和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4725話 】
2026年 07月 25日 談

 

フランス在住の画家・荒木芳栄さんの版画作品

 

「ところ変われば品変わる」という言葉がありますが、普段同じところに住んでいますとあまり感じませんが、ご法縁あって県外で新しい生活が始まると本当に色々な面で違うことを実感するものです。言葉は勿論の事、風習や食べ物、また文化も異なり同じ日本に住みながらこうも違うものだとつくづく感心します。また同じ地域の中での各寺院に於いても、お檀家さんとの法務遂行の在り方や寺の運営に於いても随分と異なるものです。

 

寳勝寺中庭 キキョウが咲き続けています

 

和尚は現在金沢の4カ所の寺院を護持して約15年になりますが、ようやく地元の風習や言葉、食べ物、文化などに溶け込むことが出来るようになってきました。サラリーマンの方が転勤で異なる地域に住むことも多いと思いますが、長期に赴任すると御当地で色々新鮮な文化の違いを体験をされることと思います。

 

大安禅寺の庭から株分けした 龍潭寺ムクゲが咲き始めました

 

以前、滋賀北陸教区宗務所長を約10年務めましたが、その折には東京、北海道、沖縄、長野など各教区で宗務所長会を開催し意見交換をしながら各教区の現状を視察した時にも教区によって法務遂行の在り方も夫々に随分と異なっていることに驚いたものでした。まして海外に住むとなればまったく異文化での生活を体験する事になり、慣れるまでには相当な時間を要することと思うものです。

 

長年の御厚誼を賜っております 武藤 靖 様

 

金沢に住んで約15年目を迎えていますが、江戸時代には領主の国替えが頻繁に行われその度に住民も移動されたと思うと大変な苦労をされたことと察するものです。江戸初期の高僧・大安禅寺開山大愚宗築禅師は岐阜県、東京都、兵庫県、愛媛県、京都市、福井市など全国36カ所の寺院に住持しながら生涯に於いて禅の教化布教に尽力された禅僧でしたが、僧侶にとっても色々な地域の習慣や文化と接することの大切さを痛感するものです。

 

御遠方よりご来寺くださり 誠にありがとうございました

 

さて本日は静岡県より武藤様が暑中の御挨拶に来寺くださり、昼食を介しながら歓談いたしました。「井の中の蛙 大海を知らず」とならぬよう多くの方々との御厚誼を大切に思う今日この頃となっています。厳しい暑さが続いておりますが、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますようご祈念申し上げております。友峰和尚より

 

 

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