和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2289話 】
2019年 11月 24日 談

北陸地方は暖かく穏やかな日和が続いていおり、今日なども日中気温が21℃と少し汗ばむほどでした。午前中10時半より昨日に引き続き「生き生き法話」を遂行しましたが、新命副住職が特別法話で兵庫県に出掛けている為、和尚がお話しをしました。今日の法話コースのお客様は兵庫県加古郡からの農業関係の団体方々でしたから、なんとも不思議なご縁を思いました。また日頃お世話になっているお檀家の方並びに以前福井の大学に通学され、卑山のアルバイトでお手伝いに来て下さっていた石川在住の吉田さんご夫妻も久しぶりに法話コースに入り、お蔭様で楽しくお話しが出来たようです。

法話終了後には松雲の間で、お檀家様と吉田さんご夫妻とともに歓談しましたが、ずいぶんと久しぶりにゆっくりした時間を過したように思ったものです。現在もなお福井と金沢間を行き来する日々ですが、故郷で過ごす時間を大切にしています。宿題となっている墨蹟と来年の干支図色紙書きも同時に進めており、住み慣れた自坊のアトリエで描くのが一番です。文化の秋!!大いに墨書に全力を注いでいきたいと闘志を燃やしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2288話 】
2019年 11月 23日 談

 

昨日は午後5時より、フジタホテル福井、ザ・グランユアーズ 天山の間にて開催された「全国友好葵ライオンズクラブ福井大会」での記念講演を致しました。今年で第51回目を迎えるそうですが、今から14年前、2005年の福井大会でも法話をさせて頂きました。今回は全国から約300名の方が参加されており、約1時間にわたって「吾道一以って之を貫く」と題して楽しくお話しさせて頂きました。講演終了後には懇親会が開かれ、久しぶりのおめもじとなった全国葵ライオンズクラブの方々との交流を深めました。

全国から約300名の方が参加されていました

演題「吾が道 一以って之を貫く」の垂れ幕

法話に先立ち 和尚の経歴などをご紹介頂きました

法話中の様子

懇親会に先立ち御挨拶をされる 卑山 吉田敏貢総代

藤田通麿総代とともに / 愈好亭にて

今朝方は藤田通麿総代が来寺下さりしばし歓談しましたが、午前10時半からの和尚の「生き生き法話」を輪島市からの観光客皆様と共に聞かれ、また昨日の葵ライオンズクラブの方々も卑山を訪ねて下さり大変嬉しく思ったものです。

本日の生き生き法話

本日11月23日「勤労感謝の日」は先代 實道住職(父)の祥月命日でも有り、自室の仏壇にて両親のご供養致しましたが、本当に月日の過ぎ行く速さに驚いています。今は亡き両親に対し、心から感謝の気持ちを捧げた一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2287話 】
2019年 11月 22日 談
本日午後5時よりの「第51回 全国友好葵ライオンズクラブ福井大会」記念講演を控え幹部の皆様への記念色紙書きをしましたが、現在は卑山諸堂の保存修理工事が行われており、出来る限り多くの方々との御縁を結んでいく為に「達磨図」を描いています。 達磨と言えば「不屈」「八風吹けども動ぜず」「七転ハ起」など力強い言葉が似合うのですが、今年は「亥」年ということも有り「吾道一以って之を貫く」という中国孔子論語の一説を書いています。その「亥」年も間もなく終了し、干支の最初「子」年に替わろうとしています。 来年の法話の言葉は「無事」に決まりましたが、本当に無事が一番で、臨済義玄禅師の言葉でも有る「無事是貴人」の心境が求められています。最近の世相は「無事」とは程遠く、毎日色々な事件や事故が頻発しており心が痛みます。仏法の原点に立ち返り、「無事」を年頭に精進していきたいと願うものです。友峰和尚より
友峰和尚のちょっといい話 【 第2286話 】
2019年 11月 21日 談

隠寮から望む 紅葉の景色 / 大安禅寺にて

終日爽やかなお天気となりましたが、和尚は昨日に引き続き自室で明日の講演の原稿書きをしました。時折、休息時間を利用して隠寮からの紅葉を楽しむことが出来ました。今年は幾分暖かい気候のせいか紅葉もまだ先のようですが、それでも美しい色合いを見せています。山中での生活の利点はなんと言っても木々に囲まれた環境で、色とりどりの紅葉には目を奪われるものです。街なかでは味わえない気分だけに、なおさら有り難く心が癒されます。

福井葵ライオンズクラブ 第一副会長・西村友一氏とともに

午後には福井葵ライオンズクラブ第一副会長の西村友一氏が明日午後5時からの講演最終打ち合わせに来寺下さり、愈好亭にてしばし懇談しました。本当に丁寧な大会の趣旨説明を受け、明日の法話内容にも十分参考になったものです。今から14年前の平成17年にも福井大会での講演が有りましたが、その時ご縁を頂いた名古屋葵ライオンズクラブ・前川隆男氏とは現在もなお御厚誼を頂いています。「出会い・ふれあい・和みあい」をキャッチフレーズに、明日の講演を楽しみにしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2285話 】
2019年 11月 20日 談

「 道 」

明後日11月22日(金)、「全国友好葵ライオンズクラブ第51回福井大会」がザ・グランユアーズフクイで開催され、午後3時からの代表者会議並びに大会式典の後、午後5時より和尚の記念講演が予定されています。クラブの名前が「葵(あおい)」と有るように、全国の「葵ライオンズクラブ」会員の方々が福井に集まり友好を深める大会ということで、以前に福井で大会があった際も特別法話を致しました。

「吾道一以って之を貫く」 平成己亥 渓仙 書

この度2回目のご縁を頂くわけですが、「葵の紋」と言えば「徳川」「松平」家で、大安禅寺は旧福井藩第4代藩主・松平光通公の菩提寺でも有り「葵の紋」とは深い縁起が有ります。演題は今年の法話テーマ「吾道一以って之を貫く」で、現在卑山諸堂の全面修理工事が進行中ということもあり、諸堂復興への思いを込めてお話ししたいと思っています。

「 心 」

本日は自室に閉じこもり、法話内容の構想を色々練りながらの一日となりましたが、福井葵ライオンズクラブ会員の卑山責任役員総代・吉田敏貢氏の温かい声援を受け「一に徹して」良い法話が出来ればと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2284話 】
2019年 11月 19日 談

大安禅寺の全山が間もなく真っ赤っかとなりそうな気配です。「紅葉秋風に舞う」の情景で、気分も最高です! 天気予報では雨でしたが、本日は秋晴れの良いお天気となりました。

「紅葉秋風に舞う」

午前中はアトリエで色紙書きをしましたが、やはり自坊の自室はなんとも心が落ち着くものです。部屋から望む景色に引き込まれながら、筆を運ばせる手もスムーズに動きます。人間の心は自然環境に随分影響を受けるものです。

「 無事 」

有名な画家が環境を選びながら国替えする気持ちが分かるような気がします。素晴らしく感動する絵は自然環境の中から誕生するのだと実感するものです。

さて、卑山修理工事も愈々本堂を覆う素屋根工事がまもなく始まり、来年には本格的な工事が開始されます。日々緊張感が増していきますが、健康に気を付けて頑張っていきたいと思う今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2283話 】
2019年 11月 18日 談

地元大学生による 少林寺梵鐘の調査

大学の卒業論文研究にも色々有るもので、本日は地元大学の2名の学生さんが野町・少林寺の梵鐘について調査したいというので立ち合いました。金沢寺町寺院群には多くの梵鐘がありいずれも貴重な文化財ですが、今回は「梵鐘の音の高低に焦点を当て、中国の五行思想との関連を明らかにしたい」との事! 成るほど!成るほど! なかなか面白いテーマだと思いつつも彼らの卒論の完成を待ちたいと思います。

鐘の音を 録音しているようす

少林寺の梵鐘は今から約400年前、創建当時に釜師の初代・宮崎寒雉氏が寄贈されたもので、音色が大変良いことで知られています。どのような卒論になるのか楽しみに待ちましょう。

少林寺応接室にて 取材を受けました

㈱ココ・プランニングの川面専務、職員の清野さんとともに

さて、午後1時からは大安禅寺で新命副住職と㈱ココ・プランニングの川面専務、職員の清野さんとともに合祀墓(永代募)についての懇談が行われました。現地視察も兼ね今後の創設計画に生かして行きたいと副住職が願っているようです。日々あらゆる価値観が変化していく現代社会の中で、待ったなしの新しい価値観への模索が続けられています。友峰和尚より

大安禅寺 境内にて

文建協 高木氏とともに

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2282話 】
2019年 11月 17日 談

ニシキギの紅葉 / 寳勝寺境内にて

来年の干支は「子」で十二支の最初となります。和尚も昭和23年1月生まれで来年は年男になり、満72歳の誕生日を25日に迎え干支6周の記念すべき歳でも有り、生誕の日には両親に感謝のご報告を申し上げたいと思っています。

「 無事  ~子図~ 」 令和庚子 大安渓仙 書 

本日は自坊より、来年の年賀状に記す「干支図」を依頼され本当に驚きました! 今年の干支「亥図」を描いていたのが昨日のことのように思います。まだ猪の絵図が脳裏に残っている気がするのですが、さっそくに「子の図」を描いてみました。新命副住職より「来年の法話内容の言葉を”無事”にしたい」との報告を受け、ネズミの図に「無事」と書きました。初めて描いた「子の図」、いかがでしょうか?

昨年12月から今年の立春にかけて凡そ600枚ぐらいの亥図色紙を描いたと思いますが、果たして今年は何枚描けるか心配です。「気力・体力・決断力」が減退する中での創作活動になりそうな気配です。皆様に喜んで頂けるなら精進一路!!努力有るのみです。「無事」に来年1年間を過すことが出来ますよう、心から念じながら頑張って描きましょう!!友峰和尚より

ご家族皆様とともに 墳墓開眼納骨法要を修業しました / ふれあいパーク霊苑にて

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2281話 】
2019年 11月 16日 談

姿勢と呼吸の整え方を説明しているようす / 坐禅会の前に

月例の木曜坐禅会が去る11月14日の午後6時半より行われましたが、今回は地元大学天文部2名の学生さんが初めて参加されました。普段、寺カフェをお手伝い下さる女子大学生の紗希さんが、所属している天文部の男子学生2名を坐禅会に誘ってくれたわけですが、どうしてどうして、初心者ながら約1時間あまりをしっかり坐りました。

卑山の木曜坐禅会は今年で6年目を迎えていますが、これといって広報することもなく黙々と今日まで続けて来ました。毎回6名ほどの方が坐禅に参加されており、充実した瞑想の時間を修しています。今回の大学生参加を機に、今後は地元の大学に働きかけて一人でも多くの参加者を募っていきたいと思っています。

白隠禅師坐禅和讃 唱和

終了後の茶礼にて 宇宙工学 や バイオテクノロジーの話題などで 盛り上がりました

金沢は世界的禅研究哲学者「鈴木大拙博士」並びに「西田幾多郎博士」を生んだ地でもあり、明治期には寳勝寺でも坐禅会が盛んに修行されていました。一回でも多く坐禅に参加され、大いに自己研鑚に励んで頂きたいと願っています。さて本日も昨日に引き続き祖霊供養の法要が続いていますが、読経もまた修行と心得て精進して参りたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2280話 】
2019年 11月 15日 談

瑞光寺にて 伊藤家先祖供養の法要が修業されました

この時期の気候は寒暖の差が激しいのですが、本日は穏やかな良いお天気となり、午前午後とも御法要で読経三昧の一日と成りました。11月と12月は年忌法要の予約を多く頂きますが、季節柄この時期は一番気持ちも落ち着き、秋の紅葉と共に祖霊に対し特別敬虔な気持ちになるものです。午前10時より行われた本多町瑞光寺でのお檀家・伊藤家の祖霊供養修業では、お寺の後方に広がる木々もすっかり色づき、時折強く吹く秋風に舞い散る枯れ葉の様には郷愁を覚えたものです。

寳勝寺にて 津田家年忌法要が修業されました

ご参詣を賜り 誠にありがとうございました

午後1時半からは寳勝寺お檀家・津田家の年忌法要と墓参が修業されましたが、秋晴れの清々しいお天気の中での墓参となりました。法要後のお檀家様との団欒のひとときの中で故人との多くの思い出話に花が咲くとき、祖霊供養の本意を見出すものです。友峰和尚より

㈱豊蔵組の江川氏、香林氏とともに

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