和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第564話 】
2015年 03月 05日 談

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切干大根と法蓮草のおひたし、大根の煮物

昨日は中部7県のお寿司屋さんの集まりでの特別法話をいたしましたが、お寿司のみならず「和食」は実に繊細でかつダイナミックさをも加味備えた食べ物であると思います。繊細という意味では、なんといっても食材の持つ特性を最大限に生かす色々な加工方法と、その盛り付けも徹底的なこだわりを見せるものです。ダイナミックという事では、調理に於いての食材の大胆な使い方や、盛り付ける器の選定などにも目を見張るものが有ります。

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さて、一宮市にお住まいの奥村行保様・美奈子様ご夫妻より先日頂きました手作りの切干大根と見事な大根そして法蓮草を使って、早速に料理してみました。大根の煮物と、切干大根のおひたしですが、同じ大根ながらその味は全くに異なります。

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奥村様ご夫妻です。

ご主人の手作りの野菜はどれも美味しく、また、奥様が手塩に掛けて作った切干大根には絶妙な味わいが有ります。本当にいつもありがとうございます。最近は和尚も寶勝寺での自炊が多くなってきました。修行時代を思い出しながら、毎日の料理作りを楽しんでいます。

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今日は内孫「芭月」の一歳の誕生日。息子嫁が手作りの料理を御馳走してくれるとか。今夜の夕食が待ち遠しいお祝い日でした。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第563話 】
2015年 03月 04日 談
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『「全国すし商生活衛生同業組合連合会」第44回中部ブロック代表者「福井県議会」大会』が、ユアーズホテル(福井市)で開催され、その記念講演として「遊戯三昧 すし三昧」と題し、午後4時より特別法話をいたしました。一昨年の平成25年、和食がユネスコ世界文化遺産に登録されましたが、寿司は今や世界的に有名で、海外の多くの国々でアレンジを加えてのお寿司が人気を博しています。日本はアイデアの国でもあり、最近では回転寿司がメジャーになりつつある現状の中、旧来よりの寿司職人としてのプライドを継続しながら頑張っておられるお寿司屋さんの組合の集まり中部7県から参加された、100名を超える盛大な寿司連合会大会です。

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お寿司の歴史は古く奈良時代の文献にすでに登場しているそうですが、そもそも中国では「鮨」としてもっと古くからあったそうですから、日本に輸入されて一躍発展していった形跡が有ります。今の「寿司」という漢字になったのは江戸時代後期からだそうで、めでたい席に出される食品になって行ったところから「寿司」の当て字が使われるようになったそうです。兎に角、お寿司は古来より日本庶民にとっての好物ゆえに、色々な工夫を凝らしながら根強い人気を博しています。和尚もお寿司は大好きですが、高価な食品のイメージがある為、たまに行くしかできませんね。皆様もきっとお寿司は好物であると思います。「酢」飯から来たお寿司、やはり日本人にとって、健康には酢飯が欠かせないようですね。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第562話 】
2015年 03月 03日 談

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「桃の節句」の本日、寺町界隈は此れといったイベントもありませんでしたが、せっかくの雛祭りゆえに和尚の孫たちの健康を祈願し、朝一番に読経しました。「お雛様、数年たってお暇様」では有りませんが、子供達も今では自分の子供を持つ状況にて蔵にしまい込んだおひな飾りが心配されます。いつまでもお雛様を飾っておくと嫁に行けなくなるなんて昔の人は言いましたから、尚更のこと雛人形をしまい込む時間が長くなるという始末。たまには虫干しも兼ねてお飾りしたいと思ったものでした。いずれにせよ「節句」のお祝い日ですから何か楽しい事をしたいと思って居ましたら、有りがたいことに早速、寶勝寺の取材が入り、観光情報誌「金沢女子の旅」に掲載頂けるとのこと。地元のコピーライターで、アヴァンセ株式会社の代表取締役、沖崎松美さまが寺カフェ撮影に来られました。

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とても素敵な女性の方で、多くの金沢観光ガイドブック作成に携わっておられるそうです。まさしく幸運の「おひなさま」が来られたと思いました。今後も寶勝寺の取材をお願いしましたところ、快く承諾くださいました。そこで今日、3月3日は「燦燦たる好日」となった次第です。忍者寺近くのなんじゃ寺「寶勝寺」を今後とも皆様、宜しく御ひいきに願いますね。「カチン カチン」 とさ。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第561話 】
2015年 03月 02日 談

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黄砂にPM2.5にスギ花粉にインフルエンザと、本当に息をするのも困難な最近の空気状況。マスクが離せない日々が続いています。お天気は良いのにどんよりと霞がかかったようなお空、本当に心配になりますね。寺カフェが再開されて3日目ですが,順調にお客様が利用されております。和尚のお客様も来られ、どなた様もゆっくりされて寶勝寺の法悦に浸っているようでした。そんななか、今日は、栃木県鹿沼市にお住まいの寳勝寺檀信徒・北條淳子様より、手作りのランチョンマットが送られて来ました。とても素敵なマットです。

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北條淳子さまから頂きました、御手製のランチョンマット

有りがたいですね。寺カフェにて使用されている調度品はいずれも御寄進を頂いた物が多く、本当に有り難く感謝しております。基本的に、寺院は縁者のご寄進によって運営されて行きますから、理想的な展開となっています。多くの縁を頂きながらの寶勝寺・寺カフェです。早速に使用させていただきます。お客様の歓談する、楽しい笑い声が聞こえてきますと面目躍如の感が有ります。返すがえすもお寺は市民の憩いの場であって欲しいと願うばかりです。今日は寶勝寺総代の須貝様もお友達を連れて来て下さいました。3月22日にはお彼岸会法要が有りますが、檀信徒の皆様にも修復なったお寺をご披露したいと思っています。

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須貝様、同窓生のご友人様とともに

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西方寺ご住職様、妙法寺副住職様とともに

DSC02776 (500x375)大工師の岩内様が、ご家族と寺カフェへお越し下さいました。/ 3月1日撮影

妻も毎日、お庭の整備を続けています。まもなく式台(玄関)が完成しますと、春のお花道を通っての堂内入りとなります。どうぞお花の鑑賞も楽しみに御出で下さい。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第560話 】
2015年 03月 01日 談

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今日から三月!春がやって来るのは嬉しいですが、反面、足早に過ぎ去って行く月日には驚きを感じます。三月のことを昔の暦で「弥生」(やよい)と言いますが、その意味は新芽の吹き出るさまを言い「いやおい」から弥生になったとあります。まったくその通りで、この時期いっせいに枝木が新芽を吹いて行きます。時折、新芽の吹く様子を高速度カメラで撮影した映像が放映されますが、実に初々しく、なんとも愛らしく、また微笑ましくさえ感じるものです。

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「春は花 夏ホトトギス 秋の紅葉葉(もみじば)」とは、あの有名な良寛和尚の辞世の歌ですが、「人生を振り返ってみれば、自然のありのままが最も心の安らぎを得るときであった」との悟りの境地でもあります。日曜日の寶勝寺、冷たい春雨の中を、金沢観光に訪れた若者達で寺カフェが賑わっていました。春の枝木のみならず若者もまた、新芽を吹くかのように溌剌とした春気を身体いっぱいに、満面の笑みを浮かべて楽しんでいるかのようでした。

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「若者っていいですね!」和尚にだって若いときは有りましたよ。若者に負けじと気持ちだけは春風のように、生き生きとして参りたいものですね。さて、この時期の早朝の坐禅もまた格別ですよ。皆様、春の息吹を体全体で感じ取ってみませんか?本当に生きてるって感じです。命の有りがたさを身をもって知る季節のようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第559話 】
2015年 02月 28日 談

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底冷えのする好天気の朝を迎えました。いよいよ宝勝寺・寺カフェのスタートとなった土曜日、北條直敬様・仁美様ご夫妻から素晴らしい蘭の花鉢を頂き、堂内が一層華やいだ雰囲気となりました。この一週間は掃除掃除掃除の毎日でしたが、お陰様でどこもかしこもピカピカのお部屋。開業の無事を願って、朝一番にご祈祷致しましたが、晴れ晴れとした爽快な気分の中、お客様が見え始め、久し振りに賑わいを見せました。日頃からお世話になっております福邦銀行にお勤めの中山純一さんも、お休みの日にも関わらずお祝いに来てくださり、お茶席での楽しい歓談となりました。

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明日からは本格的な活動に入りますが、本当に多くの方に利用して頂きたいですね。ブログをご覧頂いている皆様も是非ご来寺頂き、早春の古寺でのんびりとお寛ぎ頂きたく願っています。

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式台玄関に、仮の扉が設置されました

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式台に通じる踏み石

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本日、新しい笏谷石が置かれました。

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式台の中の踏み石

さて修復工事もひと段落しましたので、此れよりは和尚も法務に専念して行きたいと思います。先ずは3月4日に予定されている、中部7県の寿司組合特別法話から出発です。演題は「遊戯三昧寿司三昧」です。さてさてどんな話になるのやら、「花よりお寿司」で法話の前にお寿司を頂きたく思いますよ。なんたって酸っぱいは成功の元ですからね。すしません! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第558話 】
2015年 02月 27日 談

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太白山寳勝寺が、5か月間におよぶ第二期修復工事を経て再び蘇りました。明日のテスト業務を始めとして、3月1日より法務を開始したいと思います。「寺カフェ」の再会を待ち望まれている多くの方々には長らくお待たせいたしました。写真の如く、全面修復なった寳勝寺の本堂屋根を始め式台(玄関)、東司(トイレ)等、ご覧いただきたく思います。

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今回修復の御指導を頂きました、金沢市役所・歴史建造物整備課職員の皆様、そして、工事を担当された松浦建設株式会社関係者皆様には心から厚く御礼申し上げます。これでまたひとつ、金沢市の貴重な建造物が保存されることになりました。

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松浦建設株式会社の吉田専務様、東野様とともに

「仏法とは何ぞや!」の問いに対する答えは「あるがまま」であって、その心は「報恩謝徳」ですから、先人の御徳に報いんが為の行為そのものが「仏法の実践」とも言えるかと思います。「仏法」といっても特別な「法」が存在するのではなく、日常の我々の行為そのものが「仏法の働き」でもあるわけですから、どのようなものも自分の分身と心得て行動すれば、恩に報いる行為につながるものと思います。今後は住職として出来うる限り多くの方々との交流を試みて参りたく思っています。「お願いします!」「ラッスンゴレライ ラッスンゴレライ」「寳勝禅寺にお参りしましょう、ラッスンゴレライ 寺カフェ行こう」「チョットまてチョットまてお兄さん、寳勝禅寺ってなんですの?」「にんじゃでら?なんじゃでら?」えっ「アーショウカ ドウショウカ ホーショウカ!」チョット乗りすぎましたかな? 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第557話 】
2015年 02月 26日 談

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桜の芽吹き / 寳勝寺の庭にて

「仏道を習うとは自己を習う事なり 自己を習うとは己を忘るる事なり」とは道元禅師のお言葉ですが、これでも一般的には難しい言い回しで、もっと平易に言えば、「本当の自分の心と出会いたければ、まずは自分の心を見つめる時間を作りなさい、自分を見つめる時間が出来たら、自分を忘れるように努力しなさい」とでも言いましょうか。なにがゆえにそうなるのかと言えば、「自分(自我)などという、自分を特定できる自己は、本来何処にも無い」からなのです。この「なんにも無い心の世界」こそ、「心の本来の姿」なんですね。

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近年、若い世代には、「個人主義思想」が強く浸透しつつあります。それも理解できますが、もうひとつ、「他己主義思想(他人を大切に思う心)」も求められています。仏教は、あくまでも「真理実証体験」を主眼としています。日本国は、聖徳太子以来、仏教国として「和」の精神が受け継がれて来た「心を主体とした国家」であったと和尚は思います。お寺を訪ねてこられる方々はその「和」の精神を実践しておられる方々ですから、「来る人も 来る人も 福の神」的な方ばかりですね。家族や他人との人間関係が難しくなりつつある今日、いまいちど、お寺の存在を見直していただきたいと思います。

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須弥壇の大掃除

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式台工事進行中

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全国に約7万ヶ寺あると言われる寺院が、市民の心の拠り所の場所として大いに活用されんことを願うばかりです。

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さて、今日も堂内のお掃除が続けられています。3月1日より、5か月ぶりにお参りできますので、皆様のご来寺をお待ち申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第556話 】
2015年 02月 25日 談

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会長・片岡正明 様 と 代表取締役・片岡正太郎 様 です。

本日は副住職とともに、片岡経営会計事務所へ昨年度会計決算の税務申告の為におもむきました。「経理」とは? の問いに対して、「道筋を通して治める事」と有りますように、天下国家を治めるにも「経営」の手腕が問われています。寺院の運営も昔とは随分異なり、檀信徒様の布施や寄付ばかりに頼っていては申し訳が立ちませんから、住職にもそれなりの「経営」が求められる時代。ならば収益のために何の手立てが有るかと問われれば、そこがそれまた難題で、あくまでも宗教活動が基本ですから、ここんところは専門家の御意見ご指導を仰ぐのが一番かと思いました。

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幕末後、大安禅寺が荒廃の一途をたどる中で約40年前に片岡正明税理士師と出会い、それ以来、寺院再建を目指し、今日まで全面的に経理経営指導を受けながら尽力してきましたが、偏に経理は「経糸(たていと)の条理」と心得ての今日までの努力であったように思います。本日は、世代交代に伴う引き継ぎの為の訪問となりました。片岡経営会計事務所の現社長は、片岡正明氏の長男・正太郎氏で、威風堂々とした応対で心から頼もしくまた嬉しく思いました。

IMG_5146正太郎氏は小学生の頃から長年にわたって、父・正明氏とともに大安禅寺の金曜坐禅会に参禅されて来ましたので、和尚の思いにもひとしおの物が有ります。本日は副住職を伴っての訪問。世代交代と共に、税務の申告方法も様変わりをしています。生涯勉強と感じ取った片岡経営会計事務所の訪問となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第555話 】
2015年 02月 24日 談

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3月1日に「寶勝寺・寺カフェ」をオープンする為の努力が、工事関係者によって全力投球で続けられています。このたびの本堂屋根修復工事も愈々大詰めに入り、合わせて式台(玄関)復元工事が間もなく完成となります。

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国選定の寺町寺院群は、金沢市に於いては観光面での最後の切り札的歴史遺産でもあり、その中にあって寶勝寺の建造物は極めて重要な文化遺産であると和尚は考えています。特に大切なことは、建造物を創建当初の形に復元することで、そこから当時の色々な歴史的事情を知ることが出来ます。絢爛豪華な建物だけが重要建築物ではなく、当時の状況が建物を通して後世に伝えられていくところに、建物のもつ価値が見いだされて行きます。

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今回の修復工事過程では、棟札などの重要な発見が有りました。悠久の人間の歴史は建造物の中に偲ばれます。「寺カフェ」を通して多くの観光客の皆様に寺町寺院群の成り立ちやその役割などを知って頂きたいと願うものです。さて皆様長らくお待たせいたしました、法悦の広がりを見せる寶勝寺カフェで、暫しお茶の一時をお楽しみください。友峰和尚より

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