和尚のちょっといい話
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時折 涼風が吹き抜ける青空のもとで 服部家御納骨供養諷経を修業いたしました
明日のお盆の入りを前に墓前での祖霊追善供養が始まりました。里帰りのご家族も多く参詣されていますが、苑内のあちらこちらに墓前に手向けた線香の煙が立ち込め合掌してお参りされている姿は浄土国そのものです。台風15号の影響での雨を大変心配しましたが、北陸地方はその影響も少なく雲の合間には青空が広がり、いつもよりは幾分涼しく感じる墓域の中でのお盆祖霊供養となりました。


お盆には恐ろしき地獄の釜の蓋が開いて祖霊たちが家に降りて来ると昔から言われていますが、そもそもその“地獄”とやらですがいったい何のことか?「恐ろしき 地獄の底の 鬼とても おのが吹き出す ものと知らずや」また「恐ろしき 鬼の住家(すみか)を尋ぬれば 邪険な人の 胸に住むなり」と詠まれるように、どうやら自分の心を指しているようです。では極楽はどこにあるのかと言えば、「極楽は 東に有らで 西に無し 北みち探せ みんな身に有り」と詠まれている所をみると、どうやら地獄も極楽も自分の心のありよう次第だという事になります。

御線香の煙が立ち込めるなか 浦山家盂蘭盆墓参諷経を修業

夕刻の通り雨 花や緑が生き生きとしています

祖霊の追善供養も感謝と思いやりの心を手向ける善行ゆえに、お盆には尊霊を偲びつつ多くのお供え物をして追善供養諷経を通して菩提を弔っていただきたいと願っています。「一即一切」の禅語の如くに自分の心と祖霊とは全くにひとつのものであるが故に、お盆には「両親の恩と祖先の恩」に感謝の真を捧げたいものですね。「今日ありと 思うて日々に 油断すな 明日をも知れぬ 露の命ぞ」とは慈鎮和尚の一句を肝に銘じながらの御供養修業となっています。

本日の御朱印です
さて、午前中に浦山家並びに服部家の墓前での御盆諷経と納骨法要が修業されましたが、県外から御参詣されている方も多く見受けられました。里帰りの慣習は各家の祖霊と御家族とが共に過ごし、心を癒す時間なのだと思います。明日からもお盆祖霊御供養が続いて参りますが、心から祖霊のご冥福をお祈り申し上げたいと思います。気候不順の折、皆様にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。友峰和尚より



