和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3953話 】
2024年 06月 13日 談

午前9時より 少林寺にて墓籍調査を開始しました

 

一日を通して色々な方との出会いと、それにともなって法務内容も色々な展開があるものだと御法縁の不可思議さを感じます。午前中は職員ならびにお手伝いの学生さんとともに少林寺へ出向き、長らく懸案になっていた墳墓の墓籍調査に入りました。

 

御法名を記録し 写真を撮っているところ

 

昨日に続いて真夏日となり炎天下の中での調査となりましたが、午前中に約200基の調査を終えることが出来たようです。和尚はその間、墓域の除草作業をしましたが、7月盂蘭盆会を前に墓域はすっかり綺麗になりました。

 

和尚は 墓域の除草作業

 

帰山後、午後1時より読売新聞北陸支社の宮崎記者よりこのたび新しく墓域に完成した「家族動物共葬墓」の取材を受けました。取材の対応後はふれあいパーク霊苑・宙(そら)での納骨諷経を修業しましたが、ご供養前には供養施主の江上様と故人を偲びながら懇談しました。

 

午後1時より 読売新聞北陸支社の宮崎記者から「家族動物共葬墓」についての取材を受けました

今日も 子猫が遊びに来ています

 

 

 

午後3時より 江上家納骨供養諷経を修業いたしました

 

 

ご供養を終えた後は福井テレビ開発(株)の宮澤ゼネラルプロデューサーがスタッフの方と来寺くださり、新しく制作する「宝勝寺ふれあいパーク霊苑」の広報映像について再度の打ち合わせをしながら、本当に一日を通しての法務内容の変化に驚きます。

 

福井テレビ開発(株)の宮澤ゼネラルプロデューサーとの打ち合わせ

 

「心から 使う我が身の 手足さえ 思うようには ならぬ世の中」という道歌がありましたが正しくその通りで、「思うようにならぬ」からこそ日頃からの身体の運動と脳トレや発声訓練が不可欠なのです。御法縁の広がりは言い換えれば自己研鑽の為にも本当に有難く思う今日この頃となっています。友峰和尚より

 

家族動物共葬墓 「 星 あかり 」 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3952話 】
2024年 06月 12日 談

 

北島康介選手の言葉を借りれば「なんも言えね!」まさに急激な暑さの一日となりました。今は向夏!仕方が無いと言えばそれだけのことながら真夏に入るには今少し早いのではと嘆き節の様相です。

 

現代の仏教寺院を取り巻く状況 と 寺カフェなどの新しい試みについて 取材を受けました

 

午前中に地元読売新聞社の若松記者より宝勝寺・寺カフェの由来について取材を受けましたが、約2時間に渡ってこれまでの経緯を詳しくお話しさせて頂きました。寺カフェ取材は本当に久しぶりで今から11年前を懐かしく回顧しながら現在に至るまでの経緯を説明しましたが、振り返ればあっという間の約11年だったような気がします。

 

読売新聞金沢支局 の 若松記者です

 

 

 

開業当初は全国的にも珍しさも手伝って多くの報道関係社から取材を受けたものでしたが、今では多くの広がりを見せ檀信徒始め一般参詣者との交流の場所として大いに活用されているようで有難く思っています。

 

 

宝勝寺・寺カフェは5月より新しく外庭でカフェタイムを楽しめるエリアも加わり、最近では外国人観光客の方々に利用されています。さて今日は30℃と真夏日になりましたが、北陸地方の梅雨入りはどうやら遅くなりそうな気配です。気温の変化の激しい昨今ですがどうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

「 閑坐松風一味の真 」 大安 書

友峰和尚のちょっといい話 【 第3951話 】
2024年 06月 11日 談

瑞光寺境内にて

 

気温がうなぎ登りで日中には遂に31℃と真夏日となりましたが、皆様には恙なくお元気にお過ごしのこととお喜び申し上げます。火曜日は本来なら休息日なのですが、7月のお盆月を目前にして本多町・瑞光寺と野町・少林寺の視察を兼ね休みを返上して点検に出向きました。瑞光寺は先代住職の時代から境内を月極駐車場として運営しているため、このたび防犯カメラを設置することにしました。

 

防犯カメラ設置のための工事中

 

今年の1月元旦に発生した能登半島地震に於いても瑞光寺の本堂内の仏像や仏具などが多大な被害を受け、本堂入口のコンクリートポーチもひび割れが起きるなど寺院管理の難しさが問題になりました。普段は寺町・宝勝寺を拠点にして法務遂行をしている関係上、金沢市内各兼務寺院の防犯防災面を管理する上で手薄にならないよう監視カメラの設置が急がれていました。最近では安価で性能の良い防犯カメラが販売されており、アプリを通じて携帯電話で管理できるのが利点となっているようです。

 

 

さて自坊の大安禅寺職員より志納所用色紙の依頼が届いていたため夕刻からさっそく書き始めましたが、久しぶりに持つ筆に戸惑いながらの制作となりました。なにごともそうですが「継続は力なり」ですね!反省しきりでした!

 

 

 

大安禅寺では文房流晴心会・野口支部の皆様による華展15日より開催され、16日は松雲の間で茶会が行われますので皆様にはお時間御座いましたら是非ご参加頂けたら幸いです。時節柄くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3950話 】
2024年 06月 10日 談

 

7月13日(土)少林寺ならびに14日(日)寳勝寺盂蘭盆会の檀信徒様宛ご案内状が職員の手で作成されまもなく発送となりますが、この1年を振り返ると随分と多くの法要を遂行出来たことに心から感謝しています。金沢寺院に御法縁を得て約13年になりますが、現在は兼務寺院4カ寺の年中行事を遂行しておりまたそれぞれの寺院の御葬儀や年忌法要も滞ることなく修業出来ている事を嬉しく思っています。

 

10時半より 井上家三回忌法要を修業いたしました

 

中庭 の カシワバアジサイ

 

井上様との茶礼のひととき

 

最初の兼務住職として就任したのが寳勝寺ですが、現在では本堂を含め建物の普請はすべて終え檀信徒の墓域も改葬して、「奥の院」には創建以来歴代の祖師並びに檀信徒全ての祖霊も祀られ、新しく設けた「ふれあいパーク霊苑」を通して卑山との御法縁を結ばれる方も年々増えています。近年においては寺離れや墓仕舞いが加速化するなか、寳勝寺は年中行事を始め墓域の祖霊供養並びに寺カフェを介して多くの方が集う活気ある寺院に復活している現況に住職として安堵感を覚えるものです。

 

 

寳勝寺檀信徒の安田様と 亡き父上 七回忌法要の打ち合わせ 

 

寺院の役割として祖霊に対する「報恩菩提」と「追善供養」の大切さを説く事の大切さをしみじみ思う今日この頃となっていますが、和尚も来年は77歳の喜寿を迎えようとしており益々健康に留意し、88歳の米寿まで今後も更なる努力を積み重ね大安禅寺を含む5カ寺の御法護持に万全を尽くして参りたく気持ちを新たにしています。

 

 

禅宗「無門関」に「百尺竿頭に一歩を進む」と有るように、不惜身命の境地を以て更に一歩前進して参りたく念じています。人生はあまりにも短く今の時を大切に一歩一歩また一歩です!頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3949話 】
2024年 06月 09日 談

ホタルブクロ

 

六月九日は「衣替え」の日で、六月を「水無月(みなずき)」と言うように春と夏の境目で初夏ということになりますが、暦が示すように時折境内を吹き抜けていく風も生暖かく感じます。北陸は梅雨入り宣言はまだですが、中国地方はすでに梅雨入り宣言され北陸地方もまもなくの事と思います。

 

サルビア、フウロソウ

 

今朝方も外庭でお茶の時間を楽しんでいると俄かに涼しくなり突然細かい雨粒が霧のように降って来る様はまもなく梅雨時期を迎える前兆のような気がしたものです。草木には嬉しい季節を迎えますが、人間にとってはあまり歓迎できない体調管理の難しい時季でもあります。皆様にはくれぐれも体調管理には留意して頂きたいと願っています。

 

午前10時半より 佐々木家一周忌法要にて

 

日曜日の寺カフェは実にのんびりした感じでしたが、午前中には佐々木家の一周忌法要が本堂で営まれ、また午後には鈴木家の三回忌墓前供養が修業され御家族との懇親の席ともなりました。

 

午後2時より 鈴木家三回忌墓前供養諷経にて

 

年忌法要が卑山で修業されるお家が増えつつ有る今日ですが、それに伴い御親族との交流も深まっていきます。法要は寺院にとって大切な布教の場でもあり丁寧に対応していますが、特に子供達には優しく接しながらご供養の大切さを話しています。

 


禅語に「水を掬すれば月手に在り 花を弄すれば香り衣に満つ」とあるように、この季節は心のゆとりをもって過ごして参りたいものですね。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3948話 】
2024年 06月 08日 談

ヒメシャラが開花しはじめました

 

昨日は家族動物共葬墓新設の開眼法要を厳修いたしましたが、一夜明け午前中に(株)ココ・プランニングの川面専務ならびに清野職員と外庭で慰労茶礼をしました。晴天に恵まれ関係者御参列のもと無事に開眼法要を円成出来たことを大変嬉しく思いました。

 

 

今朝、川面専務と清野さんとともに

 

卑山霊苑内に家族動物と一緒に眠りたいという、これまでにふれあいパーク霊苑に御法縁を頂いている方々からの切なる要望に応えた形ですが、これでひと安心致しました。時代の変遷とともに人々の遺骨の祀り方や価値観も随分と変化していくもので、時代時代に即応した未来志向の墳墓を提供していくことも寺院としての布教の一環だと思うものです。今朝方の地元新聞にも記事が掲載され、さっそく家族動物共葬墓の見学に訪れていました。

 

 

霊苑内で 開眼ならびに年忌御供養諷経を修業いたしました

 

さて7月のお盆月を目前にして祖霊供養を申し込まれる方も増えて来たように感じます。本日も霊苑内での年忌法要が修業されましたが、常に参詣者の線香の煙と献花の絶えることのないふれあいパーク霊苑の今日この頃となっています。父母の恩と祖先の恩そしてこれまでお世話になった方々への感謝の想いを捧げる墓参の姿に安堵感を覚える毎日となっています。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3947話 】
2024年 06月 07日 談

 

快晴に恵まれた清々しい気候のもとでの「家族動物共葬墓開眼法要」の修業となりました。早朝よりふれあいパーク霊苑内での準備に入りましたが、昨日いちどリハーサルをしておいたおかげで式典の設えもスムーズに整い、午前9時半には参列者方々も来寺され報道関係者が取材される中で法要が執り行われました。

 

午前9時半 開式を前に

(株)ココ・プランニング 中本大資社長ならびに霊苑関係者の皆様がご参列くださいました

 

 

 

 

 

法要中 地元テレビ局並びに新聞各社の記者の方が撮影されているところ

 

役僧として御出頭くださった 桂岩寺御住職

 

 

このたび新たに設けられた家族動物共葬区画ですが、近年の少子高齢化が進む社会において多くの御家族や独居者が家族動物と暮らすようになり、最期は自分のお骨と一緒に埋葬したいというご希望を頂くようになりました。その御要望に応える形でこのたび卑山ふれあいパーク霊苑内の一区画に樹木葬での家族動物共葬墓を建立しました。

 

家族動物共葬墓開眼法要 回向を詠み上げているところ

 

 

 

本日は桂岩寺住職も出頭され厳粛な雰囲気のなかで開眼法要が修業されましたが、法要終了後に地元テレビ局はじめ新聞各社の方から詳しい取材を受けました。時代の変遷とともに人々の埋葬に対する価値観もずいぶんと変わりつつあり、家族動物達はますます家族の一員としての重要な役割を担い始めている今日のようです。

 

法要終了後、報道関係各社の方々から 取材を受けました

 

 

 

家族動物共葬墓 の メインモニュメント

お墓の前で 記者の方の取材に答える(株)ココ・プランニング 川面専務

 

さて無事に開眼法要を終え明日からはご希望者の受け入れ態勢に入りますが、すでに共葬墓を希望されている御家もあり今後は丁寧に対応して参りたく思っています。「日々これ新たなり」でひたすら精進努力有るのみです。元気に頑張って参りましょう。友峰和尚より

 

日々成長中 近所の子猫

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3946話 】
2024年 06月 06日 談

ふれあいパーク霊苑 奥の院の草引き

 

これからは日々気温が上昇していきますから、外作業は早朝から取り掛かるのがベストです。明日はふれあいパーク霊苑に於いて「家族動物共葬墓開眼法要」が午前10時より厳修されるのを前に苑内の整備が関係者の手によって進められてきましたが、本日は日頃の感謝を込めて「奥の院」の草取りと掃除を徹底しました。

 

小さな草が プツプツと生えてきます

 

草引きには指の力が要りますが、指を使うことにより脳も活性化されますから一石二鳥の効果があります。禅宗の僧侶にとって作務(さむ)はその字が示すように極めて重要な修行の一環でも有り、坐禅に匹敵するくらいの集中力が身につき外掃除を含め草引き作業などは大変気持ちもリラックスするものです。

 

ホウキで 細かい落ち葉拾い

奥の院 しだれ梅の実

 

道歌に「田の草を 取って踏み込む 肥やしかな」と詠んだ方がおられますがまさにその通りで、掃除を心掛けていると色々なアイデアが湧いてくるものです。さて明日の開眼法要の意味ですが、家族動物共葬墓の石柱に入魂する儀式で、「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)」の釈尊の悟りを実践するもので「生きとし生けるものは全て生まれながらにして仏となり得る性質をもつ」という意味です。

 

明日の「家族動物共葬墓開眼法要」 設えの準備をしました

 

ヒメシャラ

 

また「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」の理念からこの世に存在する全てのものに仏性が宿ることから家族動物共葬墓入魂の重要な儀式となります。どうやら明日は良い気候に恵まれるとの予報で、家族動物各各霊の安らかならんことを祈念したいと思います。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3945話 】
2024年 06月 05日 談

少林寺墓苑にて 除草剤を散布中

 

「今の若いもんは・・・」という高齢者の若き者に対しての言葉ですが、愚痴とも思えるこの言葉は古代エジプトの時代から言われていたそうですから大変面白い話です。和尚も加齢とともに気力は充実して高まるばかりですから、当然のことながら昔も今も若い人の行動を見て否応なくそのような言葉が出てしまうのかも知れません。人間、歳を経なければ分からないことは山ほどあり、身体がだんだん不自由になるぶん口だけが達者になるのは仕方の無い事です。

 

少林寺墓苑

 

 

続いて瑞光寺墓苑での草刈り

 

確かに若い時より精神力は遥かに強靭になり、今日なども少林寺と瑞光寺へ出向き墓域の除草剤散布をしましたが、作業に対する心構えは以前よりも強く感じています。本当に不思議な感覚ですが、加齢が進むと心はいっそう若返ることを若い世代の方々に知って頂きたいと思いますね。

 

瑞光寺 すみずみまで スッキリと刈り取りました

 

 

瑞光寺駐車場に生える雑草にも 除草剤を散布

 

除草剤散布作業はタイミングが重要ですから、今日などは散布条件に打ってつけの好天気となりました。7月の盂蘭盆会を控え、各兼務寺院の墓域整備にも力を入れていきたいと念じています。

 

大安禅寺バラ園 6月4日のようす

 

< ~ 音楽が流れます♪ ~ >

 

さて昨日は卑山職員が妻の手掛ける大安禅寺薔薇園に招かれ、初夏の風情漂う薔薇園内の風景動画を撮ったとのことで本日アップしましたが、本当に綺麗ですね! ウグイスや三光鳥、ホトトギスがしきりに鳴いていたそうです。宝勝寺でも朝方ウグイスが鳴き、なんとも癒されたものです。花鳥風月の好時節、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3944話 】
2024年 06月 04日 談

大安禅寺から バラ園のようすが届きました

 

 

 

 

 

 

火曜日は休寺日ですが休む間もなく7日(金)の午前10時より厳修予定の「家族動物共葬墓開眼法要」の準備に入り、式典に必要な仏具などを揃えながら墳墓の表示墨書もしました。当日は晴れ模様で気温も24℃との天気予報ですが、日差しを避けるため御来賓用テントも準備したいと思っています。

 

昨日 桂岩寺住職との打ち合わせにて

 

昨日は当日お世話になる桂岩寺住職と現場に赴き式典の前打ち合わせをしました。「段取り八分」と昔から言われるように、入念な打ち合わせをしていてもハプニングが生じることもありますからリハーサルは大切です。

 

作業用具収納倉庫をお願いしました

 

午前中より本堂裏庭に作業用具などを収納する倉庫を作る工事が始まり、PREの高倉さんと大工師さんが来られていました。最初は出来合いのプレハブ倉庫を設置する予定でしたが、あまりにも裏庭が立派になったので庭との調和を考慮して木造での倉庫にしました。

 

 

 

 

 

 

昨日夕刻 北條様との懇談にて

 

天気の良い日は外庭でのお客様のおもてなしをするよう心掛けています。初夏の自然の風情の中にあって、「気楽に!気さくに!気分よく!」と会話が弾むものです。アウトドアでの休憩はいいですね!時には外庭でゆっくりと食事をしたいものですね。友峰和尚より

 

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