和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3943話 】
2024年 06月 03日 談

アスチルベ / 宝勝寺境内

 

午前6時半頃の携帯電話の地震警報がけたたましく鳴り響き、前回とは違い建物全体が揺らぐような感じの地震ですぐに治まりましたが、ニュースでは輪島市で震度5強と報道されました! すぐに滋賀北陸教区所長の齢仙寺住職並びに第5部支所長 華蔵寺住職また寳勝寺お檀家様より安全確認のお見舞電話を頂きましたが、どうやら能登半島地震は治まる気配が無いようで心配です。現地ではいまだに避難生活をされている御家族が多くおられると聞き、心中如何ばかりかと察するに余りあるものがあります。

 

中庭の縁側でくつろぐ ご近所の親子猫

 

午前中に寺町の桂岩寺住職が来寺くださり7日に厳修される「家族動物共葬墓開眼法要」の打ち合わせをしたものの、話題の大半は能登半島地震で被害を受けた曹洞宗各寺院の災害復旧に関する深刻な内容となりました。

 

桂岩寺御住職と 6月7日の家族動物共葬墓開眼式 打ち合わせ

 

ニュースでも報道されていますが、倒壊または半壊した家屋の復旧はそのほとんどが手つかずのままとか。また各寺院の建物復旧は目途すら立てられない状況下にあるとの桂岩寺住職の話でしたが、あまりにも地震被害が広範囲に及び甚大であっただけに心痛の極みです。今朝方の地震で倒壊した家屋もあるとの報道で本当にお見舞いの言葉もない程で、政府主導の力強い支援を願うばかりです。本日は休息日として身体を休めましたが、余震の続く石川県ゆえに予断を許さない日々が続いていくようです。友峰和尚より

 

夕刻 寳勝寺檀信徒の北條様と

友峰和尚のちょっといい話 【 第3942話 】
2024年 06月 02日 談

霊苑の空に架かった虹

 

昨夜来の雨も上がり穏やかな朝を迎えることが出来ました。昨日は午後から金沢百万石まつりに久しぶりに見物に行き金沢城内からぐるりと一周して宝勝寺に戻りましたが、ヘルスケアアプリの数字がなんと約1万3千歩を表示しており驚きました。多くの出店や能登応援での輪島の名産品を販売するテントなど見て回っているうちに1万歩を超えた感じでした。

 

午前10時より 山形家一周忌法要を修業いたしました

 

 

午後 爽やかな風の吹く墓前での 納骨供養諷経

 

今日は痛む足を引きずりながらの法務遂行となったものの、午前午後とも年忌法要を無事に修業することが出来安堵しました。最早無理の効かない身体ながら、声だけは昔よりも遥かに出るようになり自分でも感心するくらいです。歌手の方でも若い頃より歳を積み重ねた現在のほうが味わいのある歌声となっている方も多く見受けられるだけに、どうやら声だけは老化現象とは無縁なのかも知れませんね。

 

午後14時より 寳勝寺檀信徒 高畠家 年忌法要を修業いたしました

 

髙畠家ご親族の皆様との 和合の茶礼にて

 

お祭りも最終日となり金沢市内は静けさを取り戻した今日の風景でしたが、本日は後祭りで子供達の打つ太鼓の音が響き渡っていました。

 

かたばみ

 

さて7日金曜日の午前10時より「家族動物共葬墓開眼入魂式」がふれあいパーク霊苑内にて厳修される予定となっており、明日からはその準備に入りたいと思っています。梅雨入り宣言ももうまもなくと思われますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3941話 】
2024年 06月 01日 談

金沢市香林坊の大通り 時代行列を待つ人々

 

「第73回金沢百万石まつり時代行列」が午後2時から金沢駅前を出発するとあって道路沿いの客席は大勢の市民や観光客で埋め尽くされていました。午前中に月参りに出向いたのち身支度をして午後より見学に出掛けましたが、金沢城内にも大勢の外国人観光客が見物に来られており、国際色豊かな風景を見せていました。

 

金沢城内 沢山のイベントが行われていました

 

見学途中に寺から連絡が入り急遽宝勝寺に帰山を余儀なくされ今年は行列を見学することが叶わず誠に残念でしたが、それでもお祭りの賑わいを体験できただけでも幸いでした。

 

いしかわ四高記念公園

 

 

尾山神社

 

 

 

帰山後、毎年10月に開催されている伝燈寺里芋収穫奉納祭の打ち合わせに事務局の千田美保さんが来寺くださり外庭にて当日の打ち合わせをしましたが、今年は境内でのイベントも開催するとのことで後日再度関係者が集い懇談することになりました。

 

千田さんとの打ち合わせ

 

伝燈寺里芋収穫奉納祭も今年で4回目を迎え、里芋の販売も順調とのことで有難く思っています。さて今日から六月水無月(みなづき)に入りましたが、あちこちの田んぼでは水面の美しい風景が広がりを見せています。

 

少林寺総代・宮﨑寒雉家にて

 

午前中に少林寺総代・宮﨑寒雉家に月参り諷経に出向きましたが、床の間には先般贈呈した和尚の墨蹟が立派に表具され床の間に掛けられており、大変嬉しく思いました。掛軸の字は「春風百花舞う」でこれからも花の季節本番を迎えますが、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3940話 】
2024年 05月 31日 談

 

今から2年前に体調を崩し入院を余儀なくされて以来このかた「健康オタク」となった和尚ですが、その理由は言わずもがな約10年後の卑山諸堂竣工式になんとしても臨みたいという強い意思から決意したものです。

 

ふれあいパーク霊苑「家族動物共葬墓」映像撮影の打ち合わせ

 

すぐに実行したのが“食”の改善で、まずは主食としてもち麦に替え、野菜をふんだんに使ったサラダと朝の味噌汁を必ず飲むことでした。また甘い菓子や果物を極力控え、小麦を使ったパンやうどん、ラーメンを避けた結果、日々めきめきと健康体に復活し定期検診での血液検査は現在全てがほぼ正常値となりました。しかしながら体脂肪や血糖の数値が少々高めゆえに更に主食をもち麦から玄米食に替えたところ見る見る体重が減少し、入院前に95キログラムあったものが現在では78キログラムとなり、すこぶる身体全体の調子が良くなってきた感じがします。

 

 

 

以前から玄米食は身体に良いと聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。血色に加え肌つやも良くなり、なにより気持ちが溌溂としてくるのを覚えます。皆様にはぜひ玄米食を推奨したいと思います!もちろん玄米に少し白米を加え炊き上げますが、毎日よく噛んで食べているうちに玄米の美味しさが分かってきますから思い切って実行してみてください。

 

 

さて本日は小雨降る中、霊苑内に新しく設けた「家族動物共葬墓」広報のための映像撮影が行われました。日々是新たなり!で1日として同じ日が有りませんが、確実に前進している事には違いないようです。時代のニーズにこたえながら常に発展を目指し頑張って参りましょう。くれぐれも玄米食で頑張ろう!ゲンマイ!ゲンマイ! 友峰和尚より

 

午後からは会計監査 片岡経営会計事務所スタッフの平馬さんと

友峰和尚のちょっといい話 【 第3939話 】
2024年 05月 30日 談

寺町界隈には修学旅行と思われる学生さんの姿が大勢見受けられ、先般京都に出向いた際も駅構内では全国から観光旅行に来られている学生さんの集団と出会いました。学生さん達の初々しい姿を見るのは本当に元気が出るものです。

 

日々生長する 花壇の花々

 

午前中に岸家葬送の儀のために葬祭会館に出向きましたが、気温も上がり汗ばむような一日となりました。午後からも少林寺お檀家角尾家の仏壇抜魂諷経を修業し、少林寺にお祀りできる御本尊佛や木魚始め仏具などは持ち帰り使わせて頂くことにしました。近年はマンションに住居を移すお檀家が増加し、それに伴いこれまで長くお祀りされてきた仏壇などが整理される事象が増えつつあります。なんとも悩ましい状況ですが、時代の推移と共に仏壇の有りようもここに来て変化していくようです。

 

寳勝寺檀信徒の津田様が 御参詣くださいました

 

夕刻には東京より寳勝寺お檀家の津田善子様がご主人の祥月命日忌の墓参に来寺され、本堂でご供養諷経を修したのちお庭で久しく歓談しました。この時季は出来るだけ外庭でおもてなしの茶礼をするよう心掛けています。

 

お庭での 茶礼のひととき

 

時折吹き抜ける初夏の清々しい風は値千金です!「六月清風を聞かば人間恐らく値なからん」とはまさにこのことであろうと、法務を終えてゆっくり寛ぐことが出来た一日となったようです。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3938話 】
2024年 05月 29日 談

ジャスミンが咲き始めました

 

気温の上下が激しく変わる今日この頃となっていますが、身体の調子にはくれぐれも気をつけて頂きたいと願っています。兎にも角にも最近の気候変動の異常さには驚きます。現在北上中の台風1号の影響があるのかも知れませんが、それにしましても“線状降水帯”とか“ゲリラ豪雨”とか今まで聞いたことも無いような気象の異常を表わす言葉が多く使われるようになってきたと感じます。

 

お庭にて 大学生アルバイトの吉浦くんと

 

今日は昨日から一変して雨上がりの爽やかな日和となり、午後にはカフェの合間を見てお手伝いの学生さんと一緒に庭での一服となりましたが、実に気持ちのよい時間を過ごすことが出来ました。ここ数日間は法務で多忙を極めていただけに、ゆっくりと寛ぐことが出来たようです。それでもすぐに法務の予約が入り急遽葬祭会館に出向きましたが、寺の事務方の住む所を常住(じょうじゅう)と呼ぶ意味が納得できる昨今となっています。

 

 

すぐ近くの小枝で セキレイが鳴いています

キンシバイ

 

また常に寺に住しているのが「住職」また「住持(じゅうじ)」とも言いますからガッテンです! 住職に於いて常に臨戦態勢にある為には日頃からの健康管理が求められているように強く思います。何事も仏縁にしたがって精進努力して参りましょう!負けてたまるか!

 

 

「赤肉団上(しゃくにくだんじょう)に一無位の真人あり 常に汝ら諸人の面門より出入(しゅつにゅう)す 未だ証拠せざる者は 看よ 看よと」 臨済宗の祖、臨済義玄禅師の言葉ゆえに看取せよ!看取せよ! 友峰和尚より  注、(赤肉団上とは心臓即ち心を意味します)

友峰和尚のちょっといい話 【 第3937話 】
2024年 05月 28日 談

「 雨滴声 」 渓仙

 

台風1号の日本列島北上に伴い終日雨模様の天気となりましたが、地域によっては豪雨となった所があるそうで本当に近年の異常気象には驚きます。午前中は昨日に引き続き庫裡倉庫内の最後の整理整頓と移転の準備に入りました。なにしろこれまで頑張ってきた過去の仕事の膨大な資料を整理するのですから随分と時間が掛かってしまいました。凡そ約1年間を要しての整理整頓でしたが、過去の資料を調査しながらの整理はある意味で楽しい時間でも有りました。

 

睡蓮が咲き始めました / 宝勝寺境内

 

これまでも何度か資料整理をしようと思いましたが、卑山寺院復興の浄財を得るため次々に催事を企画し今日まで間断なく実行あるのみで、整理は常に後回しにして来たツケが今になってどっと押し寄せた感じでした。何はともあれ無事に終了できた事に満足しています。新命副住職に詳しく説明しまた松浦建設(株)の中島現場監督にも伝達して一路午後より寳勝寺に帰山することが出来ました。

 

「日中友好の朝顔」の芽

 

雨模様の天気となった本日ですが、雨もまた風流で特に大安禅寺に降る雨は格別です。梅雨入り宣言は北陸地方にはまだのようですが、もうまもなく梅雨の季節を迎えることと思います。1にも2にも健康が大切ですから、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますよう祈念いたしております。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3936話 】
2024年 05月 27日 談

 

大相撲夏場所で地元津幡町出身の新小結「大の里」が千秋楽で勝ち優勝しましたが、実に15日間素晴らしい戦いを見せてくれました。観戦中だった父親の知幸さんが桟敷席で号泣するシーンがテレビで映し出されましたが、心技体とも充実した関取には感動を覚えました。

 

石川県河北郡津幡町出身の大の里関が優勝

 

 

毎日欠かさずテレビ観戦を続けていただけに、今日からなんとなく相撲ロスになりそうな気がします。大の里の今後益々の活躍を期待したいものです。さて昨日は山川宗玄老大師の妙心寺派管長第三十六代晋山式に参列しましたが、本当に清々しい天気に恵まれしかも時折式場となった妙心寺法堂内に涼しい初夏の風が吹き込み、約六百名近い参詣者のもと厳粛な雰囲気のなか晋山式が粛々と修業されました。

 

感動醒めやらぬ 山川宗玄老大師猊下妙心寺派管長晋山式

 

今日はその時の感動の余韻が残りながらの自坊の後片付けに入りました。愈々重文庫裡の全面修復工事が始まるため昨年より続けてきた什器や保存物整理移転作業も最終段階に入り、和尚の自室の重要保存物もどうやら全ての整理整頓が終了したように思います。明日は最後の室内点検をして金沢に出発したいと思います。

 

大安禅寺から望む初夏の白山連峰

 

つくづく北陸新幹線延伸開業のおかげを感じますが、金沢と京都並びに福井間を短い日数と時間で移動出来るのも交通インフラの発展の賜物です。あまりの移動の激しさに流石に疲労困憊ではありますが、全ての重要用件をクリア出来たのも文明の力と感謝したものです。それにしましても京都での行動はまさに分刻みでしたが、和尚の師匠でもあります大本山妙心寺山内(さんない)の雑華院華隠窟老大師猊下に御挨拶できたことも今回の重要な要件であっただけに、心から感謝した三日間となったようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3935話 】
2024年 05月 26日 談

京都大本山妙心寺 「山川宗玄老大師第三十六代妙心寺管長晋山式」

 

素晴らしい気候に恵まれ心配された京都盆地独特の蒸し暑さも無く、午前10時半より大本山妙心寺法堂に於いて「山川宗玄老大師第三十六代妙心寺管長晋山式」が全国並びに海外から約五百名の参詣者が集うなか厳粛に挙行されました。

 

妙心寺山門より大方丈へ向かわれる 山川宗玄老大師

 

 

第三十六代妙心寺管長 山川宗玄老大師

 

昨晩はホテルにて祝賀会が開催されましたが、山川宗玄老大師は岐阜県美濃加茂市伊深の正眼寺僧堂の師家であることからその多くは正眼寺僧堂会下の僧侶でしたが、大安禅寺とは深い御法縁があり久しぶりにお会いする住職もおられました。本日は午前八時より、山川宗玄老大師が妙心寺山門より大方丈に至るまで多くの僧侶ならびに縁者の見守るなかお練りをされました。法堂での晋山式は荘厳で極めて厳粛なもので、約1時間半に渡り無事円成された後、微妙殿にて祝斎を頂きました。

 

晋山式を前に 妙心寺微妙殿にて

 

 

 

 

妙心寺 法堂へ向かう

 

 

 

大本山妙心寺法堂前にて

 

祝斎の御料理も妙心寺御用達・あじろさんの精進料理が出され本当に久しぶりに本格的な精進料理を頂きましたが、どの料理も以前とは更に進化した大変美味しい味付けと盛り付けがなされ心から堪能したものです。妙心寺管長晋山式に参列出来、御法縁に感謝申し上げました。

 

祝斎 妙心寺御用達・あじろさんの精進料理

 

さて祝斎の途中でしたが雑華院華隠窟老大師にご挨拶に参上し、老大師に久しく相見しました。御健勝なる御姿に接し大変嬉しく思いました。

 

雑華院華隠窟老大師にご挨拶いたしました

 

帰り際に老大師から「頑張ってやれ!」と激励の言葉を賜りました。誠に感謝の念でいっぱいです。一路帰山の途に着きましたが、まるで夢でも見ているような一泊二日の妙心寺管長晋山式参列となったようです。南無観世音菩薩 友峰 拝

 

帰路途中 大混雑の京都駅

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3934話 】
2024年 05月 25日 談

大安禅寺バラ園 <2024年5月25日撮影>

 

大安禅寺バラ園の今の様子を撮影した動画が妻から送信されて来ましたが、日々成長していくのが分かります。花数も増え色とりどりの薔薇の花の美しさには圧倒されます。

 

 

 

昨日は妻がバラ園でお茶会を催している画像が送られて来ましたが、なんともゆっくりと寛いでいる雰囲気が伝わってきます。明日は和尚も夕刻より園内での茶話会に参加する予定となっており、今から楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、明日午前10時より京都大本山妙心寺法堂にて挙行される山川宗玄老大師の「妙心寺派管長晋山式」に出席するため一路京都への移動日となり、本日の宿泊ホテルに向かいました。

 

本日午後、金沢駅にて

 

今年4月の北陸新幹線敦賀駅延伸開業以来、初めて金沢より新幹線で敦賀駅まで行きサンダーバード乗り換えで京都駅に着きましたが、金沢駅と敦賀駅間がなんと約40分と実に快適でした。残念ながら敦賀駅で乗り換えしなければならず、一刻も早い関西方面への新幹線乗り入れ工事を願うものです。

 

車窓からの 美しい琵琶湖の景色

 

それでも敦賀駅から京都まで約1時間ですから、昔から比べれば随分速くなったものです。時代の移り変わりと共に交通インフラは更に進化を遂げていくものと期待しています。さて明日は久しぶりに妙心寺に参詣出来るのを楽しみにしているところです。南無観世音菩薩 友峰和尚より

 

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