和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第3196話 】
2022年 05月 18日 談

大安禅寺花しょうぶ園

 

この時期は「大安禅寺花しょうぶ園」の苗の成長が気になる毎日ですが、本日は新命副住職といつも和尚の墨蹟表具でお世話になっている春陽堂の斎藤公一さんが苗の植え替え作業をされ、写真の如く見事に園内が整備されたようです。植え替え用の苗は昨年小浜市・常高寺様より株分けして頂いたもので、今年は特に立派に成長しており6月の開花が楽しみです。

 

新命副住職と春陽堂・斎藤公一さん 苗の移植作業のようす

 

大安禅寺に花菖蒲の苗を最初に植えたのが昭和56年(1981)ですから今年で実に41年が経ちました。いつしか「花しょうぶの寺」と言われるようになり期間中には県内外から約2万人が訪れる程になりましたが、コロナ禍の影響で恒例のお祭りも中止となり、ここ数年は地元の花菖蒲愛好者の方々が来園されています。

 

 

 

 

大安禅寺 薔薇園にて

 

現在は妻が薔薇園を手掛けており、これから見頃を迎えます。また参道を中心に約1千株余りの紫陽花もこれから開花を始めますから、皆様には是非色々な花をご観賞頂ければと願うものです。さて寳勝寺境内の草木達も見事な成長ぶりを見せています。一年で一番新緑の美しい季節でも有ります。大いに野外に出てリフレッシユしたいものですね。友峰和尚より

 

 

金澤伝燈寺里芋研究会 千田さんが「赤レンガ三人展」を鑑賞されました

友峰和尚のちょっといい話 【 第3195話 】
2022年 05月 17日 談

 

ふれあいパーク霊苑の幾種類もの薔薇の花が現在満開を迎えています。1年を通して職員はじめ業者の方が徹底して園内の草木を管理しているため、薔薇以外の花木もレイアウトされ色とりどりに花を咲かせ参詣者の方々も花を観賞しながらのお参りとなっているようです。

 

美しい薔薇の花が満開を迎えた ふれあいパーク霊苑

 

 

色とりどりの 初夏の草花

奥の院 の 薔薇

 

集合墓 宙(そら) にて 

 

思わずシャッターを切りましたが、あまりに薔薇の品種が多いため皆様には全てを紹介しきれない程です。近くに来られました時は是非寳勝寺にお立ち寄り頂き愛でて頂けたらと思います。

 

 

「 赤レンガ三人展 」 本日も多くの方に来場頂きました

 

 

 

本日も午前中より多くの方々が「赤レンガ三人展」の鑑賞に来寺されていましたが、本日は少林寺檀信徒の方はじめ総代の宮﨑幽斎氏も御来寺くださり、作品鑑賞後には応接間にて歓談致しました。

 

少林寺 総代の宮﨑幽斎様が来寺くださいました

中国茶をお召し上がり頂きながら 歓談しました

 

「赤レンガ三人展」 陶芸家の小網氏、パステル画家の西田氏とお話しされているようす

 

 

 

宮﨑氏も金沢美術工芸大学を卒業されており、同じ大学を卒業された後輩でも有る西田吉隆氏・小網重一氏と親しく学生の頃の思い出話で談笑されていました。また同大学の同窓生の方々も多く来られている様子にて、楽しそうな会話が続いていました。さて光陰矢の如し!時 人を待たず!で寸暇を惜しんで更に頑張って参りましょう! 「茶を飲みて 旧友親し 五月かな」友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3194話 】
2022年 05月 16日 談

伝燈寺 弁財天洞 / 2021年10月撮影

 

暖かく穏やかなお天気が続いていますが、ここしばらくは快晴マークが並んでいます。昨日は伝燈寺での里芋豊穣祈年祭の行事を遂行しましたが、その折、弁財天をお参りすべく洞窟に入ったところ数十匹の蝙蝠(こうもり)がいっせいに飛び立ち和尚の頭に糞を落としながら穴から出ていきました。昨年10月、里芋収穫祭を修業した際に地元の方々が洞窟内を綺麗に掃除して下さいましたが、約半年の間に洞窟内はまた蝙蝠に占領されていました。今はコロナ禍にあってウイルスを媒介する蝙蝠は危険動物と言われているだけに、頭を丁寧に消毒した次第です。もちろんその後、弁財天様にお参りしてから伝燈寺里芋の豊穣を祈願しました。

 

 

伝燈寺本尊 釈迦如来坐像

金澤伝燈寺里芋豊穣祈年祭 / 2022年5月15日

 

 

金澤伝燈寺里芋研究会の千田様 と 寳勝寺檀信徒の北條様とともに

昨日の行事の御礼に来寺くださった千田様です

ご先祖の御墓参りに来られ御挨拶くださった 北條様です

 

 

坐禅瞑想のひととき / 野町 少林寺にて

 

さて、本日は少林寺に出向き久しぶりに坐禅瞑想をして休心の時間を楽しみました。坐禅は実に素晴らしい心身脱落の方法で、静かな少林寺の本堂は実に坐禅環境に最適な場所です。今後は観光客を対象にした坐禅体験コーナーを設け、禅学の布教を遂行したいと念じています。「蝙蝠の 巣窟訪ねし 初夏の寺」「弁天の ご利益をうく 古寺涼し」友峰

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3193話 】
2022年 05月 15日 談

金澤伝燈寺里芋植え付け体験会 / 傳燈寺門前 西川氏の畑にて

 

本日は傳燈寺に於いて「金澤伝燈寺里芋植え付け体験会」ならびに「豊穣祈年祭」が開催され、地元報道関係者の取材を受ける中、午前10時より伝燈寺町・西川氏の畑で植え付け体験会が始まりました。

 

親芋植え付けのために準備された畝

 

畝に 工具で植え付け用の穴を空ける作業

 

伝燈寺里芋の小さな苗が 丁寧に植え付けられました

 

 

 

 

応募された約30名の方が説明を受けながら里芋の苗を植え付けられた後には、午後1時より、金澤伝燈寺里芋研究会の千田会長はじめ役員方々9名の御出席のもと、本堂に於いて「伝燈寺里芋豊穣祈年祭」が修業されました。

 

「伝燈寺里芋豊穣祈年祭」 / 傳燈寺本堂にて

 

今年は昨年収穫された里芋の中から特別に選んだ5株の種芋の新芽が吹いた苗を真前にお供えし、今後の無事成長を願って里芋豊穣祈祷を修しました。今年10月の収穫祭では、本日御祈祷した苗から収穫された小芋を真前にお供えすることにしています。

 

御真前にお供えされた 傳燈寺里芋の苗

 

 

今秋の伝燈寺里芋豊穣を御祈願しました

金沢伝燈寺里芋研究会の方々

 

金沢伝燈寺里芋研究会 千田会長

 

 

金澤伝燈寺里芋研究会の皆様とともに

 

 

 

「赤れんが三人展」 / 寳勝寺にて

 

さて寳勝寺では現在「赤れんが三人展」を開催中ですが、日曜日と有って多くの方が鑑賞に来寺されています。またふれあいパーク霊苑内の幾種類もの薔薇の花も見事な開花を始めました。

 

 

 

 

午前中には苑内での年忌法要が修業されましたが、色とりどりの初夏の草花が満開となっており霊供養の安心と共に心が癒される思いでいっぱいになります。皆様に於かれましてはお時間ございましたら是非御来寺頂き、寺内作品鑑賞と共に霊苑もご参詣頂けたら幸いです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3192話 】
2022年 05月 14日 談

傳燈寺にて 「豊穣祈年祭」の準備をしました

 

明日、伝燈寺にて「伝燈寺里芋植え付け体験会」ならびに「豊穣祈年祭」が修業されるのを前に、午後より祈年祭の下準備に出向きました。昨年の10月16日に「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」が厳修されましたが、今回は地元の子供達約20名が傳燈寺里芋の親芋を畑に植える作業に加え、伝燈寺に於いて豊作を祈願する「祈年祭」が行われる予定となっています。

 

本堂の掃除をしました

 

 

イノシシ除けの電気柵を設置してくださる 西川さん


有難いことに本日、常日頃お世話になっている西川久行氏がイノシシ除けの電気柵を御寄進くださり、さっそく境内地を張り巡らすように丁寧に設置して下さいました。最近では寺の周辺でイノシシや熊の爪痕が残されていることもあり大変心配していましたので、本当に感謝申し上げました。

 

 

 

芳斉町 高巌寺様とともに

 

御挨拶に来寺くださった 須貝さんとともに

 

本日の午前中には東京都在住の須貝さんが御挨拶に来寺くださいましたが、5月も中盤に入り来客の方々も増えて来たように思います。コロナ禍の状況がなかなか収束しない中、「ウイズコロナ社会」を受け入れるかのように人流も以前よりかなり多くなっているように思います。まだまだ油断は出来ませんが、少しずつ街に活気が戻っている現状には安堵感を覚えます。微速前進ながら普段の暮らしに戻りつつある昨今の様相です。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3191話 】
2022年 05月 13日 談

大安禅寺本堂屋根復原 奉納 こけら板

 

重文大安禅寺修理保存工事が現在順調に進められており、それに合わせて浄財勧募がまもなく開始されますが、寺では本堂屋根に使用される「こけら葺きの板」が御志納所に並べられており御来寺くださった方々に浄財御寄進の勧募のお願いをしています。こけら葺きの板にそれぞれ祈願文を書いて頂き、後日、本堂屋根を葺く時にはその板が使用されることになっています。詳しくは大安禅寺のホームページをご覧いただければ幸いです。

 

こけら葺「杉板」

 

本堂屋根こけら葺「杉板」奉納 | 萬松山 大安禅寺 (daianzenji.jp)

 

 

少林寺 アトリエにて

 

本日は浄財を御寄進頂きました方々への御礼の品のひとつとして予定している、和尚自筆の墨蹟(額装)を制作しました。先般、越前和紙作家・長田和也氏にお願いし額に合わせた特別な墨蹟用和紙を漉いて頂きましたが、実に素晴らしい和紙で今日から少林寺アトリエで墨蹟制作に入りました。

 

 

「 正法眼 」

「 香 風 」

 

まだ試し書きの段階ですが、今後は本腰を入れて頑張って参りたいと思っています。墨蹟の字は出来るだけ分かり易い禅語で気持ちが安らぐような書を目指したいものです。さて夕刻には雨模様となりましたが、禅寺の五月雨です。いいですね! なんとも風情が有ります。気持ちが落ち着きますよ! 「墨書する 寺静まりて 五月雨」友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3190話 】
2022年 05月 12日 談

鹿島建設株式会社 金沢支店 の 皆様

 

鹿島建設㈱金沢支店の南部克彦所長はじめ職員皆様が寳勝寺に御来寺下さり、現在開催されている「赤れんが三人展」を鑑賞されたあと応接間にて御挨拶を頂きました。南部所長とは平成7年(1995年)に大安禅寺青少年育成道場「枯木堂(こぼくどう)」並びに「松雲院」を建造した時以来今日まで長きに渡りご厚誼を頂いており、今なお枯木堂・松雲院の建物のメンテナンスについて何かとご指導ご配慮を頂いています。

 

 

 

作品展を御覧になっているところ

 

鹿島建設㈱金沢支店は寳勝寺近くの泉ヶ丘にあり時々ご挨拶に来寺くださっていますが、本日は個展が開催されていることもあり職員皆様のご紹介を兼ねて見学に来てくださり本当に有難く感謝申し上げました。

 

 

本日は御来寺くださり 厚く御礼申し上げます

 

今回は久しぶりに自坊の大安禅寺に帰山し、短い滞在時間ながら心から癒されたものです。寳勝寺堂内には和尚の作品も何点か展示されていますが、そろそろ新しい作品創作に取り掛かりたいものです。青葉若葉の初々しい初夏の風情漂う寳勝寺境内、身も心もリフレッシュして頑張って参りたいと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3189話 】
2022年 05月 11日 談

花しょうぶ園の整備

 

3回目のモデルナワクチン接種を受けた後しばらくの間、嗅覚と味覚が無くなる症状が表れ微熱と身体の怠さも加わって大変しんどい思いをしたものでした。人によっては無症状の方もおられたそうですが、和尚は特に味覚が失われ何を食べても変な味がして困ったものです。単に味が分からなくなるのではなく、「まずい」という表現が当たっているかと思います。人間にとって臭いや味覚が失われるのは本当に辛いものだとしみじみ思いました。

 

 

 

 

 

自坊に久しぶりに戻ると最初に感じるのはまず臭いで、玄関の臭い、部屋の臭い、布団の臭い、台所の臭い、本堂の臭い、それぞれ違っていてとても懐かしく思う瞬間でもありホッとするものです。また味覚も同様で、妻の作る料理の味わいは格別でこちらも安堵する感覚です。コロナウイルスに罹患された方の話では、随分と長い期間味覚・臭覚障害に悩まされるというのですから大変な事だと察するものです。

 

新命副住職とともに 上田総代のお家へ伺いました

 

さて本日も自坊での仕事遂行となりましたが、午前中には新命副住職とともに上田総代様宅に所用でお伺いし綺麗に手入れされた庭園を眺めながら歓談しました。花菖蒲園の整備にも入り、大安禅寺境内一帯もいよいよ本格的な初夏を迎えようとしています。 草むしり モグラの穴に 初夏の風 友峰

 

花菖蒲 順調に生長しています

友峰和尚のちょっといい話 【 第3188話 】
2022年 05月 10日 談

「赤れんが三人展」の準備が始まりました

 

5月12日(木)から22日(日)まで寳勝寺に於いて「赤れんが三人展」が開催されますが、本日はその作品展示に入りました。「赤れんが」というのは兼六園近くにあった旧陸軍兵器庫のことで、戦後から約25年間金沢美術工芸大学の校舎として使用された後、現在は石川県立歴史博物館として復元されています。

 

 

 

 

「赤れんが三人展」は、地元・金沢美術工芸大学を卒業された三名の芸術家による作品展示で、奈良県在住の日本画家・冨田俊成氏、金沢市在住のパステル画家・西田吉隆氏、同じく金沢市在住の陶胎漆器並びに陶芸家・小網重一氏の作品が公開されます。

 

 

 

明日も引き続き作品展示とプロフィールや作品名などを展示する予定となっています。期間中は寺カフェも開業しますので、皆様には是非御来寺頂きたくお待ち申し上げております。

 

「滋賀北陸教区公職者会議」 / 大安禅寺にて

 

さて和尚は終日自坊にて「滋賀北陸教区公職者会議」に集中しました。丸10年に渡って教区宗務所長を務め、その間、会長・副会長・監事職など務め、あと2年間の任期を残してこの6月に辞任することとなりました。

 

会議に先立ち 会計監査が行われました

 

本日の会議の最後に教区役員御住職皆様には感謝と御礼の言葉を述べましたが、今後は少し静養して再び教区発展と寺院の護持に尽力して参りたく念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3187話 】
2022年 05月 09日 談

大安禅寺 重文諸堂修理保存工事 修理委員会 / 枯木堂にて

吉岡泰英会長 の ご挨拶

久しぶりの雨模様となったゴールデンウイーク明けの朝を迎えました。今回は大安禅寺に滞在する時間が限られているため寸暇を惜しんで所用に対応しましたが、本日は現在進行中の卑山重文諸堂修理保存工事に対して修理委員会が午前10時より枯木堂を会場に開催され、はじめに吉岡泰英会長のご挨拶がありその後新命副住職より映像を交えて今日までの工事経過報告がなされました。

住職挨拶

現在がいまだコロナ禍に有り会議時間を短縮しての会合となりましたが、すでに山門並びに鐘楼が完成しているためその現場視察も文建協・高木現場主任の丁寧な案内で行われました。

修復工事現場視察の様子

文建協・高木現場主任からの説明を受けているところ

片岡経営会計事務所 片岡正明会長

 

 

 

 

 

 

基礎工事のため 本堂全体が持ち上げられているところ

 

 

鐘楼にて

鐘楼では工事完成後初めて大鐘を撞かせてもらいましたが、実に2年ぶりの美しい音色を聴くことが出来ました。「入相の 鐘の音ひびく 杉むらの 下道ふかく かをる秋の香」と幕末の福井の歌人・橘曙覧(たちばなのあけみ)が大安禅寺で詠んだ歌が思い出されました。修理工事は順調に進められており、修理委員会並びに工事関係者各位には心から深く感謝いたしております。

大安禅寺責任役員会が行われました

藤田通麿総代 と 蒔田城助総代

 

「大安寺中学校創立70周年記念事業」実行委員長の 山本氏とともに

 

午後からは地元大安寺中学校「創立70周年記念事業」実行委員長の山本氏が来寺され、9月24日に開催予定の記念事業に於ける法話の御依頼を受け、快くお受けしました。約1200年の悠久の歴史を誇る大安寺地区の今後益々の発展を願って止まないものです。友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870