和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4748話 】
2026年 08月 17日 談

 

 

お盆明けの静かな月曜日の朝を迎えました。里帰りを済ませ今日から出勤された方も多いかと思いますが、久しぶりの故郷でご家族と過ごす時間ほど心が癒されるものは無いかと思います。近年の日本は交通インフラが昔とは格段に進歩していることもあって、里帰りの滞在時間も短縮されているとか。なるほど!どなたかが言われていましたが、現代の里帰りは「サーッと来てサッと帰るから“サッと帰り”」だとか!? 和尚の若い頃は帰省するにも相当時間がかかりましたので、故郷でゆっくり寛ぐひとときを大切にしたのかも知れませんね。

 

今年も百合が咲いています / ふれあいパーク霊苑

 

里帰りの習慣は仏教行事の盂蘭盆(うらぼん)に深い関わりがあり、祖霊をお迎えする盆踊りや寺院の盂蘭盆会に参詣する「祖霊追善供養」や「精霊迎え」を起点にしているものと思われます。昨晩は京都で「五山送り火」が午後8時過ぎより行われ、夜空を煌々と“大”の字が照らし出されている様子をニュースで見ましたが、一千年以上続けられている送り火の行事も継承者不足となっており鹿や害獣の増加で祭りの存続自体が危ぶまれているとの事でした。

 

 

昨晩は中庭で送り火をして檀信徒祖霊供養の読経を修業しましたが、幼少期には九頭竜川で灯籠流しをして精霊送り火供養をしたことが思い出されます。数年前に世界を恐怖に陥れたコロナ感染拡大でしたが、それ以後、人々の心は色々な局面で価値観が変化しつつあり特に祖霊供養に対する対応が随分と変化を見せています。墓じまいを始めとして、仏壇じまい、葬送儀の簡略化、通夜や中陰忌(49日忌法要)・年忌法要の中止などなどですが、仏教の原点とも言える祖霊供養の意義は「思いやりの心と感謝の心」に尽きると思うものです。

 

 

父母の恩と祖先の恩に深く感謝できる社会を目指しながら、釈尊の教えとともに仏教布教に引き続き精進して参りたく思う今日この頃です。お盆明けで大変おつかれになっていることと思いますが、どうかくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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