和尚のちょっといい話
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百日草
仏教とは“思いやり”の宗教で「慈悲(じひ)」と称し、「抜苦与楽(ばっくよらく)」の行として他者の幸せを願い諸々の苦しみを取り除く深い思いやりの心でもあります。盂蘭盆会の行事はまさしく祖霊に対しての「慈悲の行」で、祖先の霊を迎え供養する際の迎え火や送り火、盂蘭盆大施餓鬼会また精霊を迎える施餓鬼棚や、「里帰り」「盆踊り」「墓参り」など家族が一堂に会して祖霊とともに過ごし感謝の誠を捧げ先祖を偲ぶ「思いやり」の期間でもあります。

早朝から強い日差しのなか 立ち鎌で苑内の草取り
庭先での「迎え火」や「送り火」などは尊霊が道に迷わずに家に来られ、帰りには遅くまで滞在してほしいとの「おもいやり」の行為でもあり、8月16日(日)に行なわれる京都五山の送り火「大文字焼き」はあまりにも有名です。

金沢各寺院の盂蘭盆会を無事に終え明日は庭先で「送り火」をして檀信徒の祖霊をお送りしたいと思っていますが、近年は焚き火が禁じられているため携帯のLEDライトをかざして読経したいと思っています。

午後1時より 村野家 盂蘭盆墓参諷経を修業いたしました
「送り火」としての灯籠流しも和尚の幼少期には九頭竜川の川沿いで盛大に行われていましたが、近年は公害で禁止されています。また精霊をお迎えするために縁側に設えた「回り灯籠」も最近では見かけることも無くなりました。

午後3時より 島田家 七回忌の墓前御供養諷経を修業いたしました
時代の変遷とともに行事の在り方も変化していきますが、先祖の霊に対する「思いやりの心」だけはいつまでもいつまでも忘れないでほしいと願って止まないものです。この世で一番大切なことは父母の恩と祖先の恩を忘れないように、精進一路有るのみと思う追善供養の日々となっているようです。猛暑が続いていますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より



