和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第2506話 】
2020年 06月 27日 談

卑山責任役員総代 藤田通麿様と /  愈好亭にて 

コロナウイルス禍の中、梅雨前線の影響で大雨となっている県に於いては避難所生活を余儀なくされている方も有るとか、本当に心配は増える一方です。北陸地方も、本格的な豪雨は7月期に予想されるので気が抜けません。今日は梅雨も一服といったところで午前中から参詣者が訪れていましたが、青空を見るとホッとするものです。

大安禅寺 総代会にて

午後1時より、卑山盂蘭盆会並びに棚経の打ち合わせ会議が総代様参席のもと行われました。周知の如く新型コロナウイルス感染への心配は尽きませんが、県境をまたぐ移動も解除されている事を考慮して例年通り行事を開催する事になりました。

祖霊供養の大切さは勿論のこと、疾病退散、健康安心、家内安全のご祈祷も住職としての重要な勤めです。お盆の棚経で檀信徒各家にお参りする際には、特に今回はコロナウイルス疾病退散祈祷も合わせて行いたいと念じています。「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま オンコロコロ コロナウイルス消滅 八苦退散 ソワカ」  友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2505話 】
2020年 06月 26日 談

大安禅寺 修理保存工事中の本堂 境内にて

本堂内部のようす

大雨洪水警報が福井市内に出され大変心配しましたが、午後には小降りになり安堵しました。松浦建設㈱・東野現場監督の案内で現在進行中の本堂修理保存工事現場を視察して回りましたが、スケルトン状態の堂内に有っては全く不思議で、300年前にタイムスリップしたかのような感じで創建当時の面影を偲ぶことが出来ます。

松浦建設㈱・現場監督の東野氏とともに

解体された床木には宮大工が書き記した墨の後がくっきりと残されていました。さらに本堂屋根にも上ってつぶさに観察すると、実に細かい大工仕事を目の当たりにすることが出来、大満足でした。

本堂屋根に上りました

視察後は現場の方々としばし歓談しましたが、今後約10年間に及ぶ修復工事だけに話題は尽きず、コロナウイルス禍の状況であることを忘れるくらいに楽しい時間を過す事が出来たようです。

大工棟梁の前田氏 と 東野氏です

文化財建造物保存技術協会 の 高木氏 と スタッフの方々とともに

工事のため人通りのなくなった鐘楼へ向かう参道脇には紫陽花が見事な大輪の花を咲かせていました。何もかもが異時空間に居るような錯覚を覚える自坊で過ごすひと時となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2504話 】
2020年 06月 25日 談

活発な梅雨前線の影響で長崎県と佐賀県を中心に記録的な大雨となっていますが、北陸地方も警戒が必要のようです。県境をまたぐ往来が緩和され経済活動の動きも活発になって来ましたが、関東地方では依然としてコロナウイルス感染者が減少する気配が無く、まだまだ油断出来ません。

大安禅寺 山門のようす

大安禅寺の山門がすっぽりと工事用シートで覆われ、まもなく解体保存工事が始まるとの事。本堂の内部も次々と解体中で、次第に骨組みが露わになっています。今まで見ることが出来なかった構造物の骨組みが見れるのは本当に興味深々で、創建当時の宮大工の仕事の手のあとが直に伝わってくる思いです。

今年の盂蘭盆会開催に関する会合を新命副住職と持ちながら、三密を防ぐソーシャルディスタンスをしっかり守って感染予防に徹しながらお盆祖霊供養に臨みたいと伝えたものです。どのような状況に有ろうと、報恩謝徳の気持ちだけは示して参りたいと念じています。

「 聴雨 」  渓仙

さて故郷で聴く雨の音もなかなか風情が有ります。「雨滴聲(うてきせい)」という禅問答が有ります。「雨滴聲」とは雨だれの音のことで、中国の詩人・蘇東坡の句に「渓聲すなわち是れ広長舌(けいせい すなわちこれ こうちょうぜつ)」と詠われているように、渓谷の水の音さえも説法しているの意味です。 雨だれの音の中に、自然と一体となった無心無碍の心の広がりを感じるものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2503話 】
2020年 06月 24日 談

大安禅寺 の 紫陽花

梅雨明けのような良い天気が続いていますが、明日からは再び雨模様になるとの予報です。大安禅寺の花菖蒲も名残花がわずかに咲いている状況ですが、約1千株ほどある紫陽花が今満開を迎えています。薔薇園は今年で5年目を迎え、今年はいっそう綺麗に咲いています。今シーズンは花菖蒲の株分けの年でもあり、まもなく重機を導入しての大掛かりな作業に取り掛かる予定をしています。

宝勝寺では 業者さんによる 消火器の点検整備が行われました

山門より松平家霊廟に至る約600メートルに及ぶ参道の脇に植えられている紫陽花も今年で約30年近くになります。立派に成長し花の色も鮮やかで、参詣者の目を楽しませているようです。

大安禅寺は今や四季折々の草木を含め「華の寺」として地元の方々に親しまれ、和尚が長年手掛けて来た「こころの自然道場」としての姿が、一歩一歩完成に近づいているように思う今日この頃です。 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2502話 】
2020年 06月 23日 談

野町 少林寺にて

今日23日は先代住職實道和尚(父)の月命日で午前中に霊前諷経をしましたが、遷化されて早32年の歳月が過ぎました。実に光陰矢の如しで、自分の年齢が今73歳と驚きます。

父は80歳で遷化されたので、和尚もあと7年でその歳に達します。大変元気で働き者の父でしたから和尚も最早ぐずぐずしてはおれません。父の有りし日の姿を瞼に観ながら頑張るしか有りません。

本日は長らく宿題になっていた朱衣の達磨描きに専念した一日となりました。職員から催促を受け御依頼主からの希望に沿って描きましたが、久しぶりの達磨図描きに俄然奮闘しました。夕刻になって漸く完成を見ましたが、二枚とも結構満足のいく出来と成ったようです。ついでに先日完成した掛け軸の箱書きもしました。

完成した 2枚の朱達磨図

現在は野町・少林寺に作品制作のアトリエを構えていますが、閑静な書院は大変集中できるので気にいっています。今後も少しずつ作品制作を進めて行きたいと思っています。友峰和尚より

掛軸の 箱書きをしました

友峰和尚のちょっといい話 【 第2501話 】
2020年 06月 22日 談

中庭の ノウゼンカズラ が咲き始めました

寳勝寺カフェは現在開業していますがお客様の足はまだまだ遠いようで、コロナウイルス禍の金沢市有名観光地への影響は当分の間続きそうです。静かな寺内に有って日頃読経している数々のお経の意味を調べているのですが、池上彰さんのニュース解説では有りませんが「そうだったのか」と改めて経典の真意を納得しています。

ヒメヒオウギスイセン

学生時代に学んだ時とは随分違った感覚を覚えるもので、人生経験を多く積んで来て初めてお経に説かれている本当の意味を実感できます。要するに実地体験こそが真理探究へのポイントだと自覚するものです。「参禅は須らく実践を要す」とは将にこのことで、机上の空論では現実的に役に立たないのも事実です。

福邦銀行金沢支店 舟橋くんとともに

お経は釈尊が実地体得した際の真理が説かれているわけですが、多くの弟子達に語り掛けるように優しく諭す姿を目に浮かべながら紐解いているところです。 さて「ちょっといい話」も本日2501話を迎える事が出来ました。経本のように今後も更に頑張って続けていきたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2500話 】
2020年 06月 21日 談

梅雨明けを思わせるような暑い一日となりました。日曜日ということもあって午前中から墓参の方が多く来られていましたが、堂内でも10時より卑山御檀家・安田家の年忌法要が営まれ、午後からも新墓開眼供養が霊苑で修業されました。

安田家 年忌法要が修業されました

墓前諷経にて ご家族の皆様とともに

安田様の母方の祖父は卑山第19世住職の平野玄松禅師で、幼少の頃は寳勝寺境内でよく遊ばれたそうです。ご供養を通して多くの方々との新たな御法縁が結ばれていく大切な法務遂行となっています。

ふれあいパーク霊苑での 新墓開眼供養を修業しました

さて今日は「父の日」だそうで、滋賀県在住の娘より和尚の健康を祈願する今話題の手作り「アマビエ」のお守りを送ってきました。あまりの出来栄えに、もっとたくさん制作するよう伝えたものです。

娘手作り 羊毛フェルト 「アマビエ」

コロナウイルス禍の中、「アマビエ」の神通力を以って感染防止を只管願うばかりの毎日です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2499話 】
2020年 06月 20日 談

紫陽花「隅田の花火」 が 咲き始めました

昨日、県境をまたいで往来することが緩和されたのを受け、本日の土曜カフェは久しぶりにいつもより多くの方が利用され、少しずつですが人の動きが出て来たようです。

三密を防ぐための対策は講じてありますが、お客様にとっては笑顔の絶えない会話がいつまでも続いていたように思います。誰もが一刻も早いコロナウイルス感染終息を願っているだけに、久しぶりの団欒風景が懐かしくも感じたものでした。

午後からは霊苑での墳墓開眼法要が営まれましたが、東京から出席された御親戚の方もおられ、県境往来緩和には一様に安堵の色を見せておられました。ご供養の最中には梅雨空の合間から見える太陽の光が神々しく感じる程で、霊供養の尊厳さを思います。

美しいサルビアの花 / ふれあいパーク霊苑にて

ここしばらく年中行事や法要が中止されていただけに、法事の再開に喜びを感じた一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2498話 】
2020年 06月 19日 談

「花無心」 友峰 書

ぐずついた梅雨空の一日となりましたが、皆様お変わりなくお元気にお過ごしでしょうか! 最近は来寺される方々との交流が続いています。寺カフェも時折お客様が利用されていますが、実にのんびりムードでそれがまたなんとも風情が有るものです。

「清風在竹林」 渓仙

蚊取り線香の煙が堂内に漂っている様も風流で、本堂正面の引き戸を開放してあるだけに爽やかな風と共に線香の香りが伝わってきます。

午前中には日頃ご厚誼頂いている武藤さん、安川さんが岐阜県より寳勝寺を訪ねて下さり久しく歓談しました。実は本日より他県間との往来が解除になり、それに合わせて来寺されました。昨年までは自由に県内外を行き来出来ていただけに、本当に久しぶりの来訪客となりました。

本日は御来寺くださり 誠にありがとうございました

「竹 為君葉々起清風」 渓仙 書

桂岩寺様とともに

明日明後日は年忌法要を始め月参り諷経も始まり、少しずつながら法務の遂行が元に戻って来ているように思います。コロナウイルス禍の中、祖先の恩と父母の恩に感謝の心を捧げつつ、前進して参りたいものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2497話 】
2020年 06月 18日 談

「相送りて門に当たれば脩竹あり、君が為に葉々清風起こす」とはこの時期の禅語ですが、中国南宋時代(1185~1269)の禅僧・虚堂智愚禅師(きどうちぐうぜんじ)の偈です。修行仲間が虚堂禅師に挨拶に訪れた時、別れを惜しみながら門送の際に詠んだ歌ですが、「脩竹」とは細い竹のことで、その竹さえも清らかな風と共に君たちに餞別の気持ちを表しているという意味です。

「 竹 葉々起清風 」  大安渓仙 書

初夏の風情に竹林は欠かせない存在で、特にこの時期の竹の葉は青々としてしなやかで、まるでお辞儀をしているようにも見えます。修行仲間が旅立つ姿にはまた格別な思いが募るものです。

自分だけではなく自然の草木までもが純真な修行僧の心に反応し「一即一切」の真理の現れを竹風で示している様です。さてそろそろ夏蝉の声が聞こえて来そうな雰囲気ですが、気候不順の折、皆様にはくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870