和尚のちょっといい話
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京都を後にして福井に戻りましたが、大安禅寺でも午後1時半より「重要文化財 大安寺本堂ほか6棟 調査工事」の打ち合わせが福井県文化課、福井市文化課並びに文建協の関係者方々そして卑山から藤田総代様が出席されて行われました。金沢寳勝寺の事業が竣工したことを受け、今度は自坊の諸堂全面修復工事に全力を注いでいきたいと思っています。
「重要文化財 大安寺本堂ほか6棟 調査工事」打ち合わせ
今回の修復復元工事は約10年間に渡る文化庁指導の大事業の為、相当の覚悟を持って取り組まねばならないと気持ちを新たにしています。これまでにも何度も諸堂修復工事を繰り返し実施してきましたが十分ではなく、今回は徹底した復元工事になるということで期待も大きいものが有ります。
さて、夏休みを利用して滋賀県から孫達がやって来ました。久しぶりの再会でしたが、やはり孫達に会った途端に不思議と元気が出てくるものです。これを「孫力(まごちから)」と言うのでしょうか? 今日も蒸し暑い一日でしたが、会議関係者の皆様始め藤田総代様には本当に長い会議にご参加いただき心から感謝申し上げます。相変わらず激務が続いていますが、これも寺院発展の為の御法縁ですから一層奮起して集中して行きたいものです。友峰和尚より
今日は大本山妙心寺・宗務本所での会議のため京都に出張しましたが、流石に京都は盆地とあって実に蒸し暑い一日でした。思わず学生時代を思い出しましたが、北陸地方とはまた違った特別な蒸し暑さを感じました。会議は空調の効いた快適な場所なので問題有りませんが、いったん外に出ると汗が噴き出てくる感じでした。和尚にとっては久しぶりの休息で、有り難いタイミングでの会合となったようです。勿論「僧侶育成審議会」の委員ですので職責だけは果たしましたが、最近思うのは、時々は本山の重責にある役員方々とお会いする事のほうに意義を感じています。そろそろリタイアも考えているのですが、僧侶育成の為にも役員方々とお会いしての情報収集が不可欠となっています。
会議に参加すればするほど、本来の理想的宗教の未来像から遠ざかって行くのも不思議な話です。究極は各寺院住職がそれぞれに檀信徒方々との法務の交流をしっかりと遂行していく事に尽きると思います。また後継者育成に於いても「親の背中を見て子は育つ」という昔からの格言が一番なのかも知れませんね。さてゆっくりと一泊休息して明日は元気に戻りたいと思います。大安禅寺檀信徒の皆様にお会いできるのを楽しみにしています。友峰和尚より
大安禅寺 の 睡蓮
随分と自坊を離れていたためか、久しぶりの大安禅寺をすっかり堪能した一日となりました。と言うより、このところのハードなスケジュールから解放されたせいか昼間だというのに帰寺した途端にぐっすりと寝込んでしまいました。まるで子供が母親の胸に抱かれながら寝息を立てているような感じでしょうか。ぐるりと境内を一周すれば、こちらは愈々再来年から始まる国指定重要文化財・諸堂大修復工事の調査が始まっていました。
孫 と 学校のお友達
夏休みということで、孫達はお友達とのお遊びに夢中でさすがに暑さ知らずの「元気印」を目の当たりにしました。寳勝寺での日々の生活リズムが風車なら、大安禅寺は水車のリズムと言った感がするものです。NHK大河ドラマでもお馴染の滋賀県龍潭寺に生息する「龍潭寺むくげ」の花がいま満開となっていました。また寶勝寺から移植した酔芙蓉も元気に育っていました。どのお花もどことなく余裕を感じさせてくれるのはやはり環境のせいなのでしょうか? 実に面白い感覚です。
龍潭寺むくげ
酔芙蓉
寳勝寺からは次々に情報が届けられて来るのですが、まるで違う世界に来たような不思議な感覚を覚えるものです。夕刻には蝉しぐれに心惹かれ、しばし瞑想状況に有りました。人間、住む環境ほど大切なものは有りませんが、生活環境を変えるのは普通ではなかなか難しいことですね。和尚が元気で働けるのもきっと素晴らしい環境が自分を支えてくれているのだと感謝した一日でした。友峰和尚より
日中友好の朝顔 の つぼみ
金沢市に大雨警報の出る中、腰を据えての事務作業の一日となりました。10月22日に厳修される本堂修復保存工事並びに代々墓改葬工事竣工記念行事「落慶法要」案内状の封筒詰めをしましたが、スタッフ不足で丸一日掛かってしまいました。夕刻にはどうやら終了することが出来ましたが、ハードな法務の日々から解放されるのはまだまだ先のようです。
寺内は不思議なほど静まり返っていましたが、今日は火曜日で寺カフェはお休みということを忘れていました。人の出入りの無い寺ほど寂しいものは有りませんね。さて、静けさをうんと活用してどんどん事務整理に集中していきたいと思っています。頑張りましょう!頑張りましょう! 友峰和尚より
7月24日は新命副住職の誕生日です。昨年は家族皆でお祝い出来たのですが、今年は金沢ということで朝一番にお祝いメールをしました。今日は終日休息を取りましたが、カナダに留学中の加賀 光 君がメキシコのお友達を連れて寳勝寺を訪ねてくれました。
光君 と マウリシオ君 です / 寳勝寺山門にて
兼六園にて
流暢な英語を話す光君に感心しながら金沢市内の有名観光地を巡り、実に楽しい時間を過ごすことが出来ました。夕刻には大雨となり急遽寺に戻ることになりましたが、和尚にとって久しぶりの市内観光地巡りで、なかでも兼六園は何度訪ねても感動するものだと思いました。
今年も日中友好の朝顔ネットを準備
寳勝寺では、雨模様の中をふれあいパーク霊苑の見学に来られていました。本当に有り難いことです。 一度和尚もゆっくり休息したいと願っています。気候不順の折、皆様にはくれぐれも御身体大切にお過ごしください。友峰和尚より
光君、マウリシオ君と、紗寧さんとともに
多くの方々の温かい御支援とご協力を得て、本日「宝勝寺ふれあいパーク霊苑」が開苑しました。早朝より本堂にて卑山檀信徒祖霊総供養を修行し、引き続き霊苑代々墓を始め新しく改葬成った集合墓に於いても諷経しました。午前9時からは現地説明会がスタートしましたが、さっそくにお客様が見学に来られ安堵したものでした。本格的な見学会はこれからですが、霊苑スタッフの皆さんが明るく丁寧に応対されている姿が印象的でした。
早朝、㈱ココ・プランニング中本社長始め霊苑スタッフの御祈願
三界萬霊塔並びに歴世塔御真前にて 歴代住職と檀信徒祖霊総供養諷経
奥の院回廊を廻り諷経
寺内にて、出発茶礼をしました
雨の中を 見学に来てくださった方々
朝からあいにくの大雨でしたが、夕刻には止み、雨よりもまず無事に出発できたことを心から感謝したものです。さすがにこのところの疲れがどっと出たのか終日睡魔が襲ってくる感じで、午後からは横になって休息する時間が増える始末。時折、霊苑入口の受付テントを訪ねましたが、雨にも負けずスタッフ皆さんの頑張っている姿に勇気づけられたものでした。
交通整理をお願いした ㈱アイビックス の ガードマンの方とともに
仮事務所から臨む 和エリア「まほろば区」 の 風景
千日紅の紫や、青、橙。日本古来の色合いの草花が咲きます。
可憐に咲く天蓋百合に 心が癒されます
来場者の皆様へ、御挨拶に伺いました
夕刻、中本会長とともに 打ち合わせ会のようす
本日はお足元の悪いなか、現地説明会に御来場頂きました皆様に心より厚く御礼申し上げます。説明会は引き続き行われていますので、是非いちど「宝勝寺ふれあいパーク霊苑」をご見学頂ければと思います。 風光日々新たなり! 明日からも頑張って法務に専念して参りたいと心を新たにしています。友峰和尚より
目が覚めた時点で室内気温が30℃ですからもう諦めの心境でした。朝一番に小松在住のお檀家様の月参りに出掛けましたが、昨日取材して下さった本堂修復と霊苑竣工の記事が地元新聞に大きく掲載されていると聞き、大変嬉しく思いました。取材下さった北陸中日新聞の中平記者は現在「終活」について特集記事を組んでおられるとの事、和尚自身もまさしく終活状態にあり、一挙手一投足が人生の締めくくりと感じながら日々を過ごしています。
少子高齢化の進むなかで、近年急速にクローズアップされているのが「終活」です。「没後離婚」とか「没いち」などという新語まで飛び出す始末。どうやら黄泉の国のことも自分で準備する時代に入っているものと実感します。午前中には新聞の記事掲載を見て多くの方が見学に来て下さったようですが、愈々明日から現地説明会が開催されます。本日は「終活」の記事として寳勝寺霊苑を取り上げて頂きました事、中平記者には深く御礼申し上げます。そして石川テレビ放送様には素晴らしい映像取材をして頂き、心から感謝申し上げます。ディレクターには「しいのき迎賓館墨蹟禅画展」でも大変お世話になりましたが、久しぶりにお会い出来、本当に嬉しく思いました。この度はニュースにして頂き、誠に有り難うございました。
さて、構想から約五年、この度竣工成った「ふれあいパーク霊苑」、金沢市民の皆様に大いにご縁を頂きたいと切に願っています。明日は朝一番に寳勝寺檀信徒祖霊の総供養を申し上げたいと思っています。今日までお守り頂き感謝申し上げます。友峰和尚より
地元報道機関の方々が取材に来てくださいました
もう「なんも言えね!」連日の猛暑には閉口してしまいますが、本日は報道機関への「本堂保存修復工事並びに代々墓改葬工事完了」と「宝勝寺ふれあいパーク霊苑竣工」に関する会見の為、早朝より境内をお掃除してお待ちしていましたら、地元のテレビ局並びに新聞社の方が来て下さり本当に嬉しく思いました。少しでも和尚の気持ちが金沢市民の皆様に伝わって理解して下さる事を願うばかりです。
寺内に引き続き、霊苑にて。 本日は暑い中を御取材頂き、誠にありがとうございました。
霊苑スタッフが合祀墓の説明をしているところ
テレビ局カメラマンによる撮影
緑の園の 小さなお墓
昨晩は今月の木曜坐禅会が催行されましたが、急遽霊苑管理事務所のスタッフも参加くださり、ご縁の不思議さを感じたものでした。スタッフの皆さんは7月23日からの「ふれあいパーク霊苑・新規募集」が始まる為その準備に追われており、忙しい最中の坐禅会参加となりました。集中力が増したかどうかは分かりませんが、霊苑竣工を前にしてスタッフ全員の気持ちがひとつになった事だけは確かなようです。
平成29年 七月度 木曜坐禅会
霊苑管理事務所スタッフの皆様
白隠禅師坐禅和讃 唱和
坐禅後の茶礼にて 坐禅会会員の皆様と
霊苑では今日も仕上げの植栽が行われていましたが、どうやら23日には完全な形でのお披露目が出来そうです。ブログをご覧の皆様にはこの一年間、「ふれあいパーク霊苑工事」の話題ばかりで申し訳なかったのですが、和尚にとって大変充実した一年だったように思います。
本日、和エリアの植栽がほぼ終了
太陽にキラキラ輝く樹木墓
早朝、合祀墓のガラス窓「想」に、朝陽が差し込みます・・・
まるで夢のように美しい景色が境内全体に広がっています。愈々東京個展開催実現に向けての想いが再び湧いて来た今日この頃です。友峰和尚より
宝勝寺ふれあいパーク霊苑 まもなく23日より開苑です
ふれあいパーク霊苑管理事務所 川面氏とともに、境内の掃除をしました
「坐禅せば 四条五条の橋の上 行き来の人を 深山木と見て」京都大徳寺開山・大燈国師の御歌ですが、今日はその坐禅会の日。坐禅とは何ですか?と聞かれれば「心が座る事だ」と答えます。では「心が座る」とはどういう事ですか?と問われれば、「なんにも思わぬ心」だと答えます。では「なんにも思わぬとはどういう心境ですか?」と問われれば、「あるがままの心」と答えます。ウム~・・・、さてさて皆様、お分かりになりましたか? 一体、あるがままの心とはどのような心境なのか?「言葉では言い尽くせない深い安らぎ」とでも言いましょうか、どうか実地に体験して頂きたいものです。
竹葉が はらはらと 舞います
何事に於いても言えることですが「百聞は一体験」に如かずです。やってみなければどうにも答えようのない心境の世界ですから、頑張って坐禅にトライして頂きたいものです。勿論、冷たいビールをキュッと飲んでスカッと爽やかになるのもいい気分なのかも知れませんが、どっこい長続きせず一過性の爽やかさでは使い物になりませんね。坐禅は持続する深い安らぎを得るからこそ有り難し有り難し。
霊苑では、宮崎デザイナーによる和エリアの植栽が継続中
擬宝珠、蘭、富貴草の緑に包まれたお墓
日中友好の朝顔 発芽しています
さて、毎日猛暑日が続いていますが、昨日は和尚も思わず目がくらみ倒れそうになりました。間違いなく老人性熱中症です。家の中に居ても身体が怠くなるほどですから、皆様も十分に気を付けて頂きたいものです。友峰和尚より
午前中に金沢市観光協会の幹部職員の方が東京の大手旅行会社の方々と共に来寺され、これからの新しい観光ルートや商品開発を模索する為の打ち合わせを兼ね視察に来られました。先日は石川県観光連盟の方々でしたが、今回はそれに引き続いての協議となりました。いずれにしても新しい観光ルート設置のための努力が続けられているようです。
寺カフェが提携している「金沢美味クーポン」を利用して下さいました
寺カフェ 喫茶室内を視察されているようす
その後、霊苑へ御案内させて頂きました
初夏を過ぎ 花々が 一段と美しくなりました
「ふれあいパーク霊苑」オープンが目前に迫っており、昨日に引き続き午後からは地元の駐在所を訪ね、この23日に開催される霊苑完成見学会について詳しい内容や駐車場整理等の説明に行って来ました。身体が幾つ有っても足らないくらい積極的に行動していますが、開苑までの時間はあと4日間を残すのみです。地元報道関係各社にも取材依頼のファックスを送りましたが、近年急速に進む墓じまいの中での、新しい形の一人墓、夫婦墓、樹木葬、合葬墓、グループ墓など、切実な要望に応えていく為の期限付き墓(はか)だけに、是非取材を願いたいと思っています。ここ数日、霊苑の見学に来られる方が増えていますが、少なからず没後の心配は昔よりも深刻な社会状況に有るようです。さて元気を出して頑張って参りましょうか!「今やらねばいつ出来る 俺がやらねば誰がやる!」 霊苑に最初にお世話になるのはどうやら和尚のような気がする昨今です。友峰和尚より