和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2096話 】
2019年 05月 15日 談

花菖蒲園整備2日目に入り、昨日に引き続きツツジやサツキの剪定と下草刈りをしました。昨晩は久しぶりのまとまった雨模様となり、苗の植え替えをした後だけにまさに恵みの雨となりました。この時期は花菖蒲の苗もグングン成長し間もなく蕾を付けていきます。花にとっては大変デリケートな時期だけに、花咲肥えや消毒も欠かせません。タイミングを誤るといっきに病気が広がるため油断が出来ませんね。もう約40年近く花菖蒲園の整備をしてきましたが、毎年頭を痛めています。

 

園内のツツジを剪定しているところ

側面の土手を刈り込み中

園内の庭木の刈込などは順調に進められ、散髪を済ませたようにすっかり整って来ました。今後も法務の合間を見て、園内の更なる整備を進めて行きたいと思います。午後からは金沢に移動しましたが、寳勝寺での法務も俄然多忙になっており相変わらず福井と金沢の行来が続いています。そろそろ7月盂蘭盆会案内の準備も気になるところです。今年は「ふれあいパーク霊苑」でのお盆行事も盛大に執り行いたいと願っています。

 

さて、昨日フランス・サンリス市在住のマーク氏と荒木芳栄さんから送信されてきた「アート・サクレ芸術祭」ダイジェスト動画ですが、何度も何度も繰り返し鑑賞しながら次なる構想に思いを膨らませた一日となりました。皆様にも是非ご覧頂きたいと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2095話 】
2019年 05月 14日 談

サンリス マーク氏&荒木芳栄さんの御庭にて

午前中にはお檀家の葬送儀が執り行われ、導師として出頭しました。近年は核家族化が進み、独居老人宅も増える傾向に有るようですが、故人も90歳という長寿を全うされ本人の希望で鯖江市でその生涯を終えました。生前は地域の奉仕活動に専心され、習得されたマジックを施設で披露されるなど、その人生は温厚篤実なる素晴らしい御徳を有した女性でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

さて、フランス・サンリス市在住の荒木芳栄さんより先般開催された「アート・サクレ芸術祭」の動画ダイジェスト版が配信されて来ました! 和尚の墨蹟大書や坐禅指導並びに野口翠智先生と社中皆様の生け花デモンストレーションとお茶席など、沢山のイベントが収録されていますので是非ご覧頂きたく思います。第2回アート・サクレ芸術祭も計画中とか? ご縁があれば参加したいと願っています。

 

マークさん&荒木さんから届けられた「アート・サクレ芸術祭」動画ダイジェスト版です、是非ご覧ください!!

 

 

お茶会を撮影される カメラマンの方

 

日本人ピアニストの演奏会にて

プロデューサーのマーク・イゴネ氏

 

 

 

坐禅会にて

「禅」がどれだけの方々に伝わるかわ分かりませんが、じっとしていても何も起こらないのも事実です。アクションを起こしながら一人でも多くの禅心の習得を願う人と出会いたいと願っています。今回の坐禅指導の試みでは、熱心なサンリス市民の参加に感動を覚えました。「仏教東漸」の言葉の如く、お釈迦様の教えは東へ東へと伝来していくようです。いつの日か必ずまた渡欧して禅心を伝えて行きたいと念じています。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2094話 】
2019年 05月 13日 談

早朝より花菖蒲園の整備に入りました。年々高齢化が進み、園内整備を担当して来られた世話方さんも80歳を超えた方ばかりで最早万事休す! 和尚とて72歳ですから、決して若いとは言えません! 長年園内整備に携わって来た経験だけが頼りで、かろうじて頑張っているところです。

 

今年は苗の生育も良く、今のところ順調に成長しています。今日は毎年この時期に加担してくださる斎藤公一さんが応援に来てくれ、さっそく苗の植え替えから始めました。和尚は花菖蒲の苗周りを中心に耕しましたが、なにしろ1年に1度の力仕事だけに身体の動きも悪く、調子が出てくるまでには相当な時間を要しました。

 

薔薇園では、妻とお手伝いの方が着々と整備を進めており、既に開花が始まっています。素晴らしい好天気の中での作業はやはり気持ちの良いものです! 子供の頃から父と田畑に出て汗を流していた時の事を思い出します。遠い遠い昔の話ですが、今なお土仕事が出来ていることに感謝しています。日頃は寺内での法務遂行が増えてきているだけに、アウトドアでの作業は貴重な運動となっています。

明日も引き続き園内整備に入りますが、当初思っていたよりも世話方さんの手によって綺麗に整備が進んでいる為、今年はずいぶん早く仕上がりを見せていくものと期待しています。花菖蒲の美しい花の姿を目に浮かべながら頑張っていこうと思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2093話 】
2019年 05月 12日 談

宝勝寺玄関 から ふれあいパーク霊苑へ

本当に気持ちの良い清々しい初夏の風情となっています。午前午後ともふれあいパーク霊苑での諷経厳修となりましたが、爽やかな風を受けての供養日となったようです。今日も時間の合間を見て渡欧中の宿題に取り組み、先般お約束をした「アート・サクレ芸術祭」に参加された野口社中皆様への記念色紙を書きました。皆様の希望された「一字」を墨書しましたが、それぞれに字も違い、想いの深さを感じ取ったものでした。今日で大方の宿題も終了できたように思います。

 

ふれあいパーク霊苑にて ご供養が修業されました

明日からは花菖蒲園の整備に入り、6月には見事な開花となるよう頑張って参りたく思っています。大安禅寺のホームページでも紹介されていましたが、妻の担当するバラ園では「モッコウ薔薇」が見事な開花を見せているそうで皆様も是非ご来寺頂ければと思います。薔薇園も品種が増え、これからが本番ということで今から楽しみにしています。

 

野口翠智先生も帰国後はお忙しくされているとか。そうですね、我々高齢者は残された時間も限られてきているので、一日一日を充実して生きていきたいと願っています。一期一会の人生です! お互いに頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2092話 】
2019年 05月 11日 談

5月1日に新しい元号「令和」を迎えて11日目を迎えています。大型の10連休も終え、日々待ったなしに月日が進んでいきます。和尚も連日の激務に耐えながら法務の遂行に当たっていますが、いまだに休息できる気配すら無いようです。明後日からは大安禅寺花菖蒲園の整備が待っており益々身体を酷使する状況が続き、ちょっと心配です。今日は野町・少林寺での年忌法要を営み、午後からは留守中の事務処理に当たりました。幸いなことにこのところ気持ちの良い気候に恵まれ、スムーズに宿題の仕事をこなすことが出来嬉しく感じています。

少林寺にて 檀信徒様の年忌法要を修業しました

 

さて、和尚にとって一番大切な法務は坐禅会を休むことなく遂行する事です。禅宗僧侶にとって坐禅は最も重要な精神修養ですから怠るわけには行きません! 今月は16日木曜日、午後6時から開催されますので、皆様も是非ご参加頂きたいと願っています。

 

サンリス市 「アート・サクレ芸術祭」にて行われた坐禅会

フランス・サンリス市で開催された坐禅の集いにはなんと46名もの市民が参加され、本当に驚きました! そのままサンリスに留まって市民に坐禅を広めたい気持ちになったほどです。坐禅は自分の心と静かに対面する素晴らしい作法でも有ります。新しい令和時代を迎え、より一層真剣に自分の心と向き合っていきたいと願うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2091話 】
2019年 05月 10日 談

㈱豊蔵組様 ならびに ㈱伝広社様 が 来寺くださいました

大型連休明けも暖かい気候が続いていますが、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 振り返れば4月中旬に渡欧後、帰国したのが26日で、その翌日からゴールデンウイークに入りさっそく仕事となったわけですが、連休明けも休息する間も無く連日法務が目白押しで今日まで頑張って参りました。「働く」とは「端が楽になる」ことだと言いますからガッテン!ガッテン! 今日は終日寺に篭って留守中の未処理の事務仕事に専念しましたが、まだまだ時間が足らないようです。

 

以前に登録しておいた東京オリンピックのチケット抽選予約が始まったため、昨晩はパソコンに向かってにらめっこが続きました。何しろなかなか繋がらず、ようやくオンラインになった時には既に10万人待ちで約1時間後に再びアクセス成功となりましたが、その後の手続きもやはり10万人待ち! テレビのニュースで盛んに繋がらない状況を説明していました。

 

約3時間の奮闘で目出度く開会式の入場券の抽選権を獲得しました!! その後の報道で、最終的には300万人ぐらいになるのでは?と。いやはやこれでは到底当たりそうにないですね。さて皆様はどうされましたか? 東京オリンピック開会式には是非出席したいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2090話 】
2019年 05月 09日 談

「 通玄峰頂不是人間 心外無法満目青山 」  大愚

大安禅寺境内一帯には初夏の香りが漂い、まもなく開花する紫陽花・花しょうぶ・薔薇の仄かな匂いさえ感じます。今日は大本山妙心寺山内(さんない)・雑華院(ざっけいん)様に、新命副住職始め藤田、蒔田、吉田各責任役員総代とともに御礼の御挨拶に参上いたしました。到着後、雑華院様の各責任役員総代様も同席され、華隠窟老大師猊下(かいんくつろうだいしげいか)、奥様より御挨拶のお言葉を賜り、その後、総茶礼となりました。

 

大本山妙心寺山内 雑華院様にて

雑華院様は大安禅寺の見附法類総代(みつけほうるいそうだい)様ですが、卑山先代・実道和尚に引き続き、今日まで多大なるご支援ご指導を頂いております。和尚も花園大学就学中には妙心寺山内・東海庵にお世話になっていましたが、雑華院先代様が住職しておられ、沢山のご指導を頂いたものです。本日は華隠窟老大師より、雑華院様と大安禅寺の関わりについてお話しを頂きましたが、愛山護法・報恩謝徳とともに老大師の御両親と和尚の父親との法縁を語られ、本当に心から有り難く感謝申し上げました。

 

華隠窟老大師猊下、雑華院新命副住職様ならびに御奥様より 御言葉を賜りました

総茶礼にて

 

この度の「重文大安禅寺諸堂修理工事」に際し、雑華院老大師猊下には甚大なるご支援を賜り、深く厚く感謝御礼申し上げます。和尚、副住職、責任役員総代ならびに檀信徒一同、華隠窟老大師猊下の慈恩に報いんが為に全身全霊で頑張って参る所存です。必ずや大願成就したいと思います。本日は華隠窟老大師猊下、奥様、雑華院新命副住職様、檀信徒責任役員総代様、本当にありがとうございました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2089話 】
2019年 05月 08日 談

滋賀北陸教区 公職者会議にて / 大安禅寺 松雲の間

久しぶりに芦原温泉「まつや千千」での懇親会でした。滋賀北陸教区は滋賀県・福井県・石川県の三県で構成されており寺院所在も広範囲に渡るため、年に一度の役職者会議後の懇親は重要な情報交換と住職懇親の場となっています。

昨晩は旅館の大女将である伊藤様が御挨拶に来られましたが、和尚も8年前に金沢寺院に赴任してからは随分とご無沙汰になり、久しぶりに大女将とお会いしました。以前と少しも変わらぬお元気で若々しいお姿に感心いたしました! やはり日々お客様と接しておられる為か生き生きとお話しされ、和やかな雰囲気の懇親会となりました。和尚が50代の頃に書いた大額「夢・いろはにほへと」を今でも館内の渡り廊下に掛けて下さっており、本当に嬉しく思いました。大女将さんの計らいでとても素敵な洋室を用意して頂き、また大変美味しいお料理のおもてなしを頂きました事重ねて厚く御礼申し上げます。

まつや千千 大女将の伊藤様と

寺に戻れば現実の世界が待っていました。6月恒例の花菖蒲祭の園内整備並びに諸堂修理工事の真っ最中で、新命副住職が懸命に働いていました。いつもなら直ぐに園内整備に入るのですが、流石に年齢を感じる年頃になっています。ジレンマを抱えながらの自坊での立ち位置です。どなたかが言っていましたが、歳を取ると口だけが達者になると!言わじ!言わじ! まさしく「老いては子に従え」です。新命和尚のうしろ姿を見ながら合掌!礼拝!感謝!感謝!南無観世音菩薩 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2088話 】
2019年 05月 07日 談

滋賀北陸教区公職者会議 会計監査にて / 大安禅寺 松雲の間にて 

昨晩は一変して大荒れの天気となりましたが、一夜明け雨上がりの爽やかな初夏の風情となりました。本日は定例の滋賀北陸教区公職者会議が午後1時より卑山を会場に開催され、教区に於ける本年度行事はじめ色々な協議が成されました。午後からの会議に先立ち午前中には幹事によって教区会計監査も行われました。

 

 

臨済宗妙心寺派滋賀北陸教区 公職者会議

卑山本堂が修理工事のため立ち入り禁止となっており、花菖蒲園入口が仮の通用門となっています。6月には恒例の「花菖蒲祭」が開催予定ながら、今年は園内整備が遅れており一刻も早い整備が求められています。妻が担当するバラ園は着々と日々整備が行われており、既に沢山の蕾を付けていました。

 

花菖蒲園は昭和56年に和尚が手掛けた園だけにその責任は重く開園38年目を迎えた今年、なんとしてでも50周年記念を迎える2031年(令和12年)までは頑張って続けていきたいと奮起しています。因みに令和12年は和尚83歳!! 存命かどうかも危ぶまれますが? 元気!根気!やる気!が一番! なにくそ人生です! 皆さん頑張って参りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2087話 】
2019年 05月 06日 談

大型10連休最終日の本日、福井市内の霊泉寺様に於いて午前11時より開山河南禅師四百年遠忌並びに先代住職寿山和尚50回忌法要が厳修され、教区宗務所長として出席致しました。流石に街なかの様子は静まり返り、大ハードな連休最後を御家で過ごされているようです。霊泉寺様は日新小学校近くに有り、花園幼稚園を運営され新命和尚の長男もお世話になっています。午前11時から開始された法要でしたが、爽やかなお天気に恵まれ厳粛な法要が営まれました。法要終了後には住職の挨拶があり、開山河南和尚の頂相(ちんそう)の縁起や先代住職の思い出話しなどを語られ、参列者皆様が涙されていました。法要終了後には大本山妙心寺御用達「あじろ」の精進料理の斎座となり、午後2時ごろ散会しました。

明日は午後から滋賀北陸教区公職者会議が卑山で開催されるためその準備に入ったものの、身体が釈然とせず、ここに来て渡欧の疲れがどっと出て来たように思います。自坊での法務遂行は本当に久しぶりで、金沢と違ってゆっくりと時間が過ぎて行く感が有ります。大安禅寺を取り巻く自然の環境は値千金で否応なく癒されます。何処までも澄み切った空気!清々しい風!心地よい鳥たちのさえずり!谷川のせせらぎの音!新緑のまぶしさ! 街では味わうことの出来ない感覚です。暫らく休息して再び金沢寳勝寺に戻りたいと思います。友峰和尚より

 

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