和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2279話 】
2019年 11月 14日 談

開けてビックリ玉手箱!! 東京在住で卑山御檀家の額様より昨日お送りくださった御品ですが、その中に、御主人が「囲碁の名人」ということで立派な碁石が入っていました。寳勝寺には歴史的碁盤が収蔵されており、さっそく置いてみました。

和尚は囲碁はやりませんが、来寺される方の中には趣味で日頃から鍛錬されている方もおられ、今後は「囲碁大会」なども視野に入れて寺院の新たな活用に一役買ってもらおうと考えています。また奥様より沢山の和装の御品を頂き、こちらもアイデアを出し使っていきたいと楽しみにしています。

先般には一時帰国中の荒木芳栄さんからも沢山の寺カフェ用食器類を御寄進下さり、本当に有り難うございました。現在寺カフェで使用されている数々の机、椅子、屏風、ランプ、食器等々の調度品も多くの方々より寄進されたものだけに、すべて大切に使っています。カフェ利用のお客様からも各お部屋の設えには好評を頂いており嬉しく思っているところです。

ひととき アラレが降りました

さて11月も中盤を迎え、ずいぶんと冷え込みも厳しくなって来た昨今です。皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛くださいます様ご祈念申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2278話 】
2019年 11月 13日 談

「 空  行雲流水 」 / アートサクレ芸術祭にて

昨晩は「パリ・サンリス会」が行われるため、自坊に帰山しました。現在一時帰国されているフランス在住の画家・荒木芳栄さんを囲んでの晩餐会で、今年4月に開催された「アートサクレ芸術祭(サンリス市)」や平成23年10月に開催された「ギャラリーメタノイア墨蹟禅画展(パリ市)」に同行された文房流・野口翠智先生始め社中の皆様が参加されました。和尚の友人でもあるフレンチレストラン・シェサカイ(福井市)・阪井シェフの心づくしの料理をいただきながらの楽しい懇親会の席となりましたが、来年の1月にはフランス、インターナショナル・アメリカンスクール内にて「アートサクレ芸術祭」で展示された和尚の墨蹟が再び展示されるとの報告を受けました。

御茶席の生花  / アートサクレ芸術祭にて

禅画や墨蹟を通して、世界中に「禅の心」が広がることを願って止まないものです。本日は法務移動日となり寳勝寺に入りましたが、到着と同時に東京在住の卑山お檀家、額様から大きな荷物が届いていました。色々なお品のご寄進を頂き本当に感謝申し上げます。さっそく使わせて頂きたいと思います。友峰和尚より

皆様とともに / シェ・サカイにて 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2277話 】
2019年 11月 12日 談

まるで昔の遺跡を見るような感じの現在の大安禅寺の様子です。勿論!12年後には創建当初約400年前の建物に復元されているわけですが、実に不思議な光景を目の当たりにしています。見慣れてきた風景とは全く異なった情景で、タイムスリップするかのような異次元の感覚を抱くものです。

解体された 客寮 の礎石

これまで有った建物は解体され保存小屋に収納されていますが、今度おめもじするのは約12年後のことですから、なんとも気の長い話です。綿密な建造物の調査をしながらの解体工事の為、常に新しい発見も有り、再び再現される日を待ち遠しく又楽しみに思うものです。

本日は久しぶりに自坊での時間をゆっくり過す事が出来ました。このところ休息する間も無いままの法務が続いていた為、値千金の休息日となりました。新命副住職から留守中の色々な報告を受けながら、深い安堵感を覚えた休日となったようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2276話 】
2019年 11月 11日 談

今日は令和1年11月11日という「1」の数字が並ぶ「一番いい日」ですから、何事も率先して頑張ろうと「一番いい日」を目指しました。午前10時より「ふれあいパーク霊苑」での開眼納骨の儀が執り行われましたが、俄かに突風とともに小雨が降って来たものの、諷経が始まるころには雲間から太陽の光が燦燦と新墓を照らし、故人の恩徳を感じ取ったものでした。

外での諷経を修するときはいつもお天気を心配しますが、不思議とその時だけ晴れるのには御仏の慈悲を深く感じるものです。午後から雨との事で尚更、参詣者皆様の恩徳をも思いました。さて「いい日」とはどういうことを指すのかと申せば「祖先の恩・父母の恩」に感謝の真を捧げる事が出来た「いち日」であろうと思います。「ぞろ目」となった本日は、終日心穏やかに過すことができ究極「一番いい日」となったようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2275話 】
2019年 11月 10日 談

「海晏河清(かいあんかせい)!!」 秋晴れの好天気に恵まれた「大安の日」、天皇陛下即位パレード「祝賀御列の儀」が午後3時より行われました。沿道では多くの国民がスマホで記念写真を撮っていましたが、大きな祝賀の声援が飛び交う中での天皇・皇后両陛下の手を振ってこたえる笑顔とそのお姿には感動を覚え、思わず万歳!万歳!万々歳!と国家安寧、万民和楽を心より祈願しました。新しい元号「令和」が出発したは5月1日でしたが、今日のパレードを拝謁し、本日が本当の令和元年を迎えたように思いました。

さて心機一転、今年の締めくくりに入りたいと思います。午前中には「ふれあいパーク霊苑」での墓参供養を修業しましたが、爽やかな秋風を受けながらの読経と成りました。境内の木々はすっかり紅葉し、晩秋の風情が広がりを見せ、本日の祝賀の儀をお祝いするかのようでした。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2274話 】
2019年 11月 09日 談

延期となっていた天皇陛下即位パレード「祝賀御列の儀」が明日午後3時から行われますが、国旗を掲揚して心から祝賀の意を表したいと思います。今朝方の気温が7℃と今年一番の冷え込みとなり、防犯カメラのレンズも霜のためか白く曇り何も見えない始末! ずいぶんと寒い朝を迎えましたが、その影響からか本日は観光客も暖を求めてのカフェ利用の方が多く見受けられました。

墨蹟を制作しました / 「 然 」 渓仙 書

㈱キタジマ 北嶋幹補会長 と 北嶋さおり社長 とともに

午前中には福井市より、日頃からご厚誼頂いている㈱キタジマの北嶋会長と社長が揃って来寺くださり、久しく歓談しました。時を同じくして、以前福井市役所に勤務しておられた折、観光課で大変お世話になった漆崎氏も初めて来寺され、昔を懐かしく振り返りながらお話しました。実に「朋有り 遠方より来る 亦楽しからずや」の心境! 

漆崎惣章氏とともに

午後からは「ふれあいパーク霊苑」での開眼供養が修業され、晩秋の一日があっという間に過ぎ去った感じでした。「光陰惜しむべし 時人を待たず」、人との出会いが新たなご縁を広げて行く昨今です。友峰和尚より

色あざやかな花々 / 集合墓 「宙」にて 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2273話 】
2019年 11月 08日 談

「日々是好日」大安友峰 書 / 姫観音図

11月に入ってからも連日法務遂行に専心していますが、流石に72歳という年齢に戸惑いを感じ始めています。外目には元気に見えても年齢は嘘をつかないもので、誰もが70歳を超えると感じる体の衰えです。いかに健康体をキープ出来るかが今後の仕事の出来栄えに大きく影響するものと自覚します。

「 心 」 大安渓仙 書 / 朱達磨図

色紙の禅語に合わせ たとう紙の題字書き

本日は先般より宿題となっていた色紙書きに全力を投入し、無事完成しました。この事も健康であるが故に成し得るわけで、誰よりも今は亡き両親に深く感謝するものです。当たり前が当たり前でないのが「親から頂いた健康体」だとつくづく思います。

さて午後には、福邦銀行金沢支店の支店長が職員と共にご挨拶に来寺下さいましたが、ちょうど色紙書きが終了したグッドタイミングでした。義元支店長そして、いつも元気に来寺されている営業担当職員の舟橋さんが昨日お誕生日だったそうで、お祝いを兼ねお二人に色紙を差し上げました。

「福寿円満」 大安友峰 書 / 和顔達磨図

和尚の大好きな墨画描きの時間は、日頃のストレスから解放される幸せの時間でもあります。何事も継続が大切です!明日から再び墨蹟にも力を入れていきたいと願ったものです。友峰和尚より

「 円通 」 大安友峰 書 / 姫観音図

友峰和尚のちょっといい話 【 第2272話 】
2019年 11月 07日 談

越前町観光連盟 と 三国観光協会の「越前がに」パンフレット

今年も冬の味覚の王者!越前ガニの解禁を迎えました。ニュースではまずまずの漁だったそうですが、されど地元越前に住みながら昨年は遂に食すること能わず!今年こそはと意気込みましたが初セリの値段は相変わらず高値の花で、どうやら今年も縁がなさそうです。兎に角、食欲の秋!味覚の秋!の真っただ中、この時期越前ガニばかりが全国的に注目を集めていますが、北陸地方の冬場のお魚には定評が有り、また加賀野菜を始め果物も豊富ですから自然に食欲がそそられます。

糸ススキの穂

しかしながらそのような嬉しいニュースを横眼に、和尚は依然として食事制限を続け健康体づくりに目下専念しているところです。「腹八分目医者いらず」との意味が漸く納得できるようになって来ました。更に頑張って糖質制限も続けて参りましょう! さて午前中には秋晴れの下、ふれあいパーク霊苑での新墓開眼納骨供養が営まれました。食欲の秋のみならず、本日は祈りの秋に喜びを感じた一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2271話 】
2019年 11月 06日 談

2018年11月のブログより ㈱豊蔵組様が来寺下さいました

ふと過去のブログを振り返り、その時の出来事に想いを深くします。昨年の今日はいったい何をしていたのかと?と振り返ってみるのも結構面白いもので、毎日綴るブログはある意味その年その月その日の克明な出来事の記録でも有り、自分史でもあるように思います。

今日は和尚の留守中、㈱豊蔵組の豊蔵社長と江川部長が来寺下さり、豊蔵社長が自ら栽培されているサツマイモを沢山持参くださいました。実は昨晩ふとブログを振り返って読んでいたところ、昨年のこの時期、豊蔵社長が自作の芋を持参下さった時の文章で「嗚呼!とても美味しいサツマイモだったな~」と思い出していた矢先のご来寺で全く驚いたものです。それにしても本当に有り難く嬉しい出来事でさっそく御礼の電話をした後、本尊仏真前にお供え致しました。何が一体嬉しかったのかと申せば、人との「衆生縁(しゅじょうえん)」が嬉しいのです。人生は、人との出会いが自己の「運命」を変えていくように思うものです。

見事なサツマイモをお届け下さり、厚く御礼申し上げます

荒木芳栄さんとともに

さて午後には今年の4月、フランス・サンリス市「アート・サクレ芸術祭」で大変お世話になったサンリス市在住の荒木芳栄さんが、一時帰国の挨拶に来寺下さいました。その時のご縁から、来年にはアート・サクレに出展された5名のアーティストの方が寳勝寺で個展を開催予定となっています。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2270話 】
2019年 11月 05日 談

「紅葉秋風に舞う」の禅語の風景に出会うには今少しあとのことだと思いますが、全国の各紅葉観光名所地がテレビで紹介されるたびに一度は行ってみたいと心から願うものです。本日は休寺日でしたが、午後より三重県「亀山市仏教会」会員約40名の方が来寺下さり「楽く楽く法話」を催行しました。その中に5名の住職が引率で参加されていた為、宗派を超えての楽しいお話しを心掛けました。少しずつですが近年、和尚の「楽く楽く法話」を希望する団体様も増えつつ有り、有り難く思っています。

亀山市仏教会の皆様です / 本日の「楽く楽く法話」にて

旅行の楽しみと言えば「温泉、食事、景色」ですが、最近は体験物のツアーも増えており、大安禅寺では「坐禅体験コーナー」が外国人観光客に人気が出てきているようです。寺院にとっては「説法」も大切かと思います。せっかくお寺に参拝に来られたのですから、それを好機と捉え、仏縁を結ぶための「法話」は旅行中の癒しのひと時になることと思います。

法話終了後、皆様とともに お経を唱和しました

またお寺の伽藍を活かす方法も色々あり、本尊仏を拝める空間ほど有り難い場所は他に有りませんから「写経体験」や「読経体験」なども良いかと思います。祈りの場所でも有るお寺!大いに活用していきたいと念じています。友峰和尚より

境内の 沙羅双樹

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