和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3408話 】
2022年 12月 16日 談

 

時折雷とともに大粒の霰(あられ)が屋根を叩くように降って来る大荒れの天気模様となりましたが、本日はカフェ手伝いの学生さんも加わって庫裏(くり)をはじめ廊下や納戸の年末大掃除をしました。普段から掃除は徹底しているのですがやはりホコリはしっかり溜まるもので、目に見えない個所を中心に丁寧に隅から隅までの掃除となり夕刻にはすっかり綺麗になったようです。

 

台所整理棚の拭き掃除

 

和尚は昨日に引き続き干支色紙描きをしながら自室の整理にも当たり書類などの点検をしましたが、1年間の仕事を振り返る時間ともなりました。それにしましてもこの1年間を振り返ると実に色々な仕事をこなしているものだと自分でも感心します。そろそろ仕事を減らしていかねばならない年齢ながら現実はその逆で年々増えていく気がします。来年こそは!来年こそは!休むぞ!と言いながら時が過ぎていきます。本当に来年こそは休息時間を大いに確保し仕事を減らしたいと叶わぬ願いを抱きながら事務整理に当たった次第です。

 

蛍光灯の傘を洗って 取り付けているところ

 

そこで「長生きは 只働くの他は無し 流るる水の 腐らぬを見よ」とはこれまで心に刻んできた格言でもありますから、働く量を減らしながら今後も腐らぬ努力だけは続けて参りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3407話 】
2022年 12月 15日 談

厳しい冷え込みの朝を迎えました

 

初雪の降った金沢ですが、昨年より17日遅いそうで愈々本格的な冬の到来を告げています。ニュースでは東北地方や北海道ではすでに豪雪となっているそうで、この先が思いやられます。北陸地方は昨年も年末にかけて大雪となっただけに油断が出来ません!雪対策には十分な準備が求められています。

 

 

午前中に今年一年の労を謝して卑山霊苑職員皆様と感謝の和合茶礼をしました。本当に光陰矢の如しで今年も残すところあと半月、加齢とともに時間の過ぎゆく早さが異常にスピードアップしているような錯覚さえ覚えます。

 

霊苑管理事務所スタッフの皆様とともに

 

 

㈱エムエムシー 大竹将人社長とともに

 

午後からは名古屋より㈱エムエムシーの大竹将人社長が年末のご挨拶に来寺くださり、大竹社長が手掛ける庭園霊苑・花楽苑(からくえん・名古屋市守山区)の現況などについて懇談しました。

 

 

卑山ふれあいパーク霊苑も改葬以来6年目を迎えたわけですが、現在では地元を始め県内外の方々に幅広く御法縁を頂いており有難く感謝しています。何事をなすにも人と人とのご縁が大切ですから、この1年間に於いても多くの方々とのご厚誼を大切にしながら御法縁を深めて参りました。何はともあれ寳勝寺再興への強い思いと愛山護法と報恩菩提の念を大切に、日々精進努力有るのみです。

 

 

「念ずれば花開く」で来年のテーマは「一華五葉を開く」ですから、更なる発展を目指して一に掃除、二に笑顔、三四元気に、おかげさま! 年末大掃除に集中して参りましょう!! お掃除お掃除ほいさっさ!あっち福福ほいさっさ!こっち福福ほいさっさ! ほ~い ほいほい ほいさっさ!元気いっぱい頑張りましょう! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3406話 】
2022年 12月 14日 談

野町から にし茶屋街に抜ける小径 柿の木

 

昨晩は大荒れの天気模様となり日本海側は冬の嵐で一晩じゅう強烈な風雪に見舞われました! 兎に角、建物全体が揺らぐほどの強風でしたから時折目が覚め、その後はウトウトとした時間が続きましたが、幸いなことに午前4時からW杯 アルゼンチン対クロアチア戦の生中継があり観戦することが出来ました。さすがに準決勝ともなると互角の戦いぶりとなり、観戦する側にとっても大変見応えを感じます。

 

シクラメンのつぼみ

 

日本とブラジルをPK戦で破ったクリアチアでしたが、アルゼンチン選手のレベルの高さには驚きました。アルゼンチンの大スター・メッシ選手の個人技は絶妙でした! ライブで観戦しなければその凄さはわかりませんね。クロアチアには是非勝って欲しいと願いましたが、今回は実力の差が出たように感じました。さて明日の午前4時からはフランス対モロッコ戦が予定されていますが、元気があれば是非観戦したいと思います。

 

 

寝不足を抱えての一日となりましたが、少しでも前に進めたいと干支色紙描きを続けました。なんだか干支図の兎さんの眼も眠そうな仕上がりで、20枚ほど描いて本日は終了しました。そうそう童話の「兎と亀の物語」を思い出しました! 居眠りウサギではいけません! しっかり目を見開いた兎図を心掛けながら描いて参りたいと思います。亀さんそんなに急がないでくださいね!亀さんも本日は休憩して頂きましょうか。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3405話 】
2022年 12月 13日 談

干支の短冊 「 今日無事 」「 一華開五葉 」 

 

新型コロナウイルス対策政府分科会会長の尾身茂氏がコロナウイルスに感染されたとの報道がなされましたが、5回目のワクチン接種をした直後に感染されたそうでなんとも悩ましい事態となりました。SNS上ではワクチン接種後の後遺症を始め不幸にも亡くなられた多くの方々のご家族がワクチン接種の是非と効果について抗議の訴えをしていますが、正直なところワクチン接種効果のはっきりとした答えが出ていないように感じると同時にいまだ得体の知れないウイルスだけに、国民の不安を解消してくれるような明確な説明責任が新たに求められているように思うものです。

 

妻が催した茶会に 孫達が参席しました

 

最近では和尚の周辺に於いても本当に多くの方が感染されており後遺症が大変心配されます。明日からは北陸地方も雪模様になるとの気象庁の発表ですが、夕刻より急激に気温が下がってきたようですのでインフルエンザも心配です。

 

 

さて自坊からは妻が催した茶会に孫達が参席している写真が届き、なんともホッコリ致しました。まもなくクリスマスを迎えますが、孫・永峰の誕生日でもあり孫達の成長を嬉しく思う今日この頃です。皆様に於かれましても風邪などひかないようにくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3404話 】
2022年 12月 12日 談

 

霊苑管理事務所スタッフの吉田さんに 除雪機操作を説明しています

 

京都・清水寺で毎年発表される“今年一年の世相を一字で表す漢字”に「戦」が決まりましたが、なるほどこの一年間を通して「コロナウイルス」「ウクライナ」「アメリカ大リーグ」「サッカーW杯カタール大会」などなど、戦いに明け暮れた一年となったように思います。

 

 

和尚も同じく、例年に比べ法務の遂行量がぐんと増え粉骨砕身しながらの日々自己との闘いでした。スポーツの戦いは若さが求められる競技ですが、和尚の場合は若さよりむしろ人生経験の豊かさが闘いの大きな原動力となるだけに違った意味での闘いの一年となったように思います。

 

「 一 家 和 楽 」

 

昔から「ひねて良いのは医者、坊主、南瓜」という言葉が有り、今後もますます需要が高くなっていくのかも知れません。ならばその需要に応えるべく今後は健康管理に一層精進して、法務遂行に支障をきたさないように少しでも自己との闘いに挑んでいきたいと願っています。

 

㈱豊蔵組の江川部長です 自家製の野菜を届けてくださいました

 

「 一華 五葉を開く 」

 

さて本日は職員並びに寺カフェお手伝いのスタッフが台所の大掃除をしましたが、和尚は昨日に引き続き干支色紙描きに専念した一日となりました。また午後からは今後の降雪に備え霊苑管理事務所職員の吉田さんに除雪機の扱い方を指導しましたが、彼の活躍に大いに期待したいと思います。これから雪との戦いが始まる北陸地方!まだまだ戦いは終わりそうにないようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3403話 】
2022年 12月 11日 談

干支色紙 “兎図”の完成

 

師走月も年末がジリジリと近づくにつれ、干支色紙描きを急がねばなりません! 兎図もまた一歩前進したようで、無駄な線も無くなり図全体に立体感と動きが感じられるようになって来ました。じっとしている「兎図」にどうして動きが必要か?なのですが、あくまで生きている動物を描くわけですからウサギから生命力を感じさせてくれなければ意味が無いのです。

 

 

「 和 楽 」

 

 

ここまでに凡そ100枚は仕上げたものと思いますが、どうやら完成図に近づいて来ました。絵も良し!字も良し!サイン良し!落款良し!で完成です! 一枚として同じ図はありません!すべて手書きですから一枚一枚微妙に違っており、その微妙さがたまらなく愛おしさを感じさせてくれます。

 

卑山総代の北條英俊様が 年末の御挨拶に来寺くださいました

 

ちなみに2021年1月1日現在、総務省の統計に於ける我が国の兎年の人口はと言うと1018万人だそうですが、十二支それぞれ大体同じくらいの数となっているようです。年が明けてからも干支色紙描きが続いていきますが頑張って参りましょう!

 

 

さて終日冷たい雨の降りしきる日曜日となりましたが、早朝にサッカーW杯・フランス対イングランドの試合を観戦しました。両チームとも実に見ごたえのある技の連発で大満足となった戦いでした。いったいどこのチームが優勝国となるのか!? まずは準決勝戦を楽しみに待ちたいと思います。寒さが一層厳しさを増してきましたが皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3402話 】
2022年 12月 10日 談

この時季としては珍しい 好天気が続いています

 

昨晩は疲れから早めの就寝となったせいか午前2時過ぎに目が覚め、深夜に中継されていたブラジル対クロアチア戦を観戦をすることが出来ました。延長戦前半にネイマールのゴールで1対0とブラジルが勝っていたのですが延長戦後半にクロアチアが同点となり、タイミング良くその同点ゴールの瞬間を見ることが出来大変幸運でした!

 

「席 正しからざれば 坐せず」 

 

PK戦ではクロアチアゴールキーパーのファインセーブでブラジルを破った時、クロアチア戦での日本選手が如何にレベルアップしていたかを思いました。あのブラジルに勝利したクロアチアですから、日本チームもあと一歩のところで8強を逃したことになり実に惜しい試合だったと回顧します。今朝方のニュースでも同じようなコメントが報じられていました。W杯で日本対ブラジル戦を見たかったのは和尚だけでは無いようですね。

 

師走を迎え 御法要修業の一日となりました

 

さて本日は御法要修行の一日となり、終日堂内には線香の煙が故人の冥福を祈るかのように漂っていました。修業後には寺カフェを開業し、こちらも師走の金沢市内観光を楽しむ観光客の会話が弾んでいました。祈りあり!安らぎあり!語らいあり!の寺町・寳勝寺の土曜日の穏やかな風景となったようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3401話 】
2022年 12月 09日 談

境内の落葉掃除をしました

 

「焚くほどは 風がもて来る 落ち葉かな」とはあの有名な良寛和尚の一句ですが、今日はお天気も良く午後から職員の手によって境内の掃き掃除がなされました。近年は消防法で落ち葉を燃やすことが出来ないため、ビニール袋に収集してごみの日に廃棄しています。

 

 

大安禅寺の境内には年数を経た老木が多くあったため外掃除もひと苦労で、特に杉葉などは一度大風が吹けば足の踏み場も無いほどに辺り一面が落ち葉の海となります。雪が降るとますます処理に困るため毎日欠かさず掃き掃除をし、山のように積まれた杉葉や枯葉に火をつけるとそれはそれは火事場の如くに煙がもくもくと立ち上り、子供の頃にはその煙に巻かれながら忍者遊びをしたものでした。

 

 

もちろん地元消防署に届け出をしての焚き火ですが、それが1ヶ所ではなく何ヶ所も焚くため全山が煙に埋もれる感じでした。和尚にとっては杉葉が燃える匂いが大好きで、焚火をしながら冬の到来を肌で感じ取ったものです。現在自坊の外掃除は新命和尚の日課となっていますが、寳勝寺は立木も少なく本当に助かっています。

 

降雪の前に 除雪機の点検をしました

 

さて愈々本格的な降雪の時期を迎えようとしていますが、今朝は除雪機を出動してエンジンの点検をしました。あまりにも1年の過ぎゆく早さには戸惑いさえ感じますが、今年の冬も除雪機がフル稼働となる予感がします。

 

床几や椅子を片付け、本格的な雪に備えます

 

和尚の体力は年々衰退しているのに北陸の雪はこのところ年々多くなっていて心配が絶えませんが、頑張るしかないようです。14日あたりから雪マークがずらりと並ぶ予報となっているだけに外掃除を急いで参りましょう!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3400話 】
2022年 12月 08日 談

須貝総代様御夫妻が 来寺くださいました

 

W杯日本サッカーチームが帰国しましたが、成田空港には大勢のファンはじめご家族の方々が出迎えるシーンを見ていつもとは随分違う感覚を覚えたものでした。「言うは易く行うは難し」で、敗退はしたものの今回の試合内容は心技ともに圧倒的に素晴らしく一段と成長を遂げた闘いであったことを誰もが納得されたからこその歓迎ムード漂う出迎えだったと心から嬉しく思います。4年後のW杯開催までには更にレベルアップするものと次回大会を大いに期待したいと願うものです。

 

「 今日無事 」 こんにちぶじ

 

退院して3日目の本日は、どっと疲れが出てきたせいか身体全体が重怠く流石に歳を感じました。午前中には卑山須貝総代ご夫妻がお見舞いと年末ご挨拶に来寺くださり入院中の出来事などしばし歓談しましたが、須貝総代様は医学専門の学者でもあり奥様は元看護士ということで、和尚の話をよく理解して下さり本当に有難く思いました。

 

福井窯業㈱ 近藤登幹夫社長とともに

 

「一病息災」の意味合いも、いちど入院体験となれば納得のいく諺と自覚出来ます。75歳まで「無病息災」を願っていましたがやはり寄る年波には勝てず、仏教の「生老病死」の四苦を受け入れる年齢になっていることに気づきます。さて午後からは福井窯業㈱の近藤社長が年末ご挨拶に御来寺くださりこちらも最近の経済状況の話題で話が弾みました。「友、遠方より来る また楽しからずや」 長年ご厚誼を頂いている方々との御目文字が続いていく師走月となっているようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3399話 】
2022年 12月 07日 談

「 和 」

 

昨日午前中に無事退院して1日目を迎えました。術後24時間以内に下血があれば再入院となるところですが、どうやら出血も無く静養に努めています。しかしながらこの1週間は決して油断が出来ません! 100人に1人は下血するとのデータがあり、今後も気をつけて療養したいと思います。

 

桂岩寺ご住職と ㈱豊蔵組・江川部長とともに 

 

入院中には院内に掲示されているお知らせポスターや情報誌などを詳しく読みましたが、特に手術室の入り口には警告する感じで「女性の死亡率は大腸がんが第1位です」とポスターに書かれておりギョッとします。当然のことながら女性の患者さんも手術室の前でそれを見ていましたが、和尚も今回2度に渡り合計9個のポリープ切除をしましたから術後の病理検査報告を受けるまでは何とも言えません。

 

年末の御挨拶に 来寺くださいました

ふれあいパーク霊苑にて 桂岩寺様と

 

 

 

本日から少しずつ 干支色紙描きを再開しました

 

大腸ポリープの切除そのものは現在どこの外科病院でも積極的に行っており、大腸専門の病院もあるくらいに現代の代表的病気として捉えられているようです。なぜ大腸ポリープが増えていくかについてはその原因はいくつかあるそうですが、いわゆる日本における「食の欧米化」が原因らしく、食の変化による生活習慣病によって発症するのかも知れません。

 

来年のテーマ 「 一華 五葉を開く 」

 

和尚の場合は体質からくるものらしく、子供の頃は「身体のおでき」に悩まされ、父に連れられて病院通いをしていた時の事を思い出します。ふつうは2個か3個程度の切除手術が多いそうで、和尚の場合はポリープ多発症(自分でつけた病名)で今後も油断は出来ませんから食事療法を徹底していきたいと念じています。

 

高倉様御夫妻とともに

 

さて本日は桂岩寺様、江川様、高倉様ご夫妻がお見舞いと年末ご挨拶に来寺くださり心から感謝申し上げました。健康ほど大切なものは有りませんね。よくよく承知していますが、「病は食から」をスローガンに健康管理をしていきたいと思うものです。皆様に於かれましてもくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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