和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3652話 】
2023年 08月 17日 談

日中友好の朝顔 <9月下旬頃まで咲き続けます>

 

朝から久しぶりの雨模様となり、雷がゴロゴロと大きな音を響かせるお盆明けの寳勝寺となりました。昨日までの忙しさからは想像もつかない程の静けさで、時折墓参の車が境内を往来する比較的のんびりとした一日となりました。

 

大安禅寺の梅で漬けた 梅酒

 

和尚も本日はお盆休みを取って終日休息しましたが、お盆経の疲れを癒すため自坊から持参した梅酒を少し頂いてみたところ余りの美味しさに驚いたものです。実はこの梅酒ですが、ずいぶんと昔に職員たちの手で大安禅寺境内にある樹齢約200年位の紅梅と、鐘楼前の樹齢30年位の比較的若い梅の実を収穫して焼酎と角砂糖に漬けたもので、庫裡の2階倉庫に長い間保管されていたものでした。このたび本堂に引き続き庫裡棟も修復工事が始まることになり帰参した際には庫裡倉庫の整理を続けていますが、その時に倉庫奥深くに保存されていた「梅酒」を発見し、数本を寳勝寺に昨日持参したものです。

 

平成11年6月28日の日付

 

梅酒の瓶には作られた年月日と職員の名前が記されており、1つは平成20年(2008)7月3日、さらに古いものは平成11年(1999)6月28日と記されており梅酒の色は真っ黒で、20年以上も月日が過ぎているため最早飲むことが出来ないのかとさっそくインターネットで調べたところ全く問題ないらしく、試飲してみたところコクとキレがあり、余りの美味しさに感動してしまいました。本当に長い年月の間庫裡倉庫で眠り続けていた為、きっと熟成されたのだと思います。

 

真っ黒に熟成した梅酒

 

梅酒の瓶には作られた方々の名前が記されており、本当に当時を懐かしく思いながら見入っていました。多くの職員皆様のおかげで現在重文大安禅寺諸堂の修復保存工事が文化庁指導のもと順調に進められており、心から感謝申し上げたいと思います。

盆明けて 寛ぐ僧の 笑顔かな 友峰

送り火に 香の煙や 古寺しずか 友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3651話 】
2023年 08月 16日 談

台風一過 / 寳勝寺境内にて

 

お盆明け、台風一過の朝を迎えどうやら福井地区は無事に通過したようですが、各地で大雨と強風による災害被害が発生しているとの報道で被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

酒井様と 御子息とともに / 大安禅寺愈好亭にて

 

今年の卑山盂蘭盆大施餓鬼会の厳修が危ぶまれましたが無事に円成出来たことに安堵しています。午前中には酒井様が御子息と御盆のご挨拶に来寺くださり、新命副住職も交えゆっくり歓談しましたが昨日とは全く違った時間の流れを感じ取ったものでした。

 

日頃より御厚誼を頂いている清水様と お孫様たちとともに

 

それと言うのも、台風7号の進路とその影響をずいぶん心配しながら盂蘭盆会当日を迎えたこともあって、無事に全ての行事を終了した安堵感からなのかも知れません。午後には一路金沢に車を走らせましたが北陸自動車道は台風の影響の中にあり、横なぐりの強風が吹きつけ時折スコールのような大粒の雨が降る中の移動となりました。

 

須貝総代ご夫妻と 御子息とともに

 

寳勝寺に到着すると時同じくして須貝総代ご夫妻と御子息がご挨拶に来られ暫く歓談しましたが、和尚にとっては身も心もお盆休みとなったようです。台風は通過したものの猛暑はまだまだ続きそうな様相にて、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますよう祈念いたしております。友峰和尚より

 

夕刻 お盆中のカフェを手伝ってくれた藤本さんが ご挨拶に来てくれました

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3650話 】
2023年 08月 15日 談

卑山御詠歌講員の皆様による 妙心寺花園流御詠歌 奉納

 

台風の影響が大変心配されましたが、午前10時半より花園流御詠歌講員による奉詠を合図に卑山「盂蘭盆大施餓鬼会」も多くの檀信徒皆様のご参詣のもと無事に厳修することが出来ました。

 

令和5年度 大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会 厳修

 

昨晩より台風の進路についてはずいぶん気をもみましたが朝方のニュースで北陸地方からは逸れるとのことで、責任役員総代も例年通りに午前9時には来寺くださり檀信徒方々も次々に参詣され心から安堵しました。行事を知らせる大鐘も久しぶりに撞かれ、本当に懐かしく聞き入っていました。現在諸堂の修復工事が進行中ですが、鐘楼は昨年全面修復工事を終えており年中行事の時のみ大鐘を撞いています。

 

孫の永峰が 新命副住職の補佐をしました

 

 

 

法要に先立ち責任役員方々と御挨拶をしたあと副住職より行事の説明がなされましたが、孫の永峰も同席して和やかな懇親の席ともなりました。兎に角台風の進路が常に心配された今年の盂蘭盆会でしたが、無事に円成出来たことに心から感謝いたしました。

 

 

大安禅寺 花園霊苑の方角に向かって 御焼香される参列者の方々

 

7月上旬より今日までの約1ケ月間、祖霊供養三昧の日々を過ごして参りましたが本日をもって全ての尊霊ご供養を無事に修業出来た事は和尚にとって最高の法悦でも有ります。「報恩謝徳」の気持ちを大切に、更なる精進を続けて参りたいと念じています。本日は檀信徒始め沢山の方々にご参詣頂き心から感謝申し上げます。

読経の 声高らかに 盆施餓鬼 友峰

孫共に お経を唱う 夏御堂 友峰

香焚きて 故人を偲ぶ 夏の堂 友峰

台風の 進路占う 盆の寺 友峰

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3649話 】
2023年 08月 14日 談

大安禅寺庫裡屋根上空 雲行きが怪しくなってきました

 

台風7号の進路とその影響が心配ですが極めてゆっくりと進んでいる様子で、明日午前10時半より厳修される盂蘭盆会はなんとか執り行うことが出来そうです。15日の交通機関はかなり混乱しそうで里帰りされている方は本当に心配されていることと思います。台風の被害も無く本土の無事通過を願うばかりです。相変わらず猛暑が続いていますが、台風一過で幾分涼しくなることを期待したいですね。

 

 

さて今年の檀信徒棚経も無事に終え、愈々明日の盂蘭盆大施餓鬼会を残すのみとなりました。7月の新盆から今日まで祖霊供養諷経の毎日でしたが、各々祖霊との交流は実に有難く色々なご加護を受け本当に感謝あるのみです。

 

 

午後からは内孫達と昼食に出掛けましたが、こちらも久しぶりに楽しい会話のひとときでした。夏休みも後半に入り沢山の宿題も怠りなく学習に励んでいるとか、和尚の子供の頃とはずいぶん違うようで頼もしいかぎりです! 勉強もさることながら孫達の会話が愛らしく、無事に学校生活を楽しんでいるようで嬉しく思いました。あすは内孫の永峰も盂蘭盆会で新命和尚の補佐をするとか。こちらも頼もしいかぎりです。「平穏無事(へいおんぶじ)」が何より有難く祖先に感謝しながらお盆を迎えたいと思います。

台風の 風に戸惑う 蝉しぐれ 友峰

内孫の はにかむ笑顔 夏ふかし 友峰

孫もまた 暑し暑しと 口にせり 友峰

蜩や 祖霊を迎う 施餓鬼棚 友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3648話 】
2023年 08月 13日 談

地元 田ノ谷町御檀家様のお家にて お盆の棚経を修業いたしました

 

本日も「報恩謝徳(ほうおんしゃとく)」の棚経が続いています。お盆棚経2日目の朝を迎えましたが昨晩も30℃を超える熱帯夜となり夜中に何度も目が覚める始末!きっと皆様も同じ状況だったのではと思います。エアコンをつけたまま就寝したのですが、室内温度の調整が難しく体温との差が生じているのか寝汗をかく状態でした。

 

 

 

 

午前5時に起床しましたが突発性の目眩に襲われ、棚経へは7時に出発しましたが目眩が収まらず、とりあえずフラフラしながら出掛けました。総代の見寺さんが首回り用のアイスノンをくださり、本当に助かりました。道中は蒔田総代さんの手厚いサポートを受けながらの棚経でしたが、なんとか全て無事に終了することが出来て総代さんには心から感謝したものでした。いちどは健康状態を考慮して取り止めようとも思いましたがお檀家さんが待っていると思うとそういうわけにもいかず、法力のご加護を得ての棚経となったようでお盆祖霊供養の尊さを身に染みて感得するものです。

 

御檀家様のお家に飾られている 和尚筆の額

 

 

 

 

 

 

「報恩謝徳」とはまさに不可能を可能にするご利益なのだと自覚しますが、一年一年無理が効かないことへのジレンマを思うのも事実です。さて明日は来る15日の盂蘭盆大施餓鬼会の準備をいたしましょう。友峰和尚より

 

「 妙智力 」

友峰和尚のちょっといい話 【 第3647話 】
2023年 08月 12日 談

地元・田ノ谷町 御檀家様の家々にて お盆の棚経を修業いたしました

 

午前7時に地元地区お檀家棚経に総代さんをお共に新命和尚と出発しましたが、その時点で気温は30℃を超えていました。昨晩は熱帯夜となりエアコンが無ければとても睡眠できる状態では無かったのかも知れません。

 

 

午前5時には起床してお参りの準備に入りましたが、昔は父と一緒に午前6時には棚経に出発したことを思い出します。全てのお檀家を回りますが、流石にお経を唱える間は汗が背中を滴り落ちていく感じで帯のまわりはびっしょりとなる始末! 新命和尚とは別々に回りましたが、最終的に新命副住職が何軒かを補佐してくれたおかげで本日の棚経を無事に終えることが出来たようです。引き続き明日も棚経予定となっており午後からは明日に備え休息しました。

 

ご家族の皆様とともに

 

お盆の棚経は檀信徒皆様との交流の場でも有り、県外にお住まいで里帰りされているご家族との久しぶりの懇親の場所ともなります。なによりご家族揃って祖霊供養を修業する事の大切さでも有り、布教の場ともなっています。さて気になる台風7号の進路ですが、どうやら15日の盂蘭盆会に福井県を通過するとの予報で大変心配です。どうか無事に通過することを只管祈念するばかりです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3646話 】
2023年 08月 11日 談

大安禅寺 本堂へ続く参道から 山々を望む

 

台風7号の進路が心配されますが、どうやら15日盂蘭盆会の行事の際はなんとかクリア出来そうな気配ですが何とも言えません。16日午前9時に福井県が台風の目に入るとの予報ですから、無事に通過するのを祈るばかりです。

 

樹齢四百年の木陰が 安らぎを与えてくれます

 

台風の影響からか全国的に猛暑が続いていますが、しばらくぶりに帰山した大安禅寺の境内をぐるりと視察したものの焼けつくような日差しが否応なく皮膚に食い込んでくる感じで早々に引き上げました。明日からはお盆棚経で地元お檀家様の家々を新命和尚とお参りに回りますが、明日も40℃近くになるとの天気予報で午前7時前に総代さんと出発する事にしました。

 

境内から 無心亭へ続く階段

 

今日の午前中には長年ご厚誼を頂いている(株)アイソウシャ会長・中村修二家にお盆のお参りに新命和尚と出向き、諷経終了後には中村幸雅社長を交えゆっくり歓談しました。

 

参道内の小径に祀られた 布袋尊の石像

 

自坊に帰参して一番感じるのはヒグラシの蝉しぐれで、金沢市内では味わえない夏の醍醐味です! 谷川のせせらぎの音を始め色々な蝉や鳥の啼く声が深い癒しになることを実感するのは歳を取ったせいからなのでしょうか。いつの時代でも最終的には自然の中で過ごすのが一番幸せを感じるのかも知れませんね。さて明日から15日盂蘭盆会修業までは精進の行となりそうです。頑張って参りましょう! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3645話 】
2023年 08月 10日 談

 

金沢市内は遂に38℃を超えましたが全国的に酷暑の一日となったようです。午前中より暑さを凌ぐためか次々に寺カフェ利用の観光客の方が来られましたが、圧倒的に外国人の家族連れの方が多く見受けられました。15日の旧盆が近づくに従って明日頃からは里帰りの御家族が利用される事と思います。寺町界隈はコロナ禍以前の人流に戻りつつあるようで、金沢市内の有名観光地はどこも賑わいを見せているとのニュース報道でした。

 

里帰りしたような宝勝寺喫茶室 奥の廊下の風景

 

今日は自坊に帰山する予定でしたが、寺カフェのサポートに入ったため夕刻に帰山しました。台風7号がお盆に本州接近か?とのニュースが流れていましたが本当に心配です。里帰りのご家族皆様も、日程変更を余儀なくされる事態や交通手段への影響を懸念され帰省を取り止める方も増えているとか。近年の異常気象は色々な面に影響を与えているようです。いずれにしましても里帰りに際しては無事に帰宅できることを心より祈念しております。酷暑のみぎり、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

「 壺中日月長 」

友峰和尚のちょっといい話 【 第3644話 】
2023年 08月 09日 談

 

金沢港に大型客船が入港するといっきに海外からの観光客が増え、卑山カフェも大勢の外国人旅行者で賑わいます。そもそも金沢は全国有名観光地の中でも人気があり当然の事ながら外国人の姿も多くなるわけで、卑山寺カフェのメニュー案内看板には英語が表記されていることもあり国外の団体様や家族連れの方が利用されています。

 

「 一華開五葉 」

 

卑山スタッフも簡単な英語を使いながら要領よく案内しており、流石に時代を感じます。旧盆が近づくにつれ観光客や里帰りの帰省客も増えるに合わせて、卑山職員が手作りでメニュー看板を新しく書き直しました。新調されたメニュー看板を見て次々に入って来る姿を見るのは嬉しいものです。

 

「 一日清閑 一日福 」

「 八風吹不動 」

 

本日はカフェ手伝いをしながら以前より書き溜めておいた墨蹟禅画の作品を小額に収める作業をしましたが、額に作品を入れるとガラリと雰囲気がかわり立派に見えます。「馬子にも衣装」では有りませんが、洋画や日本画作品に於いても同じことが言えるのかも知れません。さて明日からは自坊での旧盆に備えての法務遂行となるため、その準備に入りたいと思います。和尚にとって正念場を迎えているようです。

外国語 飛び交う寺や カフェの盆 友峰

かき氷 作る手際の 良し悪しよ 友峰

寺カフェに 喜ぶ客や 夏盛り 友峰

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3643話 】
2023年 08月 08日 談

傳燈寺盂蘭盆会を修業いたしました

 

気温が36℃を超えるなか、本日は伝燈寺盂蘭盆会並びにこのたび境内に完成した宝亀庵(納屋)の御祈祷を厳修しました。金沢市内より東に位置する宝亀山傳燈寺ですが歴史は古く、1311年延慶元年に恭翁運良<仏林恵日禅師>を開山とする臨済宗法燈派の禅宗寺院で、江戸期に大本山妙心寺より千岳宗仭禅師を加賀藩第三代前田利常公が迎えて臨済宗妙心寺派として今日に至っています。

 

高倉さんご夫妻 と 高橋ナオミさんが お参りされました

 

 

お檀家は一軒も無く、先代住職の宮崎元良師が弁財天会を結成して寺院復興に努めて来られましたが平成28年11月(2016年)に遷化され、現在は和尚がその後を受け兼務住職として引き続き寺院の護持と復興に当たっています。今年の10月22日(日)に伝燈寺里芋収穫奉納祭が開催予定となっていますが今年で3回目の修業となり、弁財天御祈祷祭とともに寺院復興への御法縁を広げています。

 

 

 

 

 

境内に完成した 宝亀庵(納屋)の御祈祷会

 

本日は午前10時半より関係者参詣のもと盂蘭盆会を厳修した後、境内に完成した宝亀庵(納屋)の御祈祷会を修しました。宝亀庵は今後色々な行事開催時に利用していきたいと願っています。

 

伝燈寺町の西川さんが お参りに来てくださいました

 

 

塩・洗米をまき、御祈祷をしているようす

 

境内で育っている 伝燈寺里芋

 

さて、自坊である大安禅寺の盂蘭盆会大施餓鬼会も間近に迫って参りました。愈々本年の御盆祖霊供養の最後でもあるので気を引き締めて読経に集中して参りたく念じています。

祈願する 読経三昧 蝉しぐれ 友峰

山々に 響く読経や 夏の寺 友峰

いが栗の 青々として 古寺静か 友峰

焼香し 尊師を偲ぶ 古刹かな 友峰

 

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