和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4465話 】
2025年 11月 07日 談

11月5日 宝勝寺上空のスーパームーン

 

今日は立冬ですが穏やかな暖かい日和となりました。一昨日の夜は昨年に引き続き雲の合間から見事なスーパームーンを観賞することが出来思わず合掌して拝みました。朝方は思ったより暖かく、午前10時より本多町・瑞光寺にて伊藤家御母堂様の満中陰忌法要がご家族御参詣のもと修業されました。

 

瑞光寺 伊藤家御母堂様満中陰忌法要

 

伊藤家御親族の皆様と / 瑞光寺庫裡にて

 

瑞光寺は宝勝寺から車で約15分ぐらいのところにありますが、近くには禅の哲学者・鈴木大拙を記念した「鈴木大拙館」があり閑静な佇まいで江戸時代には加賀藩家老本多家の屋敷があった場所です。

 

 

臨済宗妙心寺派 岐阜西教区の御寺院様方が来寺くださいました

 

午前11時には臨済宗妙心寺派岐阜西教区第1部の御寺院8名様が住職研修旅行で宝勝寺に来寺くださり、本堂でのご挨拶後に本尊諷経を修し、カフェにて休息して頂きました。

 

 

 

 

本尊諷経の後、宝勝寺の来歴などについてお話しさせて頂きました

 

 

 

 

寺カフェ喫茶室での茶礼のおり

 

岐阜西教区宗務所長 の 江月寺様 と

 

宗務所長の江月寺御住職と応接間にてしばし懇談しましたが、昨年9月12日には「岐阜西教区住職研修会」開催にあたり講師として招かれ、約60名の住職・副住職を対象に「これからの寺院運営について」と題して講話をさせて頂き、その際の御縁で本日はふれあいパーク霊苑の現地視察をしてくださいました。

 

ふれあいパーク霊苑を視察されているところです

 

 

 

 

集合墓 「 宙 そら 」 の真前にて

 

 

視察後には応接間にて茶礼をしながら霊苑運営の説明をさせて頂きましたが、ご遠路遥々ご視察頂いたことに心から感謝申し上げた次第です。このところ法務遂行と御来客の方が続いていますが本当に有難いことで、お寺は人との御法縁を結ぶ所だけに深く感謝しております。

 

 

宝勝寺檀信徒 の 安田様と

 

さてニュースではズワイガニ漁が解禁になったとか、北陸の冬の味覚の王者ともいえるズワイガニですが、金沢ではなんと旅館「つる幸」さんが初競りで石川県産「輝」1匹を450万円で競り落としたそうです。なんとも景気のいい話で少しでも景気が回復することを願う今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4464話 】
2025年 11月 06日 談

 

実りの秋を迎え本日は(株)豊蔵組社長・豊蔵享一氏と顧問の江川三次氏が、豊蔵組所有の畑で収穫された立派な薩摩芋を奉納くださいました。豊蔵氏自らが作付けされているそうで、毎年この時期に収穫され御奉納くださっています。

 

(株)豊蔵組 豊蔵社長 と 顧問の江川氏とともに

砂地で栽培された 丸々としたサツマイモです

話題は サツマイモとサトイモ談義に花が咲きました

 

和尚が兼務する各寺院にも丹波栗、枇杷、柿、アケビ、銀杏などが実り、明日午前中に伊藤家御母堂様満中陰忌法要を修業予定の本多町瑞光寺に出向き、本堂や墓域の整備をしたのち境内の隅にある柿木が立派な果実をつけており収穫しました。

 

瑞光寺境内と墓域 お堂の掃除をしました

 

瑞光寺墓域の草刈り

 

 

瑞光寺境内 の 柿の木

 

 

瑞光寺の甘柿は富山県射水市が発祥の地と言われる“水島柿”で「黒いゴマ」がふいているのが特徴で大変甘く、とても歯ごたえのある美味しい甘柿です。宝勝寺霊苑入口にも甘柿があり先般収穫したところです。

 

すっかりきれいになった 瑞光寺墓地

 

 

金澤伝燈寺里芋研究会の柴山会長 と 事務局長の千田さん

 

午前中には先般修業した伝燈寺大祭のご挨拶に金澤伝燈寺里芋研究会会長の柴山氏と事務局の千田さんが来寺くださり歓談しましたが、来年は更に工夫をして開催したいとの意向でした。伝燈寺復興には時間が掛かると思いますが少しずつ進めていきたいと願っています。

 

 

宝勝寺志納所に本日手作りの可愛らしい招き猫が登場しました。卑山職員の実姉様の作品だそうで今後はカフェのお客様をお迎えしてくれる人気者となりそうニャン!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4463話 】
2025年 11月 05日 談

 

本格的な紅葉シーズンを迎え全国の名勝地はインバウンドの影響もあってどこも観光客で賑わいを見せ、特に京都嵐山は半端なく約6割が外国人観光客だそうです。宝勝寺境内の紅葉も見頃となっており特に玄関前の沙羅双樹の紅葉は趣があります。

 

宝勝寺玄関前の沙羅双樹

 

和尚は伝燈寺大祭を無事に円成して暫しの休息を取っていますが、禅語ほど有難く自己を鼓舞する言葉は有りません。中国唐時代の禅僧、徳山宣鑑禅師の言葉に「道得(いいうる)も三十棒 道不得(いいえざる)三十棒」とありますように、人生須らく「出来たと言ってもまだまだ 出来ないと言ったら更に尽力せよ」との意で、イエスと言っても三十棒!ノーと言っても三十棒!と徳山禅師は修行者に自己を見極める手段として棒を用いて指導したといいます。

 

玄関前の落雪対策用三角屋根

 

本当に2度無い人生故に「時は金なり」と自覚して日々時を惜しみ、粉骨砕身して己事究明に専心していかねばならないと鼓舞する毎日です。さてまもなく冬将軍がやってくる前に「備えあれば憂いなし」の格言を踏まえ、卑山屋根瓦雪止め工事と玄関前屋根雪防止三角屋根の設置をしました。

 

本堂屋根瓦の雪止め金具取付工事

 

 

毎年冬期間の境内の除雪に日々翻弄され老体には余りにも重荷となるため、今年は屋根雪止め金具を設置しました。その効果のほどは雪が降ってみなければ分かりませんが期待したいと願っています。

 

岐阜安国寺 先代住職の奥様が来寺くださいました

 

 

 

寺旗をデザインしてくださった 金沢美術工芸大学院2年生の坂東さん

 

前々より懸案の一つとなっていた宝勝寺の寺旗ですが、デザインをしてくださった金沢美大院生の坂東さんが伝燈寺加担のあと宝勝寺に立ち寄り、自作デザインの旗を見てもらいました。来年のお正月に国旗と共に境内に掲揚したいと楽しみにしています。次第に朝夕の寒さが増して参りましたがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4462話 】
2025年 11月 04日 談

伝燈寺里芋収穫奉納祭 親子里芋掘り体験会より

 

11月霜月(しもつき)に入り北陸地方の天候は一挙に荒れ模様となってきました。つい先日までの猛暑が嘘のように一日のうちでも目まぐるしく天気模様が変わり戸惑うばかりです。冬支度を急がねばと気持ちに焦りを感じますが老体となった今では行動力がなかなか伴いません。「愚痴は言うまい溢すまい」で自分を鼓舞しながら毎日の法務遂行のためには筋力トレーニングは日々欠かせない必須科目となっており、“継続は力なり”とタイムスケジュール表を睨みながら励行しています。脚力を失わないように健脚を鍛えるストレッチ運動を続けていますが、不思議なことにその運動がどうやら胸襟や腹筋・背筋にも連動しているようで何処となしか身体全体に筋力が戻ってきているように感じ取っています。

 

 

伝燈寺町の西川久行氏 里芋の掘り方を説明しているようす

約100名の御家族が御参加くださいました

 

伝燈寺から下山する際 西川さんから頂いた原木しいたけ

 

さて今月は秋の旅行月間でもあり、卑山にも関西や中京から多くの仲間たちが御来寺くださる予定となっています。久しぶりに僧堂修行仲間や学生時代の旧友に会えるのは楽しみで元気が出るものです。和尚もどこかへ旅をしたいと願う今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 伝燈寺境内の椎木(しいのき)の切り枝から作られています

友峰和尚のちょっといい話 【 第4461話 】
2025年 11月 03日 談

 

令和7年度 伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈祷祭

 

昨日は伝燈寺大祭が終了すると同時に雷を伴った大荒れの天候となり、弁財天神のご加護を感得した行事となりました。大変心配されていた天気模様でしたが、午前10時より開始された親子里芋堀り体験会には大勢のご参加を頂き天気も回復し、参加した子供達も大はしゃぎでの楽しい芋掘り体験となったようです。また伝燈寺里芋収穫奉納祭が始まると太陽の光が弁財天洞窟に差し込むなかで諸願ご祈祷諷経を無事に修することが出来ました。なんとも言葉では言い表せないほどの神仏のご加護を感じとった大祭厳修となったようです。

 

当日朝、弁財天窟の結界に御幣を吊るしてくださっている高倉さんと アルバイト学生スタッフの坂東さん

 

 

大祭の前に 御寺院様方とのリハーサル風景

地元公的機関の方々や御来賓と 金澤伝燈寺里芋研究会事務局長の千田さん

 

境内で芋煮会の準備をされる 研究会会員の皆様

 

 

 

 

 

 

降りそそぐ日光のもとで 御祈祷を修業いたしました

 

和尚の毎日はまるでワールドシリーズ第7戦の如き奇跡を感じながらの法務遂行となっていますが、何事もそうでありますが大いなる裏方の援護あってのことで昨日も大祭が開催されるまでには金澤伝燈寺里芋研究会の皆様・千田美保事務局長の綿密なサポートと地元町内の皆様の御加担、卑山職員並びにお手伝いくださっている方々と学生さん、そして法要の準備から後始末まで御加担くださった各御寺院御住職様と本当に沢山の方々のご協力があってこその神仏のご加護と心より感謝する次第です。

 

芋煮会参加者の皆様でにぎわう 伝燈寺境内

和尚も御住職皆様とともに 有難く美味しくいただきました

 

行事を無事に終えるまでの準備中の皆様のお姿も写真で記録していますが、本当に一所懸命に仕事を楽しみながら笑顔で応対されているのが本当に嬉しく思いました。伝燈寺里芋の芋煮会が行事終了後に行われましたが、和合専一に本当に芋煮汁の美味しさに舌鼓しながら会話が弾みました。これも弁財天神の御利益です!

 

全工程終了後、宝勝寺への器材運びまで御加担くださいました 桂岩寺御住職と

 

境内が笑顔満載となった「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈願祭」、多くの方々からご協賛を頂き本当に有難う御座いました。心より厚く御礼申し上げます。さて本日は「文化の日」、和尚も墨蹟禅画作成に更に努力を続けて参りたく思っています。皆さん頑張って参りましょう!友峰和尚より

 

「 歩々起清風 」 渓仙 書

友峰和尚のちょっといい話 【 第4460話 】
2025年 11月 02日 談

開式を前に NHK放送局の取材を受けました

 

「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」が午前11時より御来賓の皆様並びに金澤伝燈寺里芋研究会会員そして地元の方々が多数御参詣されるなか厳修されました。

 

御来賓の皆様によるごあいさつ

金沢市議会議員 清水邦彦 氏

 

昨日より大変心配された天気模様でしたが、午前10時から開催された親子里芋堀体験会が始まる頃には雨も上がり、時おり太陽の光が差し込むほどに天気が回復し約100名を超えるご家族が里芋掘りに挑戦しました。

 

開式の辞を述べられる 金澤伝燈寺里芋研究会会長 柴山 毅 氏

伝燈寺里芋奉納

 

掘り起こされた里芋はさっそく伝燈寺真前に役員の手によって奉納され、収穫奉納祭が修業され引き続き弁財天祈願祭も行われ多くの参詣者が焼香されました。

 

 

 

弁財天祈願祭

 

 

 

 

 

 

住職によるごあいさつ

 

御加担賜りました 桃雲寺様、桂岩寺様、豊財院様

 

今年で第5回目となった伝燈寺大祭ですが、行事終了後には境内で「芋煮会」が行われ収穫したての里芋を使った里芋汁が参詣者に振舞われ、大好評の内に無事終了することが出来ました。

 

境内で行われた 伝燈寺里芋の芋煮会

 

温かい芋煮汁がふるまわれました

 

 

年々盛大になっている「伝燈寺大祭」ですが、本日は弁財天はじめ神仏のご加護を得て天候にも恵まれましたが行事が終了した途端に雷を伴った雨模様となりなんとも不可思議な現象でした。

 

 

今年は曹洞宗の御住職3名に御加担頂き、参詣者もこれまで以上に沢山の方が来られ盛大に修業出来た事に深く感謝した次第です。伝燈寺弁財天堂の復興にはまだまだ遠い道のりですが、今後も大祭を続けていけたらと願っています。この度の大祭に際し多くの方々よりご協賛御寄進を賜り厚く御礼申し上げます。本当に有難う御座いました。友峰和尚より

 

夕刻 大安禅寺の酒井清章総代とともに

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4459話 】
2025年 11月 01日 談

晴れ間から小雨の降り注ぐ 晩秋の空

 

今日から11月霜月(しもつき)、一日を通して目まぐるしく天気模様が変わる北陸地方ですが、昔から「弁当忘れても傘忘れるな」と言い伝えられていることが充分に納得出来ます。本日も午前中は秋晴れの良い天気でしたが午後からは急変し、雷を伴った激しい雨模様となりました。午前中に少林寺総代・宮﨑家の月参りに出向きましたが、土曜日とあってか街なかは人通りも少なく月替わりを感じ取ったものです。

 

宝勝寺檀信徒 武藤家先祖代々の御供養諷経

 

午前10時に大阪から卑山御檀家・武藤家の御息女とその娘様が御挨拶とお参りに御来寺くださり、ふれあいパーク霊苑「奥の院」にて御両親の墓前供養諷経を修しました。苑内の草木はすっかり晩秋の趣を醸し出し、清々しい秋風とともに故人の恩徳を偲ぶことが出来ました。

 

ふれあいパーク霊苑奥の院 / 宝勝寺檀信徒各御家名が刻まれた石板の前にて

読経の間 雨が止み 太陽のやわらかな光が差し込んでいました

 

 

午後からは明日の「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」にて真前に御供えするお佛花と御供物を事務局の千田さんが届けてくださり、明日の打ち合わせもさせて頂きました。

 

金澤伝燈寺里芋研究会 事務局長の千田さんと 明日の最終打ち合わせ

 

 

長川さんとともに

 

また「友遠方より来る又楽しからずや」で、以前宝勝寺のスタッフとしてお勤めされていた長川さんが来寺くださり暫し歓談しましたが、時を同じくしていつもカフェをお手伝いくださっている金沢美大生・栗原さんの御両親もご挨拶に来寺くださり、どうやら本日は弁財天神のお導きと感じた御利益(ごりやく)“千客万来”の一日となったようです。

 

栗原さんの御両親が ご挨拶に来寺くださいました

 

いよいよ明日は午前11時より「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」が開催され、大祭前の10時からは親子里芋堀体験会も行われる予定となっています。皆様もお時間御座いましたら是非御参詣ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4458話 】
2025年 10月 31日 談

 

宝勝寺境内のニシキギ

 

この時季の気候は目まぐるしく変化していきますが、昨日とは一変して冷たい秋雨の降るお天気となりました。午前中に西村家御尊父様の49日忌満中陰忌法要が本堂で営まれましたが、卑山霊苑の御法縁で亡き御両親の御法名を和尚が授与致しました。近年霊苑を御縁としてのお葬儀や御法要を修業する機会が増え、宗派が違えども同じ仏教信徒ということで大切な布教の場ともなっています。

 

午前10時より 西村家御尊父様の四十九日忌満中陰忌法要を修業いたしました

 

 

 

 

午後より 伝燈寺にて

 

昨日は終日伝燈寺に出向き11月2日(日)の伝燈寺大祭の準備に入りましたが、本日も引き続き午後から伝燈寺の弁財天窟や来賓客室の設えなどをいたしました。

 

水路を掘り 洞窟の入口に溜まっていた湧水を池へ流しました

 

 

 

 

 

 

つづいて 洞窟内の掃除

 

どうやら大祭当日は雨模様の予報ですが、そもそも弁財天は仏教の守護神で水の神様として崇められ、日本では五穀豊穣・財運・学問・芸能・音楽の守護神として信仰されています。

 

御像や祭壇を きれいに拭き掃除しました

 

 

洞内の 透き通った清涼な霊気

 

 

伝燈寺町の西川さんと 寺町 桂岩寺御住職との打ち合わせ

 

準備途中には西川さんと桂岩寺御住職が来られ、一緒に茶礼をしながら当日の打ち合わせもさせて頂きました。西川さんから頂いた立派な伝燈寺里芋を真前にお供えして寺を後にしましたが、当日も掘りたての里芋が奉納される予定となっています。

 

 

さて日々是好日で大祭の準備もすっかり整い、あとは本番を迎えるだけとなりました。弁財天が祀られている洞窟も綺麗に掃除しましたが、住処としている蝙蝠(こうもり)達の眠っている姿がとても可愛く思った安らかな一日となったようです。友峰和尚より

 

身を寄せ合って眠っている 弁天窟の小さな蝙蝠たち

友峰和尚のちょっといい話 【 第4457話 】
2025年 10月 30日 談

金沢市伝燈寺町  瑞應山 傳燈寺

 

気候よし気温よしの実に晩秋を思わせる気持ちの良い一日となりました。ブログをご覧いただいている皆様には日々お健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。本日は午前中より伝燈寺に出向き、11月2日(日)に予定をしている「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈願祭」の準備に入りました。

 

 

普段は地元町内の西川久行さんが寺の管理してくださっていますが、本日は職員並びに千田果樹園代表の千田美保さんと枡田さんが準備に加担してくださいました

 

 

今年で5回目を迎える大祭ですが、当日は先ず午前9時半より親子での里芋掘り体験会が行われ、その掘り起こされた里芋を本堂真前に奉納して豊穣祭並びに弁財天御祈願祭が厳修されます。また昨年からは行事終了後に境内で伝燈寺里芋の芋煮会が行われ、多くの方が参加される予定となっています。

 

弁財天窟の前で 竹の結界を準備中

 

本日は弁財天が祀られている洞窟の入口に結界をするため、境内の竹林から竹を切り出す作業や堂内の掃除とともに幕吊りや来賓をお迎えする部屋の設え等をしましたが、明日も引き続き弁財天の供物やお花の設えに午後より出向く予定です。

 

本堂内を清掃し 五色幕や紅白幕を吊りました

 

 

 

伝燈寺の弁財天は歴史も古く、ご利益として「財運、芸事、学業」の向上が言い伝えられています。現在伝燈寺本堂並びに弁財天堂の復興に尽力していますが、お檀家が一軒も無く伝燈寺里芋大祭を足がかりに少しずつではありますが大祭が地元メディアにも取り上げられるなどして知名度を上げています。

 

伝燈寺里芋の根切り作業をされる西川さん / 西川さんのご自宅の前で

 

畑に植えられている 白いちぢくの木

 

今回も多くの方々から御協賛金を頂き心より感謝申し上げております。さて弁財天のご加護を得ながら更なる発展を願って止みません。皆様も是非いちど伝燈寺大祭に御参詣くださいますようお待ち申し上げております。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4456話 】
2025年 10月 29日 談

 

 

全国的に気温の低い朝を迎えたようですが金沢市内も約9℃と11月中旬の気温となり、寝具も冬布団と毛布を使用しなければならないほど寒さが身に応える感じでした。

 

 

午前中に金沢市役所歴史都市推進課の河村さんが来寺され、いつも卑山工事でお世話になっているPREの高倉さんを交えて屋根雪の落雪を防ぐための金具取付工事に関する説明が行われました。

 

各所を見てまわり 確認いたしました

 

 

打ち合わせの後には現場での工事説明となりましたが、今年は例年に無い猛暑が続いたこともあり12月から来年の2月にかけて北陸地方は大雪になるとの予測でしたので屋根雪対策を急がねばなりません。

 

2018年2月の豪雪 屋根から落ちた雪に埋もれる境内

 

2023年12月 除雪中にも屋根雪が落ちてくる瞬間

 

毎年屋根雪の落雪により、山のように積もった雪を除雪機で排除してきましたが、加齢とともにかなりの重労働を強いられるためこの度「屋根雪止め金具」の取り付け工事をすることにしました。効果のほどは分かりませんが、除雪の労力を軽減する対策としての効果を期待したいと思います。

 

 

 

 

午後1時より 斎藤家満中陰忌並びに墳墓納骨之儀

 

午後からは斎藤家満中陰忌並びに墳墓納骨供養が本堂で厳粛に修業されました。最近は法要に際し施主様との交流を大切にしており、故人を偲びながら追善供養の意義についても丁寧に説いています。

 

 

近年は冠婚葬祭の式の簡素化と年忌法要の簡略化が進んでいるだけに、卑山での法要や供養を通して施主様はじめ御家族ご親戚皆様との交流を最も大切にしながら同時に仏法の布教をさせて頂いています。さて、気候が良いと本当に気持ちも同調するかのように清々しく爽やかですね。朝一番に霊苑内を見て回りますが、どうやら「ゆう散歩」の代わりとなっている今日この頃のようです。友峰和尚より

 

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