和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3671話 】
2023年 09月 05日 談

本当に久しぶりの降雨

 

稲光と共に雷の凄まじい音を響かせたかと思ったら猛烈な雨模様となり、かなりの降雨を期待しましたが短時間で雨も止んでしまいました。とにかく最近の気象状況は異様としか思いようがありません!

 

玄関先まで大粒の雨

 

本日も35℃近い夏日となり朝方から蒸し暑いなか定期検診のため病院に出向きましたが、その時は快晴でしたが午後になって俄かに暗雲が立ち込めての突然の現象でした。もう少し降雨を期待したのですが、かえって蒸し暑さを増したようでした。

 

 

 

神戸市在住の姉が今日の午前中に腰の手術を受けるという連絡が甥より入り、直ぐに支度をして御祈祷を修しました。和尚に兄弟は4人いますが、それぞれに後期高齢期を迎えあちこちが痛んでくるのは仕方の無いことですが本当に病状が心配です。御祈祷の御利益有らん事を切に祈るばかりです。

 

静岡県より来寺された 臨済宗妙心寺派・玉井寺徒弟 肥田氏と

 

午後には静岡県駿東郡清水町の臨済宗妙心寺派寺院・玉井寺徒弟でもあり大学院生の肥田氏が来寺され、卑山ふれあいパーク霊苑を始め寺院運営について会談しました。

 

これからの寺院運営や霊苑の在り方について会談しました

ふれあいパーク霊苑を視察されているところ

 

今年の5月22日には静岡県西教区住職研修会席上に於いても寺院運営についての講義を致しましたが、今日あらゆる分野における価値観の変化に対応するための新しい思考が求められているようです。さて久しぶりの雨でいっきに秋が近づいて来た感じがしました。食欲の秋!健康の秋!大いにリフレッシュして参りたく思うものです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3670話 】
2023年 09月 04日 談

アメリカ大リーグ・エンゼルス大谷翔平選手の腕の状態が気になる毎日ですが、本来なら故障者リストに入り治療に専念するところなのでしょうが、本人の強い意思で出場されているのでしょうか? 和尚が言わなくともファンの皆様は毎日翔平選手の健康を気遣っていることと思います。

それにしてもエンゼルスの不甲斐ない試合が続いており複雑な思いに駆られるものです。大谷選手一人が活躍されても野球はチームプレーが勝利に繋がるだけに実に悩ましい限りです。大谷選手の連日の出場については賛否両論が有りますが、とにかく御本人が一番よく分かっている身体の状態だけに静かに見守りたいと思います。

 

「八風吹けども動ぜず」

 

この度のバスケW杯での日本の大活躍ぶりには驚きましたが、近年の我が国のあらゆるスポーツにおけるアスリート達の眼を見張る活躍には選手達の世界的レベルアップを実感するものです。日本の未来を担う次世代の活躍を大いに嬉しく頼もしく思う今日この頃です。頑張れ日本!!負けるな日本!! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3669話 】
2023年 09月 03日 談

少林寺苔庭 今夏の猛暑ですっかり焼けてしまいました

 

週明けの水曜日あたりから加賀地方は雨模様になるとの天気予報でしたので午前中に少林寺墓域の除草剤散布に出向きましたが、気温は35℃と頭皮を刺すような太陽の光には閉口しました。麦わら帽子を被ってはいるものの、容赦なく熱波が襲って来る感じでした。

 

 

それだけに除草剤散布効果も十分期待できるわけで文句を言っている場合ではありません。先般散布した除草剤効果が如実に表れ、例年ならば夏草に追われるところが今年は雑草も少なく本当に除草剤には感謝するものです。何事も「タイミング」が重要で雨模様になってから除草剤散布をしても効果を期待できませんから、暑いからと言って部屋に閉じこもっていては埒が明かないものです。これから秋の長雨が続くとまた雑草が瞬く間に伸びますから、今日は絶妙なタイミングだったと自負しています。

 

これまでの除草剤散布の効果が しっかり出ています

 

本音を申せば熱中症を懸念してもう少し涼しい時期になってから散布しようかとも思いましたが、いずれにしても自分以外に除草剤散布をする者など誰もいない為の煩悶でも有ります。住職の仕事とは、お経を唱えるだけでは務まりません。寺院の運営管理という重い責務を担って「作務の行」を遂行することも住職の重要な法務だと思います。

 

少林寺鐘楼の階段を 修理しました

腐食して崩れていた踏み板を 新しいものに交換

 

 

百丈懐海禅師の言われた「一日作(な)さざれば一日食らわず」は禅僧の日々の座右の銘でもあろうかと思います。読経三昧!坐禅三昧!作務三昧!の日々が続いて行く今日この頃となっています。友峰和尚より

 

少林寺檀信徒の桑島様とともに

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3668話 】
2023年 09月 02日 談

9月に入った途端に朝の気温が25℃とずいぶん涼しくなりました。日中の気温は30℃を超える夏日が続いているものの、朝方だけでも気温が低いのは本当に助かります。東京出張から帰山して2日目となり、ここに来てどっと疲れが出てきました。と言うのも東京では渋谷周辺はじめビックサイト会場など1日約1万歩以上歩きましたから、今頃になって膝関節が痛み出しなんとも情けないかぎりです。携帯電話のヘルスケア機能で確認したところ3日間で約20キロメートル以上ウオーキングしたことになっていましたが、連日の猛暑も老体にはかなり厳しい影響を受けたものと思われます。

 

東京滞在1日目の夕方 万歩計を確認

 

さて和尚の日々のキャッチフレーズは御承知の如く「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」ですから、9月に入りさっそく庫裡倉庫(台所の倉庫)の整理整頓をしました。普段からある程度はしてあるもののやはり時々整理整頓が必要で、意外に仕舞い忘れた大切な用品を発見するものですね。皆様にもきっと同じような経験が有ることと思います。日々掃除を心掛けていると福の神が現れるというものです。

 

寳勝寺庫裡の倉庫整理をしました

 

9月は長月(ながつき)と言うように1日の時間が長く感じるようになりますから、しっかりと掃除の時間に充てたいと思います。頑張って掃除をして参りましょう!!まもなく秋季お彼岸会を迎えますが、法務遂行にも全力を尽くして参りたく念じています。

鈴虫に 月の明かりや 影法師 友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3667話 】
2023年 09月 01日 談

東京駅にて 整然とした大都会の美しい街並み

 

久しぶりの2泊3日の東京出張でしたが、ビックサイトでの「エンディング産業展」の見学は今後の寺院運営にも大きなヒントを与えてくれた有意義なものでした。「百聞は一見に如かず」で、やはり実際に自分の眼で確かめることの大切さでも有ります。

 

お台場 レインボーブリッジの夕暮れ

 

葬祭業界に携わる方々も価値観が急速に変化していく現代社会にあって人生のエンディングを思いやりのある葬送の有り方を示すものでした。不思議な話で和尚も75歳を過ぎ、自分のエンディングを終活を通して日々深く考えるこの頃となっています。

 

 

この度は(株)ココ・プランニング川面専務ならびに清野さんのご案内でスムーズに見学する事が出来、また見学後にはお台場有明ガーデンにて夕食を共にしながら卑山ふれあいパーク霊苑に関しても有意義な意見交換の場ともなりました。それにしても東京湾の夜景の素晴らしさには言葉を失うほどファンタスティックな情景でした。

 

 

さて寳勝寺に帰山して一夜明けましたが、気温はいっきに26℃と下がり身体も随分と楽でした。午前中にお檀家様の月参りに出向きましたが、諷経後には奥様が美味しいお抹茶を淹れてくださり素敵な加賀銘菓に眼を奪われました! まだまだ猛暑の日々が続いていますが、お菓子は少し色づき始めた紅葉の落雁でした!思わず「小さい秋」を見つけた気分になった法務開始の一日となったようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3666話 】
2023年 08月 31日 談

東京ビックサイト 「エンディング産業展」会場

 

ホテルで朝食を済ませたあと(株)ココ・プランニングの川面専務と清野さんとともにタクシーでビックサイト会場に向かい、約10分ほどで到着し総受付にて入場の手続きをしましたが、海外からの団体見学者も多く見受けられました。

 

 

 

さっそくエンディング産業展の各社ブースを訪ね担当者より説明を受けましたが、どのブースの商品も今後の葬祭の方向性を示すためのアイデアに富んだものばかりでした。寺院運営の将来のあり方を見極める上でも大変有意義な見学となったように思います。

 

各ブースを訪ね、担当者の方からの説明を受けながら見学しました

 

 

 

 

 

(一社)日本動物葬儀霊園協会のブースにて

(株)アイソウシャ 中村修二会長とともに

 

 

 

中村修二会長による講演

 

正午からは、福井県に本部を置く(株)アイソウシャ・中村修二会長の講演があり拝聴させて頂きましたが、会場は満席状態で立見席で聴いている方もあり、ペット霊園並びに葬祭に対しての関心度の高さを示すものでした。中村会長の講演は自社創業より約40年の実績を踏まえての実にわかり易く丁寧な内容で、これからペット霊園事業を志す聴講者の方々にとっても大変意義深い講演だったように感じました。

 

 

(株)アイソウシャ 中村幸雅社長です

 

講演終了後には(株)アイソウシャの中村幸雅社長とも懇談し、また再び各ブースを訪ねながら見学を続け担当者に色々質問させて頂きました。少子高齢化社会の加速する中、人生の最期をどのような形で葬送すべきか自分自身に問われている様にも感じ取りました。

 

中村会長の講演終了後、再び各ブースを訪ねて見学しました

 

 

ご案内くださった(株)ココ・プランニング 川面専務です

 

 

今回の見学はこれからの寺院運営についても大変参考になりました。川面専務、清野さんにはこの度はお世話になり厚く御礼を申し上げます。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3665話 】
2023年 08月 30日 談

お台場での休憩時間中に

 

朝方の気温がすでに32℃と今日も猛暑日となり、昨晩は渋谷駅近くのホテルに宿泊しましたが外出する気力もなく只管部屋で休息に徹しました。いつもの生活リズムとはまったく違って一人旅の時間を過ごすのも久しぶりの事で、本当にリラックスタイムを堪能させて頂きました。

 

「teaмLabо★Planets TОKYО」


本日は(株)ココ・プランニング川面専務のご案内で有明アリーナ豊洲で開催中の「チームラボ プラネッツ」を見学しましたが、世界各国からの観光客で会場は大変混雑していました。先に予約がなされていたためスムーズに入場でき、以前には金沢21世紀美術館でもチームラボのイベントを見学しましたが豊洲会場は遥かにスケールの大きい見応えのあるものでした。

 

 

会場内にて <teaмLabо★Planets TОKYО>

 

未来寺院の発展にも色々なヒントを得た見学となり、大変有意義な時間となったようです。豊洲市場も見学予定でしたが、時間の都合上明日に延期されました。

 

 

(株)ココ・プランニング 川面専務が御案内してくださいました

 

さて、明日視察予定のビックサイト会場で開催されている「エンディング産業展」では、全国の葬祭に関わる多くの業者がそれぞれに今後の新しい葬送のあり方についての展示がなされているだけに勉強になることと期待しています。あらゆる分野においてその価値観が変革の時期を迎えているだけに、常に新しい思考とアイデアが求められていきます。人生は最後まで勉強!勉強!勉強!です。時代に乗り遅れないように、大乗の道を歩んでまいりましょう! 友峰和尚より

 

現在地

友峰和尚のちょっといい話 【 第3664話 】
2023年 08月 29日 談

車窓から / 東京駅

 

東京ビックサイトを会場に29日から31日まで「エンディング産業展」が開催されるため、本日は北陸新幹線で一路東京に向かいました。(株)ココ・プランニングの川面専務が案内してくださるということで明日の見学を楽しみにしています。31日には正午より(株)アイソウシャの中村修二会長が会場で講演されるため拝聴する予定となっています。

 

渋谷駅前にて

 

渋谷スクランブル交差点の人・人・人


本当に久しぶりの東京出張となりましたが、明日は午前中からビックサイトに出向くため一足早く本日は渋谷駅前のホテルに宿泊することにしました。渋谷を訪れるのも数年ぶりで、忠犬ハチ公広場は溢れんばかりの人だかりで外国人観光客も列をなしてハチ公との記念写真を撮っていました。東京に向かう際には金沢駅も大変な混雑でしたが、渋谷スクランブル交差点は比べものにならないぐらいの人の多さには圧倒されました。

 

忠犬ハチ公広場 少し前まで溢れんばかりの人だかり

 


さて8月もあと3日を残すのみとなりましたが、あまりの猛暑に頭の整理もままならない状況が続き9月の声を聞き焦りを感じるほどです。なかなかに気温の下がらない日々が続いていますが、皆様にはくれぐれもご自愛ください。東京は35℃を超え歩くだけで汗だくになりました。御用心!御用心! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3663話 】
2023年 08月 28日 談

 

「 放下著 (ほうげじゃく) 」 渓仙 書

 

8月も残り少なくなってきましたが、皆様に於かれましてはご健勝にてお過ごしのことと思います。もはや日々の暑さを語るには忍びない気がしますが、1ヶ月間も30℃を超える猛暑の夏を過ごした経験は過去には有りません。本年は記録的酷暑の夏として記憶される事と思いますが、朝夕は幾分秋の気配を感じるようになって来たのがせめてもの救いかも知れません。

 

山門前の“日中友好の朝顔”が見頃を迎えています

 

金沢市内はいまだに観光客の姿が途絶える事は有りませんが、少し歩いただけでも汗が噴き出てきますから和尚も最近ではめっきりウオーキングの日課が途絶えたままです。一日にいちどは出来るだけ外に出るように心掛けているものの、やはりエアコンの効いた室内での滞在時間が圧倒的に多いが故に体調管理が大変です。75歳にもなればめまいや頭痛など日常茶飯事の症状ながら、高齢者にとっては至難の夏場となったように思います。

 

 

まもなく9月長月(ながつき)を迎えますが、今度は台風や秋雨前線の影響から一転して長雨による豪雨が心配されます。近年の気象状況は両極端なだけに日頃から防災には十分な配慮が必要のようで、なかでも突然の停電により電化製品やトイレが使えなくなるため飲用水の保存や簡易トイレの常備が求められているように思います。

 

 

「災難は忘れた頃にやって来る」とは昔の話で、今では「備えあれば憂いなし」で最小限度の防災用具設置は必須課題なのかもしれません。先般自坊に帰参した際、寺の廊下に緊急用の防災用具始め救急用AEDなどが設置されておりましたが、使用される事がないよう祈るばかりですね。皆様の日々無事なる事を只管祈念する毎日です。くれぐれもご自愛ください。

寝苦しき 猛暑の日々や 醒め起きし 友峰

暁鐘の 何処まで響く 夏の風 友峰

外国語 飛び交う寺や カフェの夏 友峰

朝顔の 色鮮やかに 古寺の夏 友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3662話 】
2023年 08月 27日 談

朝陽は初秋の様相

 

雷が鳴り響いて漸く雨模様となるのかと期待しましたがそれも肩透かしとなったようです。午前中には野町・少林寺にて檀家総代 中山光博家の満中陰忌法要が営まれましたが、故・中山八郎様は今年の春に100歳の誕生日を迎えらたところでした。最近はお寺でのご法要が増えており、少林寺本堂並びに応接間にエアコンを設置したおかげで涼しい堂内でのご法要修業ができ、墓参後にはご家族としばし故人を偲びながら歓談いたしました。

 

 

相変わらず猛暑の毎日となっており、境内に植えられている植物も場所によっては枯れ始めており急遽水やりをする始末!この先も猛暑が続けば金沢市内にも節水のお触れが出かねない状況のようです。

 

野口翠智先生 と ご家族の皆様とともに

 

さて昨日の夕刻には福井県坂井市より、日頃から茶華道展などで御厚誼を頂いている野口翠智先生が御子息のお嫁さんならびにお孫さんご夫婦と共にご挨拶に来寺くださいました。お孫さんは小さい時より文房流・晴心会御社中の大安禅寺での茶会でお点前を披露されていましたが、このたび御結婚されそのご挨拶でした。しばらくぶりの御目文字でしたが、初々しいお二人の姿を拝見し大変嬉しく思いました。

 

御来寺くださり 誠にありがとうございました

 

和尚の周辺では世代交代が進んでいきますが、「光陰矢の如し時人を待たず」の格言が身に染みる今日この頃となっています。こんな世語が有りました「いつ見ても 親の眼よりは 子供なり 子供心に なるが孝行」と。いつの時代でも変わらないのかも知れませんね。友峰和尚より

 

一輪挿し / 髙橋ナオミさんの作品

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