和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2567話 】
2020年 08月 27日 談

本日の「日刊県民福井」に大安禅寺が掲載されました

今までは修理保存工事中の現場には入れませんでしたが、現在は従来の本堂と枯木堂(坐禅修練道場)を繋ぐローカより見学できるようになり希望される拝観者の方にはヘルメット並びにマスクを着用して貰い現場見学して頂いています。普段は絶対見ることができない解体中の大屋根ですから皆様には是非約350年前創建当時の姿を観て頂きたいと思います。

藤田通麿総代様とともに

午前中に藤田通麿総代様が現場視察を兼ね来寺下さり、和尚お気に入りのマスクをプレゼントしてくださいました。もちろん手作りマスクで、以前に頂いた物と同じ柄のマスクをもう一枚作成し本日届けてくださいました。着用した際には皆様から大変好評を頂いており、有難く拝受いたしました。

自坊での法務を終え、午後には宝勝寺に入り、さっそく㈱ココ・プランニングの川面専務と打ち合わせをしました。

寳勝寺にて ㈱ココ・プランニング川面専務とともに

8月も残すところあとわずかとなりましたが、今年の前半を振り返りながら9月「長月(ながつき)」を迎えたいと思います。さて長月はその名が示す通り秋の夜長とともに人生を哲学する月でもあります。人生とは何ぞや!己とは何者ぞや!生きるとは何ぞや!と、自分とゆっくり対面してみたいものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2566話 】
2020年 08月 26日 談

連日の猛暑日ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか!大安禅寺は海抜約70メートル程の小高い山中に位置している為、街よりは幾分気温は低めですがそれでも35℃を越える猛暑となっています。夕刻になると一気に気温も下がり、谷間から吹き抜けて来る冷気は値千金です。昔は窓を開放して蚊帳を吊って寝たものですが、近年は亜熱帯気候のようで窓を開けての就寝は出来無くなって来ています。

さて、昨日は終日会議だったので頭が疲れてしまい、気分転換のため本日は以前から依頼されていた色紙書きに専念しました。久しぶりに自坊アトリエでの仕事でしたが、のんびりと気分よく過ごすことが出来ました。

住み慣れた部屋の匂いが心を充分に癒してくれます。まるで子供が自分の布団に顔をうずめ、その匂いに安心しているような気持ちでしょうか?喧噪を離れしばし自分一人だけで過ごすのも贅沢な時間です。テレビも電話も遮断してしまえば、そこは極楽浄土の無事なる世界なのかも知れませんね。暑さにめげずに頑張って参りましょう!!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2565話 】
2020年 08月 25日 談

「白雲 自ずから 去来す」 谷耕月老大師猊下 真筆

なんと日中気温が37℃の猛暑日となった北陸地方ですが、30℃と37℃では天と地ほどの体感温度差が有り、さすがに熱中症になりそうな一日でした。

滋賀北陸教区・特別寺班調査委員会議 / 大安禅寺 松雲の間にて

午前11時より松雲の間に於いて「滋賀北陸教区・特別寺班調査委員会議」が開催され、ZOOMを使ってのリモート会議の素晴らしさを体感した会議となりました。

これまでにも何度かオンラインによる会議を経験しましたが、新命副住職が昨日から念入りにパソコン調整をして準備していたため、滋賀県東近江市からリモート参加をされた興福寺住職委員とも実にリアルタイムでスムーズな交信となりました。コロナウイルス禍の中、これからの全体会議はリモートでの会議が主流になっていくと実感しました。

会議はお互いに顔を突き合わせての意見交換が一番だと思いますが、今後3Dによるバーチャルリアリティ化が進めばその点も解消できるものと思われます。

茶室 愈好亭の庭にて

さて、長い間ウイルス感染拡大で延期されていた会議でしたが、午後3時半には無事に終了する事が出来ました。何もかもが中止や延期を余儀なくされている現状ですが、なんとか感染防止に留意しながらお互いの交流を進めていきたいと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2564話 】
2020年 08月 24日 談

25日に三回忌を迎える御家の 墓前諷経を修業致しました

新型コロナウイルス感染拡大状況を受けて、京都・大本山妙心寺宗務本所でのほとんどの会議が中止されているなか、明日は大安禅寺に於いて午前11時より「滋賀北陸教区・特別寺班調査委員会議」が開催されます。

自坊にて 会議の準備

その準備を副住職始め職員としましたが、最近ではリモートでの参加者もおられる為、ZOOM等の調整を副住職に依頼し会議の万全を期しました。全国のウイルス感染者もこのところ増加傾向に有り何かと心配ですが、大切な会議となるため感染予防対策には十分に配慮して実施したいと思っています。

リモート参加者用に、カメラとモニターを設置

久しぶりの自坊での休息をゆっくりと心から味わっていますが、境内や周りの山々は初秋の風情を色濃くし、夕刻になると秋の虫達が一斉に鳴き始め、なんとも不思議な感覚に襲われるものです。思い返すに今年の春はどうだったのか?果たして夏の気分は味わったのか?と自問しても漠然として思い出せず、一気に秋を迎えるような感覚の中に有るのもコロナウイルス禍が強く影響しているものと思われます。

「 忍 是々 」

ワクチンやウイルス治療薬開発など明るいニュースも伝わる今日、今年はどうやら四季を忘れ「堪忍」の一年になりそうな今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2563話 】
2020年 08月 23日 談

相変わらず30℃を越える真夏日が続いているだけに、熱中症には十分に気を付けて頂きたいと思います。普段通りの生活をしていても、急に体が怠くなったり眠気が襲ってきたりする時は要注意で、無理をしないで休息するようにしています。

報道によれば、水を飲めば良いというわけでもなく普段からの運動不足の解消と栄養補給が大切だとのこと。そう言えば、昔は「夏バテ」という言葉がよく使われていたように思いますが、最近は夏バテを通り越して急死することが有りますから油断は大敵です。

さて、本日は先代住職・實道和尚の月命日忌ですが、生前の元気な姿が懐かしく想いだされます。田を耕し、炭を焼き、植林を施し、視聴覚機器をフルに活用しての布教活動にも専心し、80年間本当に禅僧としての第一義を全うされた素晴らしい父でした。とても先代住職の足元にも及びませんが、今でも師匠として崇敬の念を抱く毎日です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2562話 】
2020年 08月 22日 談

酔芙蓉が咲き始めました

今日は母の月命日忌でしたが、新型コロナウイルス禍の中、自粛生活を余儀なくされているせいか物思いにふける事が多く、時折無性に強く母に会いたいという気持ちに駆られます。

寳勝寺境内にて 二本の酔芙蓉

母が92歳で逝去して8年が過ぎましたが、晩年は大安禅寺の受付にあって毎日御朱印を書くことを仕事とし、職員達との会話を楽しんでいました。また和尚の書いた色紙を包む「たとう紙」の表書きを担当し、実に達筆で毎日書の練習をしていた姿が懐かしく思いだされます。

桂岩寺ご住職 ならびに 京仏師 冨田珠雲氏とともに

今なぜ母なのかとも思うのですが、当時はあまりにも法務が忙しく、母も離れに居住していた事もあって会話する時間も少なかったように思います。母が元気な時は夕食を共にしていましたが、実に楽しそうにユーモアを交えながら話す笑顔が印象的で、ユニークなところは母に似たと合点しています。明日は父の月命日、両親の慈恩を思う昨今です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2561話 】
2020年 08月 21日 談

墨蹟マスクの マスクケースが出来ました

お洒落な「墨蹟マスクケース」を製作して、いつもカフェをお手伝い下さる高倉さんが持参して下さいました。昨日は夏用クールマスクに少しでもコロナウイルス禍の鬱積した気持ちを癒して頂こうと墨蹟をしてみました。ご希望の方々に御分けしてあげようとマスク入れを高倉さんに依頼したところ、早速作って下さいました。

今やマスクの形は種々様々沢山出回っていますが、流石に「墨蹟マスク」はいまだ未確認故に御一つ如何でしょうか?先般藤田総代様に差し上げたところ評判は上々との事。ならば少しでもお役に立つならとお分けしています。されど必ず使用して頂くことが条件で差し上げています。

㈱伝広社の吉田氏とともに

福邦銀行金沢支店 舟橋氏とともに

書かれている字は「関」「涼」「黙」「閑」「堪忍」「忍」等で「墨蹟マスク」が感染予防対策に絶大なる効果が現れる事を願うばかりで、和尚自身も自作のマスクを使用しており大変気に入っています。最早マスクは必要不可欠の必需品となっているだけに、あらゆる場所に置いてあるこの頃です。友峰和尚より

寳勝寺境内に 秋明菊 が咲き始めました

友峰和尚のちょっといい話 【 第2560話 】
2020年 08月 20日 談

「 閑 」

お盆明けの休息も今日までとして明日から再び法務に専念していこうと気持ちを新たにしていますが、如何せんこの猛暑ですから中々エンジンが掛かりにくく、車で言うならオーバーヒート状態でしょうか!

「 涼 」

「 黙 」

「 堪忍 」

午前中から気温がどんどん上がり金沢市内は33℃でしたが、熱中症を防ぐため終日寺に引き籠って「墨蹟マスク」を作成しながら一日を過ごしました。

石丸家 墓石の入魂諷経をしました

夕刻になって、先般河原市石材さんに法名を彫って下さるよう依頼していた檀信徒様の墓石の入魂諷経を修業しました。

三界萬霊塔 歴世塔のご真前にて

管理事務所スタッフの久保さんが 植物の水やりをしています

霊苑内には夏の草花が暑さをものともせず涼しげに咲き誇り、墓参に来られ方が供えられた線香の香りと共に秋の訪れを感じさせるような趣でした。友峰和尚より

蝶々や鳥達が 水浴びに来ています

友峰和尚のちょっといい話 【 第2559話 】
2020年 08月 19日 談

朝の涼しい間 大きな朝顔が元気に咲いています

強烈な猛暑日が続いていますが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか?毎日のように熱中症の警告が出ていますが本当に油断は大敵で、突然めまいや怠さに襲われますからこまめに水分補給することが予防対策のようです。夜なども気温が下がらずエアコン無しではとても眠れませんが、約29℃に設定してあまり冷えないように工夫しています。

最近では至る所に防犯カメラが設置してありますが、全国の各寺院に於いても設置する寺が増えて来ています。と言いますのも、重要文化財への落書きや墓石破壊等々、これまで考えもしなかった事件が起きています。

高倉さんと 防犯カメラ設置の打ち合わせ

卑山に於いても最近では観光客はじめ墓参の方も増えている為、セキュリティー対策を施す事としました。大切な祖霊を祀る霊苑一帯を守る為にも安全安心を願って止まないものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2558話 】
2020年 08月 18日 談

残暑のお見舞いを申し上げます。今年は涼しい夏を過ごせるものと期待していましたが残念ながら全く外れたようで、連日厳しい暑さとなっています。

「 水声 」 友

一番心配なのは子供達の熱中症で、例年より短い夏休みだったため今頃になって30℃を越える猛烈な暑さで勉強にも力が入らないかと思います。最近は教室も冷房があるとは聞いていますが、それでも心配は絶えません。また高齢者の熱中症患者が急増しているとか、こちらも油断できない状況に有るようです。お互いに気を付けて熱中症対策に心掛けたいと思います。

日中友好の朝顔 次々と開花のお便りが届いています

寳勝寺玄関の朝顔 10月頃まで咲き続けます

さて旧盆明けという事で終日ゆっくり過ごしましたが、どうもいつもの夏の過ごし方とはリズムが違っているようで孫達と海にも行けず食事にも行けず、早々と学校が始まりどこか家の中が静かで寂しい感じがします。夏休み中は子供たちの甲高い声が飛び交い俄然元気をくれたものです。子供は親の宝と言いますが、ジイジ・バアバの宝でも有ります。今は困難な時期ですが、子供達には伸び伸びと育ってほしいと願うばかりです。友峰和尚より

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