和尚のちょっといい話
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新命副住職 早朝より境内の除雪に追われました
今日、1月25日は和尚の誕生日で、家族や職員の皆様からお祝いをして頂きましたが、いくつになっても嬉しいものですね。また自分の誕生日は在りし日の両親を思い出す日でも有り、朝一番に御霊にお参りし、日々元気でいる事への感謝を報告しました。昨日来より全国的に厳しい寒さと大雪に見舞われましたが、それだけに身の引き締まる思いの中での誕生日となり、両親の思いが直に伝わって来るような、厳しくもまた温かい気分を味わったものでした。まもなく節分を迎えますが、お参り後は終日、常日頃お世話になっている多くの会社や個人様の節分祈祷札書きに専念しました。しんしんと雪の降り続く中で、こちらもまた一字一句、心を込めての作業となりました。
この時季、毎年繰り返される御札書きですが、長年にわたって御縁を頂いている多くの支援者の方々ゆえに、御札を書いた後には御名前を見つめながら感謝の言葉を述べています。本当に有り難うございます。ブログをご覧の皆様も、節分会に御祈祷を希望される方は是非お申し込みください。御札は皆様と御仏との御法縁を結び、一年間の無事を祈願するものです。御釈迦様のおさとしは、「今を大切に生きよ!」の一言につきます。「今が無事であるならば感謝の心をもって事にあたるべし」と。御札(おふだ)祈願は皆様の今の無事を祈願し、その無事なる心を継続させていく事に有ります。どうぞ御札と共に一年を安寧にお過ごしいただきたいものです。さてさて、今日は初天神のお祭り日でも有ります。北陸地方では天神様の掛け軸を掛けて「学問向上」を祈願しますが、加賀の前田利家公が菅原道真公の縁者というところから来ているそうですから、受験を控えている皆様は是非菅原神社にお参りして、合格祈願をしてみては如何でしょうか?「今という 今こそ今が大事なり 大事の今が 生涯の今」友峰和尚より
猛烈寒波襲来!との気象予告で、卑山大安禅寺の境内に設置された融雪装置の点検をしましたが、終日マイナス2度前後の気温で融雪装置も凍ってしまう始末、本当に久しぶりの大寒波です。今のところ降雪は例年より少なめですが、今夜あたりから大雪になるとかで雪害も心配されます。大安禅寺は大伽藍を有しているため、これまでにも幾度となく大雪による被害に見舞われました。その度に懸命な修復工事を繰り返して来たわけですが、このところの異常気象は、約四百年を経た歴史的建造物にとって致命的災害をもたらす可能性があるだけに、緊張感を持って対応しています。
明日は和尚の誕生日で、六十八歳になります。この年齢が「高齢者年齢」なのか「壮年年齢」なのかと自問自答するのですが、どうやら「肉体年齢」と「精神年齢」と「実質年齢」とに分かれるようです。誰もが口々に「心は若いぞ!」と言われるのですが、そもそも「心」など歳をとるはずも無く、肉体の老化現象だけが確実に進んでいきます。ならば如何に肉体年齢を保持するかが「心の若さ」に連動するように思います。その秘訣は、生涯を通じて「働く」ことだと和尚は思います。だれかが「働くとは、端が楽になる事だ」と言ったようですが、一理ありますね。寝たきりにならないための工夫が必要になって来た年齢、自分の身体は自分が責任をもって管理して行く、そんな年齢に突入したようです。さて、10年ぶりに日本の力士「琴奨菊」が優勝したニュースが速報で流れました。誰が勝っても「自己の肉体との戦い」である事には違いないようです。琴奨菊さん優勝おめでとう!! 友峰和尚より
遂に「ホンダが飛んだ!」。22日、アメリカ・アリゾナ州フェニックスで、ホンダの創業者・本田宗一郎氏の夢とも言われたホンダジェット一番機がアメリカの空を舞ったという報道ですが、素晴らしいニュースだと思います。一機の値段が五億三千万円だそうですが、どの航空機会社よりも性能が優れているとか。世界のホンダが新たな注目を浴びているようです。その他にも「ASIMO]など、ロボット開発分野でも躍進を見せています。近未来には空飛ぶ自動車もお目見えするそうで、もはや未来の交通インフラの概念を一変させるかのようなニュースが続々届いてきます。
寺カフェでは、新メニューの開発中
ポップオーバーを焼いています
小型ジェット機の開発は当然のことながら空飛ぶ自動車の小型エンジン開発にもつながりますので、陸と空の乗り物の開発は一体のものだと思います。先進国の高齢化社会加速に伴う交通事故増加に対応するためにも、コンピューター管理による交通インフラの自動システム化が必須の課題となっています。これからも技術国日本の名声が益々世界を席巻する日が来る事を和尚も心待ちしています。以前、「国家の品格」という事が話題になりましたが、先人達がこれまでに成し遂げて来た「企業の品格」こそ、日本の誇れる「商道」であったと思います。ホンダの開発した小型ジェット機が「日本の品格」と共に世界の大空を舞う事に、大いに祝意を述べたいと思います。和尚も空飛ぶ自動車の乗れる日を楽しみにしています。友峰和尚より
NHK朝ドラ「あさが来た」の人気が止まらない! 今日は人気絶好調のディーン・フジオカさんが「あさイチ」のNHKスタジオ生出演となりましたが、実にクールで今までに見た事のない高貴感漂う紳士な言動は今後益々人気が上昇すると和尚もファンになりそうです。美貌、スタイルも素敵ですが、声がいいですね。MC有働由美子さんも本職を忘れてデレデレのインタビューでした。今日の朝ドラでは役柄の五代友厚氏が死去するシーンが放送されましたが、全国のファンの方々から引き続きの出演嘆願書が届いているとか、あくまでもドラマですから仕方が有りませんが、今後の活躍が楽しみな俳優さんです。「天は二物を与えず」と昔から言われていますが、ディーン・フジオカさんだけは「全知全能」を有した大スターに成長されんことを期待したいと思います。それにしましてもドラマに出演されている主役の波瑠さんを含めすべてのキャストの演技が素晴らしいと思いますし、良い演技は人々の心を魅了して止まないようです。さて皆様も引き続き「あさが来た」をお楽しみ頂きたいと思います。久しぶりに朝が来るのを楽しみにして朝ドラを見ている者の一人です。
ニュースでは北陸地方は今日から大雪になるとか。この時期ですから当たり前の気象情報と言えばそれまでですが、和尚などは雪が降るとホッとするのも事実で、昔は農閑期としての大休息月間で、農作業を生業としておられる方にとっては貴重な静養時期ですので十分に身体を休めて頂きたいものですね。辺り一面が雪景色の寶勝寺もなかなか風情が有ります。皆様どうぞ寺カフェで法悦のひとときをお過ごしくださいますよう、お待ち申し上げております。友峰和尚より
最近の女性の理想的男性像が「三高」から「三温」に変わったとか。ビックリポン!です。「三高」って何のことかご存知ですか?「高収入・高学歴・高身長」だそうです。では「三温」とは?「温かい思いやりの心、温かい愛情、穏やかな性格」だそうです。さらにビックリポン!です。
打ち合わせのようす 北陸朝日放送㈱ 北村様とともに
考えてみますと、かつては理想の女性像が「三温」だったように思いますが、如何でしょうか? 時代の移り変わりとともに人々が求めるものも異なってきますが、究極は「愛情」という所に落ち着くようです。理想像は理想像として、果たして「三温」をクリアする男性がその女性の前に現れるかというとなかなか難しい事だと思ってしまいます。そもそも、思いやりも愛情も穏やかな性格も兼ね備えているような男性はやはり魅力のある男性という事になりますから、競争率も俄然高くなると言うものです。和尚が思う「魅力のある人」は、男女を問わず「三つの力」を持った人の事を言っています。即ち「気力・耐力・決断力」の三つの力の事ですが、いずれも「力(パワー)」がキーワードで、この三つを持ち合わせている人こそが「魅力(三力)」のある人だと思っています。男性の深い愛情の底には煮えたぎるようなエネルギー「マグマ」が潜んでいます。そのマグマエネルギーを引き出す愛こそが、女性本来の愛情のような気がします。となると、まずは女性から男性への大いなる情愛の実践こそが、理想的男性に出会えるキーワードであると思います。果たして理想の「三温男子」と出会う「女子力」が今、試されているようです。
さて、昨日に引き続き今日も腰痛療養の一日となりました。まるで時間がストップしたような、不思議なほど静かで心穏やかな休息時間となったようです。友峰和尚より
寳勝寺 雪に包まれた中庭
皆様お元気にお過ごしでしょうか? 心配された北陸地方の大雪もどうやら峠を越えたようで、今日は晴れ間も見える穏やかな一日となりました。午前中は兼務寺院瑞光寺での法務にあたりましたが、法務終了後は年末に痛めた椎間板ヘルニアの治療のため川北整形外科医院を訪ね、治療を受けた後は大事を取って休養しました。皆様の中にも長年、腰痛や関節痛で闘病生活をされている方がおられるかと思いますが、和尚の場合は平成6年の涅槃会の準備の折、花団子を作る為に重さ100キロほどある石臼を小屋から一人で運んだのが原因で、その後ヘルニアを発症し、その年の11月から3カ月間入院を余儀なくされました。勿論原因はそれのみではなく、昭和56年の豪雪の雪下ろしや、日頃多くの農作業を通して腰を酷使してきたことも椎間板ヘルニアの原因になって来たと思います。
屋根からの落雪を避ける三角フードが活躍中
もはや尋常ではない腰の今の状況ですが、最後の治療方法である手術を避けて「腰の牽引」という方法でこの20年間、何とか持ち応えてきました。これまでに何度となく立ち上がれない程の腰痛に襲われながらも「牽引方」を信じて腰と付き合ってきたわけですが、現在腰痛で苦しんでおられる方が有りましたら一度是非この「牽引方」を試して頂きたいと思います。腰は身体の「肝心要(かんじんかなめ)」の場所故、極めて丁寧な対応が必要かと思います。どの医学書を見ても、椎間板ヘルニアの治療に「腰の牽引」が最有力であるとは書かれていませんが、和尚の経験からして「腰の牽引」こそが最高の治療方法だと結論付けています。当然のことながら医師の判断も必要ですしブロック注射や痛み止めの薬も必要ですが、それらと組み合わせながらの腰の牽引をすることが自然な形で元に戻す有効な手立てと思います。病状によって治療法は違うとは思いますが、和尚はひたすら「牽引方」で今も尚、腰痛と戦っています。参考まで。話が長くなってしまいましたが、腰痛治療だけはどうやら長~いお付き合いが必要のようですね。友峰和尚より
久しぶりに聞いた「バグダン低気圧」という言葉。その言葉通りに、金沢市内も昨晩から一昼夜にかけてものすごい風が吹き荒れました。寳勝寺の看板はことごとく吹き飛ばされ、見るも無残な姿になってしまったため、早朝より看板修復にあたりました。最近の突風は恐怖を覚える程すさまじいものです。
寳勝寺檀信徒総代・須貝様と、片岡経営会計事務所・平馬様とともに
心配された大雪はどうやら回避できたようですが、まだまだ油断は禁物です。それと同時に、心配されていた人気アイドル5人組SMAP解散騒動も一件落着とか。結成25周年だそうですから、メンバーそれぞれに未来に向かっての想いがあって当然だと思います。5人とも40歳前後で人生の転換期でも有りますし、「厄年」という事を考えてみますとそれぞれに独立する年齢でも有るので、起こるべくして起こった事象だったのだと思います。メンバーの皆さんには今後のさらなるご活躍を願ってやみません。
寳勝寺霊苑改葬工事会議 午後一時より
さて、今日は午後より重要な「寶勝寺霊苑改葬工事会議」を控えていたため、天候が心配されたわけですが、御仏の御加護で無事開催できたことに感謝いたしました。これも北陸新幹線開業のおかげで東京―金沢間の運行がなされたためでした。流石に新幹線ですね。
暴風雪の中での、現地調査
今日の会議出席者の皆様は、東京・名古屋・北海道と遠隔地の方ばかりでしたから、大いに心配したところでした。交通インフラの整備は物事をスピーディーに遂行して行くための「打ち出の小槌」のようなものだと思いますね。和尚が時々思いますに、人間の知恵を「打ち出の小槌」に例えるなら、その小槌を振る為の「動力」こそ「命」でありますから、人間としての「尊い命と知恵の使い方」が常に問われていると思います。一度っきりの人生なら尚更の事ですね。限りある時間の中で精いっぱい「命」を生かして使っていく事の大切さを感じ取る毎日です。友峰和尚より
今日から明日にかけて一級の寒波が本土を通過すると言うので、早速に融雪装置を設置しました。暖冬だからといって油断は禁物で、北陸地方を突然襲った56豪雪の時も前日までは好天気だったのを思い出します。人生須らく先手必勝で、「備えあれば憂いなし」なんですね。禅の言葉に「遅八刻」(ちはちこく)というのが有りますが、まさしくそれで、愚図愚図しているうちに手遅れになってしまうということです。何事も後回しにしないで「すぐにやる」、それが物事をスムーズに進める知恵でも有ると思います。さて、寶勝寺での法務も大切で最近では檀家様との交流も多くなってきていますが、新しい年を迎えて気分も一新しての対応となっています。申年の「申」の意味は「雷」の字から来ているそうです。申年は荒れるというのも恐らくそういう意味合いから来ているのかも知れませんね。
ニュースでは国民的アイドルグループ・SMAPの解散劇がクローズアップされています。この事もあまりにも突然のニュースでしたが、「厄年は鬼門の年」と言う昔からの言い伝えを迷信として片付けないで、ここんところは全員が神社を訪ねて「厄除け祈願」をされるのも一考かと思います。般若心経の最後のくだりに「ギャーテーギャーテーハーラーギャーテーハラソウギャーテー」と有りますように、ぐずぐずしていてはいけません。国民的財産ともいえるSMAPの皆様ですから、今後も大いに活躍して頂きたいものですね。須らく「無事」が一番です。「無事是貴人」 SMAP皆様の無事解決を祈っています。友峰和尚より
午前10時より「新年修正大般若祈祷祭」が檀信徒皆様の気合の入った読経の中で厳修されました。この一年の無事を祈願する御祈祷だけに、堂内が揺れるほど勢いのある見事な祈祷祭となりました。早朝には町内の左義長が行われ、正月飾りのお焚き上げに引き続いてのお寺の行事となります。御祈祷後には檀信徒総会が開かれ、会計報告や新年度の事業計画などが発表された後、新年祝賀会となり、和気藹々の内に無事に終了しました。それに致しましてもこの時期に雪も無く、良いお天気の中での祈祷祭に「ビックリポン」でした。
左義長のようす / 福井市田ノ谷町
檀信徒皆様による大般若経転読 / 大安禅寺 修正大般若祈祷祭
檀信徒総会並びに年賀式 / 枯木堂にて
全行事の終了後には、卑山責任役員総代様と今後の事業計画遂行の為の綿密な打ち合わせをしたわけですが、長い人生経験を経て来られた総代様方の良い意見を拝聴でき、本当に有り難いことです。お寺の運営は檀信徒皆様の御法縁と御法愛で支えられて行きますから今後も檀信徒との交流を大切にしていきたいと思っています。
大安禅寺責任役員総代様との打ち合わせ / 応接室にて
㈱いせや 中本会長様ご一行様とともに / 愈好亭にて
夕刻、東京より「株式会社いせや」の中本会長様御一行様が年始に来られ、愈好亭でのおもてなしとなりました。愈々改葬工事が始まる「寶勝寺ふれあい霊苑」の話で盛り上がりました。人と人とのご縁ほど不思議なものは有りませんね。「人は宝なり」です。素晴らしい人との出会いが、人生を豊かにしていきます。明後日は寶勝寺で新年度第1回目の「霊苑改葬会議」が開催されますが、事業の無事なる成就を本日祈願致しました。「念ずれば花開く」 坂村新民先生のこの言葉がグッときたご祈祷祭でした。檀信徒の皆様、本日はご苦労様でした。本年も御法愛の程、宜しくお願い申し上げます。友峰和尚より
明日の10時半より修行される「修正大般若ご祈祷祭」並びに「檀信徒総会」に「年賀会」の準備の為に終日追われました。和尚はと言いますと、情けないことに一昨日からの腰痛治療で休養を余儀なくされましたが、おかげさまで明日は無事に出頭できそうです。「安心してください。頑張って御祈祷に臨みますから」 それにしても妻をはじめ新命副住職や職員そして世話方の皆様には新年早々、心配をかけてしまい、大変申し訳なく思いました。掛かり付けの病院へ行く時も、準備多忙の中を新命副住職におんぶして車に乗せてもらい、送迎から車椅子の介助まで、嬉しいやら済まない気持ちやら複雑至極の心境でした。私の父の晩年、父をお姫様だっこをして病院通いしていた時のことを思い出していました。本当に高齢化社会の進む中で、家族や隣人そして地域の支えが必要となって来ていますが、実際に介護されているご家族皆様のご苦労をしみじみ感じ取ったものでした。昨日、妻が病床に食事や和尚の好物を運んで来た時には思わず「有り難うございます」と丁寧語になってしまい、妻も苦笑いしていました。病院では、先生始め看護師の方に「ルーティーン」風の合掌をしてしまいました。本当に有り難うございました。
皆様のサポートのおかげでどうやら明日は大丈夫です。この一年の家内安全・健康安心・万民和楽を檀信徒皆様と共に力強くご祈祷したいと思います。檀信徒の皆様、明日は宜しくお願い申し上げます。「南無観世音菩薩、南無観世音菩薩」友峰和尚より