和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1560話 】
2017年 11月 25日 談

雪起こしの雷が時折地響きを立てて轟くなか一夜が明け、どんなに雪が積もっているかと心配しましたが、意外や意外、雪も無くホッとしたものでした。いつ大雪になっても仕方がない北陸地方ですが、一日でも遅いほうが有り難いですね。昨晩はアメリカ・ニューヨーク州サラローレンス大学・グリフィス教授が寳勝寺に宿泊され、さぞかし雷で眠れなかったと思いきや時差ボケの影響でよく眠れたとの事、ひとまず安堵しました。

一服する間もなく、曹洞宗主催学会での講演のため朝一番の新幹線で東京へ向かわれましたが、和尚もグリフィス教授を金沢駅へ送った後は所用で自坊に戻らなければならないというハードさ、「友遠方より来るまた楽しからずや」と今や地球もずいぶんと狭く感ずるようになったものです。江戸時代ならアメリカ渡航も3カ月は掛かったろうに。本当に我々はものすごいスピード時代に生きているのかも知れません。これ以上速くなったら旅行の醍醐味も薄れるかも知れませんね。駅弁を買って、汽車の窓から景色を眺めつつ弁当を食べながら旅行を楽しんだのは遠い遠い昔の話です。和尚の中学時代の修学旅行は東京見物でしたが、その時の交通機関はまさにSL、東京までは車内に一泊でした。隔世の感とはそういう事を言うのであろうと思います。スピードがアップすればするほど、スローライフ時代が恋しくなるのは和尚だけでしょうか? 自分の心を止めるしか方法は無いようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1559話 】
2017年 11月 24日 談

11月24日は「いい富士」の日なんて和尚が勝手に決めましたが、日本の霊峰「富士山」はやはり日本一だと思います。和尚も一度ぐらいは登ってみたいと思っているのですが、どうやらその望みも叶いそうにないようです。富士山などは登るより遠くから眺める方がずっといいと言う方も多くおられます。要するに姿かたちが他に類を見ないほど美しいのが特徴だからです。確かに昔々箱根の方から眺めた事が有りますが、それはそれは見事な美しさでした。何よりも富士のすそ野まで広がる雄大な景色には感動したものです。「お富士さん 霞の衣ぬがしゃんせ 雪の肌が見とうござんす」なんて唄った方が有りますが、本当に粋な歌ですね。それほど美しいお山だという事です。さて北陸は白山と立山ですが、こちらも負けてはいません。冠雪を抱く白山連峰も実に美しいもので、特に大安禅寺から眺める白山はまた格別なものが有ります。昨晩はアメリカニューヨーク州よりサラ・ローレンス大学教授のグリフィスさんが久しぶりに来られました。以前、サラ・ローレンス大学の学舎内で墨蹟と禅画の個展を開催しましたが、今では懐かしく感じています。

ニューヨーク州 サラ・ローレンス大学

サラ・ローレンス大学 先生方との交流

学生たちへの 書道クラス

 

文房流晴心会野口支部の皆様による 生花とお茶のデモンストレーション

仏教を学ぶ 学生たちとともに

 

本日夕刻、寳勝寺にて グリフィス教授とともに

教授とは西宮市・海清僧堂で出会い、以後家族ともども約50年のお付き合いをしています。いつの日か機会が有ればもう一度ニューヨークで個展を開催してみたいと願っています。世界中の多くの方々とのご縁が新たな希望を生んでいくようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1558話 】
2017年 11月 23日 談

平成三十年 迎春の門松  / 大安禅寺境内 本日設置されました

大安禅寺境内に門松が登場しました。見事なまでの一対の門松ですが、大安寺観光協会主催により、卑山御用達 小森庭園主・末政幸憲氏の指導のもと藤田通麿会長はじめ中内豊氏・宮田康孝氏・桜井雅信氏が立てられました。門松を最初に立てたのは平成3年ですから、今年で27回目という事になります。そもそも11月のこの時期に立てるようになった理由は、北陸地方は十二月になると雪が降り、卑山の山に自生する竹や松や梅の木の伐採が困難になるため、観光客も多いこの時期に皆様にも一足早くお正月気分を味わって頂こうと企画されたものです。

毎年この門松のテーマを決めますが、今回は来年の法話の御題でも有る「随処に主となる」としました。午前中にはさっそくに富山県小矢部市から来寺された団体様が、法話終了後門松と共に記念写真を撮っておられました。先ずはめでたし!めでたし! 

本日の生き生き法話のようす

お帰りには、門松を鑑賞されました / 地元福井のテレビ局の取材を受けておられるようす

この門松が登場すると、いっきに迎春の準備が加速されていきます。今では福井の風物詩にもなっている大安禅寺の門松ですが、今後も末永く続けて行って欲しいものですね。 昔から目出度きものの縁起物でも有る「松・竹・梅」ですが、完成した門松にお神酒を備えると「まつたくうめ~」って神様がお喜びになるそうです。

また今日は今は亡き先代十九世實道和尚の祥月命日でも有り、昨日は亡き母の月命日でも有りました。午前九時より家族と職員とで両親の法要を営みました。勤労感謝の日でも有る本日は多くの方々に感謝した一日となったようです。夕刻のニュース番組でも門松の話題が報道されました。皆様も是非ご参拝ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1557話 】
2017年 11月 22日 談

大安禅寺 本堂前の外掃除

明日から天気が崩れ再び冬型の気圧配置になるというので、今日は早朝から境内の掃き掃除をしました。紅葉した落ち葉が余りにも美しく掃除をためらうほどでした。数年前より竹箒から強力なブロアーに持ち変えて掃除をしていますが、なかなかの優れもので本当に助かっています。地面にこびりついた葉っぱや木の根っこに溜まった枯れ葉などは竹箒を使っても取るのが難しく、機械の威力を感じ取っています。まもなく雪の季節を迎えますが、それまでには何としても徹底して掃除をしたいと思っています。

さて、寳勝寺からは、玄関入口に屋根雪除けの三角屋根が組み立てられたとの報告を受けました。また自動食器洗い機とガスの工事も完了したとの事、そのような報告を受けた途端に、師走が目前に迫って来たなと実感するものです。

寳勝寺 玄関 雪除け三角屋根の設置

寺町の大工師 岩内さん

三角屋根が 大屋根から落ちる雪を割ります

 

自動食器洗い機の試運転

大安禅寺 年末大掃除のようす

大安禅寺では勤労感謝の日の明日、門松が立てられる予定になっていますが、こちらもまた新年を迎える準備が始まったようです。寺内では既に職員による年末大掃除も始まっています。なにしろ広い広い堂内ですから、あまり寒くならないうちにとの配慮から十一月から大掃除をすることにしています。この時期は一日を通して色々な仕事が増えていきますが、それすら年末を感じさせるに十分な気持ちにさせてくれるものです。今年もあと一か月余り、一年の締めくくりの月でも有るので、先ずは心の整理から始めて行きたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1556話 】
2017年 11月 21日 談

文化財建造物保存協会による 大安禅寺諸堂修復工事打ち合わせ会

今年の流行語が「排除」となるのでしょうか? 夕刻のニュースでは「相撲協会が貴乃花親方を排除か!」などと伝えていましたが、このところの世相は「白か黒か」と、どうも物騒な先行き不安を感じます。それぞれの立場に立ってとことん話し合う事が重要かと思うものです。来年の法話のテーマが「随処に主となる」ですが、この意味は「常に自分を殺して相手の心と一体に成る」という事で、相手と一体に成ったところに真実が見えてくるものです。それを「立処皆真(りっしょみなしん)」と言いますが、相手の立場に立って物事を考える事が求められているようです。また「是非を問う者は須らくこれ是非の人」とも有りますように、お互いに理解し合う事が肝要かと思いますね。

さて、今日は午後より恒例の「生き生き法話」催行に引き続き、平成三十一年度より始まる「重要文化財・大安禅寺諸堂修復工事」に関する「調査工事打ち合わせ会議」が行われました。文化財建造物保存協会、通称「文建協」の職員・佐藤氏が今後の工事の進め方などについて報告されましたが、会議には福井県文化課・中川氏並びに福井市文化課・藤川氏、そして卑山からは藤田総代、蒔田総代、吉岡修理委員会顧問も出席され、より具体的な報告が成されました。

地盤調査の報告では、大安禅寺の地盤はかなりしっかりした凝灰質砂岩の岩盤である事がわかり、今後の地震対策として耐震補強の点で参考にされるとの事でした。かなり長丁場の大掛かりな工事になる為、緊張感を持って進めて行きたいと思っています。国の重要文化財を後世に伝えるという大義に添って、頑張っていくしか方法は無いようです。友峰和尚より

本日の生き生き法話の様子 / 大安禅寺 枯木堂

友峰和尚のちょっといい話 【 第1555話 】
2017年 11月 20日 談

突然! 和尚のアトリエのベランダにお猿さんが現れました! ひゃ!ビックリ! 息子の嫁から、最近よくつがいの猿がやって来るとは聞いてはいましたが、今日はなんとベランダからこちらをじっと見つめていたかと思うと屋根づたいにスルスルと移動していました。それだけではなく、今や毎日のようにイノシシがウリ坊を引き連れて境内を悠々と闊歩している状況です。

いやはやこれで卑山はイノシシ、猿、鹿・タヌキ・ハクビシン、アライグマ・ウサギ・リス等々、「大安禅寺自然動物園」の様相を呈して来たようです。いったいどうなってしまったのでしょうか? それとも昔の自然界に戻っているのでしょうか? そう言えば、夕刻になると今までに聞いたことも無いような甲高い鳴き声が山々に木霊(こだま)していましたが、あれは明らかに獣の鳴き声でした。昔の自然が戻って来たと思えばいい話なのですが、ここに来て野獣による農作物や人的被害が問題となって来ています。クワバラ!クワバラ!

猿が去って見ればそこは辺り一面が紅葉で埋め尽くされている景色! 絶景かな!絶景かな!「紅葉秋風に舞う」 禅語の世界です。凄いですね、毎年繰り返される自然の営みながら、言葉の挟む余地も無し。ずーっと眺めていたい心境でした。忙中に閑あり!! 友峰和尚より

「寳勝寺日誌」のコーナーで「落慶法要写真の続編」を御紹介しています。ぜひご覧ください。

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1554話 】
2017年 11月 19日 談

随分と冷え込んだ一日となりました。午後になって突然大粒のあられ模様となり、観光客の皆様もビックリ! 愈々本格的な冬入りとなったようです。北陸に住む人間にとっては当たり前の風景ながら、流石に和尚も加齢と共に温暖な地域に移住したいと思わないでも有りません。今日も午後から生き生き法話コースの方々が来寺されましたが、堂内は熱気に包まれました。

団塊世代の皆様はいま最も元気がある世代と言われていますが、元気のみならずどのグループも雰囲気が良く仲が良いのが感じられます。同窓会や福祉関係の団体様が多いわけですが、総じて存分に人生を謳歌している余裕さえ感じられます。和尚が子供の頃に接した老人の姿とは雲泥の違いです。特に女性の皆様はとってもおしゃれで元気があり若々しく感じます。いいですね!せめて旅行の時ぐらいは、めいいっぱいファッションに気を使って普段とは違った自分を演出してみるのも大変良いことだと思います。

トラベルサービスヤマダ(岐阜県) 山田より子さんとともに

今日のお客様の中には岐阜県山県市より卑山開山和尚・大愚宗築禅師の生家地域の方々も来ておられました。以前和尚も美山町を訪ねましたが、本当に嬉しいことです。また妻の故郷、大阪泉州からも団体様が来られていました。自坊におりながら多くのご縁に結ばれていく事ほど有り難く感じるものは有りません。まもなく先代住職・實道和尚の命日がやってきますが、生前の父親の元気なころの姿を想う事が多くなって来た今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1553話 】
2017年 11月 18日 談

終日冷たい雨模様のお天気でしたが、来寺された観光客の皆様は寒さにもめげず大変元気な方ばかりでした。この時期は各種団体の一年の慰安旅行が多いのですが、今日は四国より高松・愛媛・香川と遠くからのお客様で、本当に和尚感激!でした。現在は副住職の代わりに「生き生き法話」を行っていますが、暫らく法話からは遠ざかっていたため、一日に二回の法話催行には体力と気力がいるものです。せっかくの旅行ですから楽しく聞いて頂くために全力を振り絞って頑張っているところです。

朝一番には元職員の荒木芳栄さんが亡き父上のお葬儀終了の挨拶に来られましたが、まもなくパリに戻るとの事、再来年の4月にはパリ郊外サンリス教会での人気作家作品展が開催され和尚も招待されている為、その打ち合わせもしました。来年は一年をかけ集中して書画作品制作に取り組もうと思っています。十一月は「霜月(しもつき)」、まったくに今日などの寒さは霜が降りる感じでしたが、外に出れないぶんアトリエで過ごす時間も長くなり、この時期を利用してせっぜと来年干支の色紙描きを始めています。生まれ故郷の大安禅寺ですから自然環境の変化には五感が敏感に反応します。反応する分、新鮮な感覚が生まれていきます。作品の良し悪しは環境にも大きく影響されますから、この時期は書画制作に持って来いなのかも知れません。

さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 毎日のように年賀欠礼のはがきが送付されて来ます。はがきに記された訃報欠礼の挨拶文を見ながら、しみじみと人生の無常を感じる毎日です。どうか皆様、くれぐれも御身お大事にお過ごしください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1552話 】
2017年 11月 17日 談

昨晩は月例の坐禅会が夕方六時半より行われ、七名の居士・大姉(こじ・だいし)が参加されましたが、今年一番の冷え込みとなっただけに堂内に暖房器具を持ち込んでの坐禅会となりました。和尚の修行時代は、寒ければ寒いほど敢えて窓を開放して、寒風吹き込む中での凄まじい坐禅だったことを思い出しますが、今では遠い遠い昔の話です。

万華鏡のような輝き / 越前和紙作家・長田和也氏の手漉き和紙行燈 

坐禅の効能をよく聞かれますが、どのような行(ぎょう)も遅効性で効能が表れるまでにはやはり数年はかかります。ですがいったん感じ始めると実に爽快そのもので、登山家やアスリート達が言葉にする心境と似たところが有るように思います。いずれも忍耐と継続が肝要のようです。十二月の坐禅会は「忘念会」と称して会員の方々と食事を共にする、今年最後の坐禅会にしたいと思っています。

坐禅終了後 皆で茶礼のひととき

今日の午前中には久しぶりに中本氏、江川氏、宮崎氏と相次いで来寺され近況など歓談しましたが、午後からは自坊での法話催行のため車で戻りました。暫らくは大安禅寺での法務に専心したいと思います。

午前九時、㈱ココ・プランニング 中本会長とともに

午前十一時、㈱豊蔵組 江川部長とともに

午後には 大安禅寺で「生き生き法話」をしました

昨日の寳勝寺ホームページの日誌のコーナーで10月22日に挙行された落慶法要当日のスナップ写真がアップされましたが、是非見て頂きたいと思います。現代写真スタジオの加茂氏が約千二百枚ほど撮った写真の中からピックアップしたものですが、ホットで素敵なスナップ写真が沢山あり、見入ってしまいました。第二部もご期待ください。さて午後には再び自坊での「生き生き法話」となりました。まもなく忘年会シーズンを迎えますが、旅行を通して一年間の疲れを十分に癒して頂きたいものですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1551話 】
2017年 11月 16日 談

昨夜の北陸地方はひと晩じゅう強風に雷や雨あられで、皆様もよく眠れなかったのではと思います。天気予報では一級並みの寒波がやって来るとか、くれぐれもご用心頂きたいと思います。和尚の周辺でも風邪をひかれている方が多く見受けられますので、部屋を暖かくしてお過ごしください。和尚も遂に今日から炬燵を利用する事にしました。昔から「風邪は万病の元!」と言います。特に近年は高齢者の肺炎が社会問題になりつつあるようですから、十分な養生が求められているようです。

本日のご法要のようす

 

法要に引き続き 「楽く楽く法話」をしました

昨日は夕刻までに寳勝寺に入り、本日のご法要と「楽く楽く法話」催行の準備をしましたが、実に冷え切った本堂内はまるで「冷房」が効いているような感じでした。無理もない事ですね、お寺は多くの亡くなられた祖霊が集まる所。それを「霊亡(れいぼう)」と言うのですからね。さてこの時期のお客様へのサービスはなんといっても「暖房」ですから、しっかり暖房器具を設えて今日に備えました。それと同時に、越前和紙作家・長田和也氏より行燈が届けられており早速に部屋に飾りましたが、明かりを燈すといっぺんに温もりが部屋中に広がっていく感じがしたものです。

暖かな光の中での 法話 となりました

幾重にも繊細に漉かれた 和紙の行燈

御供養に於いては堂内に香のかおりが広がり、法話に於いては人々の笑顔と笑い声が部屋の隅々にまで広がる時、お寺が生き生きとしてきます。約四百年の歴史を有する寳勝寺ですが、多くの卑山各各祖霊もお客様と席を同じくして和尚の話に耳を傾けているような気がしたものでした。「有と無」の世界、「霊と私」の世界! 皆様はどのように捉えられていますでしょうか? 十一月も残り少なくなって来ましたが、皆様お元気にお過ごしください! 友峰和尚より

夕刻 加茂さんと 落慶法要のアルバム打ち合わせをしました

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