和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第330話 】
2014年 07月 15日 談

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ニューヨーク個展打ち合わせ / 大安禅寺 応接室にて

今年の10月22日よりサラ・ローレンス大学(ニューヨーク州)での個展開催の為、日本旅行福井支社の西内さん、斎藤公一さん、そして文房流の野口翠智さんを交えて旅行日程の打ち合わせをしました。今回は22日より1週間、個展を開催する予定となっていますが、同行される約10名の方々の現地での詳しい行動日程なども含めて話し合いが行われました。40年ぶりのニューヨーク訪問なので、本当に楽しみです。現地では、一般の方々はじめ大学教授並びに学生の皆さんへの墨蹟パフォーマンスや座禅指導、また、お煎茶といけばなの教室も行われる予定となっているだけに、今から十分な計画と準備が求められています。

今回の個展のテーマは、「天地一指」です。世界の国々の人々が一つの心となって未来を創造していくことを願っての開催です。そんな大げさなことを言わなくても「みんな仲良し」でいいと思います。「和合」の精神で力一杯、全身全霊で書に打ち込んでみたいと思っています。和尚にとってはパリに続いての二ューヨークでの個展開催、禅僧としての法力が求められています。半端な願心ではとても世界には通用しないことを十分に承知しています。66歳でのチャレンジです。66は、数字の語呂合わせで「無・無」です。心を無心にして創作活動を開始したいと思います。

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作品展の準備をされるマーク・イゴネ氏と荒木画伯

さて、大安禅寺境内にある「ギャラリー渓仙舎」では、今月18日から24日まで開催される「荒木芳栄・個展」の準備が始まっています。いろんなイベントを通して、法縁の輪が大きく広がっていくことを切に念じてやまないものです。明日は大安禅寺開山・大愚宗築禅師の命日でもあります。深く感謝の真をささげたいと思います。友峰和尚より

 

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第329話 】
2014年 07月 14日 談

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全日本司厨士協会北陸地方本部 物故者供養祭 / 大安禅寺 枯木堂にて

内閣府認定公益社団法人「全日本司厨士協会北陸地方本部」主催の物故者供養祭が大安禅寺で修行されました。今年で19回目となる供養祭で、来年は慰霊碑建立20周年を迎えます。東京より宇都宮久俊総本部会長はじめ全国から幹部の方々が集まり、午前11時半より厳粛な雰囲気の中、物故者の供養が営まれました。思えば19年前、フレンチレストラン・ジャルダンの黒味傳シェフとモンシェルトントン・カトーの加藤祥師シェフが「司厨士関係者の慰霊碑を建立したい」と大安禅寺を訪ねて来られた時のことを思い出します。今年、日本食が世界文化遺産に登録されましたが、洋食も含め今日の日本食文化の地位を築いてきたのも先人の御徳の賜物であるという敬虔な気持ちに端を発してのご依頼でした。和尚も快くお受けしたものです。

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あれから19年の歳月が流れましたが、黒味様は福井県本部・名誉会長として、加藤様は北陸地方・終身名誉会長として、現在もなお組織の発展に尽力されておられます。少子高齢化の進むなか、先祖の墓を守り切れないために「墓じまい」という現象が起きている今日にあって、先人の御徳を組織を以て讃えていくことの尊さと大切さと有り難さを、つくづく感じ取った物故者供養祭となりました。「ありがたや 師の恩思う 如意の後」という世語が残っていますが、いつの時代にあっても先人の努力と苦労の積み重ねの上に自分の今があることを忘れてはならないと自省するものです。

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法要終了後、住職法話のようす

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宇都宮久俊総本部会長様、幹部の皆様とともに / 大安禅寺 愈好亭にて

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7月はお盆月、御先祖の恩に報いんが為にもしっかりと御供養を通して、さらなる向上の誓いにつなげていきたいものです。今日は、供養を修行した為か心安らかな一日となりました。午前中は拝観者の方も来山されており、またパリからのお客様マーク・イゴネさん、荒木芳栄さんも打ち合わせのために来山され、寺内が賑わいを見せていました。「供養有り、拝観あり、来客あり」の禅寺。いいですね! お香のたちこめるお堂もこれまたいいですね! 歴史の説明を受けられている拝観者の姿もいいですね! 新命和尚の元気な法話の声が本堂に響き渡っているのもいいですね! 職員が一生懸命にお客様の接客をしている姿も美しいですね!

嗚呼、有り難し!有り難し!「南無観世音菩薩」 友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第328話 】
2014年 07月 13日 談

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寳勝寺盂蘭盆会法要のようす / 寳勝寺本堂にて

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涼しい日和の「寳勝寺盂蘭盆会法要」となりました。朝から小雨の降るなか、午前10時半より施餓鬼会が厳修され、法要終了後には檀信徒の皆様とともに昼食を交えての楽しいひと時を過ごしました。やはり、みんなでワイワイガヤガヤ語り合うのは大変楽しいものです。一年に一度の参拝の方もおられるので尚更のことです。

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法要終了後、昼食懇親会のようす

さて、無事に金沢三カ寺の盂蘭盆会を終了しましたので、今度は自坊の法務に集中です。間もなく「荒木芳栄個展」が大安禅寺で開催されます。荒木画伯は以前、大安禅寺で職員として勤めていた方ですが、その時も仕事をしながら洋画の勉強を続け、2002年に退職されてフランスパリに渡欧、以後12年間、画家として活動されている方です。

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荒木画伯の作品より

今回は日本で初めての個展開催となりますが、是非皆様も御来寺頂きたいと思います。3年前に和尚がパリで個展を開催したときには、荒木画伯のご主人・マーク氏が経営されている「ギャラリー・メタノイア」に大変お世話になりました。今回はそのお礼も込めて、福井・大安禅寺と金沢・寳勝寺のギャラリー提供となっています。魚や小鳥、動物などをモチーフにたくさんの作品を書いておられるそうで、荒木画伯の作品展示を楽しみにしています。「夢は必ず叶うもの!」を信念に頑張っておられるそうですから、本当に夢が叶うことを念じています。次々と色々な行事を遂行しながら、前に前にと進んでいきます。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第327話 】
2014年 07月 12日 談

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少林寺盂蘭盆会法要のようす/少林寺本堂にて

台風一過、猛暑になると思いきや涼しい風が吹き抜ける中、少林寺盂蘭盆会の法要が修業されました。金沢市の高台にある寺町寺院群は日本海を見下ろす位置にあり、犀川を海の方からまた逆に野田山の方からと大変涼しい風が吹きつけます。昨日の天気予報では、今日は30度を超える真夏日になるというので寳勝寺から扇風機3台を持ち込んでの法要となりましたが、扇風機も顔負けといったところでした。

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約30名近いお参りの中、施餓鬼会法要が営まれました。和尚の一人三役といった忙しさでしたが、無事に法要を終えた後の爽快さは格別なものがありました。何がそうさせるかは言うまでも無く故人の御霊が喜んでいるからです。このような心の世界は、宗教者のみが知りうる世界なのかもしれませんね。

昨日のテレビ番組で現代のお墓事情がいろいろ紹介されていましたが、その中で、自分の亡きあと子供たちには墓守りをしてもらえないという理由から、先祖代々の墓地の「墓じまい儀式」が放映されていました。本当に残念な光景でした。最終的に、先祖のお骨は海に「散骨」として撒れたわけですが、そうなりますと自分は何のためにこの世に命を頂いたのか、きっといつの日か自分に問い直す時が来ることと和尚は思います。”墓じまい”の状況には色々な事情はあるにせよ、過去の戦争で多くの英霊がいまだ国外の地に眠っている現状の中、親の遺骨を求めて今なお激戦地を訪ね歩いている遺族の方々のお気持ちをどのように捉えるのでしょうか。我々がこの世に命を頂いてよりもっとも大切なことは、祖先の恩と父母の恩に感謝の誠をささげることにあると思います。その気持ちが「お墓」という形となって、幾多の困難な時代を通し今日まで代々感謝の心として受け継がれてきたものと思われます。「親の背中を見て子は育つ」と言います。先祖のお墓に花や供物を供え線香を捧げる姿こそ、「目に見えぬ祖先の霊に敬虔な気持ちを捧げる親の後ろ姿」であることを、心から思う今日の盂蘭盆会法要でした。友峰和尚より

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 法要終了後の法話のようす

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第326話 】
2014年 07月 11日 談

大安禅寺の庫裏玄関を入って天井を見上げると、グンニャリと曲がった材木で組まれた桔木が見受けられます。実に見事な組み合わせです。昔の民家にも、グネグネと曲がった太い材木を小屋ばりとして使った箇所が多く見受けられます。一見して材木の節約にも見えますが、どうしてどうしてこの曲がりくねった材木こそ、雪国の豪雪に十分に耐える構造になっているそうです。最近の建物はまっすぐの材木を主に使っている為、このような建築構造は今後、貴重な遺産として保存されていくことと思います。曲がりくねった材木がむき出しになっているのはデザインとしてもなかなか風格を現わすものでもありますね。

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詳しくはこちらからどうぞ

新命和尚の新企画で、8月2日に大安禅寺に於いて開催される「鬼に訊け!宮大工西岡常一の遺言」(やまめの会主催)ですが、皆様もぜひ参加を頂きたいと思います。西岡常一氏と言えば奈良の法隆寺や薬師寺を復興された方で、有名な言葉に「木の癖組は人組、人組は人の癖組なり」というのがあります。大工さんにとって曲がった木や堅い木は敬遠されがちですが、西岡氏は木にも人間と同じように個性があり、それぞれの木の個性を活かしてこそ本当の宮大工であると言い切ります。また大工さんにもそれぞれ個性があり、その個性をいかに使っていくかが棟梁としての力量を問われているとも言っています。”現代の名工”と言われる方々のほとんどが同じようなことを述べられています。「この世の中に一つとして無駄なものはない!!」 大変に厳しい言葉ではありますが、無駄なものが無いように知恵を働かせて日々、人と物が十分に活用されていくような人生を歩んでいきたいものですね。

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本日、午前10時半より行われた瑞光寺盂蘭盆会

さて、今日は兼務寺である瑞光寺(金沢市本多町)の盂蘭盆会の法要を厳修いたしました。故人の徳を偲ぶ法要でもあります。今では故人となられた西岡常一宮大工師、その意思を未来に引き継ぐ方々のお話です。8月2日には、どうか多くのご参加を願いたいと思います。友峰和尚より

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白桔梗、下野、ミソハギ / 寳勝寺の茶室にて

 

 

 

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第325話 】
2014年 07月 10日 談

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盂蘭盆会の準備をしています。/ 本多町・瑞光寺にて

明日は本多町・瑞光寺、12日は野町・少林寺、13日には寺町・寳勝寺の順に盂蘭盆会が厳修されます。金沢では7月は先祖の墓参りで8月にお盆のお寺参りをされるそうですが、和尚の自坊・大安禅寺が毎年8月15日に盂蘭盆会を行うため、金沢でのお盆行事は7月に修行することになっています。和尚にとって少林寺での盂蘭盆会法要は今年が初めてで、案内状を出したところ30名近い方が参加されるとの事、今日は早めの準備をしてきました。先般のNHKクローズアップ現代の番組にもありましたが、どの宗派においても現在後継者不足が問題で、無住寺院が増加しつつあります。当然のことながら住職のいなくなった寺院からは次第に檀信徒の方も離れていくわけですから、大変心配される問題ですね。和尚もどこまで兼務寺院を守れるかは不透明ながら、できる範囲の中で精いっぱい法務に専念していきたいと思います。それぞれの寺院にはそれぞれの事情がありますが、先祖のご供養を修行することにおいては同じで、各寺院のお掃除にも力が入ります。たくさんの御位牌を見つめていますと「和尚!頼みますよ!!」なんて、声なき声が聞こえてくるようで何とも神妙な気持ちになるものです。

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それにしても、大安禅寺に祀られている多くの故人の御霊は和尚の行為をどのように思っておられるのでしょうか?どのお寺も、寺院経営が苦しいが故の無住寺院。何が故に、和尚は我々を置いて金沢に出向くのか。そこなんですね。その回答を探しに金沢に来ているのかもしれませんね。一つだけ言える事は、「縁に随いて、縁に仏法を成ず」でしょうか?、早い話が「なるようになる」ですね。またまた「一即一切」のお言葉です。さて、人事を尽くして参りましょう。皆様もどうかお盆には御先祖の御供養をしっかりとして頂きたいと切に願うものです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第324話 】
2014年 07月 09日 談

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35℃の蒸し暑さです。/ 寳勝寺の霊園にて

台風8号の影響を受ける前にと寳勝寺の墓掃除に出てはみたものの物凄い暑さで体が動かず、できる範囲での掃除となりましたが何とか終了しました。

明日は兼務している瑞光寺(金沢市本多)の掃除に出かける予定ですが、11日から三日間は3ケ寺で盂蘭盆会の法要が営まれる予定となっています。台風北上に伴う影響が心配されますが、大切な年中行事なので無事に修行できることを願っています。

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祖先の恩を思いまた父母の恩を思う今日この頃、その恩に報いんがためにも心から御供養申し上げたいと思います。「盆」という字は「皿を分ける」とも読めます。故人の好きだった食べ物を幾つもの皿に盛ってたくさんお供えせよとの意味でしょうか。いずれにせよ、感謝の心を込めて、色んな物をお供えしたいと思いますね。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第323話 】
2014年 07月 08日 談

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実に楽しい七夕の夜でした。地元金沢の情報サイトを運営している㈱ビットストリーム代表・前田尚毅様、QUARTERS代表・森幸洋様はじめ寺町一丁目の桂岩寺様の発案に参加した今回の寺町活性化イベントでしたが、心配された朝からの雨も夕方には止み、涼しい風の吹きぬける中、100名近いお客様を迎えての「七夕の夜のキャンドル寺カフェ」開催となりました。

キャンドルアーティスト・浅野裕美さんの設えは実に見事なものでした。400年の歴史を有する寳勝寺の須弥壇は幻想的な雰囲気を醸し出し、各テーブルに置かれたキャンドルも裕美さんの手作りでとても素敵なデザインでした。

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SONY DSC六時から始まったM4(オルガンJAZZカルテット)のジャズコンサート。リーダー・時国昌子さんのハモンドオルガン、そしてギター・清水方康さん、ドラム・明喜久さんの演奏が始まると、堂内はお客様の心を掴み一気に盛り上がりを見せました。

今回の七夕イベントは和尚にとって多くの友達を得ることとなりました。と言いますのも、金沢に来てまだ3年のため友人も少なく、何をやるにしても縁の少なさの中では皆目見当もつかないことばかりでの企画進行でした。しかし計画が進むにつれ御協賛下さる方が増え、裏方としても多くの方が参加して下さり、無事にイベントを円成することが出来ました。また福井からは、大安禅寺檀信徒10名の皆様が総代の藤田通麿様のご案内で来て下さり、和尚感激!!の極みでした。寳勝寺近くにお店を構えておられる現代写真スタジオの加茂正則様、正光様、しいのき迎賓館コンシェルジュ・才田治奈様、多くのお友達とお越しいただき本当にありがとうございました。地元の皆様にもご来山頂き感謝申し上げます。

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素晴らしい七夕限定スイーツを作って下さった堀田洋菓子店の堀田茂吉様御夫妻にも感謝申し上げます。たくさんの御縁を得ての七夕の夜のキャンドル寺カフェでした。受付を担当して下さった桂岩寺様、前田様、車の誘導をして下さった斉藤公一様、森様、そして台所方の高倉信子様、北條仁美様、斉藤様、姉崎様、才田様、室田様、堀田様、そして家内に山口さん、本当にご苦労さまでした。今日のブログは感謝感謝の御礼の言葉です。最後に、駐車場を提供して下さった寺町「金剛寺」様、「西方寺」様に心から感謝を申し上げ、無事円成のご報告と感謝の心を捧げたいと思います。皆様、本当にありがとうございました。一夜明けて、心地よい朝を迎えました。気分を転換していよいよ盂蘭盆会の準備に入りたいと思います。400年の時を経て、昨日の夜はさぞかし多くの御霊も楽しんで頂けたものと和尚は勝手に想像しています。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第322話 】
2014年 07月 06日 談

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毎日のように変化していきます。今日は、いつも寳勝寺でお手伝いをして下さっている高倉さんが椅子のマットを作って来て下さいました。「かわいい!!」って思わず感動。とても素敵なマットです。明日の七夕キャンドル夜カフェで早速に使用したいと思います。高倉さんが寳勝寺に寄付して下さるとの事で、本当にありがたしありがたし。

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とっても良い座り心地!

明日のイベントのために、午後からは準備に入りました。心配されるお空はどんよりと曇って蒸し暑く、どうやら明日は雨模様。ならば一層準備にも雨対策の気配りが必要ですね。準備が進められる中、先日はるばるアメリカからお土産にと持って来てくれたジン・フォークさんの自社製品である「HYPNOCUBE」が、本堂入り口から堂内に設置されました。七夕に色を添えるかのように大活躍しています。

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このイルミネーションの機械はジンさんが発明したもので、一般でも販売されているそうです。米国の病院のフロント等に大型のものが設置されて、多くの来院される方の眼を和ませているそうです。とってもきれいですよ。

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 七色のグラデーションカラーに変化するイルミネーション。いつまでも見ていられるキレイさです。 

会場が一段と賑わいを見せてきました。色々な人のご協力のおかげで、明日は大勢のお客様を迎えることが出来そうです。「寳勝寺七夕キャンドル夜カフェ」初めての試みです、さらに怠りなく準備を進めていきたいものです。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第321話 】
2014年 07月 05日 談

思わぬ滋賀県大津市からのお客様でした。そのお客様とは、臨済宗妙心寺派の正法寺住職様はじめ檀信徒の皆様で、寳勝寺をご拝観下さいました。ご近所に忍者寺で有名な妙立寺様があり、そのお寺と卑山を訪ねて下さったわけで本当に嬉しく思いました。

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正法寺さまは大安禅寺や寳勝寺と同じく滋賀北陸教区の寺院で、特に西宮市・海清寺僧堂の会下(修行仲間)としても長年のご法縁を頂いています。なんとも不思議な話で、今日は午後2時から檀家様のお墓参りの予定があった為、衣に着替えて迎えの自動車を待っていたのですが、なかなかお迎えが来ないので相手方に連絡してみようと思っていた矢先のご来寺、仏縁の不思議さを感じ取っていましたが、後で聞いた話では墓参は明日の予定だったとか。何とも勘違いが功を奏しての出会いとなりました。檀信徒の皆様が集まったところで久しぶりに拝観案内と法話をしたわけですが、正法寺の大奥様とは久しぶりにお会いできたことを心から嬉しく思いました。

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住職の法話を拝聴し笑顔満載。約40名の正法寺檀信徒様がご来山下さいました。

住職様はじめ檀信徒皆様をお送りして思いました、「友遠方より来る、また楽しからずや」と。

寳勝寺もいよいよ「和尚のちょっといい話」開催に向けて、また一歩、前に踏み出したようです。明後日は6時より「七夕の夜のキャンドル寺カフェ」です。今日の法話は、そのプレステージとなったようでした。友峰和尚より

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