和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1097話 】
2016年 08月 19日 談

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蒸し暑い一日となりましたが、今日は寶勝寺霊苑改葬工事安全祈願祭が修行されるため、早朝よりその準備に追われました。午前10時より霊苑前にて㈱豊蔵組社長様始め工事関係者皆様、㈱ココ・プランニング中本会長様、社長様、㈱河原市石材社長様そしてこれまでにご縁を頂きました方々の御出席のもと、無事に地鎮祭並びに懇親会を円成出来ました事に深く感謝いたしました。

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今後も頑張って努力を続け、来年6月には「寳勝寺ふれあいパーク霊苑」が完成する事を心より念じています。明日からは再び新たな戦いが始まろうとしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1096話 】
2016年 08月 18日 談

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「千成りや 弦一筋の 心から」でしたか? 鈴なりに実る瓢箪もよくよく見れば一本の弦からです。そして和尚の好きなもう一つの歌「うかうかと 暮らすようでも 瓢箪の 真ん中あたりに 締めくくりあり」。どちらも納得の歌です。人生は長いようで短いし、何か成功させようと思うと、それ相応の努力が求められます。今回のリオ・オリンピックでの日本選手の活躍には称賛の拍手を送るばかりです。恐らくアスリートたちは、4年後の地元・東京開催を大きく意識した戦いだったのかも知れませんね。近年、日本国全体に閉塞感を感じる中でのメダルラッシュですから、否が応でも国民の意気は向上するというものです。メダルを獲得したアスリート達の地元では号外号外号外ラッシュとか。本当に嬉しい悲鳴だと思います。大活躍される選手達にも、それを今まで指導して来た先輩達がいる事も大切な要因となっています。小さな国、日本! 大きく飛躍する日本! 皆様と共におおいに喜びを分かち合いたいと思います。

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さて、和尚の毎日もスポーツ選手と同じく身体全体を使う仕事が多く、それは老化現象を防ぐ一つの手段でも有ります。健康体を維持するには程良い運動も大切である事をスポーツ選手たちが教えてくれているようです。和尚も筋力補強の為に、そろそろサイクリングを始めようかと思っています。まだまだオリンピック選手たちの活躍が期待される後半戦です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1095話 】
2016年 08月 17日 談

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龍潭寺むくげ と 日中友好の朝顔 / 寳勝寺 式台玄関前にて

お盆明けの寳勝寺ですが、学校が夏休み中とあって家族連れの観光客の方や大学生の旅行者が終日寺カフェを楽しんでいました。和尚の休息はもっと先になりそうな気配です。午前中には地元福井より油屋様と酒井様が卑山を訪ねて下さいました。今日はお盆明けという事もあって寺カフェスタッフが少なかったため急遽和尚がカフェを手伝う羽目になり、折角遠方より来られたのに十分なおもてなしも出来ず本当に申し訳ありませんでした。そもそもお盆明けの休息など叶うべくも無く、実に甘い考えでした。

DSC09566 (500x310)油屋様、酒井様とともに

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霊苑地鎮祭の打ち合わせ

この19日には「ふれあいパーク霊苑改葬工事地鎮祭」が予定されており、工事関係者の方との打ち合わせや、地元テレビ局ディレクターとの今後の出演打ち合わせ等しましたが、まだまだ法務は続いていくようです。「今やらねばいつ出来る、俺がやらねば誰がやる」なんて意気がってみても流石に耐久力にも限界を感じ始めています。オリンピックで活躍されているアスリート達の姿と自分の姿を重ね合わせてみたら虚しさだけが去来する始末。ドッキリ皆様!動ける時に動かねば、次第に身体がこわばり始めているようです。

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さて、昨晩は、お盆にカフェのお手伝いをして頂いた、大安禅寺からのお付き合いのある吉田君と食事に行きました。お店の名前は「ル・マルス」さんで、福井でお世話になっている野口先生の御子息がオーナーのフランス料理のお店です。お料理がとっても美味しくてお洒落なお店です。オーナーの奥様はパティシエをしておられます。しばしのディナータイム、どうやら美味しい物を頂いている時が一番幸せを感じたものでした。御馳走さま!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1094話 】
2016年 08月 16日 談

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台風7号の影響を受けて北陸地方も夕刻より大雨となりました。昨日に引き続いての雨模様ですが、本当に久しぶりの感が有ります。連日の真夏日から少し解消されたかと思いきや明日からは再び猛暑となるそうです。リオ・オリンピックも後半に入ってきましたが、こちらも若人の熱い戦いが続いています。和尚もお盆の行事で休息無しの日々が続いていましたが、ここに来て漸く解放されつつあります。

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金沢市の各観光地は相変わらず夏休みを利用した観光客の方々で賑わいを見せています。今日は新命副住職の家族もお盆明けの休暇を取って金沢に来ました。和尚にとっては短い休息時間乍ら、今日明日はのんびりと身体を休めようとオリンピック観戦を決め込んでいます。それにしましても今回のオリンピックでの日本選手の大活躍には驚きます。4年後には東京オリンピックが開催されるわけですが、より多くのメダル獲得を予感させる飛躍ぶりです。オリンピックに出場するだけでもすごい事ですね。4年後を大いに期待したいと思います。

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さて皆様はお盆明けをいかがお過ごしでしょうか? ご家族皆様でお先祖様御供養後の団欒のひと時を過ごされた事と思います。昔からの風習でもある里帰り、身も心も十分に保養できたことと思います。どうか数日間お世話になった実家の皆様への感謝の気持ちをもって、無事にUターンして下さるよう念じて止みません。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1093話 】
2016年 08月 15日 談

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午前10時半より盂蘭盆会大施餓鬼法要が厳修されました。本当に久しぶりの雨模様となり、時折雷轟が響き渡る中での僧侶達の読経となりました。最近は寺離れが進む中、卑山は本堂いっぱいに満席となるほどで、本当に有り難く思いました。参列された各寺院の僧侶の方々も世代交代が進みずいぶん若くなったものです。堂内に力強く響き渡る読経の声に、霊供養の大切さと深い心の安らぎを覚えたものでした。

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近年、このような御先祖の霊供養が次第に減少傾向にあるとか、住職としての布教活動にもその原因の一端が有ると思いますが、少子化の進む中での宗教活動の活性化とは何か? 自問自答するこの頃です。法要終了後は檀信徒総会と報告会が行なわれましたが、卑山400年の大計としての国指定重文諸堂大修理計画が今後の大きな課題となって来ています。

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報告会終了後のお斎(おとき)では、卑山名物の素麺が振舞われました。その後、地元県会副議長の畑孝幸議員がお盆の挨拶に来られましたが、今後の地域の発展の為に大いに活躍して頂きたいとお願いしました。

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行事が終了した頃には雨も上がり元の静けさの大安禅寺に戻りました。それにしましても今日の盂蘭盆会大施餓鬼法要ですが、これまでに経験したことのない程の突風に大雨と雷轟でした。戦後71年目を迎えた今日に於いて、今一度、大東亜戦争での戦没者追悼供養とともに戦争の持つ悲惨さや原子爆弾の恐ろしさを後世に伝えていく必要性を感じたものでした。今日の法要前の大嵐は多くの戦没者英霊の悲痛な叫び声と、また英霊の総供養への感謝の心とも捉えたものでした。戦没者英霊に心から感謝と真の心を捧げたいと思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1092話 】
2016年 08月 14日 談

今日は職員と卑山世話方様総出での盂蘭盆会施餓鬼法要準備となりました。法要後には檀信徒総会に引き続きお盆斎座(昼食)が振舞われる為、家内を始め台所方も早朝より仕込みの為に大忙しの状況でした。明日は午前10時半より盂蘭盆会施餓鬼法要が営まれますので、御先祖霊供養がお済みでない方は是非ご参拝ください。和尚は合間を利用して買い出しに行きましたが、最近は寳勝寺に有って自炊する事が増えて来た為、本屋さんに寄って料理の本を買い求めました。

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簡単な料理は、修行中に専門道場で勉強しましたが、あくまで僧堂のため料理のレパートリーには制限が有りました。家庭料理となると俄然メニューが広がる為、見よう見真似では作れません。かといって今さら料理教室に通うわけにもいかず、独学での料理作りチャレンジです。昔取った杵柄でも有りませんが、少しずつ料理の品数も増えてきました。七十の手習いというところでしょうか? 面白いですね! 何事もやってみると結構やれるもんです。

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和尚の得意な料理はなんですか?と問われても、今のところは「ノー」です。そのうちにきっと自信の持てる料理が作れることと念じて頑張って見たいと思います。明日は盂蘭盆会施餓鬼法要です。「盆」の字が示すように、沢山の料理をお皿に分けてお供えいたしましょう。御先祖様への感謝の気持ちもお供え物で示しましょう! 有り難うの心、大切に!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1091話 】
2016年 08月 13日 談

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今日も昨日に引き続き、地元お檀家様のお盆経「棚経」に午前7時より総代様をお供に出掛けました。4時間半に渡ってストップ無しの読経ですから、各家々で出されるお茶やコーヒー、お餅にお菓子はたまた栄養剤などで体力補給しながらの法務でした。他寺と比べれば卑山の檀家数は随分少ないわけですから、これくらいの事で根を上げていては話になりませんね。

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故人の生前の姿を想いながらの幸せな時間を過ごせました。「和尚様、お経を上げながら何が幸せなのですか?」と聞かれますが、皆様が日常感じる幸せ観と同じで、自分の心の安らぎがひいては故人の安心につながるという事です。仏教の教えは「無心無碍なる心の自覚」に有ります。一緒にお参りされている檀信徒方々の心もまた同じだと思います。

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お経後の団欒もまた楽しい時間となりました。和尚も気が付けば70歳近く、御伴をしてくれる総代様もいつしか年下となっています。つい先年、父親の先代住職と一緒にお盆経に回っていたのが、今では息子の新命副住職とのコンビです。何もかもが光陰矢の如しの世界です。何も変わらないのは「棚経」のスタイルです。いやいや、昔と違う点もありました。読経の際、後ろから煽ってくれていた団扇から扇風機に替わり、今ではクーラーになっていました。いずれにせよ、お盆とお正月の年二度に渡るお檀家様へのお参りは、固い絆を結ぶ大切な法務です。仏法とは来世の一大事を説くものでは無く、現世の安心の法であることを棚経が教えてくれているようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1090話 】
2016年 08月 12日 談

里帰り、ご家族を迎えて賑やかな旧盆を迎えておられるご家庭が多い事と思います。連日の猛暑に加え、リオ・オリンピックで大活躍された日本人メダリストへのインタビューそして全国高校野球選手権大会でのヒーローインタビューと、日々、目が離せない熱気の篭る状況となっています。もちろん和尚も寝不足と不眠症状態ともなっています。

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今日はそのような興奮状態から離れて、新命和尚と共に、心静かに地元お檀家様御盆棚経(お盆参り)へ午前7時より出発しました。毎年恒例の法務ですが、一軒一軒お参りをしながら、卑山創建当初より約四百年に渡って継承されている先祖霊供養の重みを感じるものです。

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この月は、御先祖の御霊に感謝の意を表す月でもあります。リオ・オリンピックのアスリート達が口々に、家族や周りの方々のサポートに対して感謝の言葉を述べられています。核家族化が進む今日に於いて、オリンピックから伝わって来る家族の絆の大切さを思います。

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夕刻にはお檀家様の家族がお盆のご挨拶に来られましたが、とてもホットな楽しい時間となりました。お盆の棚経は明日も続きます。友峰和尚より

IMG_0367大安禅寺檀信徒 古賀様ご家族の皆様とともに

友峰和尚のちょっといい話 【 第1089話 】
2016年 08月 11日 談

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大安禅寺 中庭にて

盂蘭盆会を目前に境内の掃除に専念しています。蝉しぐれの中での外掃除ですが、とても気分の良いものです。夕刻には日暮蝉が一斉に鳴くのですが、その鳴き声が全山を覆い尽くすが如く、大合唱となって響き渡ります。ひょっとして、これまでに亡くなられた多くの方々の精霊の声なのかも知れません。山中の禅寺の風情は格別です。福井の生んだ幕末の歌人・橘曙覽(たちばなのあけみ)先生が卑山で詠みし歌「いつ来ても 世離れ果てし この寺は 門入るからに 心地異(け)にする」が実感として感じられます。まるで世捨て人のような心境になるのも不思議です。

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作業を終えて自室に戻りテレビのスイッチを入れた途端、あっという間に現実の世界に引き戻されます。どの局もオリンピックの話題でもちきりながら、NHKだけは夏の全国高校野球大会の実況中継中! もし今、我が子が甲子園に出場しているなら最早リオ・オリンピックどころではないでしょうね。一日の人々の行動は種々様々「人生いろいろ、思いもいろいろ」です。

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日中友好の朝顔 大安禅寺境内にて

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4年に1度の世界オリンピック大会、やはり全力応援が必定だと思います。ところで皆様は御先祖様のお盆霊供養はお済みでしょうか? 和尚は朝方、本堂真前にお参りに行きますが、父母の遺影と位牌を見るたびにその慈恩の深きに思いを馳せます。オリンピック選手の金メダルに涙し、父母の慈恩に涙するこの頃です。「有りがたや 師の恩思う 如意の跡」合掌 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1088話 】
2016年 08月 10日 談

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寳勝寺 中庭の白萩

涙、涙、涙の毎日です。今後どれだけ涙すればいいと言うのか? 日本の若きアスリート達の連日の大活躍に涙せずにはおれません!今どきの若き世代のファイトも体力も情熱も優れている事をスポーツは証明してくれています。眼に見えるかたちで我々日本国の未来に大きな力を与えてくれています。頑張れ日本!!負けるな日本!!美しく!きれいで!忍耐強くあれ!!

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和尚のブログもリオ・オリンピックシリーズが続いていますが、いま応援しなければいつ応援すると言うのか! 日本国民全体の応援する力が若きアスリートを燃えさせていくものです。一所懸命に死力を尽くして頑張っている若者の姿に涙するのです。この数十年間、日本全体が災害に見舞われストレス状態にある中でのファイトですから、今後も大いに声援を送って行きたいと思います。

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連日のメダルラッシュに沸く日本!久しぶりに勇気づけられる超明るいニュースが続きます。それにしても日本国歌斉唱と国旗を仰ぐ時は、日本国民の一人として感無量です。礼儀の国・日本!選手たちの、爽やかさの中にある実に立派な礼儀作法の態度は少なからず、全世界にその映像が感動と共に伝えられるであろうと誇らしく感じる毎日が続いています。友峰和尚より

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