和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4036話 】
2024年 09月 04日 談

大安禅寺 愈好亭の庭に差し込む朝日

 

朝夕はずいぶん涼しくなりましたが今朝などは23℃と少し寒く感じるくらいでした。それでも日中気温は30℃を超え、まだまだ残暑厳しい日々が続きそうな気配です。大安禅寺の夜明けは実に幽玄でアトリエ正面に聳える白山連峰から差し上る朝日が自室を照らし出す様は神々しく、思わず合掌しつつ礼拝し感謝の念でいっぱいになります。

 

稲田朋美代議士が来寺されました

 

午後には衆議院議員・稲田朋美代議士が秘書の方と御挨拶に御来寺くださり、愈好亭にて久しく歓談しました。自民党総裁選に向け次々に候補者が名乗りを上げている最中での御来寺でしたが、都会の喧騒からは程遠く静寂な環境にある大安禅寺は全く別世界で中央の政局の話を聞かせて頂くのもなかなか勉強になるものです。稲田代議士の目指す国造りスローガンにもありますように、「強くて優しい国」“ふるさとにありがとう!!”そして「八風吹けども動ぜず」と不退転の志で国政に益々ご活躍して頂きたいと願っています。

 

 

さて自坊で過ごす時間も残り少なくなって来ましたが、本当にゆっくり寛ぐことが出来ました。故郷に感謝ですね!ふるさとにありがとうです!まもなく秋季お彼岸会を迎えます!再び祖霊の追善供養に専心して参りたく念じております。「暑さ寒さも彼岸まで」頑張って精進して参りましょう! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4035話 】
2024年 09月 03日 談

台風一過!本日は涼しく良い天気に恵まれた1日となりましたが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? 和尚は自坊での法務遂行となっていますが寺院を取り巻く環境は夜は特に閑かで本当によく眠れます。昔から“寝る子は育つ”と言いますからきっと益々成長するものと願っています。

 

大安禅寺のアトリエにて 表具師の斎藤さんと

 

午前中に表具師の斎藤公一さんが来寺されこの度の修復工事に関する御浄財御寄進くださった方々への奉謝品として和尚の墨蹟表具をお願いし、しばしアトリエで歓談しました。午後からは松浦建設(株)の中島現場監督の案内で本堂修理工事現場を視察しました。

 

 

本堂廊下の修復工事現場

 

 

 

これまでとは違いずいぶんと完成の形が整ってきた感じがしました。土壁も塗られ、先般子供達の現場見学会が開催された際に孫達も壁土塗りにチャレンジしましたが、その時の小さな手の平の跡が可愛らしく残っていました。地元新聞にその時の様子が掲載され永峰の写真が記事に載っており、良い記念になったようです。

 

 

 

修理工事現場は本堂廊下を含め実に細かい修理作業に入っていましたが、実に見事な完成度を見せていました。また夕刻には中島現場監督からアトリエで工事の進捗状況等報告を受けましたが、順調に進められているとのことでした。地元お檀家の皆様も完成に近づいた本堂の今の状況を是非視察頂きたいと願っています。

 

 

多発する地震に備え 耐震補強ブレースが至る所に設置されています

 

 

 

中島氏との打ち合わせ中 永峰が遊びに来ました

 

さて日々のんびり寛ぎながら自坊の初秋の風情を楽しんでいます。久しぶりの休息を充分に楽しんでいる今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4034話 】
2024年 09月 02日 談

大安禅寺 愈好亭にて

 

以前フランス・パリ市内の「ギャラリー・メタノイア」での墨蹟展とポンピドゥセンター広場での墨蹟大書の際に通訳として大変お世話になったピアニストの広田裕子さんとパリ郊外に在住の画伯・荒木芳栄さんが来日され、本日大安禅寺にご挨拶に来てくださいました。当時一緒に同行され現地で華展と御茶会を開催された文房流晴心会・野口翠智先生も丸岡より来寺くださり、久しく愈好亭での歓談の席となりました。

 

 

広田裕子さん と 荒木芳栄さん   <右側から>

野口翠智先生 と 野口ゆかりさん

 

和尚にとって初めての海外での墨蹟禅画展開催がパリとなったのも荒木画伯のご縁でしたが、パリ滞在中には多くの方々に大変お世話になりました。あれから約15年の月日が過ぎ、今でも当時の出来事が印象深く残っています。

 

修復工事現場を見学されました

開基堂を拝観されているところ

 

広田さんはこの度の能登半島地震被災者子供支援ピアノリサイタルに参加されるために来日されており、9月5日に開催されるとのことでした。能登半島地震発生から丸8ヶ月が過ぎましたが、地元では災害復興のために全国より多くの方々が支援活動に当たっている様子が毎日ニュースで報道されています。御挨拶後には福井市内のレストランで歓迎昼食会を催しましたが、その際にはお店の奥様と広田さんがピアノ演奏を披露してくださり大変感動的でした。

 

福井市内のレストランで

お店の奥様と広田さんが ピアノ演奏をご披露くださいました

 

 

 

さて自坊での日課は掃除と来客応対ですが、静寂の中に包まれた大安禅寺の環境は金沢と異なりまるで別世界で、和尚にとっては本当の意味でのお盆休みとなっています。すぐに秋季彼岸会がやって来ますが、今は9月“長月(ながつき)”ですから秋の夜長を充分に満喫して参りたいと思います。「名月や 池をめぐりて 夜もすがら」の松尾芭蕉の一句とともに、のんびりゆっくり身も心も休めたいと願っています。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4033話 】
2024年 09月 01日 談

早朝の気温がずいぶんと低くなり掛け布団が恋しく思うほどです。これまで寝る時はエアコンが不可欠でしたが、うっかりすると部屋が冷えすぎて体調を壊しますから気温への十分な注意が必要です。

 

(株)ココ・プランニング 川面専務と清野さんとの会合

 

午前中はふれあいパーク霊苑幹部スタッフの方と会合を持ちましたが、今日から9月を迎えたこともあり和合の茶礼をして暫し歓談しました。7月8月のお盆月を振り返る時期に入ったわけですが、今年も昨年同様に老体に鞭打ってなんとか全ての法務を滞りなく遂行出来たことに感謝するばかりです。

 

大安禅寺 愈好亭からの晩夏の風景

 

「来年の話をすると鬼が笑う」とはまさに今の和尚の状態を指している言葉だと納得します。もちろん自分の心の中では今からもこれからも変わりなく頑張ってやり遂げようと思っていますが、流石に最近は日々身体の調子との相談になっています。

 

 

和尚の提唱する「人生、命には“宿命と運命と天命”の3つの使命がある」という持論ですが、不思議なことに和尚は人生最後の「天命を知る」段階に入って来たものと自覚しています。なにしろ人生は自分で創造していくものですから、「人事を尽くして天命を待つ」という中国の故事に習って健康も行動も含め自分の事は自分で責任をもって天命に従って歩んでいきたいと念じています。

 

 

さて本日は移動日になりましたが、自坊の大安禅寺の山々はすっかり初秋の風情の中にありました。いいですね!素晴らしいですね!「故郷は 遠きにありて 思うもの」とは詩人・室生犀星の歌ですが、遠くで無くとも故郷は故郷です。いつも心の中に故郷があるのも嬉しく有難く思う今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4032話 】
2024年 08月 31日 談

北の大地、北海道函館市にお住まいの藤本様から「日中友好の朝顔」の見事な開花便りを写真と一緒に送信頂きました。藤本様は卑山お檀家・分部(わけべ)家の御子孫で、江戸時代より続く加賀藩の名家でもあります。今回北海道から日中友好の朝顔開花のお便りを頂くのは初めてで本当に嬉しく思ったものでした。

 

第2110話 より 「分部家ご子孫の方々が宝勝寺を参詣されました」

 

寳勝寺の朝顔は現在は名残となっていますが、いまなお花を咲かせています。今年も栃木県、東京都、福井県、岐阜県などからも開花状況とともに写真を送信くださり有難く感謝申し上げました。藤本様も朝顔を開花させるには大変苦労されたとのことでしたが、とても綺麗に咲かせて頂き有難う御座いました。今年も寳勝寺山門前と玄関入口そして中庭に長い期間大輪の花を咲かせ、寺カフェ利用の観光客の眼を楽しませてくれたようです。

 

 

さて本日未明に飛騨高山市国府町・安国寺第五十一世英信大雄和尚が遷化され、午前中に大悲呪一巻を読誦し故人のご冥福をお祈り申し上げました。故・英信和尚とは大学時代そして修行時代を経て今日までの長きに渡る親友でもあり先般お見舞いに参上したばかりでした。ここに謹んで哀悼の意を表します。高橋友峰 合掌

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4031話 】
2024年 08月 30日 談

今朝方は気温25℃、ずいぶんと涼しい朝を迎え知らぬ間に掛け布団をしていましたが、確実に秋の気配を感じました。されどもそののち気温はどんどん上がり午前中には32℃を超えてしまい、なんとも体調の管理に気を遣うものです。

 

最近は時間の合間を見て身体全体の筋トレに精を出し、特に足の筋力を重点に鍛えています。足の脹脛(ふくらはぎ)は第二の心臓と言われるくらいですから猶更のことで、筋肉だけは自分で鍛錬するしか方法は有りません。精神力・腕力・脚力・腹筋背筋力などの鍛錬が不可欠で何を実行するにも力が必要ですから、日頃から筋力低下を防ぐ努力が必要かと実感します。

 

福邦銀行金沢支店の堀口さん 体力作りに励まれているそうです

 

先般久しぶりに8キロウオーキングに出掛けましたが、翌日には即効果が現れ歩行が実に楽になりました。もちろんウオーキング後には筋肉がこわばらないよう丁寧なメンテナンスが必要です。立派な志や理論を持っていても実行力が無ければ意義をなしませんから、やはり和尚の持論でも有ります「気力、体力、決断力」「元気、根気、やる気」の原動力となるのは身体全体の筋力強化がキーワードであると理解するものです。

 

 

本当に“歳を取らなきゃ分からない”肉体の筋力低下は避けられない現実ながら、誰も加勢してもらえないのも筋肉ですから皆様も頑張って日頃より筋トレに励んで頂きたいと思います。人生健康100歳まで!のスローガンを目標に頑張って参りましょう!!さて本日も事務整理に専念しながら筋トレも併せて励行しました。筋肉は金肉なり!まもなく9月、健康の秋!を迎えますが、食欲より先に健康体作りを目指して日々筋トレに励んでましりましょう。あくまで食欲は後ですよ!ご用心!ご用心! 「楽しみは 朝寝昼寝に夜起きて 旨いものを食べて寝るとき」  読み人知らず

友峰和尚のちょっといい話 【 第4030話 】
2024年 08月 29日 談

台風10号の進路が迷走状態にありますが今のところゆっくりと日本本土を北上中とか、北陸地方は月明けの1日頃に通過するとの予報で今回は雨風ともに強く各所に大きな被害をもたらしているという情報ですから猶更心配です。

 

高橋ナオミさんのガラス作品

 

本日の金沢市内は実に穏やかで、気温も26℃と随分と低くなりました。本日は寺カフェはお休みして事務整理に当たりましたが、今月を振り返りますとお盆月ということも有り多くの祖霊供養を修業して来たものだと実感しました。

 

8月から9月期間中、金沢駅構内に展示されています

本日午後、ご挨拶に来寺くださいました

 

最近は喉の調子も良く、読経後の喉の具合に十分配慮してきたことも功を奏し本当に安堵しています。「坊主はお経!」とは今は亡き師匠の言葉なれど、過去には声の使い過ぎから喉を傷め遂には声が出なくなった時期もあり大変苦しんだだけに、声を出す事は僧侶の命と捉え常々喉のメンテナンスには気配りをしているところです。

 

 

 

令和6年8月15日 永峰得度式にて

 

 

大安禅寺御詠歌講員の皆様

 

先般の孫・永峰の得度式の入堂の際、大安禅寺御詠歌講員皆様が御奉詠くださいましたが実に荘厳で素晴らしく、息の合った歌声が堂内の隅々にまで広がり感動を覚えました。これまで長年に渡り並々ならぬ練習を積み重ねた末の透き通った声での合唱には法悦を感じたものです。声はその人の心を表わすとも言われますから、喉を傷めないように修練を続けて参りたく思うものです。さて午後からは接客に当たりましたが、いつもより余裕のあるゆっくりとした時間が流れていくように感じた1日となったようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4029話 】
2024年 08月 28日 談

台風10号の進路が気がかりですが、日々進路が変わり気をもんでいます。北陸地方へは月末に接近し1日(日)に通過するとの気象庁からの予報が出ていて大変心配しています。深夜に大雨となったものの朝方はすっかり晴れ渡り不気味なほど穏やかで、台風前の静けさとはこのような雰囲気を言うのであろうと思います。

 

大安禅寺「令和の大修理」現場見学会 <子供の部>

庫裡玄関にて

 

昨日は自坊の大安禅寺で「令和の大修理」の現場見学会が開催され、午前の「子供の部」では一般参加の子供たちや孫も参加して壁塗り体験に挑んだそうで、子供達の可愛らしい小さな手で土壁塗りをしている光景はなんとも微笑ましいものでした。なにしろ重要文化財建物修理中の壁塗りを体験しているのですから、子供心にずっと思い出に残る貴重な体験だったと思うものです。

 

本堂屋根部分を見学しているところ

 

土壁塗り体験のようす

 

孫たちも 土壁塗り体験に参加しました

 

 

 

本日は午後より地元曹洞宗寺院の桂岩寺、桃雲寺、豊財院の各御住職に来寺頂き、卑山ふれあいパーク霊苑に関する今後の法務を滞りなくスムーズに行う為の会合と、本堂に於いて実際に墳墓開眼納骨之儀の梵唄(諷経の作法)等に関する打ち合わせも実施しました。

 

各寺院御住職と 管理事務所スタッフ 霊苑法務遂行に関する会合

 

近年、卑山霊苑との御法縁が広がるにつれ法務遂行も同じく増加傾向にあるため、各寺院御住職に今後ご加担頂くこととなりました。先般は新命副住職が法要の加担に福井より来てくれ大変助かりましたが、自坊の法務も多忙を極めている関係上、地元の各御寺院御住職にお願いした次第です。

 

霊苑での諷経の作法などに関する打ち合わせを致しました

 

本日は御多忙のところ 誠にありがとうございました


まもなく9月長月(ながつき)に入ります。台風の進路が心配されるところですが、秋の夜長と秋の長雨の季節を迎えます!今日は幾分気温が下がりましたが、残暑厳しき折くれぐれも御身体ご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4028話 】
2024年 08月 27日 談

昨日夕方、蛤坂上空に架かった虹 このあと大粒の夕立雨が降りました

 

台風10号の進路が大変気になるところですが、本日の金沢はよく晴れ渡り気温が37℃を超える酷暑日となりました。午前8時に寺を出発して3ヶ月定期検診のため北陸病院に向かい診察を受けましたが、今回の血液検査の結果も極めて良好で主治医の西本先生からは現在の状態を保ってくださいとの所見でした。ここ数ヶ月は日々食生活の改善に工夫しながら精進してきた努力の結果が出ているように感じます。人生70歳を過ぎましたら自分の健康は自分でしっかり管理して行く事が大切のようです。

 

宝勝寺檀信徒の安田様とともに

 

診療を終え宝勝寺に戻るのと時を同じくして卑山お檀家の安田和夫様が来寺くださり、早速に新たに曲録(法事用椅子)購入のご浄財御寄進を頂き有難く感謝申し上げました。安田様の御母上様は先々代 平野住職のご息女でもあり日頃より御法愛を頂いております。昨日御寄進御願いの案内状をお檀家様に発送したばかりでしたので大変驚きました。

 

8月15日 永峰得度式の写真から

 

火曜日ということで本日は休寺日でしたが今月もあと4日を残すのみとなり、子供達も夏休み最後の宿題のまとめに入っていることと思います。先日久しぶりに卑山に孫達がやって来ましたが、日々成長を遂げていく姿を嬉しく見守っています。皆様が日々無事にお過ごしになられますよう心より御祈念申し上げております。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4027話 】
2024年 08月 26日 談

本日早朝 ふれあいパーク霊苑内上空のひつじ雲

 

朝からハッキリとしない気候となっており台風10号の進路が気になるところですが、どうやら28日(水)か29日(木)に九州に上陸するとの気象庁の予報で、強風対策のため庭のパラソルや植木鉢、看板などを片付けました。最近の天気状況は突然急変して大きな災害被害をもたらす傾向に有るため油断が出来ません。ゲリラ豪雨とか爆弾低気圧とか名前を聞くだけでもぞっとしますが、さらにスーパーゲリラ豪雨となれば恐ろしいかぎりです。今回の台風の進路の中心が北陸地方を通過する予報ですから、十分な警戒が必要です。

 

 

昨日の早朝には久しぶりに雷が轟音を轟かせなんとも不気味な雲の色でしたが、本日は一変して秋の雲が広がり地上の雰囲気とは違い天空はすっかり秋到来の気配を見せていました。少林寺墓域では夕刻になると秋の虫が鳴き始め、気温も幾分下がってこちらも初秋を思わせるような風情を見せています。

 

午後 鼠多門から金沢城内をウオーキング

 

 

 

 

すっかり秋の気配

 

 

 

 

さて本日は依頼されていた事務仕事に専念した1日となりましたが、日頃の運動不足を解消するため金沢城内コースのウオーキングに出掛けました。8月お盆月は寺内での法務遂行が大半を占めていた関係上、足腰がずいぶんと弱くなってしまったようです。まもなく9月を迎えますが、健康と体力作りにも力を入れて参りたいと念じています。皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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