和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第718話 】
2015年 08月 06日 談

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「お祭りは見学するものでは無く参加するものである」と言われた方が有るそうですが、今回、㈱いせや・中本社長様のご友人である「みちのく銀行」の杉本康雄会長様からのご招待で、ねぶた祭りには欠かせない「跳人(はねと)」の衣装を着て祭りに参加するという生まれて初めての体験をさせて頂きました。

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着付け会場にて

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みちのく銀行の職員の方が着付けをして下さり、卑山の法務や運営において日頃大変お世話になっている北條総代様・須貝総代様ご夫妻とともに跳人衣装に着替え祭りに参加しましたが、なるほど! ねぶた祭りをこの上なく満喫することが出来ました。

IMG_6376みちのく銀行の職員の皆様

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テレビなどでは見たことのある「跳人」ですが、やはり、ねぶた祭りを盛り上げるための大切な役割を果たしていることを実感しました。祭りの主役である「ねぶた」も、山車を目の当たりにしますと実に荘厳で圧倒されました。写真だけではとてもとてもその素晴らしさを伝える事は出来ません。前々から一度は是非見てみたいと思っていた青森「ねぶた祭り」に、総代様と共に今回参加できたことを嬉しく思いました。今後は更に寳勝寺総代様を始め檀信徒皆様方との交流を図って行きたいと和尚は思っています。大本山妙心寺への団体参拝も含めて、色々企画したいと思った「ねぶた祭り」参加でした。

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日本のお祭りは素晴らしいですね! 子供からお年寄りまで全員参加のお祭りは、人々の日頃の疎遠を解消し、また、ストレスの発散にもなりますね。伝統的お祭りを今後もずっと継承して欲しいと願うばかりです。友峰和尚より

IMG_6443IMG_6441みちのく銀行物故者慰霊碑にて

友峰和尚のちょっといい話 【 第717話 】
2015年 08月 05日 談

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日本全国には有名なお祭りが沢山ありますが、その中でも特に有名な「青森ねぶた祭り」見学に来ました。㈱いせやの中本社長様の計らいで寶勝寺総代様と一緒に参加しました。和尚にとっては、青森を訪ねることも「ねぶたも祭り」を見学することも初めてですから、今日の日を前々より楽しみにしていました。7月に金沢でのお盆行事を済ませ、また帰山後の8月15日には大安禅寺での「盂蘭盆会・大施餓鬼会法要」が待っていますが、聞くところによりますと「ねぶた祭り」もお盆行事の一つとか。ひと足早い御供養となりました。本番は夜の為、お祭りの様子は明日報告すると致します。

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詳しくは明日、ご報告いたします

お祭りはいいですね! 家内の里・岸和田市には有名な「岸和田だんじり祭り」が有り、昔はよく見学したものです。お祭りの意義はいろいろありますが、総じて「庶民の祭り」として今日まで伝統的に継承されて来ています。少子化の進むなか、場所によっては継承困難な地域も出てきているようですが、お祭り文化の継承は貴重な日本民俗文化財の継承でもありますので、是非とも後世に伝えていって欲しいものです。猛暑日となった青森!暑さにもめげずお祭りが盛り上がることを期待したいものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第716話 】
2015年 08月 04日 談

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寶勝寺での作業を午前中に済ませ、法務の為に一路東京へ向かいました。寶勝寺での仕事はいろいろありますが今は暑さ対策が主で、窓という窓は全てすだれで覆い尽くした感じで、まるで要塞の中に入ったような雰囲気です。最近の猛暑は半端なものではなく冷房も十分にその機能が発揮できない状況ですから、少しでも温度を下げる工夫が必要です。よしずのすだれを設置するだけでも室内温度は約3℃違ってきますし、そのすだれに水を掛けると更に2℃ほど下がるそうですから、今日は限られた時間のなかで頑張って、陽の当たる窓すべてにすだれを設置しました。これで一安心!冷房も少しは助かる事と思います。

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東京は意外と涼しく、やはり北陸は湿度が高いせいか蒸し暑く感じるものです。和尚の活動の場も今後は東京へと移行しつつ有る為、久しぶりに大都会の中に身を置いています。人生には色々な出来事が待っています。和尚の未知なる世界へのチャレンジがまた始まろうとしています。5年後の東京オリンピック開催を心待ちにしている一人でもありますが、その頃までには東京での個展開催を実現したいという新たな夢を思い描いているところです。今夜は夢又夢の眠りにつきそうです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第715話 】
2015年 08月 03日 談

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いま、金沢市野町の妙立寺(忍者寺)に人の波が押し寄せています。卑山・寳勝寺から歩いて1分36秒のところに位置するお寺ですが、最近では外国からの観光客が多く見受けられ、まさに「忍者」ブームは世界を席巻しているようです。色々なからくりが寺内の各所に造られており、それはそれは不思議なお寺です。聞くところによりますと、戦に備えた見張り場所だったそうで、なるほど屋根のてっぺんにそれらしき構造物が見受けられます。卑山にはそのような仕掛けは有りませんが、寺カフェに来られるお客様が忍者寺拝観の感想を口々に語っている様子はとても楽しそうです。皆様も是非いちどお尋ねください。きっとお寺のイメージが変わること必定です。

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さて今日は卑山寺内に、昨年、ニューヨーク州サラ・ローレンス大学で開催された「禅画展・茶華展」風景のパネル展示をしました。このパネルは、和尚の禅画展と併催された文房流茶華道展・野口翠智社中の皆様が作成されたものですが、この時期は多くの方が寺カフェを利用されるため、初めて展示しました。

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海外から来寺された方も興味深く見て行かれます。そろそろ次の個展開催準備に入らねばと構想を練っています。次回は東京で開催したいと願っていますので、お盆が明けましたら墨蹟の創作活動に入りたいと思っているところです。

IMG_6313暑中お見舞いのご挨拶を頂きました。佐藤さまです。

和尚67歳での挑戦です。67歳は語呂合わせで行けば「無難な一年!」だ! なになに?「ろくでなし」?「虚(むな)しい」? って、マイナス思考は禁物です。「何にも思わぬが仏の稽古なり!!」です。それにしましても暑い時にはかき氷が一番ですね!!無心になれました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第714話 】
2015年 08月 02日 談

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ロビー君

世の中ではすでに近未来を見据えてのロボット開発が始まっていますが、我が寶勝寺でも来年あたりには多目的ロボットを登用しようと計画しています。テレビのニュースなどで色々なロボットが紹介されており、卑山では「ほうしょうくん」と称してお客様の御迎えから応対まで出来るロボット君を願っていますが、現在、檀信徒でプログラマーでもあります稲場さまが、和尚の思いを現実へと近づけてくれています。

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今日は「ロビー君」の実演をしてくださいましたが、組み立てからプログラミングまですべて稲場さまが製作されたもので、来年までにはさらに進化したロボットを作ってくださるようお願いしました。少子高齢化の進む未来社会において、ロボットは必要不可欠の存在になって行くことは間違いないだけに、今から準備が必要かと思います。現在はまだ人間の細やかな要望に応えるまでには不十分ですが、日進月歩の勢いで進化を遂げているロボット業界に大いに期待したいものです。ひょっとして、「僧侶ロボット」の登場も有るかもね。人呼んで「ロボンさん!!」

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こちらはロボットではなく本物の女性です。加賀紺乃美さんの作品、「真夏の太陽」です。彼女は昨年の秋、ニューヨーク州サラ・ローレンス大学での個展に参加してくださいました。その際には、大学生を対象とした書道教室で見事な書を披露してくださいました。この度は、お盆のお参りにお伺いした際に新しい書を見せてくださいました。「素晴らしい!!」の一言です。「ロボット」ではここまで力強くは書けません「チョボット」ぐらいは書けるかも? 紺乃美さん、更に頑張ってくださいな。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第713話 】
2015年 08月 01日 談

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岐阜県多治見市で気温が39℃を超えたとのニュースが流れましたが、福井も37℃、全国の気温状況を示すカラーグラフは真っ赤っかで、もうなんの言葉もありません。エルニーニョでもセニョリーニョでもどうでもいいという感じになりましたが、皆様はいかがお過ごしでしたか? お盆を前に和尚はお経三昧の一日となりましたが、読経中は滝のように流れる汗をもいとわずひたすら盆経に集中しました。人間の体温が36℃あるわけですから、御法事で20人近くの親戚の方がお部屋に集まりますと冷房も形無しで、読経前に頂いた冷たいお茶も、お経が終わる頃にはすべてが汗となって流れ落ちる始末。そこで一句、「汗も又 供養と成りて 忌明け経」 皆様、如何でしょう? 伝わりましたか? 駄句駄句? 汗だく駄句。夕刻になって漸く山中には冷気を含んだ風が吹き込みやれやれといった感じでしたが、まだまだこの暑さは続くそうですから用心しましょう。さて、暦が替わって今日から8月「葉月」です。葉っぱの生い茂る月または木陰が恋しくなる季節、そして盂蘭盆会の月。昨日は満月でしたが、こころも真ん丸にして御先祖の霊をお迎えしたいと思っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第712話 】
2015年 07月 31日 談

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澄み切った鷹巣海水浴場の海は、安心して孫たちを遊ばせることが出来ます。先般、東京湾での海水浴場が一部許可されたニュースをテレビで見ましたが、どう見ても綺麗と言えるような水の状態ではありませんでしたが、それでも、都会の親子が水浴びをして楽しんでいる姿には嬉しい気持ちがしたものです。和尚の幼少の頃は福井市内のどの川も綺麗で、メダカやシジミ、フナ、ナマズ等が生息していたものでした。ましてや越前海岸の海の水は本当に綺麗で、海岸沿いでは海の底までが透き通って見えたものです。最近は全国的に河川の浄化作戦が行われているそうで、川が綺麗になれば当然ながら海の水も綺麗になっていきます。

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今日は長女が子供を連れて里帰りをしたのを機に、久しぶりに孫たちと海水浴に出掛けました。和尚にとっても大休息日となりました。こんな機会がなければ海など行くことも無いだけに、孫たちと心ゆくまで存分に海水浴を楽しみました。「海っていいですね!」大安禅寺から30分程で海水浴へ行けるなんで、全くに「贅沢」な話です。恐らく北陸に住居を構える人々にとっては「山あり河あり海あり」、しかもどこもが素晴らしい自然環境を保っています。関西の大都会からのやって来た孫たちにとっては、夢を見ているような、楽しい一日だったようです。そんな素晴らしい大自然を有する福井県! 越前海岸の素晴らしさをもっともっと県外に知らしめて欲しいと切に願った一日となりました。「歓声の 響きし浜や 風すずし」友峰

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友峰和尚のちょっといい話 【 第711話 】
2015年 07月 30日 談

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境内の地面のあちこちに幾つもの小穴が開いていますが、これらは御承知の如く蝉の穴で、この時期は早朝より蝉しぐれとなっています。「閑かさや岩にしみいる蝉の声」とは俳人・松尾芭蕉の有名な一句ですが、この「しみいる」の表現が蝉の一生を象徴しているかのようです。7年にも及ぶ長い年月を地中で過ごし、地表に姿を現した時にはわずか一週間でその命を終えるわけですから、岩に「しみいる」程のエネルギーをもって全パワーで鳴くのもうなずける話です。では、何が故にそれほどまでに大声で鳴くのかですが、それは言うまでも無く「生命の継承」の為で、雄蝉が雌を誘う行為だそうです。それは果樹の場合も同じで、「桃栗三年 柿八年 梅はすいすい十三年!」と有りますように、これとて果実をつけて種の継承を目的としています。

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それでは人間はという事になりますと、どうでしょうか? 自然界の動植物と同じく子孫繁栄と生命の継承の為の努力はどうかと自省してみますと、力を尽くして大声で鳴いたわけでも、また桃や栗のように三年八年で生命を継承できるわけでも有りませんから、やはりこの辺でいちど、「人類の生命継承の為の努力とは何か」を問いかけてみる必要があるようです。禅の言葉に「言いうるも三十棒、言いえざるも三十棒」とありますから、生命の尊さに対しての問いかけが日々求められているようです。「蝉しぐれ」から教えられることは「生命継承の為には人生死力を尽くせ!!」という事でしょうかな「カナ、カナ、カナ、カナ??????」 そこで和尚の一句、「我ありて 我無きところ 蝉しぐれ」友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第710話 】
2015年 07月 29日 談

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龍潭寺むくげ / 大安禅寺にて

来年の花菖蒲祭は開園から第33回目を迎えるわけですが、このあたりでイベントの名前をリニューアルしようということで、「参華まつり」(さんげまつり)というタイトルが候補のひとつに挙がっています。「参華」とは三つの花のことで、「花菖蒲・アジサイ・薔薇」を言います。薔薇園も来年は植樹から3年を迎えます。現在ではどの花も見事に育って、今年の花菖蒲祭でも多くの観賞者を迎えました。あじさいに至っては山門より松平家廟所までの沿道約1キロに渡って植えられており、中には20年以上を経た大きな株もあります。どの花も色合いがよく、現在も毎年植樹をして株を増やしています。大安禅寺の境内一帯には、他にも山法師、さつき、つつじ、ハナミズキ、沙羅双樹、むくげ、泰山木、菩提樹、ソメイヨシノ、枝垂桜、紅葉、モクレン、こぶし、等々多くの木々が植えられており、県内外の樹木愛好者の皆様に愛されているようです。

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今日は、それらの樹木の中でも大変珍しい「むくげ」が満開となっています。このむくげは「龍潭寺むくげ」と言って、滋賀県彦根市の龍潭寺にのみ生息してきた珍種で、「むくげ図鑑」にも登場するほどの美しい花です。これからももっともっと植樹をして、市民の憩いの場所にしていきたいものです。

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さて、昨晩は延び延びになっていた「花菖蒲祭打ち上げ会」が、福井市内のそば処「やす竹」で行われました。毎回のことながら卑山職員に加わって金曜座禅会の皆様や、世話方の皆様、そして庭師の方々の御協力で遂行されています。多くのスポンサーの皆様やまた地元檀信徒皆様のご協力に心から深く感謝申し上げます。

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八月のお盆を目前にして、卑山「花園霊苑」のイノシシ対策として、小森庭園の末政さんが頑強な柵を作ってくださいました。嗚呼!!本当に感謝!!感謝!!です。有り難うございました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第709話 】
2015年 07月 28日 談

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「アコス45周年記念特別企画・2015新商品発表展示会&福井創咲ビュッフェ」が、ザ・グランユアーズフクイで開催され、和尚も午前10時より参加させて頂きました。

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近年の冷凍食品は「味」といい、「造りやすさ」といい、また「品揃え」も豊富で、目を見張るものが有ります。先般より藤田通麿会長様にお願いして今回のイベントに参加させてもらいましたが、やはり現物に接する事が大切ですね。カタログでは味も形も色合いも分りません。

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サラダドレッシングを試食中

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熱心にご説明下さる各メーカーの皆様

金沢・寶勝寺「寺カフェ」も、お客様の要望に応えるべくヘルシーで菜食を中心とした昼食用の素材選びをしていましたが、今日の新作発表会のように新しい食品が一堂に会し、しかも試食できるとあって参加を希望したわけですが、本当に驚きの連続でした。冷凍食品の発達は目覚ましく、手軽に美味しい物を料理できることと保存がきくことが最大の利点で、今日は大いに収穫の有った一日となりました。

DSC05178ビュッフェスタイルの”創咲料理・スイーツ”試食会場にて

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展示されている冷凍食品や地元食材を使用した”創咲料理”の数々

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㈱名給の青木会長さまとともに

お料理作りが苦手な女性が増えてきているそうですが、まさに冷凍食品は救世主のような存在になりつつあります。もちろん、ホームメイドが一番であることには違いないですが、ちょっともう一品!!という時には有り難い存在となっているようです。会場での試食づくしでお腹いっぱいとなりました。連日の猛暑続きですから、このまま身体ごと冷凍すれば永久に栄養満点の凍体保存できるのではと妄想しつつ会場を後にしました。友峰和尚より

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