時半頃から檀信徒参詣者の方々が次々に来寺され法要開始までゆっくりされていました。

 

開式に先立ち法話をされた 宝光寺御住職

 

本日出頭を予定していた新命副住職が地元葬送儀のため欠席となり、急きょ富山県氷見市・宝光寺住職に御出頭頂き無事に盂蘭盆会を円成する事が出来安堵したものです。日頃お世話になっている金沢市内の各御寺院住職も自坊でお盆諷経が修業予定されていることもあり、近年は出頭頂ける御寺院も減少傾向で悩ましい問題となっています。

 

約30名の檀信徒の皆様が 順に御焼香されました

 

先々代住職の奥様も 御参列くださいました

 

金沢市内各寺院に兼務住職として就任し今年で14年目になりますが、年中行事を通して檀信徒皆様との交流も深まっており有り難く感謝申し上げております。

 

本日は御参詣賜り 誠にありがとうございました

 

午後 宝勝寺の最終しつらえ準備をいたしました

明日出頭される御寺院の 控え室の準備

 

午後からは明日修業予定の宝勝寺盂蘭盆施餓鬼会の準備をしましたが、県外から参詣くださる檀信徒の方が多いこともあり前日に墓参に来られたご家族方々とゆっくり歓談いたしました。夕刻までには新命和尚も宝勝寺に到着するとの連絡を受けましたが、大方の設えを完了しあとは明日の法要を待つばかりです。

 

明日の法要を前に墓参に来られた 宝勝寺檀信徒の額様ご夫妻と

 

宝勝寺檀信徒 津田様とご子息様とともに

 

いずれにしましても毎年感じるのは自分の身体の衰えで、出来る自信はあっても実際には何事をやるにも時間が掛かってしまい本当に自分の不甲斐なさを思いますが、幸いに今のところは滞る事なくスムーズに日々の法務を遂行出来ています。やはり継続は力なりだとつくづく感謝するものです。「長生きは ただ働くの 他は無し 流るる水の 腐らぬを見よ」の言葉どおり、やはり身体が動く間は精進して参りましょう。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4346話 】
2025年 07月 11日 談

少林寺本尊 釈迦如来坐像 / 盂蘭盆会の準備 / 少林寺本堂

 

午前中より金沢兼務寺院・少林寺並びに寳勝寺盂蘭盆会の準備が進められましたが、なにしろこの暑さですから汗びっしょりになりながらの本堂設え作業となりました。日頃から寺内の掃除は行き届いているものの年中行事ともなれば話は別です。檀信徒の祖霊をお迎えするため須弥壇や位牌壇などは年末大掃除の如くに丁寧に掃除をして、お供え物が完了するといっきに御盆モードに切り替わります。

 

少林寺 本堂内のしつらえ

 

続いて午後より 明後日の寳勝寺盂蘭盆会の準備 / 寳勝寺山門

 

寳勝寺本尊 聖十一面観世音菩薩坐像

明後日の寳勝寺盂蘭盆会に向けて 本堂のしつらえをしました

 

今年の暑さは別格ですが幸いに少林寺も寳勝寺も冷房機が本堂内に設置してあるため本当に助かります。扇風機だけでは熱風を送風する感じですから焼け石に水と言った感じです。

 

 

午後1時 中澤家三回忌墓前諷経を修業いたしました

 

午後からはふれあいパーク霊苑での中澤家三回忌墓前諷経が修業されましたが、時折苑内を吹き抜ける風は値千金です! 綺麗に掃除が行き届いている霊苑内には薔薇を始め多くの花が咲いています。時折墓参の方が来られていましたが、明日は土曜日という事で多くの参詣者が見込まれ境内の整備も急がれます。

 

 

金沢各寺院に兼務住職して14年目の盂蘭盆会を迎えますが、和尚も喜寿を超え各寺院護持にも体力の限界を感じ始めています。「いつまでも 有ると思うな 親と金」という格言が有りましたがどうやら自分の健康や命が危ぶまれる昨今となっています。愛山護法と報恩菩提の仏心のみが自分を支えている今日この頃のようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4345話 】
2025年 07月 10日 談

すっきりと剪定された中庭に 水やり

 

綺麗に剪定された本堂中庭の樹木達ですが、連日の猛暑続きの中にあって実に涼しい雰囲気で清々しさを感じさせてくれています。庭の片隅に自生している「ヨウシュヤマゴボウ」が異様に大きく育ち、今までに見たことも無いほどの葉っぱを大きく広げています。

 

ヨウシュヤマゴボウ

 

北アメリカを原産とするヤマゴボウ科の多年草で所謂帰化植物らしく、明治初期に薬草として渡来したそうです。別名を“アメリカヤマゴボウ”と言い日本各地で野生化しているとのことですが、まるで原始時代の植物のようで現在花が沢山咲いていますがやがて紫色になり葡萄のような実をつけ毒性があるため触れてはいけないそうです。あまり見たことの無い植物ですが今にも庭を占領しそうです。

 

長さ40センチ以上を超える 見たこともない大きな葉

 

 

石橋家 百ヶ日忌追善供養の法要を修業いたしました

 

さて本日も午前中に石橋家御尊父様の百ヶ日忌法要が営まれ、御息女の藤原様が施主として亡父上の御兄弟とともに参詣されました。外気は33℃を超える真夏日ですが堂内は約25℃と涼しくしてあり、冷房機の恩恵を受けながらの法要修業となっています。

 

 

明後日12日(土)は野町・少林寺盂蘭盆会施餓鬼会が午前10時半より厳修予定をしており、午後からはその準備に入り明日も引き続き堂内の設えなど予定しています。

 

境内では 竹や紅葉の剪定が行われています

 

 

 

宝勝寺御檀家の安田様とともに

 

7月のお盆祖霊供養諷経が続いていますが、猛暑の砌、皆様にはくれぐれも御身体ご自愛くださいますよう御祈念申し上げております。帰国後の和尚の身体の調子もすっかり回復して参りました!盂蘭盆会修業に向けて頑張って参りたく念じております。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4344話 】
2025年 07月 09日 談

「言うまいと 思えど今日の 暑さかな」とは作者不詳の一句なれどついつい口に出てしまいます。本当に暑い暑い日が続いていますが寺の中にずっと居ては身体が強張ってしまいそうになりますから勇気を出してウオ-キングにでも出掛けようと思うのですが、いちど外に出れば34℃の熱風が押し寄せて来る感じで気持ちが萎えてしまいます。

 

小松家先祖代々追善供養の法要を修業いたしました

 

お盆月ということもあって本堂での追善供養の法要が毎日行われており、本日も小松家の御息女 湯川様による今は亡き御両親の納骨供養並びに盂蘭盆祖霊供養が本堂で修業されました。

 

 

法要の前に 宝勝寺本尊並びに十六羅漢像について、施主様に説明しているところ

 

 

本堂内は冷房機が設えてあり、室温約26℃が保たれ涼しい環境での法要修業となっており参詣者の方々に喜ばれています。近年参詣者の御姉弟やご親戚の方のなかには海外に住まわれている方が多く見受けられ、卑山ホームぺ-ジよりSNSを通して仏前にお参りして頂きこちらも施主様に大変喜ばれており、時代の価値観の変遷と共に寺院に於ける法要の有り方や発信の仕方にも随分と工夫が求められているように思うものです。

 

桂岩寺御住職が 御挨拶に来寺くださいました

時同じくして ガラス工芸作家の高橋ナオミさんが来られ懇談しました

 

 

 

昨日に引き続き 中庭掃除

 

さて応接間から望む中庭の立木剪定が昨日行われ随分と涼しく清々しく感じる庭の風景となりました。本日も夕刻より庭掃除をしましたが、掃除が一番ほどよい運動となるように思います。

 

 

 

「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」と口ずさみながらの掃き掃除!いいですね!楽しいですよ! 盂蘭盆会が近づき掃除を隅々まで徹底して頑張って参りましょう!ご自愛ください。友峰和尚より

 

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