和尚のちょっといい話
朝方の気温が16℃と少し肌寒く感じましたが凌ぎやすい一日となっています。平日にも関わらず花菖蒲園には多くの観賞者が訪れているとの報告を受けて嬉しく思っています。毎年頭を悩ませる園内の整備作業ですが、今年もなんとか無事に完了出来て安堵したものです。
愈好亭渡り廊下の垣根を 修復しています
今年で36回目となる「花菖蒲祭」ですが、最初の苗を植えてから38年目になります。当時、政府の減反政策で休耕田となった水田跡地を活用するため花菖蒲の花を選んで植栽したのですが、今ではすっかり6月の風物詩として定着し、多くの市民の憩いの場ともなりました。「人生はコツコツと歩め」とは先代住職実道和尚の遺言ですが、今年から本格的に着手された重文卑山諸堂修理工事を考えるとき、本当に万感の思いが込上げてきます。花菖蒲のお蔭で一躍「花の寺」として有名になり、現在では新命副住職の「生き生き法話」と共に多くの参拝者が訪れる寺院となっています。約40年前には一年を通しても数百名しか参拝者の無かった大安禅寺も、今では数万人を超える参拝客を迎える禅寺となりました。まさに「人生はコツコツと歩め」、今後もコツコツと頑張って行きたいと願っています。友峰和尚より
孫達が遊びに来て 大賑わいでした
どんよりした梅雨空のもと、午前10時より地元テレビ局 HAB北陸朝日放送「見ごろミィー5ch」で放映予定の卑山ふれあいパーク霊苑パブリシティの収録が行われました。時折小雨も降る中で撮影でしたが、雨の霊苑風景もなかなかしっとりとした趣のある風情でした。
アナウンサーの方と ディレクターさんとの打ち合わせ中
霊苑 の ヒメシャラ が咲き始めました
福井に有っても「和尚さん、ふれあいパーク霊苑のコマーシャル見ましたよ!」って声を掛けられるようになって来ました。それだけ宣伝効果が出てきているのだと合点したものです。テレビ局が作成するパブリシティの映像は大変効果があり、和尚もとても気に入っています。寺町の悠久の歴史に加えて新しいスタイルの和洋庭園式霊苑は、市民の皆様にも日を増すごとに受け入れられるようになって来ています。「寺カフェ」は墓参後の休憩所としても好評を得ているようです。まもなくお盆月7月を迎えますが、7月6日(土)には物故者並びに祖霊総供養の「合同慰霊祭」が午前10時半より開催される予定です。ふれあいパーク霊苑を開苑して2年目の盂蘭盆会、盛大に執り行いたいと念じています。友峰和尚より
裏千家流 田野宗冨社中 御茶会 が開催されました
昨日から開催された花菖蒲祭! 今日は最初の日曜日とあって千客万来の様相となりました。昨夜からの雨も朝方には上がり、気温も23℃と凌ぎやすい一日となりました。午前9時半より松雲の間で開催された田野宗冨社中の御茶席に最初の客として参席し、久しぶりにゆっくりした時間を過すことが出来たようです。また華道・未生流の山口先生始め福井裏千家流の幹部先生方も同席しておられ、和やかなお席と成りました。
裏千家流各先生方、未生流各先生方とともに
花菖蒲園内は多くの参詣者で賑わいを見せ、東屋で奏でられている胡弓とピアノの演奏を聞き入っていました。一席目終了と同時に、㈱キタジマの北嶋幹補様ご夫妻が和尚のお見舞いに来寺下さり、愈好亭にて文房流晴心会・野口翠智先生、黒川翠江先生とご一緒に歓談しました。
北嶋幹補様 千代子様御夫妻
野口翠智先生 黒川翠江先生と共に
大谷 亮さん さおりさん御夫妻
お茶席にて
紗希さんご家族 と 前田くん
午後2時からは、「家族動物霊堂」での月例供養諷経のため一路鯖江市へ向かいました。お祭り一色の大安禅寺!滋賀県在住の娘と孫娘も加わって楽しい時間を過すことが出来、感謝!感謝! 約2週間に渡る「第36回花菖蒲祭」の無事円成を願ってやまないものです。友峰和尚より
午前10時より、長浜市・北びわこホテルを会場に「滋賀北陸教区花園会役員会」が開催され、各部内より31名の役員出席のもと、平成30年度の会計報告並びに活動報告がされ引き続き令和元年度の花園会教区活動計画が協議されました。臨済宗妙心寺派に於いては全国に27教区あり、滋賀北陸教区はコンパクトな教区で特に和合専一を保っています。
会合を終えて一路大安禅寺に車を走らせましたが、北陸地方は今日より梅雨入りとのこと、高速道路も霧に霞んで道中の山々は一層緑を濃くして梅雨景色となっていました。寺に戻れば今日から「花菖蒲祭」が開催されており、多くの参拝者で賑わっていました。地元福井新聞トップページでも花菖蒲園の写真と共に「北陸の梅雨入り宣言」の記事が掲載され、園内は見事なシチュエーションを醸し出していました。「花と言えば雨」と言うほど相性が良いのですが、昨晩から全国ニュースでも報道されているように「豪雨」だけは御勘弁頂きたいものです。明日はお祭り最初の日曜日を迎えますが、天気予報も曇りとまずまずの花日和となりそうです。どうか皆様には是非ご来寺くださり、お花を観賞して頂ければ幸いです。友峰和尚より
【大安禅寺のバラ園】
咲き誇るバラや季節の花々、山水の音、うぐいす達の声が響き渡ります 2019年6月6日撮影
愈々明日午前9時より「第36回花菖蒲祭」が開催されます。久しぶりに雨模様となりましたが、花達にとっては恵みの雨でいっきに開花を始めています。今日の様子では次の18日(日)には全ての花が満開となりそうです。
これまで園内各所の整備を続けてきましたが、愈好亭(ゆこうてい)の廊下奥の壁の痛みが激しく、金曜坐禅会会員の小林永尚大工棟梁に修復をお願いしたところ職員の方が綺麗に修復してくれました。祭りの会期中に多くの御来賓を迎える為、これで一安心。明日からの指揮は副住職に委ね、本日は一路滋賀県長浜市に向かいました。
愈好亭の廊下木塀の修復
沙羅双樹のつぼみ / 花菖蒲園にて
北びわこホテルより 琵琶湖を望む
令和新年度の「滋賀北陸教区花園会役員会」が北びわこホテル・グラツィエを会場に、明日午前10時より開催され、今年度の活動計画を協議する事となっています。昨晩は福井市内で越前松平家に関わりを持つ方々の「保寧会(ほねいかい)」が開催され、御当主・松平宗紀様も東京より出席され、楽しい懇親の席と成りました。新命副住職も同席し、大安禅寺重文諸堂修理工事についての現在の状況なども説明もさせて頂きました。お花の季節、色々の会合も和やかに時を刻んでいくようです。友峰和尚より
花菖蒲園 6月6日 午前10時頃のようす
最近、高齢者運転の事故が全国的に多発しています。和尚なども罪を犯すとしたら自家用車運転での人身事故と自覚して、ハンドルを持つときは安全運転に心掛けています。
高齢者の免許証を返納する決断の難しさでも有りますが、加齢と共に判断能力が低下することは歴然で、安全運転を心掛けていてもハッとする場面は幾度かあります。むしろ「安全」という言葉の自己暗示にかかって、「自分だけは大丈夫」と思い込んでいる高齢者が多いことも事実のようです。和尚も安全運転には十分気をつけたいと思っています。
バラ園にて
さて、昨日に引き続き、午前中は斎藤公一さんとともに花菖蒲園の最終整備作業をしましたが、猛暑の中での作業は流石に堪えました。やれどもやれども次々に整備箇所が増える一方ですが、どうやら今日の分は無事に終了出来たようです。
8日から始まる第36回「花菖蒲祭」、皆様も是非ご来寺頂きたいと思います。紫陽花もここに来て一斉に開花を始めました! これで花菖蒲、薔薇、紫陽花の3つの花が咲き揃いました! 嗚呼! なんとも素晴らしい光景です! 花園借景の峰々の緑の美しさ!もう言葉が有りません!絶景かな!絶景かな! 友峰和尚より
このところ日中気温が30℃を越える夏日が続いています。季節は6月ですから仕方のないことですが、外作業には厳しい暑さで作業の合間に水をガブガブ飲みながら頑張っています。
花菖蒲園の整備には日頃から3名の世話方さんが入っているため、お願いしてあった整備作業は順調に進んでおり今日は園内を整える作業となりました。花菖蒲の花のほうは現在三分咲きぐらいでしょうか? 8日の開催日には八部咲きぐらいになる気配です。妻の管理する薔薇園は今が見頃で、今日も参拝客の方で賑わいを見せていました。紫陽花は花のつぼみも固く、6月下旬ごろがちょうど見頃になるかと思っています。花だけでなく、園内には山法師・ハナミズキ・紅葉などの木々も植樹されており、実に見事な初夏の風情を醸し出しています。
さてお寺の方は本堂の本格的修理工事を前に足場を組むための「塀中門解体工事」が進められています。木工調査をしながらの解体工事の為、現場を見学するのが和尚の楽しみの一つとなっています。約400年の時を経ての全面解体修復工事ですから、今後新しい発見が予想されます! ひとときも目を離せない解体現場となっているようです。友峰和尚より
南の庭 塀中門解体工事のようす
重要文化財大安寺修理事業に伴う「第6回修理委員会」が午後1時半より卑山・松雲院の間で開催され、その会合に出席するため金沢から戻りました。工事現場では着々と準備が進められており、会議終了後には工事進捗状況確認の現場視察も行われました。8日から開催される第36回花菖蒲祭の準備も最終段階に有り、お花もかなり咲き始めていました。明日からは更に園内の整備に入りたいと思っています。
庫裡玄関 宝蔵館前にて
何事もそうですが「もうこれでよい」などどいうことは無く、いっそう丁寧な園内整備が必要です。一番心配されるのが園内での不慮の事故で、十分な安全対策が求められています。高齢化が進んでいるだけに、境内や遊歩道の安全確保など神経を使うものです。金沢寺院に居住する時間が長くなっている現在の状況ではなかなか思うように園内の整備が出来ず、ジレンマを抱えての整備作業ながら少しでも美しい庭になるようを願っています。
工事進捗状況確認のための 現場視察
さて、身体を動かすことの出来る野外作業は和尚にとって幸せな気分になれる時間でも有りますから有り難し!有り難し! 当然の事ながら運動不足から来る身体の不調も有りますから、一気に健康を取り戻したいですね。友峰和尚より
会議のため来寺くださった 藤田総代様とともに
毎日好い天気が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 午前中には石川県小松市より「吉竹町生き生きクラブ」の団体様40名様が来寺下さり、久しぶりに「楽く楽く法話」を催行しました。心配した和尚の健康状態も回復に向かいつつ有り、元気にお話しすることが出来ました。
過去40年間に渡って法話を続けてきましたが、やはりなんと申しましても健康で有ったことが一番です! リスナーの皆様も大体が同年代ですから、長寿社会を迎え益々健康管理が大切になっています。しかしながら先般のNHK特番「人体Ⅱ 遺伝子」でも放映されたように、人間の健康状況はすべて親から引き継いだDNAがキーワードだそうですから、世の中に完璧な「不死身」の方は一人もいないという事になります。近未来にはDNAの交換によって病気の原因となる遺伝子も取替え可能になり健康体を取り戻せるというのですから大いに期待したいものですね。
さて、最近の和尚のブログは自身の健康状態の話題ばかりで誠に申し訳ありませんでした。「一病息災」という言葉が有るそうですが、健康管理に十分気をつけながら頑張って参りたく思います。明日からは再び大安禅寺花菖蒲園の整備に入り、「一華五葉を開く」が如く見事な花しょうぶを披露して参りたく思っています。友峰和尚より
大安禅寺 家族動物霊堂 / 例年4月頃
大安禅寺に家族動物の霊堂「慈光堂」が出来て41年になります。ペット愛葬社の創業者・中村修二会長の要請に基づき境内中腹に建立したのが最初で、現在では福井、鯖江、芦原、金沢、小松など8カ所に家族動物霊苑が有ります。今日は午前11時半より福井市堂島の「福井家族動物霊苑」で月例の総供養を修行しましたが、午後3時からは大安禅寺家族動物霊苑でも総供養が営まれました。
近年、少子高齢化が進むにつれ家族動物を飼われるご家庭が急増しています。動物たちの寿命は人間に比べて短いのですが、昔とは比較にならないほど長生きになっており、動物たちにも人間と同じく長寿に伴う色々な病気が増えてきているそうで、家族同然の介護がよりいっそう動物達への思いを深くしているようです。ちなみに金沢の家族動物霊苑は、卑山お隣の西方寺様が供養寺となっています。
多くの方が お参りに来られています
一昨日からの体調不良を心配しましたが、神仏のご加護あってか今日は復調に向かっています。それにしても突然の不整脈には戸惑いました! 健康が自慢の和尚でしたが、加齢と共に耐久力も次第に衰えているようです。無理のきかない古希年齢! 嗚呼!無常!無情! 友峰和尚より