和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3726話 】
2023年 10月 30日 談

金沢市本多町の兼務寺院 瑞光寺にて

 

定期的に金沢市内兼務寺院を巡回して管理していますが、本多町にある瑞光寺の境内には甘柿の木があり今年も立派な実をつけています。調べたところ品種はおそらく、富山県射水市の片口高場が発祥地で200年以上前から栽培されている「水島柿」でないかと思われます。糖度は16.7度と富有柿より高く瑞々しく柔らかいのが特徴だそうです。

 

高く伸びた大きな柿の木

 

最近は金沢市内にも熊が出没するということで柿の実が気になり瑞光寺へ視察に行き、少し収穫してその熟成度を確認してみましたが今少し早いようでした。

 

収穫したばかりの 瑞光寺の柿の実

伝燈寺には大栗と伝燈寺里芋があり本当に有難い話ですし、昔々には伝燈寺の裏山では松茸がたくさん採れたそうですから羨ましい話です。さて味覚の秋、食欲の秋!健康の秋!ですから天然の果物を頂いて元気を出して参りましょう! そうそう、寳勝寺霊苑内でも柿の木が立派な実をつけていました!「柿食えば 鐘が鳴るなり 寳勝寺」(盗作)ですね!?

 

法衣店「久柳(くりゅう)」の 昌子久晃氏とともに

 

また本日は午前中に京都市北区で法衣仏具商を営んでいる「久柳(くりゅう)」の店主・昌子(しょうじ)さんが来寺下さりしばし歓談しましたが、若手の経営者で昨日は金沢マラソンに出場し完走したとの事。成程!人生は長い長い苦難の道のりでもあり、まさにマラソンのようなものかも知れません! 今後の御活躍を心から願って止まないものです。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

瑞光寺境内地  特別緑地保存地区になっています

友峰和尚のちょっといい話 【 第3725話 】
2023年 10月 29日 談

寺町通りを激走する 先頭走者のおふたり

 

昨夜からの雨が心配されましたが、午前8時半に広坂をスタートする頃にはすっかり雨も上がり「第9回金沢マラソン2023」が無事に開催されました。寺町通りには8時50分ごろに先頭走者が通過しはじめ早速沿道で声援を送りましたが、ランナーの余りの多さには圧倒されました。

 

先頭の集団が駆け抜けて行き、しばらくすると怒涛のようにランナーが

 

老若男女問わず全国から約17000名が参加されてのマラソン大会で、金沢マラソンは年を追う毎に人気度が増していくように思います。ランナーの中には70代から80代の方も多数見受けられ、まもなくハロウィンということも有って仮装姿で走る人や、なかには和尚の応援する姿を見て合掌スタイルで走り抜けていく方もいました。いやはやなんとも羨ましい限りです! 和尚などはここ数十年は走ることすら忘れてしまったくらいで、歩くのが精一杯といったところでしょうか!

 

 

 

 

 

午前11時より 霊苑にて墳墓開眼供養諷経を修業致しました

 

さて和尚は黙々と法務遂行に専心しています。走るのがだめなら声をしっかり出して頑張りましょう!坊主はお経が要です! 人それぞれに歩む道は違えども、いづれの人生も目的に向かって日々心身の鍛錬と継続が求められているようです。友峰和尚より

 

ふれあいパーク霊苑の 柿の木

友峰和尚のちょっといい話 【 第3724話 】
2023年 10月 28日 談

つわぶき

 

金沢マラソン2023大会が明日開催されますが、本日は大気の状態が不安定で早朝から雷とともに雨が強く降り続き、午前中に墓前での年忌諷経予定が急遽本堂での法要修業となりました。昨日も全国的に大荒れの天気となり雹(ひょう)が降った地域もあったそうで、秋の天気は急変するため気を抜けないものです。明日は雨も上がるとの天気予報ですのでひと安心といったところです。

 

本堂にて 一周忌法要が修業されました

 

年忌法要終了後にはご家族並びにご親戚の皆様が卑山カフェを利用くださり、故人の奥様を囲んでの懇親の席ともなっていました。そもそも寺カフェを開業した最もの理由は故人の在りし日の姿を偲ぶと共に、御遺族の皆様の心の交流の図って欲しいと願ってのことです。

 

 

また若者達の寺離れが進むなか、寺院の役割のひとつとして常に祖先の恩と父母の恩に感謝する「報恩菩提」の場であって欲しいと切に願って止みません。午後からは雨も上がり薄日の差す中で墓前年忌法要が営まれましたが、追善供養の際のご家族の合掌される姿には心から安堵するものです。

 

本堂裏庭の カリンの木

萩の実

 

さて次第に秋も深まりつつ有る今日この頃ですが、苑内の木々も一斉に紅葉が始まっているようです。高僧 良寛和尚の歌に「形見とて 何か残さん 春は花 夏ほととぎす 秋はもみじ葉」とあるように、自然のあり様は四季折々に連綿としてその風情を醸し出していくようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3723話 】
2023年 10月 27日 談

「辰」の構図を描き始めました

 

そろそろ来年の干支の「辰」の図を描く時期が来たようで、出来るだけシンプルにしかも龍の勇猛さを描き出せたらと色々工夫しながら幾枚か描いてみました。干支図の色紙を描き始めてから今回で約25年ほど経ち、すでに十二支の干支図も二回りしたかと思われます。毎年500枚ぐらい描いて縁故の方々に差し上げておりますが、和尚の加齢に合わせ年々早めの制作が求められています。

 

 

新命和尚より来年の法話のテーマを「辰年」に因んで「龍翔万年寿(りゅうしょうまんねんのじゅ)」としたい旨、打診が有り大変良い禅語ですので直ぐに応諾しました。その意味は「龍が空高く飛び、世の中の平安を願い人々の長寿を祝福する」とあり、混沌とした世界情勢の中で来年こそは平和な世の中に向かうよう願いを込めての言葉です。

 

須貝総代御夫妻が来寺くださいました

 

 

 

インドでは「蛇の神」が仏法の守護神となっていますが中国に仏教が伝来すると蛇が龍の姿に変わり、その後日本に伝わると多くの仏教寺院の天井画として龍が描かれて来ました。京都大本山妙心寺・法堂(はっとう)の天井に描かれている江戸時代を代表する画家・狩野探幽の龍の図はあまりにも有名です。

 

大本山妙心寺・法堂(はっとう)の天井画

 

さて和尚の龍の図がどのような龍に描かれるかは乞うご期待頂きたく思います。皆様が平穏無事で幸せな一年を過ごすことが出来るよう、心を込めて描いていきたいと念じています。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3722話 】
2023年 10月 26日 談

好天気のもと 中庭掃除

 

北陸地方では寒い季節がやって来る前に外回りの整備をしておかなければ、雪が降ってからではあとの祭りです。今日は良い天気に恵まれ正に庭掃除や境内整理にグッドタイミングでしたので中庭の掃除から始めました。

 

草刈り と 落ち葉拾い

萩の剪定

南天を雪吊り

 

先般ブログで申しましたが、ウォーキングで健康維持を図るのも大変良いのですが全身の筋肉運動となると話は別です。先日は伝燈寺で祈願祭法要が営まれ、その準備で一日中掃除や支度をした時の携帯電話のヘルスケア表示がなんと1万歩以上の数字を示しており、「掃除」ほど優れた健康運動は他に無いと確信したものでした。特に外掃除は竹ぼうきや熊手を使用するため身体全身の運動となります。

 

心地よい秋の木漏れ日を全身に受け

 

自坊の大安禅寺は山中に建てられているため各諸堂は年代杉を始め羅漢樹、高野槙、紅葉、銀杏などの大木に囲まれており、日々の外掃除が欠かせませんでした。来る日も来る日も掃除、掃除、掃除の毎日で、今思えばその掃除作業こそ和尚の健康を今日まで保持して来たものと感謝するものです。まさしく「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」ですね。

 

 

 

寳勝寺本堂後方の修復工事 本日のようす

金沢市の伝統的建造物に多く見られる 下見板張りの外壁に修復

 

今日は中庭の掃除をしましたが実に気分爽快です!!頑張って毎日境内の掃き掃除に専念して参りたく思います。さて本堂後方外壁修復工事が順調に進んでいるようで有難し。こちらも建物のメンテナンスですからきっと喜んでいることと思います。和尚自身も健康維持のため掃除を通して日々のメンテナンスが欠かせない今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3721話 】
2023年 10月 25日 談

 

昨日夕刻に家内より和太鼓奏者・車屋正昭さん御逝去の報を聞き、突然の訃報に驚くほかありませんでした。確かに車屋さんのブログが今年の春頃に途絶え「どうしたのかな?」と気になっていましたが、あまりにも急な話でした。本日福井市で御葬儀が行われましたが、金沢での法務の関係で新命副住職に弔問するよう願いました。

 

太鼓道場主宰  和太鼓奏者 車屋正昭氏  

車屋正昭 | 車屋正昭太鼓道場 | 福井県 (kurumayataiko.com)

 

言うまでもなく日本国内のみならず世界中を駆け巡って和太鼓演奏と指導に当たり、演奏の独創性は群を抜いていました。大安禅寺とは約40年に渡りご縁を頂いています。1976年に五人のメンバーと共に「響太鼓(ひびきだいこ)」を結成しリーダーとして活躍され、新曲「陣屋守夜陣太鼓」を大安禅寺で発表演奏されました。

 

2014年 大安禅寺にて車屋正昭氏と

寳勝寺にも訪ねて来てくれました

 

福井市瀬ヶ口町(旧美山町)に車屋正昭太鼓道場を開き、その後は道場を起点に幅広く世界に活動の場を広げられ多くの弟子の育成に尽力されて来ました。写真、書道にも秀で、多くの作品を残されています。本当に寂しい思いでいっぱいになります。ここに慎んで故人のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

角浜様ご夫妻 が 御来寺くださいました

 

さて最近は本当に久しぶりに来寺くださる方が増えています。午後からは茨城県神栖市にお住まいの角浜様ご夫妻が御来寺くださり久しく歓談しました。実に10年ぶりの御目文字となりましたが、角浜さんは以前仕事の関係で福井市に住んでおられた頃、大安禅寺金曜坐禅会員として長く坐禅に参加されていました。現在は茨城県にお住まいとの事で、久方ぶりの再会でした。お元気そうなご夫妻の姿に接し、心より懐かしくまた楽しい時間を過ごすことが出来たようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3720話 】
2023年 10月 24日 談

大本山 成田山新勝寺 様 が 御参詣くださいました

 

千葉県・大本山成田山新勝寺様が卑山に参詣くださるということで、本日は火曜ですが朝から準備をして御一行様をお迎えしました。言わずもがな年間1千万人の参詣者を迎える真言宗智山派の仏教寺院で全国有数の名刹です。新勝寺の御本尊は不動明王で商売繁盛・交通安全など幅広い御利益が有ることで知られています。

 

大本山成田山新勝寺 ホームページはこちらから (naritasan.or.jp)

 

 

 

金沢市内には多くの寺院が存在しますが敢て寳勝寺をご指名くださったとのことで、不思議な御法縁を感じ取りながら御挨拶を申し上げました。

 

ご挨拶の後 本堂にて御経を唱えられ、お参りをされました

 

最近では観光地金沢も人気を得て多くの海外はじめ県外からの観光客が押し寄せていますが、卑山では近くに妙立寺(通称忍者寺)があるため俄然外国人観光客の方々が多く寺カフェを利用されています。来年3月には北陸新幹線が福井県敦賀駅まで延伸開業となりますから、再び金沢市内の有名観光地は第2波の観光ブームがやって来そうな気配です。

 

新勝寺の和尚様方と 懇親させて頂きました

 

 

御参詣の後、お帰りの際にふれあいパーク霊苑内を視察されました

 

さて本日は休息日、成田山新勝寺様の沢山のご利益を頂き気分よく一日をゆっくりと寛ぐことが出来ました。成田山新勝寺・鈴木庶務部長様から大変丁寧なるご挨拶頂きましたので是非いちど大本山成田山新勝寺に拝塔したいと念じています。本日はご遠方のところ御参詣頂き有難く深く感謝申し上げます。髙橋友峰

 

ほととぎす

友峰和尚のちょっといい話 【 第3719話 】
2023年 10月 23日 談

昨日、伝燈寺で行われた「伝燈寺里芋親子収穫体験会」にて

 

伝燈寺弁財天の御利益を得て昨日は素晴らしいお天気の中、多くの親子さんが参加しての伝燈寺里芋掘り体験会となりました。地元報道各社の取材を受け夕刻にはテレビ・ローカルニュースで放送されましたが、なにより親子で賑やかに里芋を掘る姿は大変嬉しい光景でした。

 

泥だらけの子供たち 約50名の親子が参加されました

家族の賑やかで明るい笑い声

 

 

掘った里芋はすぐに伝燈寺本尊の真前に供えられ「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」が修業されましたが、行事が無事円成出来たことに感謝したものでした。伝燈寺の復興を常に願っていますが、洞窟に祀られている弁財天の御利益を更に拡大したいと念じています。

 

掘ったばかりの伝燈寺里芋 / 行事前、お供えの準備をされる桂岩寺御住職

弁財天窟前にて 結界の設えをする玄峰副住職

 

「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」にて

 

 

 

 

 

 

 

さて本日は通常の法務に戻り、千客万来にて息つく間もなく御来寺くださった方々との応対の席となりました。午前中には本堂でのご供養諷経が修業されましたが、最近では参詣者の方々との交流を大切にしています。住職としての一番の務めは「説法」に有り、寺離れの進む今日にあっては法要修業の場は大切な説法の場ともなっています。仏教の教えは「和合の精神」ゆえに、世界中が混沌とする現代において僧侶方の説法の実践を望むものです。

 

本日午前10時半より 髙島家御仏壇本尊入魂之儀

 

 

 

金澤伝燈寺里芋研究会事務局の千田さんが、御挨拶に来寺くださいました

 

松浦建設(株)の東野さん 北川建具店さんとは寳勝寺本堂修復工事以来の御目文字です

 

京都香老舗 松栄堂の飯尾さん

令和6年 辰年の干支飾り

 

気候良し!気分良し!じっとしていては何も進まない現実!大いにアクションを起こして元気に頑張って参りましょう!! 為せば成る!為さねば成らぬ世の中ですから! 友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3718話 】
2023年 10月 22日 談

午前9時より伝燈寺門前の畑で「伝燈寺里芋親子収穫体験会」

 

素晴らしい快晴のお天気のもと、午前9時より伝燈寺町の畑で伝燈寺里芋収穫体験会が開催され約50名の親子さんが里芋掘りに挑戦しました。地元報道関係も多く取材に来ており、子供達の歓声が響き渡るなか賑やかな芋掘り体験会となったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和5年度「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈願祭」

 

午前11時より伝燈寺本堂にて第3回「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈願祭」が御来賓と関係者が集うなか厳修されましたが、今年も早朝に収穫された沢山の新鮮な伝燈寺里芋が真前に奉納され、引き続き弁財天祈願祭に於いても伝燈寺境内で収穫された里芋を奉納致しました。

 

金澤伝燈寺里芋研究会の方々による 伝燈寺里芋奉納

 

 

 

今年は寺町・桂岩寺住職並びに自坊より初めて玄峰副住職が法要の維納(いのう)を務め、祈祷太鼓によって読経が行われた後、弁財天祈祷回向を修し御協賛頂いた各社の社運隆盛、商売繁盛ならびに個人各家の家内安全、健康安心を祈願し無事円成することが出来心より神仏に感謝申し上げました。

 

 

御焼香される 須貝総代

寳勝寺檀信徒 安田様

 

御来賓 の 皆様

金澤伝燈寺里芋研究会の方々

須貝総代ご夫妻、安田様と高倉様御夫妻 です

 

弁財天御祈願祭 の 祈祷回向

 

祈祷太鼓が鳴り渡るなか 弁財天窟へ

 

 

 

 

蝋燭を灯し 弁財天に御祈願申し上げました

 

 

 

 

いつの日か「弁財天御堂」の復興を願いつつ、法要終了後には関係者の皆様と早くも来年の行事計画などについて茶礼をしながら楽しく懇親しました。昨日とは一変して清々しいお天気に恵まれたことに先ず感謝しました。伝燈寺里芋をもっともっと多くの市民の方々に食べて頂き、地域の活性化と発展に寄与できればと願っています。

 

 

さて大祭を終了して明日から再び寳勝寺での法務遂行に戻りたいと思います。10月も後半に入りますます気忙しさを増していく様相の今日この頃です。皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3717話 】
2023年 10月 21日 談

伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭 最終準備をしました

 

どうやら明日は晴れ模様の天気になるとの気象庁の予報で安堵しましたが、気温はグンと下がり日中気温でも17℃だそうで随分と寒くなりそうです。今日などは13℃ですから11月下旬の気温となり、伝燈寺などは山中にあるためもっと寒さを感じたものでした。

 

 

 

住職の身代わりとなって顔を切られたとの言い伝えが残る 身代地蔵尊

 

明日は午前9時から伝燈寺里芋の芋掘り体験が約50名の親子さんによって行われますが、なんと言ってもお天気の動向が心配でした。掘り起こされた里芋はさっそく親子さんの代表と役員関係者によって伝燈寺真前にお供えされるわけですが、本日は最終の準備と点検をしました。

 

一昨日 弁財天窟の入口に 竹で結界を作りました

 

 

大雨のため、弁天窟の設えは明日早朝 行うことにしました

笹竹を切り出し 御幣の串を作っているところ

竹の皮を剥ぎ、、、

堅い部分を長さ50センチほどに切り分け、、、

あらかじめ作っておいた御幣紙をくくりつけます

 

明日 伝燈寺里芋を供えた三宝に祀ります

 

今年で第3回目の「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」修業ですが、回を重ねるごとに境内の整備が進んでいきいつの日か弁財天洞窟の前に立派なお堂を建立できればと願っています。不思議なことに突然蛇が現れ、また結界の竹を切り出して洞窟入口に設えていたところ竹の中から清水が数分間に渡ってしたたり落ちるという不思議な現象が生じました。

「弁財天神」はインドがルーツのヒンズー教の女神で“サラスバティ川”の化身とも言われ、水の神様であり蛇が使者となって御祈願を届けてくれるとも言われています。日本では七福神の「弁天様」として古来より親しまれ琵琶の楽器を奏でる女神で、音楽や芸術の神様また弁財の名前から財運の神様としても信仰を集めて来ました。和尚のこれまでの人生ではしばしば経験することですが、色々な不思議な自然現象によって寺院の再興への道が開かれて行くものです。先代住職・元良和尚が弁財天会を結成し多くの信者を集めながら伝燈寺の復興に尽力されて来ました。約700年の歴史を有する伝燈寺の復興を願って止まないものです。友峰和尚より

 

本尊釈迦如来坐像、阿難尊者(左側)、摩訶迦葉尊者(右側)、伝燈寺開山・恭翁運良和尚禅師(最右)

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