和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4225話 】
2025年 03月 12日 談

明日には咲きそうです 白梅

 

なんと気温が17℃と実に過ごしやすい暖かい1日となりましたが、皆様に於かれましては恙なくお元気にお過ごしの事と思います。午前中にココ・プランニング川面専務並びに清野職員と会合を持ちましたが、ふれあいパーク霊苑の新しい区画工事についても準備が始まっています。

 

中西家 一周忌祥月命日忌のご法要が修業されました

 

まもなくお中日、お彼岸を目前に控え霊苑に参詣くださる御家族連れが増えて参りました。午後からは中西家一周忌祥月命日忌のご法要が本堂で修業され、法要後は応接間にて故人を偲ばれておられました。

 

源平しだれ桃

 

JTBの小川さんとの打ち合わせ

 

 

引き続き 高倉さんと 防犯カメラ設置の打ち合わせ

 

一日を通し御来寺くださるお客様との応対が徐々に増えつつあるようで、暖かくなるに連れ人の動きも活発になって来たように思います。6月に予定されている渡欧での墨蹟展と坐禅指導並びに華展・茶会の研修旅行の第3回目の打ち合わせを地元旅行代理店の方と1時間あまりしましたが、大方の日程が決まり安堵しました。7月、8月はお盆月を迎えるため今回は短期での計画となっています。今年の秋には少林寺での墨蹟禅画の展示も計画されており、そろそろ法務の合間に作品制作に取り掛かりたいと願っています。

 

山門前庭 の 沈丁花

つばき 胡蝶侘助

 

さてこのところの暖かさで山門前の庭に植栽された木々がいっきに成長し胡蝶侘助や沈丁花も小さな蕾を広げ始めていました。「もうすぐ春ですね♪ちょっと気取ってみませんか♪」ってキャンディーズの「春一番」のメロディーが聞こえて来るようでした!もう50年も前のヒット曲ですが、今でも新鮮に蘇ってくるようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4224話 】
2025年 03月 11日 談

伊豆市 かわづざくら

 

暖かくなると気持ちがいっぺんに楽になります。午前中に庭掃除をしましたが、気温も14℃あり汗をかくほどでした。つい先日に伊豆の方では早咲きの桜が満開となっているというニュースを見ましたが、午後から卑山須貝総代御夫妻が来寺くださりその伊豆市狩野川堤防の河津桜を見学に行かれたとかで、満開の桜並木の写真を見せて頂きまた伊豆名産のワサビやシイタケ、苺など盛りだくさんにお土産を頂きひと足早い春を満喫したものでした。金沢市犀川堤防の桜並木の開花は4月初めとのことで今から心待ちしています。

 

須貝総代御夫妻と 桜談義中

 

さて大安禅寺では3月15日(土)午後16時から21時までと3月16日(日)午前10時から午後16時まで、「デジタルアートイベント~365年を光で紡ぐ通~」の開催が予定されており、現在「令和の大修理」として諸堂修復工事が進められているその広報の一環としてのイベントですので皆様には是非ご参加頂きたいと思います。入場料は一般500円(高校生以下無料)とのことで大安禅寺へお申し込みください。

 

 

春季彼岸会が近づき卑山ふれあいパーク霊苑墓参の方も増えて来ました。「春彼岸 菩提の種を 蒔く日かな」と一句詠まれた方がおられますが、彼岸会にも是非ご参詣くださいますようお待ち申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4223話 】
2025年 03月 10日 談

大安禅寺 本堂修復工事現場のようす

 

大相撲三月場所が昨日より始まりました! 初日いきなり新横綱・豊昇龍に土がつき波乱の幕明けとなりましたが、地元河北郡津幡町出身の大の里は若隆景を破り白星スタートとなり、俄然応援にも力が入ります。入場チケットは全て完売だそうですから大相撲の人気度を伺い知ることが出来ます。

 

 

和尚も随分と以前に名古屋場所を桟敷席で観戦したことがあります。直に桟敷席で観戦するのとテレビで観戦するのとでは格段の差が有り、関取の息遣いなどが聞こえて来ますから半端ありません!またお相撲さんの髷の匂いも独特ですから相撲ファンにとってはたまりませんね。三月場所は大阪で完売ですから七月名古屋場所のチケットを早々に申し込みたいと思っています。

 

 

お彼岸会が近づいて来ましたが、大安禅寺諸堂修復工事も順調に進められているとの事で来たる3月20日の春季彼岸会で帰山した際に現場を視察するのを今から楽しみにしています。

 

 

さて宝勝寺春季彼岸会は3月16日(日)午前10時半より修業予定となっていますが、そろそろ法要の準備に入ろうと思っています。「暑さ寒さも彼岸まで」どうかお健やかにお過ごしください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4222話 】
2025年 03月 09日 談

 

穏やかな日曜日の朝を迎えました。「一日作さざれば一日食らわず」とは百丈懐海禅師の言葉ですが、本当に身に染み入る言葉です。人生も残り少なくなればなるほど一日一日を充実させて生きていかねば空しく一生を過ごす事に繋がりかねません。

 

壊れた散水パイプを修理中

 

この「充実」という言葉ですが、要するに余すことなく自分の身体手足を活かして使い尽くせという事だと思います。最近では立ち上がるにも「よいしょ」とひと声掛けなければ身体が思うように動きません!なんとも不甲斐なさと情けなさを感じ取りますが、じっとしていればなおさら強張りますから寸暇を惜しんで身体を動かし頭を常に使うことの大切さです。

 

 

 

本日は天気も回復し今後暖かくなるとの予報でさっそく境内に設置してあった融雪パイプやホースの後片付けと、明日は廃棄物処理業者が来られるというので寺まわりの不用物を仕分けし倉庫の掃除をしました。

 

融雪に使用したホースを片付け

倉庫周辺の掃除をしました

 

 

 

冬のあいだ設置されていた融雪パイプがいっせいに無くなり実にすっきりとした感じで、春の到来がまた一歩近づいたようで気持ちが楽になります。和尚の座右の銘である「一に掃除 二に掃除 三四掃除に 五に掃除」です。掃除の作務ほど有難く感じるものは他に有りませんね。日々頑張って掃除をして参りましょう!友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4221話 】
2025年 03月 08日 談

 

今年初めて朝方の気温がマイナス2℃となり境内の残雪がカチカチに凍っていました。日中も気温が上がらず、終日冷え切った寒さ厳しい土曜日となったようです。

 

宝勝寺檀信徒 津田家 春季彼岸御祖霊供養を修業いたしました

 

 

午後1時半より日頃から御厚誼を頂いている卑山御檀家の津田様が来寺され、春季彼岸御祖霊供養諷経を本堂にて厳かに修業した後ふれあいパーク霊苑奥の院にて墓前御供養諷経を修しましたが、幸いに穏やかな好天気のもとでの祖霊追善供養となりました。

 

冷たい風にも春の気配を感じる中での 彼岸のお墓参り

 

 

津田家御祖霊の墓前で 御焼香される様子

 

本日は御参詣を賜り 誠にありがとうございました

 

 

気象庁の予報では週明け頃からいっきに気温が上がるとのことで、庭師達によって卑山霊苑の北陸冬の名物「雪吊り」取り外し作業が手際よく進められ苑内もすっきりした風景が戻ったようです。土曜日ということで寺カフェを開業し少しずつ観光客が増えて来たように思いますが、これから卒業シーズンを迎え卒業旅行先の観光地としても若者達の姿が増えていくものと思われます。

 

「 春風 福寿を生ず 」 令和乙巳 渓仙 書

 

さて3月に入り法務も次第に増えてきました。桜の開花情報をよく耳にするようになってきた今日この頃ですが、まだまだ寒さ厳しき折くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4220話 】
2025年 03月 07日 談

 

本日早朝 の 山門前にて

 

朝方あまりに寒いので外を見てビックリ! 車の屋根にはどっかと雪が積もっていました。この時季の雪はすぐに融けていきますから心配はいりませんが、ようやく境内から雪の姿が消えたと安堵していた矢先の雪景色となったようです。午前中に、フランスより一時帰国されている荒木芳栄さんから「新居の門札を書いて欲しい」との依頼を受けていたのでさっそく書いてみました。

 

「 晏 寺 」  渓仙 書

 

アンジー市に在住で、町の名前とご主人の希望で寺院名を掛けて「妟寺(あんじ)」と書をしたためましたが、その意味は“安らかで清々しく落ち着いた寺”という意味です。地元アンジー市に漢字を読める方が居られれば直ぐに意味が理解できるかと思っています。荒木さんの話ではご主人が邸宅の3階を坐禅室に改装されるとのことでした。

 

泉家御母堂様 満中陰忌ならびに納骨之儀

 

午後1時からは泉家御母堂様の満中陰忌並びに納骨の儀が修業されましたが、ご親戚の皆様は卑山霊苑に御法縁を頂き日頃よりご厚誼を頂いています。天気もすっかり回復し、法要後には御一同がふれあいパーク霊苑に墓参をされました。

 

 

 

 

本日は寺カフェを開業したものの急に寒くなったせいか寺町界隈は道行く人も少なく、静かな週末の一日となったようです。寒暖を繰り返しながらも境内の風情は春の様相を色濃くしていく今日この頃となっています。どうか部屋を暖かくしてお健やかにお過ごしください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4219話 】
2025年 03月 06日 談

宝勝寺本堂裏庭 おかめ桜のつぼみ

 

岩手県大船渡市山林火災のニュースが連日報道され和尚も大変心配しながら一日も早い鎮火を願いましたが、ようやく雪混じりの雨模様となり今日はずいぶん治まったとのことで本当に安堵しました。山林火災などはアメリカ大陸での話と思っていましたが最近の気候変動がもたらす災害なのかも知れません。昔から恐ろしいものの例えに地震、雷、火事、台風(おやじ)とありますから、昔も今も少しも変わらないですね。多くの方々が避難されているそうですから一刻も早い災害救済を願って止みません。

 

八重の白梅

 

朝からハッキリとしない天気になりましたが、本日は自室にこもって整理整頓に徹し、重要書類を仕分けしてファイルする作業をしました。ずいぶんと色々な仕事をしてきたものだと懐古するばかりで相変わらず整理より書類や写真などに見入ってしまう時間が長く、整理が終わったのが夕刻になってしまいました。書類整理の何か良い方法は無いものかといつも悩んでいます。

 

 

さて3月も早や1週間を過ぎようとしています。光陰矢の如し 時人を待たず!で、あな恐ろしや!あな恐ろしや! 整理整頓は心の整理でもありますから今日は随分とスッキリしました。日々の整理整頓が最大の良い方法ですね!反省しきりですよ。頑張って参りましょう。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4218話 】
2025年 03月 05日 談

本堂茶室側の中庭

 

融雪パイプが功を奏し、本堂裏側に山高く積もった屋根雪の融雪が完了し本日は小雨降る中庭の掃除をしました。少しの雪は残るものの木々はすでに新芽を膨らませ始めているようです。本格的な春の到来にはまだ時間が掛かりそうですが、少しでも早く庭の整備をして暖かくなる日を待ちたいと思います。

 

つい数日前まで 和尚の背丈以上に積もっていた雪(3月1日撮影)

本日の様子 雪割り作業によって あっという間に融けました

 

今年は例年に比べ大雪の日が続きましたが、ここに来て除雪作業の緊張感から解放されたこともありなんとも手持無沙汰の感すら覚え、本日はじっとしておれずついつい小雨の降る中での庭整備となりました。

 

小雨の中 せっせと庭掃除

芽吹き始めた クレマチスのつる

 

さて、午前中にはトランプ大統領の施政方針演説の生中継と大リーグ・ドジャースのオープン戦を少しだけ観戦しましたが、春を迎え悲喜こもごも色々な分野での闘いが繰り広げられていくようです。この時季の禅語に「風吹けども動ぜず天辺の月 雪おせども砕け難し礀低(かんてい)の松」とあるように、どのような困難に遭遇しても挫けない強い意思を持って日々を過ごして参りたく念じる今日この頃です。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4217話 】
2025年 03月 04日 談

冷たい雨の降る 宝勝寺山門前にて

 

昨日は午後より6月に予定されているフランス・ドイツ渡欧研修旅行についての説明会が宝勝寺で行われましたが、今回はフランス・アンジー市、マーク・イゴネ邸のギャラリーに於いて6月14日(土)と15日(日)の2日間に渡り和尚の墨蹟展並びに坐禅会そして文房流晴心会野口翆智先生と御社中10名による華展並びに茶会が開催される予定です。

 

フランスサンリス市「アートサクレ芸術祭」

 

その日程打合せ協議が地元JTBの方と荒木芳栄さんも参加され行われたわけですが、フランスでの野口先生との合同開催は今回で3回目となります。過去には2011年10月パリ「ギャラリーメタノイア並びにポンピドゥセンター広場での墨蹟大書」、2019年4月にフランスサンリス市「アートサクレ芸術祭」に於いての墨蹟禅画展並びに野口御社中のいけばなパフォーマンスと華展そして茶会が開催され、いずれも地元の多くの方々が鑑賞に来られ日本文化交流の場となりました。

 

文房流晴心会野口支部 御茶会といけばな展 ワークショップの開催

 

 

 

 

今回はフランス・パリから電車で約1時間半ほど離れたアンジー市(人口約7千人)に在住されているマーク・イゴネさんと荒木さんが運営されるギャラリーでの開催となり、これまでとは異なり地元の方々に密着した形の日本文化の交流で今から楽しみにしています。アンジーでの墨蹟展と坐禅会の後にはドイツ・ミュンヘンに滞在し、臨済宗妙心寺派の菩提山 正法寺やミュンヘン市内の禅センターでの坐禅会にも参加したいと願っています。

 

 

サンリス市の教会で行われた坐禅会

 

 

 

渡欧の心境は如何!と問われれば「一即一切(いつそくいつさい)」と答え、人生七十七今年喜寿を迎えての心境でも有ります。禅画や墨蹟並びに華展や茶道を通して「なり切る!捨て切る!思い切る!」 禅の心の端的を示すことが出来れば幸いです。頑張って準備を進めて参りたく念じています。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4216話 】
2025年 03月 03日 談

ふれあいパーク霊苑 三界萬霊塔真前の枝垂れ紅梅

 

天気予報どおりに急激に気温が約4℃と下がり雪混じりの天候となりましたが、午前10時半よりふれあいパーク霊苑に於いて福土家開眼納骨供養並びに御尊父様一周忌追善供養諷経が修業され、また午後1時半からは原嶋家開眼納骨供養が修業されました。あまりの天候の変化には驚きますが、季節はまだ3月初旬で寒の戻りとなっても仕方がありません。

 

 

今日は桃の節句「雛祭り」の日で、小さなお子様がおられるご家庭では雛あられなどを食べながらの家族団欒の一日となったことと思いますが、子供達の無事なる成長を心から願いたいと思います。

 

6月に予定されている 欧州研修旅行の参加者説明会が行われました

 

午後からは第3回目となる欧州研修旅行の参加者説明会が卑山で行われ、地元JTBの職員の方から懇切丁寧な旅行行程の説明を受けました。本日は福井より文房流晴心会・野口翆智先生始め御社中4名が来寺くださり、現在来日されているフランス・アンジー市在住の荒木さんからも現地での坐禅会並びに墨蹟展や野口社中による華展並びにお茶会についてのカリキュラム等の説明を受け、終了後は皆さんと和合茶礼をして散会となりました。

 

フランス・アンジー市から来日されている 画家の荒木芳栄さんと

文房流晴心会・野口翠智先生と御社中の皆様、荒木芳栄さんと記念撮影

 

さて日課となっている雪割りは雨のため中止しましたが、雨模様の天気を受けていっきに融けていきます。寒さの中にも確実に春に向かっていく気配を感じ取る今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

本日は御来寺くださり 誠にありがとうございました

 

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