和尚のちょっといい話
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新国立競技場建設の白紙撤回の報道を受けて本日開催された「寶勝寺霊苑改葬計画会議」席上でも、東京より来寺されたデザイナーの宮崎様が、出席された工事関係者皆様を前に「意見を出し合いながら素晴らしい霊苑建設に向けて邁進して参りましょう!」と力強いメッセージを発せられました。成る程、デザイナーと工事施工者では全くに責任エリアが違うわけですから、如何にデザイナーの案に沿って理想的なものに仕上げて行くかは工事施工者の手腕が問われるところですね。勿論、工事費用もデザインに添って見積もられていきますから、デザイナーと工事施工者とは密なる関係が肝心かと和尚も改めて感じ取ったものでした。
本当に不思議な話ですが、寶勝寺と国の今回の事業とは全くに関係ないのですが、「無関係の関係」とでも言いましょうか。世の中の日々の出来事は一見自分とは無関係のように見えて実は、なにかの前触れであるかのように伝えてくれているのだと思います。和尚の此れまでの人生を振り返ってみますと、大きな事業を起こすときには必ずと言っていいほど前触れが有り、事業に関しての注意点を世間の出来事を以て教えてくれています。今回の国立競技場建設白紙撤回の問題も他人事ではなく、今から始まろうとしている卑山の事業にあっても言える事だと心底思ったものでした。しかしまずは会議も無事に終えて、また一歩前に進んだようです。このような話は皆様にとってはなんにも面白くもない話なのかも知れませんね。すみません。すみません。兎に角、毎日元気に働けることに感謝したいと思います。友峰和尚より
とっても素敵で履きやすい夏用スリッパを、須貝みち子様から頂きました。和尚の足のサイズは28.5センチですから通常のスリッパではサイズが小さくて合わないのですが、ご覧の通りぴったしカンカンの大きさのものを頂きました。今日は、寶勝寺に着くと相なく須貝遼さんが仕事の件で来寺され、その折にお母様からのプレゼントを頂きました。先日の盂蘭盆会法要の際、須貝様が御勝手のお手伝いをして下さいましたが、その時に夏物のスリッパが無かったのできっと気を遣って頂いたものと思われます。本当に有り難うございました。早速に使いたいと思います。
ありがとうございます!
相変わらず毎日が時間との戦いとなっていますが、将に人生とは如何に限られた時間を有効に使い切って行けるかを問われているようです。のんびりゆっくりとは心の持ちようであって、行動となるとそういうわけには行きません。一昨日からの自分の行動を振り返っても「寸暇を惜しんで為すことは為す」ですね。子供の頃の学校の宿題を思い出します。溜まれば溜まるほど辛くなるあの気分です。現在の和尚の行動は結局、子供の頃の怠慢のツケが今になって廻って来たものと反省しきりです。そうです、「反省!」は大切です。反省が有るからこその、明日へのエネルギーと承知して前に進めましょう。友峰和尚より
常高寺様から分けて頂いた花菖蒲の、株分けをしています。
皆様、お元気にお過ごしですか? 大安和尚です!! 本当に久しぶりの和尚のキャッチフレーズです。このところ猛暑続きですが、暑さ対策は高齢者にとって必須条件ですから、水分補給をしっかりやりましょう。暑さの次は台風襲来でまもなく本土上陸とか。次々と災難が降りかかってきますが、ここんところは宮沢賢治先生に倣って「雨にも負けず、風にも負けず。どんな困難にも負けず」と行きたいものです。
はるばる小浜からやってきた株
今日は大安禅寺開山和尚・大愚宗築禅師の御命日で、朝一番にお勤めを申し上げました。その禅師様のお言葉に「父母の恩、祖先の恩を忘却するなかれ」と有りますように、真理の根本は「真心」です。当たり前のこころの有り様乍ら、しかしなかなか精進できていないのも反省です。簡単な事ほど履行が難しいのはあまりにも当たり前だからかもしれませんね。「いつでも出来る!」は「いつまでも出来ない!」と同じ言葉かも?「真心とは掃除なり!」 掃除宗の臨済禅だからこそ「掃除に臨んで済ます宗」こそが臨済宗だと自覚します。
根元に・・・
エイッ!と鎌を入れ・・・
解きほぐす、、、この繰り返しです。
さて、皆様はどのように思われましたか? 色々な宗派がありますが総じて「お掃除宗」こそが御釈迦様の御悟りのお示しだと和尚は思いますが、如何でしょうか? とは言っても、やっと掃除した境内も来る台風であっという間に元の木阿弥となってしまいます。この事からも、御悟りは一瞬だと実感できます。やはり、継続は力なり! 頑張って掃除を心掛けましょう。「おごるなよ 月の丸さも ただ一夜」ごもっともごもっとも!! 皆様、今日は「YK」で行きましょう! それって何?「油断禁物!!」 和尚やめて!! 友峰和尚より
今日も猛暑日となりましたが、以前からお願いしていた花菖蒲の苗を受け取りに、福井県小浜市にある臨済宗妙心寺派寺院・常高寺様を訪ねました。常高寺様の花菖蒲園も有名で、住職が毎年必ず株分けをして立派な花を咲かせています。
大安禅寺の花菖蒲園は植栽から三十年余りを経過しており、同じ土で育った苗を移植してもなかなか上手く育たないため、近年では遠く離れた場所で育てられた苗を分けてもらい補植しています。そんなわけで今回も住職にお願いして、株分けした後の苗を沢山分けて頂きましたが、株分けこそが立派な花を咲かせるためのキーワードともなりますので、明日にも苗床に植えたいと思います。
常高寺様の花菖蒲は色合いが良く品種も特殊で、しかも大輪の花を咲かせるので、補植後も丁寧な管理を心掛けて行きたいと思っています。久しぶりに家内と共に常高寺様を訪ねましたが、綺麗に整備された境内や花菖蒲園を見学させて頂き、その後、隠寮で住職ご夫妻と共に楽しい歓談の時間を過ごしました。
北陸自動車道路・敦賀ジャンクションから小浜若狭方面への高速道路が開通したこともあって移動時間は随分と短縮され、それに加えて素晴らしい若狭海岸の風景を望みながらの快適なドライブコースとなっていました。交通のインフラの整備は地域の活性化に大きく貢献します。文化財の宝庫とも言われている小浜若狭に、今後も多くの観光客が訪れることと思いました。常高寺様ご夫妻には心から厚く御礼申し上げます。友峰和尚より
今日は、終日「NI」で過ごしました。すなわち、「忍の一字」です。台風11号の影響だそうですが、これだけ暑いと家の中にいるより思い切って外に出ていたほうが涼しく感じたものです。場所によっては38度を超えたところもあるとか。そうなりますと、まるでお風呂に入っているような状態ですから、熱中症どころか熱湯症になってしまいそうですね。しかるにナーバスになりそうです。
鼓門 (写真提供:金沢市)
今日は久しぶりに金沢駅へ行きましたが、なるほど!マスコミによって報道されている通り、いまだかつて見たことが無いほど人・人・人の大混雑した状況下にありました。まるで京都駅のような雰囲気で、明らかに観光を目的とした団体様や、外国からのお客様が大勢行き交っていました。時々はそうした現在の駅の状況をよくよく肌で感じ取っておくのも大切な事だと感じました。北陸新幹線開業後の金沢に今なにが起きているのか?ですが、報道によれば、開業前の3倍に近い乗降客が有るとか。それに対し、当局や関係者方々が素晴らしいサービス精神で、あらゆる方面で対処されているのを感じ取ったものでした。今後も、金沢観光推進関係当局による益々の工夫と懸命な努力が続けられて行くことと思われます。
今日もバス停には沢山の人が並んでいました。(写真提供:金沢市)
金沢市はいま、最も輝いていますね! 全国から注目もされています。どうやらこの辺りから、観光都市・金沢としての本当の正念場が始まろうとしているようです。皆さん!加賀は如何(いかが)ですか? 熱の冷めないうちに、次へのステップに向かって「寶勝寺・寺カフェ」のコンセプトをしっかり構築して行きたいと改めて誓った暑い暑い一日でした。和尚もこの暑さにはついに「GA」でした。友峰和尚より (注:GAとはギブアップ!のことです)
北島康介さんでは有りませんが、「なんもいえねぇ!!」猛暑の一日となりました。流石にエアコンも形無しで、フル稼働運転乍らなかなか気温が下がらない室内状態。そこで力を発揮したのは扇風機で、やはり送風効果は抜群です。
昨日の盂蘭盆会にも御列席下さった前田様ご夫妻が来山されました。
寺カフェのお客様(日本全国を旅しているという)から依頼され、寄せ書きを書きました。
和尚はほぼ終日休息を取りましたが、お盆月ということもあって墓参帰りの檀家様と懇談しました。午後には、ヨシダ宣伝株式会社の須貝さんが、この春に入社された新入社員の方を紹介するため来寺され、ちょうど和尚も須貝さんにお願いしたき看板の事案が有ったので、仕事の話も交えての歓談のひとときとなりました。
和尚も最近は若い方々と接する機会が少なくなってきている為、若年層からの情報収集という意味に於いても二十代世代と歓談するのは貴重な時間となっています。かつて世代交代のスパンは三十年と言われていましたが、今では十年ぐらいの間隔で世の中が動いているとか。本当に恐ろしいほどのスピードで世の中が変化しているようです。そのようなスピードに対応して行くためには、幅広い世代との交流が求められています。常に、「日々新たなり!」「即今!」が勝負のようです。「今という 今こそ今が 大事なり 大事の今が 生涯の今!」なんですね。
ニュースでは、金沢の気温は三十七度を超えたとか。一日休息をとったものの、この暑さには和尚も閉口しました。いやいや、これからが夏本番!! 暑い暑いと不平を言わずに、お部屋を涼しくする工夫をして明日からまた頑張って参ります! まさに「SDあるのみ!」です。「SDってなんですか?」「精進努力ですよ」。友峰和尚より
NHK・Eテレで今日の午後8時より、「片岡球子 輝く個性の秘密スケッチは語る」の再放送があり、大安禅寺の南蛮屏風が紹介されますので是非ご覧ください。片岡球子先生の日本画に対する挑戦が克明に収録されていました。
さて、猛暑日となった本日午前10時半より、太白山寶勝寺の「盂蘭盆会法要」が大勢の檀信徒皆様の御参席のもと厳修されました。堂内のエアコンはフル回転で、電気の使い過ぎからか法要終了後の会議途中に突然停電を起こす始末! なんと今年最高の35℃を超える暑さだったとか。無風状態だったのでエアコンのおかげでなんとか暑さをしのいだ格好となりました。それにしても台風の影響とはいえ、このところの急激な気温上昇には身体が参ってしまいそうですね。皆様も熱中症にはくれぐれも気を付けて頂きたいと念じます。
今日の法要に遠方より多くの檀信徒の方々が参加くださり、本当に嬉しく思いました。また法要終了後の「寶勝寺霊園改葬工事計画会議」に於いて、皆様と良い意見を交換することが出来ましたことも感謝しました。最近、和尚の「ちょっといい話」は盂蘭盆会の事ばかりですが、やはり祖先の御供養は何時も気持ちを爽快にさせてくれます。こんなに爽やかな気持ちになれるのですから、皆様も是非、お盆の祖先供養を実施して下さるよう願います。
行事終了後の懇親会にて
檀信徒皆様との久しぶりの懇親も実に楽しい時間でした。「有りがたや 師の恩想う 如意の跡」、そうですね。最近になってしみじみと、父や恩師の有り難さを肌で感じる毎日です。友峰和尚より
地元テレビ局・HABの午前9時半からの番組「土曜はドキドキ!」で、「浴衣を着て行ってみたい所」という事で卑山「寶勝寺カフェ」が紹介されました。大変素敵な番組構成になっており、録画したものをお盆の法要後にゆっくり楽しく拝見しました。アナウンサーの金子様には丁寧なる取材をして頂き、有難く感謝申し上げます。
収録のようす / 平成27年7月1日
土曜日とあって寺町にも多くの観光客の方が往来していましたが、なにせ30度を超える暑さゆえに皆さん足早に次の目的地へと向かっていました。
少林寺盂蘭盆会のようす
昨日の本多町・瑞光寺に続き、今日は野町・少林寺の盂蘭盆会法要が執り行われましたが、多くの檀信徒の方がお参りくださり、法要を無事に終了することが出来ました。愈々明日は寶勝寺盂蘭盆会大施餓鬼会を、午前10時半より修行いたします。檀信徒皆様には是非お参りくださいますよう願ってやみません。
午後からも気温がぐんぐん上がり真夏日となりました。夏本番を迎えて、これからは暑さ対策が必要ですね。最近では熱中症患者が急増しているとか、どうか皆様に於かれましても、くれぐれもご油断のなきように水分補給をお忘れなく。こんな時には冷たいものが一番です。卑山でもまもなくソフトクリームが登場しますよ! アイスクリームにソフトクリームにかき氷!しかしながら心だけは冷やさないでくださいね。友峰和尚より
金沢市本多町・瑞光寺にて 盂蘭盆会法要のようす
台風の影響からか気温がぐんぐん上がり午後には真夏日となりましたが、その暑さのなか、今日は本多町・瑞光寺で午前10時半より盂蘭盆会の法要が厳修されました。明日は野町・少林寺、明後日が寶勝寺で、同じく午前10時半より盂蘭盆会法要が執り行われる予定となっていますが、ここに来ての急激な気温の変化に身体がついていけず、流石に和尚も明日からは「緊張の夏!!」と言ったところでしょうか。そもそも今朝方は肌寒さで目が覚めたものだと言うのに、本当にこのところの天候は異常気象としか思えませんね。
檀信徒様、ご家族皆様のご参列を賜りました。
住職による法話
照りつける日差しの中、お墓参りをしました。
先代住職様の墓前でのお参り
さて、夕刻には少林寺にて盂蘭盆会準備をしましたが、明日の法要には寺町の桂岩寺様がご加担下さることになっており、今日はご住職とともに明日の法要に向けてのリハーサルをしました。汗だくのリハーサルながら御堂に響き渡る読経の声は僧侶の自分でさえ有り難く感じるものです。少林寺前住職の奥様も我々のリハーサルの様子をじっと聞き入ってくださっていました。サンスクリット語の「ウランバーナ」が「盂蘭盆(うらぼん)」に音写され、やがてお盆に変化、その意味は「倒見」=「逆さまにものを見る」の意ながら、それでもその意味を理解するのは困難ですね。簡単に言えば「あるがままの心こそ本来の姿なのである」、それでも難解なれば、「有難うお蔭様のこころこそ、本来の心」。これなら、だれでも理解できますね。お盆の祖先供養は感謝の心を捧げる仏教行事です。祖先の恩と父母の恩に感謝しながらの御供養が続きます。友峰和尚より
瞬間移動が出来るのならともかくも、多くの荷物があるとそういう訳にもいかず、金沢と福井の往復にはワゴン車が幅を利かせます。「積んで積んでまた積んで」車いっぱいに荷物を積んでの移動ですが、今回は妻が育てた「日中友好の朝顔」第2弾ということで、発芽時期をずらして育てた苗鉢を持ってきました。先発で寳勝寺に届けられた苗は、すでにぐんぐん大きく成長していました。時期をずらして発芽させる理由は長く長く朝顔の花を観賞してもらう為で、さらにもう一回、種を植えて遅咲きの苗を作るつもりです。
明日からは盆施餓鬼会が始まる為、寶勝寺到着と同時に霊園の掃除に掛かりましたが、限られた時間内での整備ですから大安禅寺から持ち込んだ機械をフルに活用しての掃除となりました。
いやはや文明の力のおかげですよ! 高速道路を使っての車の移動も、物を運ぶワゴン車も、草を刈る機械も、何もかもが文明の力のおかげです。そんなに時間を圧縮してまでやらねばならない事なのかとお人様に問われそうですが、和尚の人生はなぜかいつもそうなんです。「なんでそう~なるの!」って、欽ちゃんにまで言われてしまいそうです。
ともかくも時間との戦いのなか、明日は本多町・瑞光寺で盂蘭盆会を行う予定です。和尚の身体はひとつしかないからこその踏ん張りです。それにしても、福井を出る頃は雨だったのが、金沢に着いて掃除を始める頃には晴れ模様となるとは? やはり、目に見えない大いなる存在が和尚の行動に合わせているとしか思えません。皆様、間もなくお盆です、御先祖の墓掃除と墓参をお忘れの無いように願います。友峰和尚より