和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第860話 】
2015年 12月 26日 談

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皆様はクリスマスをどのように過ごされましたでしょうか? 昨晩は家内が寶勝寺加担に来たので、職員と共に一年の労を謝し、夕食を共にしました。寶勝寺の近くにも、美味しい料理を提供しているお洒落なお店がいくつかありますが、昨晩はクリスマスという事で泉ヶ丘に有るイタリア料理のお店「ラ・ヴィータ」での会食となりました。これまでにも何度か訪ねたことのあるお店ですが、昨晩はオーナーシェフが見事な御料理の数々を提供して下さいました。

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家族連れやカップルでお店は満席でしたが、盛り付けも見事な創作料理の数々は、素晴らしい仕上がりのものばかりでした。和食でも言う「五味五色」の色合いや、味を、洋食でも見事に醸し出した感が有りました。心のこもったお料理と言うのはこのような料理だとあらためて心服した次第です。

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クリスマスと言えばプレゼントの交換ですが、今日は高倉さんから素敵な手編みの帽子を頂きました。これから厳冬を迎えていくだけに、こちらも心のこもった「あったか~い」贈り物でした。これで剃髪した頭を雪の寒さから防ぐことが出来ますから、嬉しい限りです。

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一夜明けて、本日は今年最後の土曜日ということで、観光客をお迎えするのも残り少ない日数となってきた中での寺カフェ対応でした。玄関には、雪除けガードの三角屋根がついに登場しました! お正月ももう目前に迫っています、皆様に於かれましてはくれぐれもお元気にお過ごし下さい。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第859話 】
2015年 12月 25日 談

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メリークリスマス!なんて仏教寺院で言うのもなんですが、でも御誕生日をお祝いすることは好い事です。最近では豪華なイルミネーションがクリスマスの定番になって来ているようで、全国の至るところで明るいニュースとなっています。先年、青色発光ダイオードが日本の科学者によって発明されたの機に、色鮮やかで何千色もの光輝くツリーには誰もが興奮するものです。現代のクリスマスは、和尚の子供の頃とはずいぶんと様変わりしたものだと感心するばかりですが、わが家は禅寺でありながら、何故か父親はクリスマスに色々なプレゼントをしてくれたことを懐かしく想い起こします。やはり、クリスマスは昔から世界的行事だったのかも知れませんね。父親がサンタさんの格好をして、大きな袋にプレゼントをいっぱい入れて、4人の子供達に配って歩く姿は今でも強い印象として残っています。さてさて本物のサンタさんが存在するか否かは別として、子供達にとってクリスマスはパラダイスデーに違い有りません。

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今年は雪のない年の瀬を過ごしていますが、残り少なくなって来た本日も午後から、金沢市当局の方と施工業者さんとの打ち合わせに集中しました。毎日の打ち合わせで本当に「くるしみます」的心境ですが、また一歩前進したようです。大晦日ギリギリまで法務遂行の様相です。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第858話 】
2015年 12月 24日 談

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クリスマスイブの今日は、北陸地方にとって大変珍しく温かい一日となりました。明後日からは雪という予報ですから油断は禁物です。午前中は大詰めを迎えている「寳勝寺霊苑改葬工事打ち合わせ会議」に集中し、東京から出席されたココプランニング社長の中本様と工事関係者との、工事施工に関する更なる課題点などについて討議しました。

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ずいぶん長い時間をかけて会議をしてきましたが、ここに来て最終的な段階に入っています。「念には念を入れよ」では有りませんが、会議を繰り返すことによって内容が一層充実するとともに、関係者同士のコミュニケーションも密になって行くようです。お互いのアイデアをぶつけ合う過程では新たな問題も出てきますが、良い方向に進んでいく事だけは確かです。

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会議は午後にまでずれ込んでしまいましたが無事に終了し、その後、一服する間もなく年末の挨拶ということで須貝さんと佐藤さんが相次いで来られました。寳勝寺も次第に若き世代の方々が出入りするようになって来ています。老若男女を問わず、お寺との縁を結んでいくことはひいては「己事究明」にも連動していくようです。寺離れの進む今日、若者の来訪を嬉しく感じた年の瀬のひとときでした。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第857話 】
2015年 12月 23日 談

この時期、あちこちで忘年会が行われていますが、卑山・大安禅寺でもこの一年の労に感謝して昨晩、職員の慰労会が開催されました。お寺の一年間を振り返りますと本当に色々な仕事が有りますが、職員一人一人の気配りによって成り立っていきます。特に、来客者の応対や参拝者へのこころ配りにはどの職員も素晴らしい努力をされている事に心から感謝致しました。いつも言いますが、「無事」が一番ですね。無事に一年過ごすことの難しさと、無事に一年過ごせた事への感謝でも有ります。和気藹々の楽しい時間もあっという間に過ぎ去って行きます。

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今日は再び寶勝寺での法務に戻りました。まだまだ宿題は山積みで、大晦日ギリギリまで精進努力の日々が続きそうです。一年を通しての沢山の人々との出会いが新たな仏縁となって広がりを見せて行きます。この一週間はお世話になった方々への年賀状発送のための日々となりそうです。

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夕刻、東京から卑山・寶勝寺檀信徒の浅井様が地元御親戚の方と共に来られましたが、浅井家は約四百年の歴史を有する名家で、先祖に浅井長政を持つ武家の御家です。今回の霊苑改葬の件で来られたわけですが、時間の過ぎゆくのを忘れて歓談致しました。タイムスリップするかのような楽しいひと時、御先祖を思う気持ちがひしひしと伝わって来た、年の瀬のいい話でした。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第856話 】
2015年 12月 22日 談

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この一年を通してお世話になった方々への御礼の御挨拶が続いていますが、今日は、越前市にお住まいの田野様の御宅を訪ねました。田野様とは、約四十年以上、卑山・大安禅寺とのご縁を頂いて居る御方で、先般、お母様が御他界された折、お葬儀に参列できなかったため、今日、妻と共にお参りさせて頂きました。

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お母様は裏千家流のお茶の先生をしておられ、毎年6月に開催される卑山「花菖蒲祭」の際、長きに渡ってお茶席を担当して下さっていました。現在は娘様がお茶の先生をしておられ、卑山で開催されるお茶席を担当して下さっています。以前はよく御宅を訪ねていましたが、最近は金沢での法務が多い為、今日は久しぶりの御宅訪問となりました。ご自宅の有る京町は、その名前の示すが如く「小京都」と呼ばれるような、昔ながらの町屋が立ち並ぶ大変風情のある街並みで、到着早々、奥様が点てて下さった美味しいお抹茶を頂きました。故・田野宗智先生は、作法の先生でもあり、いつも極めて丁寧なおもてなしをして下さった事を思い出していました。九十五年の生涯を全うされたそうですが、本当に懐かしく、当時のお元気だったころを思い浮かべながらしばしの間、ご夫妻と歓談致しました。

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和尚もそろそろ世代交代の時期を迎えていますが、これまでにお世話になって来た多くの方々を懐かしく思う今日この頃です。故・田野宗智先生の御冥福を心からお祈り申し上げます。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第855話 】
2015年 12月 21日 談

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このところ、寸暇を惜しんで来年の干支のお猿さんの色紙絵を描いているせいで、夢にまでお猿さんが現れるようになりました。昼間でも、目を閉じてみるとやはりお猿さんの顔ばかりが眼裏に映る有り様で、最近では昼も夜もお猿さんと一緒に生活している感があります。

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当然のことながら一枚一枚手描きですからひとつとして同じ表情は無く、自分でも笑ってしまうような顔のお猿さんが描かれていきます。名付けて「ひょうきん猿」と言っています。毎年そうですが、年が明ける頃には画風も落ち着いて来るようで、今少しの辛抱かと頑張って描いています。

IMG_4595 (333x500)さて、お猿さんの縁起ですが、「難事が去る」とか「人より勝る(まさる)」とかで、古来より良いほうの縁起として捉えられています。日々色々な出来事の中で、苦しい事、辛い事、悲しい事、有りますが、常に「平常心」を心掛けて行きたいものです。全てを「忘れ去る」ことも、次へのステップへの大切な知恵なのかも知れませんね。

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来年のテーマは「温故知新」ですが、お正月用の掛け軸として今日揮毫しました。「温」の字が滲んでしまいましたが、きっと寒かったからだと思いますよ。皆様も暖かくしてお過ごしください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第854話 】
2015年 12月 20日 談

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法要後、久しぶりにお会いした方々との親交の席にて

この時期としては珍しく快晴となった日曜日でしたが、今日も御法事が続いています。年の瀬を迎えていますが大勢の親戚の方々やご近所の皆様が集まっての盛大な御法事でした。故人の御徳を示すかのような好天気に恵まれ、参詣者一同の唱えるお経の声が朗々として家じゅうを包み込むかのようでした。法要後の御斎の席も大切な親交の場でも有り、久しぶりにお会いした方々との懇親にも力が入るというものです。

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酒井様とともに / 大安禅寺 応接室にて

和尚にとってこの時期は、一年を通して色々とお世話になった方々に対しての御礼のご挨拶が続きますが、午後からは酒井様が御出で下さり、新命和尚と共に酒井様からの布施浄財に対して心からの感謝と御礼の言葉を申し上げました。お寺は本当に、色々な方々からの御心を賜りながら運営されています。寺院の維持管理には多くの浄財を必要としますが、檀信徒を始めとします沢山の縁者方々よりの寄進によって支えられて行きます。六波羅蜜の善行と共に、四百年の歴史を有する卑山が今後も法灯護持を目的として多くの方々によって支えられていく事を願ってやみません。今日は報恩謝徳の一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第853話 】
2015年 12月 19日 談

ジリッ、ジリッ、っと大晦日が迫ってきますが、今年も残すところあと10日余りとなりました。ここまで来ますともう、無事に新年を迎えたいと願うばかりですが、早朝より消防車のけたたましく鳴り響くサイレンの音が心を不安にさせたものでした。今日は午前も午後もご法事でしたが、和尚にとっては読経をしている時が一番安心を覚えます。年の瀬にもかかわらず、御先祖や今は亡き両親の霊供養に多くの親族方々がお参りしている姿には安堵感を覚えるものです。

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寺離れ・墓じまい・樹木葬などの問題が、相変わらず現代社会の話題としてメディアで取り上げられているところにも、時代の混迷がうかがえます。来年は日本国にとって飛躍の一年になって欲しいと思いますが、それにはまず、「国家の恩」そして「祖先の恩や父母の恩」に感謝の念を表すところから出発しなければなりませんね。

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一年を振り返ってみますと本当に色々な出来事があるものです。和尚も自分のブログを振り返って見ますが、自分でも驚くぐらいです。「無事是貴人」の禅語のごとく、日々無事であることがいかに難しいかを自覚する年の瀬を迎えた今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第852話 】
2015年 12月 18日 談

「スターウォーズ」最新作が今日初めて全国上映されるというニュースでもちきりの一日でしたが、これほど話題を呼ぶ映画も最近あまりなかったので、和尚も内心この映画には期待している一人でも有ります。

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もちろん物語はSFの世界ですが、近年の宇宙科学の発展からするとかなり身近に感じるだけに興味も涌くというものです。ドラマにあるような事が現実に起こり得る時代が来るのかどうかは分かりませんが、絶対否定できないところに映画への魅力を感じるのかも知れません。それにしても最近の映画はCGを使ったものが多いため、アナログ世界に生きて来た和尚にとって、スピーディな映像についていくにはギリギリの世代といったところです。時間が出来れば是非鑑賞したいと願っています。

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皆様はこの年末をどのように過ごされていますか? お掃除ですか? 旅行ですか? それともお仕事ですか? そうですね、「もう幾つ寝るとお正月・・・」なんて子供の頃は、「早く来い来い、お正月」っていましたが、今では少しでも先延ばしをして欲しいと願うばかりです。午前中には、地元の方に今年最後の「楽く楽く法話」を致しましたが、グループの名前が「おもしろクラブ」でした。年の瀬ですから大いに笑顔で過ごして参りたいものですね。友峰和尚より

DSC06685 (500x375)御来山、誠にありがとうございました。

友峰和尚のちょっといい話 【 第851話 】
2015年 12月 17日 談

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今年の初雪となった冷たい朝を迎えました。うっすらと苔庭の一角に積もっていましたが、例年ですととっくに積雪となっているのにずいぶん遅い初雪となったようです。やはり暖冬なんでしょうか?

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昨日、地元の観光協会を始めとする有志の方々が「町おこしイベント」として門松を30基ばかり町の家々に設えたニュースが福井新聞に掲載されました。じっとしていては過疎地になるだけですから、何かアクションを起こさねばなりません。子供達に夢を与えて行くような催事や祭りを大人達がリードしていって欲しいものです。来年6月の大安禅寺の「花菖蒲まつり」も、テーマが「さんげ祭り、菖蒲と薔薇と紫陽花と」に変わります。時代の移り変わりと共に、人々の価値観も趣味もどんどん変わって行きます。NHK朝ドラ「あさが来た」の時代背景も、明治から大正、昭和へと移り変わる様を面白く演じています。これから未来に向けての新たな創造が要求されている現代社会でも有りますから、大いに知恵をしぼって参りたいものです。

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さて、暫しの故郷を離れ今日より金沢での法務に入りますが、流石に金沢駅は人々の慌ただしい動きと共に年の瀬を感じさせる雰囲気で一杯でした。今年も残り少なくなってきましたがしっかりとお掃除して行きたいと思います。友峰和尚より

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