和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2093話 】
2019年 05月 12日 談

宝勝寺玄関 から ふれあいパーク霊苑へ

本当に気持ちの良い清々しい初夏の風情となっています。午前午後ともふれあいパーク霊苑での諷経厳修となりましたが、爽やかな風を受けての供養日となったようです。今日も時間の合間を見て渡欧中の宿題に取り組み、先般お約束をした「アート・サクレ芸術祭」に参加された野口社中皆様への記念色紙を書きました。皆様の希望された「一字」を墨書しましたが、それぞれに字も違い、想いの深さを感じ取ったものでした。今日で大方の宿題も終了できたように思います。

 

ふれあいパーク霊苑にて ご供養が修業されました

明日からは花菖蒲園の整備に入り、6月には見事な開花となるよう頑張って参りたく思っています。大安禅寺のホームページでも紹介されていましたが、妻の担当するバラ園では「モッコウ薔薇」が見事な開花を見せているそうで皆様も是非ご来寺頂ければと思います。薔薇園も品種が増え、これからが本番ということで今から楽しみにしています。

 

野口翠智先生も帰国後はお忙しくされているとか。そうですね、我々高齢者は残された時間も限られてきているので、一日一日を充実して生きていきたいと願っています。一期一会の人生です! お互いに頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2092話 】
2019年 05月 11日 談

5月1日に新しい元号「令和」を迎えて11日目を迎えています。大型の10連休も終え、日々待ったなしに月日が進んでいきます。和尚も連日の激務に耐えながら法務の遂行に当たっていますが、いまだに休息できる気配すら無いようです。明後日からは大安禅寺花菖蒲園の整備が待っており益々身体を酷使する状況が続き、ちょっと心配です。今日は野町・少林寺での年忌法要を営み、午後からは留守中の事務処理に当たりました。幸いなことにこのところ気持ちの良い気候に恵まれ、スムーズに宿題の仕事をこなすことが出来嬉しく感じています。

少林寺にて 檀信徒様の年忌法要を修業しました

 

さて、和尚にとって一番大切な法務は坐禅会を休むことなく遂行する事です。禅宗僧侶にとって坐禅は最も重要な精神修養ですから怠るわけには行きません! 今月は16日木曜日、午後6時から開催されますので、皆様も是非ご参加頂きたいと願っています。

 

サンリス市 「アート・サクレ芸術祭」にて行われた坐禅会

フランス・サンリス市で開催された坐禅の集いにはなんと46名もの市民が参加され、本当に驚きました! そのままサンリスに留まって市民に坐禅を広めたい気持ちになったほどです。坐禅は自分の心と静かに対面する素晴らしい作法でも有ります。新しい令和時代を迎え、より一層真剣に自分の心と向き合っていきたいと願うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2091話 】
2019年 05月 10日 談

㈱豊蔵組様 ならびに ㈱伝広社様 が 来寺くださいました

大型連休明けも暖かい気候が続いていますが、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 振り返れば4月中旬に渡欧後、帰国したのが26日で、その翌日からゴールデンウイークに入りさっそく仕事となったわけですが、連休明けも休息する間も無く連日法務が目白押しで今日まで頑張って参りました。「働く」とは「端が楽になる」ことだと言いますからガッテン!ガッテン! 今日は終日寺に篭って留守中の未処理の事務仕事に専念しましたが、まだまだ時間が足らないようです。

 

以前に登録しておいた東京オリンピックのチケット抽選予約が始まったため、昨晩はパソコンに向かってにらめっこが続きました。何しろなかなか繋がらず、ようやくオンラインになった時には既に10万人待ちで約1時間後に再びアクセス成功となりましたが、その後の手続きもやはり10万人待ち! テレビのニュースで盛んに繋がらない状況を説明していました。

 

約3時間の奮闘で目出度く開会式の入場券の抽選権を獲得しました!! その後の報道で、最終的には300万人ぐらいになるのでは?と。いやはやこれでは到底当たりそうにないですね。さて皆様はどうされましたか? 東京オリンピック開会式には是非出席したいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2090話 】
2019年 05月 09日 談

「 通玄峰頂不是人間 心外無法満目青山 」  大愚

大安禅寺境内一帯には初夏の香りが漂い、まもなく開花する紫陽花・花しょうぶ・薔薇の仄かな匂いさえ感じます。今日は大本山妙心寺山内(さんない)・雑華院(ざっけいん)様に、新命副住職始め藤田、蒔田、吉田各責任役員総代とともに御礼の御挨拶に参上いたしました。到着後、雑華院様の各責任役員総代様も同席され、華隠窟老大師猊下(かいんくつろうだいしげいか)、奥様より御挨拶のお言葉を賜り、その後、総茶礼となりました。

 

大本山妙心寺山内 雑華院様にて

雑華院様は大安禅寺の見附法類総代(みつけほうるいそうだい)様ですが、卑山先代・実道和尚に引き続き、今日まで多大なるご支援ご指導を頂いております。和尚も花園大学就学中には妙心寺山内・東海庵にお世話になっていましたが、雑華院先代様が住職しておられ、沢山のご指導を頂いたものです。本日は華隠窟老大師より、雑華院様と大安禅寺の関わりについてお話しを頂きましたが、愛山護法・報恩謝徳とともに老大師の御両親と和尚の父親との法縁を語られ、本当に心から有り難く感謝申し上げました。

 

華隠窟老大師猊下、雑華院新命副住職様ならびに御奥様より 御言葉を賜りました

総茶礼にて

 

この度の「重文大安禅寺諸堂修理工事」に際し、雑華院老大師猊下には甚大なるご支援を賜り、深く厚く感謝御礼申し上げます。和尚、副住職、責任役員総代ならびに檀信徒一同、華隠窟老大師猊下の慈恩に報いんが為に全身全霊で頑張って参る所存です。必ずや大願成就したいと思います。本日は華隠窟老大師猊下、奥様、雑華院新命副住職様、檀信徒責任役員総代様、本当にありがとうございました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2089話 】
2019年 05月 08日 談

滋賀北陸教区 公職者会議にて / 大安禅寺 松雲の間

久しぶりに芦原温泉「まつや千千」での懇親会でした。滋賀北陸教区は滋賀県・福井県・石川県の三県で構成されており寺院所在も広範囲に渡るため、年に一度の役職者会議後の懇親は重要な情報交換と住職懇親の場となっています。

昨晩は旅館の大女将である伊藤様が御挨拶に来られましたが、和尚も8年前に金沢寺院に赴任してからは随分とご無沙汰になり、久しぶりに大女将とお会いしました。以前と少しも変わらぬお元気で若々しいお姿に感心いたしました! やはり日々お客様と接しておられる為か生き生きとお話しされ、和やかな雰囲気の懇親会となりました。和尚が50代の頃に書いた大額「夢・いろはにほへと」を今でも館内の渡り廊下に掛けて下さっており、本当に嬉しく思いました。大女将さんの計らいでとても素敵な洋室を用意して頂き、また大変美味しいお料理のおもてなしを頂きました事重ねて厚く御礼申し上げます。

まつや千千 大女将の伊藤様と

寺に戻れば現実の世界が待っていました。6月恒例の花菖蒲祭の園内整備並びに諸堂修理工事の真っ最中で、新命副住職が懸命に働いていました。いつもなら直ぐに園内整備に入るのですが、流石に年齢を感じる年頃になっています。ジレンマを抱えながらの自坊での立ち位置です。どなたかが言っていましたが、歳を取ると口だけが達者になると!言わじ!言わじ! まさしく「老いては子に従え」です。新命和尚のうしろ姿を見ながら合掌!礼拝!感謝!感謝!南無観世音菩薩 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2088話 】
2019年 05月 07日 談

滋賀北陸教区公職者会議 会計監査にて / 大安禅寺 松雲の間にて 

昨晩は一変して大荒れの天気となりましたが、一夜明け雨上がりの爽やかな初夏の風情となりました。本日は定例の滋賀北陸教区公職者会議が午後1時より卑山を会場に開催され、教区に於ける本年度行事はじめ色々な協議が成されました。午後からの会議に先立ち午前中には幹事によって教区会計監査も行われました。

 

 

臨済宗妙心寺派滋賀北陸教区 公職者会議

卑山本堂が修理工事のため立ち入り禁止となっており、花菖蒲園入口が仮の通用門となっています。6月には恒例の「花菖蒲祭」が開催予定ながら、今年は園内整備が遅れており一刻も早い整備が求められています。妻が担当するバラ園は着々と日々整備が行われており、既に沢山の蕾を付けていました。

 

花菖蒲園は昭和56年に和尚が手掛けた園だけにその責任は重く開園38年目を迎えた今年、なんとしてでも50周年記念を迎える2031年(令和12年)までは頑張って続けていきたいと奮起しています。因みに令和12年は和尚83歳!! 存命かどうかも危ぶまれますが? 元気!根気!やる気!が一番! なにくそ人生です! 皆さん頑張って参りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2087話 】
2019年 05月 06日 談

大型10連休最終日の本日、福井市内の霊泉寺様に於いて午前11時より開山河南禅師四百年遠忌並びに先代住職寿山和尚50回忌法要が厳修され、教区宗務所長として出席致しました。流石に街なかの様子は静まり返り、大ハードな連休最後を御家で過ごされているようです。霊泉寺様は日新小学校近くに有り、花園幼稚園を運営され新命和尚の長男もお世話になっています。午前11時から開始された法要でしたが、爽やかなお天気に恵まれ厳粛な法要が営まれました。法要終了後には住職の挨拶があり、開山河南和尚の頂相(ちんそう)の縁起や先代住職の思い出話しなどを語られ、参列者皆様が涙されていました。法要終了後には大本山妙心寺御用達「あじろ」の精進料理の斎座となり、午後2時ごろ散会しました。

明日は午後から滋賀北陸教区公職者会議が卑山で開催されるためその準備に入ったものの、身体が釈然とせず、ここに来て渡欧の疲れがどっと出て来たように思います。自坊での法務遂行は本当に久しぶりで、金沢と違ってゆっくりと時間が過ぎて行く感が有ります。大安禅寺を取り巻く自然の環境は値千金で否応なく癒されます。何処までも澄み切った空気!清々しい風!心地よい鳥たちのさえずり!谷川のせせらぎの音!新緑のまぶしさ! 街では味わうことの出来ない感覚です。暫らく休息して再び金沢寳勝寺に戻りたいと思います。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2086話 】
2019年 05月 05日 談

大安禅寺本堂前は写真の如くこれまでの風景とは一変して、350年前創建当初の趣を醸し出しているようです。連休中ということで工事はストップしているだけに、不気味なほどの静けさの中に重文建造物群がその威容を見せつけています。

 

長き年月の間に建物よりも遥かに大きく成長した松や紅葉の木がこの度の修理工事の為ことごとく伐採され建物だけが残されている為、創建当初の様子が伺えます。連休明けから一斉に準備工事が始まるとの事で、今の風景も見納めなのかもしれません。休日を利用して孫達が遊びに来ていましたので、記念写真を撮りました。和尚の記憶の中から、つい先日までの境内風景が過去のものとなって行くようです。

さて、今日は午後より今回のサンリス・アートサクレ芸術祭に参加した野口翠智先生始め社中皆様との帰国打ち上げ会が開催され、それぞれに持ち寄った写真を見ながら時間の過ぎ行くのも忘れ午後4時ごろまで歓談しました。

 

こちらの思い出は日々膨らむ一方で、鮮明な記憶と共に感動が蘇って来ます。人々の脳の働きは実に不可思議な作用をするもので、感情を言葉で言い表す事へのジレンマさえ覚えます。人間個々それぞれに経験の受け止め方も表現方法も、すべてが違うことを懇親会の中で感じたものでした。

 

楽しい時間は瞬く間に過ぎ去って行きます。それだけ充実した時間を過ごしていたのだと自覚します。思い出は尽きませんが、次なるステージアップを目指して頑張って参りたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2085話 】
2019年 05月 04日 談

くさんの 薔薇のつぼみ / ふれあいパーク霊苑にて

これ以上望むべきも無いほどの爽やかな好天気に恵まれた一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか! 10連休という大型の休みも愈々終盤に入り、カフェを楽しむ観光客の皆様も滞在時間が長くなっているようです。明日は子供の日、所謂「端午の節句」です。気温も上昇し初夏を思わせる天候ですから、思いっきりアウトドアを楽しむのも良いかと思います。

 

和尚もアウトドアといきたいのですが、今のところ望むべきも有りません! 只管仕事に打ち込んでいます! 明日はサンリス・アートサクレ芸術祭参加の野口翠智先生始め同行された社中皆様との打ち上げ会が予定されており、記念品として「令和」の色紙を書きました。今日は新しき天皇陛下の一般参賀が皇居で行われましたが、和尚も金沢から東京に向けて合掌し御代の弥栄をご祈念申し上げました。

 

寳勝寺カフェご利用の方の中にも和尚直筆の「令和」の色紙を求められるお客様も多くおられ、お祝いムード一色でした。いまだに芸術祭の感動が忘れられない今日ですが、そろそろ気分を一新して重文大安禅寺諸堂修理工事浄財勧募に全力を挙げて取り組んでいきたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2084話 】
2019年 05月 03日 談

昨晩はサンリス在住で今回の「アート・サクレ芸術祭」事務局、荒木芳栄さんより連絡が有り、無事に終了したとのこと。フランスはじめ地元の新聞やテレビで大きく報道され、その記事をメールで送って来てくれました。和尚の名前がなぜか「タカハシユウコ」となっている記事もあり気になるところでした。また墨蹟大書の写真が大きく掲載されており、フェイスブックの動画でも多数紹介され坐禅中の写真も掲載されており本当に有り難く思っています。後日には芸術祭の全てのシーンを編集して送付してくれるとの事で、今から楽しみにしています。

大型連休は天候に恵まれ、依然観光客の流れは留まることなく続いており、今日も多くの方が寺カフェでの休憩を楽しんでいたようです。午後には須貝遼さんが東京より一時帰郷されたということで寺に寄ってくれました。会うたびごとに成長を見せる須貝君を頼もしく感じたものです。

ご来寺 誠にありがとうございました

 

少林寺 応接室の設え

寺カフェの手伝いの合間には野町・少林寺の設えに出掛け、今回の芸術祭に出展した「禅 ○△□」の掛軸を床の間にかけてみました。掛軸をじっと見ていると、アートサクレ芸術祭で墨蹟大書をした時の事が思い出され感慨無量の気分に浸ったものです。時期を見て、少林寺本堂で墨蹟回顧展を開催したいと願っています。

 

さて、本日のサプライズですが、滋賀県在住の長女よりこの度の芸術祭成功祝いの手紙を添えた手編みの帽子を送ってくれました。本当に有り難く嬉しく思ったものです。今日は急激に気温が上がったものの、さっそく帽子を着用して「令和」の色紙を沢山書きました! とっても良く書けました。きっと娘の思いやりが「令和」の字に伝わった事と思います。新しい元号を迎え、気持ちも一層爽やかな一日となったようです。友峰和尚より

 

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