和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1480話 】
2017年 09月 06日 談

法要が行われました / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑にて 

午前2時に試合開始となったW杯アジア予選最終戦・サウジアラビアと日本との一戦を観戦しましたが、応援の甲斐も無く1-0で敗れてしまいました。先日のオーストラリア戦で見せた若きアスリート達のパワフルな闘いとは随分違った展開となり、何とも悔いの残る試合となってしまったようです。当然の事乍らアウェーということや気温の高さなども有って選手にかかる負担も大きかったことを思えば、尚更の事若きこれから活躍を期待される選手達を思い切って登用して欲しかったと思います。それにしましてもアラブの王様が90パーセントのスタンド席券を自国民の為に買いとったと言いますから驚きでした! 和尚はとうとう一睡もせず本日の法務に専念しましたが、来年のW杯ロシア大会を期待したいと思います。

    

供養終了後 参拝者の方とお話ししているところ

今日も10月22日落慶法要のお稚児さん募集申込みが有り、募集締めきり定員まであと僅かとなってきて嬉しい悲鳴を上げております。法要が近づくにつれ色々な電話の問い合わせが増え、その対応に追われる毎日です。午前中には「五木寛之の金沢新小景・寶勝寺ふれあいパーク霊苑」が再放送されました。雨の中、霊苑を見学されている方や既にお求めになった方が和尚を訪ねて下さいましたが、本当に有り難い事です。また野町・少林寺を訪ね、先代住職の奥様との交流も大切にしています。

石川県観光連盟 新井様との打ち合わせにて

さて秋雨の一日となりましたが、9月長月の呼称は「秋雨前線」による長雨を指して付けられたともあります。何かと気候が目まぐるしく変化していく季節、どうか皆様、くれぐれも御身お大事にお過ごしください。和尚の身体はどうやら幾つあっても足らないような毎日となっています。ピコ!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1479話 】
2017年 09月 05日 談

酔芙蓉のつぼみ / 寳勝寺境内にて

今日は火曜日でお寺は休寺日となりましたが、朝一番に日中友好の朝顔の水やりをしていましたら、ご高齢の御婦人お二人が山門前で深々とお辞儀をされ合掌して入って来てくれました。そのお姿はまるで後光が差しているように美しく、山門がいっそう輝きを増すようでした。合掌に礼拝とは本当に頭の下がる光景でした。

ヤブランの花が咲き始めました / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑にて

近年どうして祖先や神仏に対する畏敬の念が失われつつあるのか、その原因は自分の心に有るのではないだろうかと感じたものでした。「坊主の無信心」とは古来よりの格言ながら、うかつにも我が寺の山門をくぐる際に日々礼拝して入って来たかと問われれば、皆無に近い状態だったと反省です。そもそも寺院の伽藍配置は人間の身体を形どったもので、山門は「産門」とも書かれるように命の生まれいづる場所を言い、参道は「産道」とも書くそうですから、極めて神聖な場所という事になります。「人の振り見て我が振り直せ」とはそういうことだと思いました。しかしながら合掌する人の姿ほど美しく感じるものは有りませんね。太陽に向かって合掌! 山に向かって合掌! 祖先の墳墓に合掌! お友達に向かって合掌! 夫婦お互いに合掌! 出会いふれあい和み合い、ゆくゆくお互い拝み合い!合掌!合掌!・・・・さあさあ、皆で合掌を合唱しましょう! レットイットビー!レットイットビー! 有るがままに!そのままに! 友峰和尚より

「福 日々是好日」

友峰和尚のちょっといい話 【 第1478話 】
2017年 09月 04日 談

中部緑地㈱の中野部長とともに 霊苑の吹き流しを修理中

ブログをご覧いただいている皆様!御仏の御加護を得てか和尚の身体も無事回復に向かっています。病気の原因が何であったかはっきりしませんが、健康が如何に大切か身に染みて感じました。身体が回復していくのに合わせ、午後からは早速来訪者との対応にあたりました。本日は東京より㈱いせやの田中社長様並びに渋谷専務様が挨拶に来て下さり、心より感謝申し上げました。そもそも「ふれあいパーク霊苑」のご縁の始まりは㈱いせや様が経営されている「薔薇の花咲く霊苑」でした。今日は懐かしくお話しさせて頂きましたが、視察にお伺いした時は余りにも美しい霊苑に驚きと感動を覚えたものです。あれから5年が経ち、いま金沢寺町に東京と同じく四季の花咲く「ふれあいパーク霊苑」の完成を見た事に不思議な御法縁を感じ取っています。

㈱いせや 田中社長様、渋谷専務様とともに

ご挨拶後まもなくして、東京都港区にある興山社発行「月刊住職」の取材を受けました。最近は「終活」について何かと話題になっていますが、今回は寺院の墓地改葬における諸問題を検証するというテーマでした。長時間に渡る取材でしたが、㈱ココ・プランニングスタッフの方の協力も得て無事、取材を終えることが出来ました。

月刊住職 記者 杉山氏とともに

霊苑見学に来てくださった方々です

杉山記者の熱心な取材に対して敬意を表しますと共に、今回の記事が全国の御寺院様に少しでもお役に立てばと願うものです。さて元気も戻って来たようですから、こちらも明日からはパワフルな話に戻っていきたいと思います。友峰和尚より

桂岩寺坐禅会員の林氏とともに お稚児さんの話題で盛り上がりました

友峰和尚のちょっといい話 【 第1477話 】
2017年 09月 03日 談

豆萩 ほととぎす 下野

9月最初の日曜日、8月とは打って変わってゆっくりとした時間が流れる寺カフェの一日でした。やはり「長月(ながつき)」の言葉がぴったりの季節感が感じられます。和尚自身は相変わらず体調不良で安静に徹しましたが、8月の忙しさを振り返ってみると身体を壊すのも無理からぬ話です。自分が70歳の高齢者であることを強く自覚しなければならないと反省するばかりでした。午後には福井から中西大さんがお寺を訪ねてくれました。大安禅寺では何かとお世話になっている方ですが、10月の落慶法要のお手伝いの件で来られ感謝の言葉も有りません。遠いところをお訪ね頂き有り難うございました。

ブルーサルビア / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑

お部屋にじっとしているのも退屈でしたが、一刻も早く現場復帰をしなければなりません。病んでみてわかる事が沢山有るものだと改めて感じました。妙心寺開基花園法皇様が言われた言葉に、「病みてこそ道心の起こる候 不幸はこれ道の幸いなり」とありますが、真にその言葉通りだと思います。自然の有り様が際立って美しく見えてくるのも、命の根源が自然そのものだからであろうと思います。

昨日のブログでアップしたつがいの蝶々の写真ですが、突然降って湧いたように見えて、いま霊苑内に咲き誇る色々なお花につられるように新しい命が生じているようです。やはり生命の神秘は無心無我の中から生まれることを感じ取った一枚の写真でも有ります。いつの時も感謝の心だけは持ち続けていたいものですね。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1476話 】
2017年 09月 02日 談

とうとう、ついに、やっぱりと言いますか、昨晩、突然身体を襲ってきた言いようの無い懈怠感に身動きすら出来ない有り様。かといって救急車を呼ぶには偲びずただひたすら忍の一字で一夜を明けました。3日ほど前からどことなく身体の不調を感じていましたが、本当に不覚でした。恐らく8月のハードなスケジュールを終えていっぺんに疲れが押し寄せて来たのだと思います。今日は卑山お檀家様の年忌法要が予定されていたため回復が心配されましたが、そこはそれ「禅坊主の真骨頂」で一心集中して無事に遂行できました。

寳勝寺檀信徒様 の 年忌法要のようす

御親族皆様でお参り下さいました

法要が終わるや否や、かかりつけの病院に駆け込みました。先生の話では、慢性疲労による胃腸炎であろうとの事。とても親切な看護士さんに点滴を打ってもらい帰寺したものの再びダウン。嗚呼!なんたることか、健康の大切さをしみじみ感じた一日となりました。こんな話はちっともいい話ではないのですが、平成29年9月2日の記録として書き留めました。どうか皆様、くれぐれも無理をしないで健康第一にお過ごしくださるよう祈念いたします。

昨晩、テレビ金沢「花のテレ金ちゃん」の番組で「五木寛之の金沢新小景、寳勝寺ふれあいパーク霊苑」が放映されましたが、本当に素晴らしい映像と五木寛之氏のナレーションでした。ディレクターはじめスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。今日の法要でも、檀信徒皆様が喜んで下さっている事が和尚にとってなによりの安らぎになります。身体の回復を待って一度ゆっくり休養したいと思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1475話 】
2017年 09月 01日 談

昨晩行われたサッカーW杯アジア予選でオーストラリアを破り、来年6月に開かれるW杯ロシア大会に日本代表の出場が決まりましたが、試合を観戦していてやはり若き選手のスピード感あふれるプレーに圧倒されたものでした。熟練選手の技も重要ながら、サッカーはスピードとたゆまぬ攻撃が命のようです。これまでの試合にも世界各地で活躍するスター選手が起用されていましたが、今回は思い切った若手起用のチーム作りが日本を勝利に導いたと思います。また「攻撃は最大の防御なり!」の言葉の如く、今回の試合は特に攻撃の手を緩めない若き選手のプレーが目立った試合運びとなりました。攻めて攻めて尚攻めるパワフルな攻撃は相手に隙を生んでいきます。今回ほど頼もしく且つ安心して観戦した試合は有りませんでした。来年のW杯が本当に楽しみですね。

さて今日から9月、長月に入りました。各学校では一斉に夏休みが明け、寺町界隈は子供達の賑やかな声もぴたりと無くなった感が有ります。寺カフェはお休みしましたが、愈々明日から本格的に秋の観光に向けて始動したいと思っています。午後には野町・本長寺様(顕本法華宗)が落慶法要のお祝いに来寺下さり、同世代ということで時間の経つのも忘れて話し込んでしまいました。少しずつですが寺町寺院群の住職様との交流も広がり始めています。「禅宗は全宗」と心得て今後も多くの寺院との交流を深めていきたいと思っています。さて今晩は6時半より、テレビ金沢「五木寛之の金沢新小景」にて「宝勝寺ふれあいパーク霊苑」が紹介される予定となっています。こちらも地元の方々に少しずつながら受け入れられているで大変嬉しく思っています。取材を頂き本当に有り難うございました。友峰和尚より

ぐんぐんと大きくなっています 二株の酔芙蓉 / かつて山門前庭にありました

友峰和尚のちょっといい話 【 第1474話 】
2017年 08月 31日 談

昨日のブログで「金沢寺町パワースポット寺院」の話を載せましたところ、今日の午前中にさっそく寺町1丁目の桂岩寺様が来られ、「寺町御利益五佛めぐり」が話題の中心となりました。全国の過疎地に於いては村おこしや地域活性化の努力が続けられていますが、少子高齢化の進む中ではなかなか難しい状況となっているようです。そういった意味では、寺町寺院群は地の利や寺の歴史また地元が観光地という事も有って今後大いに活性化に導ける事と思っています。あとはお互いに努力あるのみですね。

 さて10月22日に挙行される落慶法要稚児募集のポスターを、日頃お世話になっている色々なお店のオーナーにお願いし掲示して頂いていますが、早速に今日、そのお店でポスターを見ましたという親子が申し込み手続きに来て下さいました。感心させられたのは、どのお店のオーナーも即座にお店に掲示して下さったことでした!南無観世音菩薩!思わず感謝のお題目を唱えました。どうかブログをご覧いただいている皆様もご応募宜しくお願いいたします

午後からは㈱ココ・プランニング中本社長と懇談しましたが、ふれあいパーク霊苑現地見学会も順調に進んでいるようで嬉しく感じています。愈々明日から9月「長月」に入ります。季節の変わり目でも有りますので、皆様にはくれぐれも風邪に気を付けてお過ごしください。和尚はどうやら8月期の猛暑を乗り切ったようです。気分一新して頑張りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1473話 】
2017年 08月 30日 談

寳勝寺の御朱印 平成29年8月30日

最近の御朱印ブームには驚きます。御朱印そのものの歴史は古く、特に観音霊場巡りに於いては絶対に欠かせないものです。なぜなら写経を霊場寺院に奉納した証しに御朱印頂くものですから、本来は写経の奉納が基本とされています。最近ではスタンプラリー的感覚で参拝記念に御朱印を求められる方が多く見受けられます。昨日は寺町寺院群の各宗派の御寺院様に色々ご相談しましたが、寺町活性化のひとつとして、各寺院の仏像めぐりに合わせ御朱印を御仏とのご縁の証としてお渡しするというものです。名付けて「パワースポット!金沢寺町・ご利益五佛めぐり」。各住職にお話を聞いたところ、それぞれに立派な仏像が祀られているとか。おとなりの承証寺(じょうしょうじ)様には鬼子母神、西方寺様には十一面観世音菩薩、桂岩寺様には五百羅漢、常松寺様には釈迦牟尼仏、卑山には弁財天と地蔵菩薩というように、一般にはあまり知られていない仏像がお祀りされています。

寳勝寺の弁財天 / 音楽、福徳、学芸、戦勝の御利益をもつ

近年の寺離れはまさしく、お寺の中に入ったことが無いことにも原因が有ります。寺ガールや仏ガールそして歴女が増えつつある今日、一刻も早く各寺院の御仏とのご縁を結んで頂きたいものです。御仏にはそれぞれに不思議なパワーが有りますから、是非お参りして実感して頂きたいものです。パワーを頂き御朱印を頂いたらきっと日々の生活が力強くなっていくこと間違いなしですね。「パワースポット!金沢寺町・ご利益五佛めぐり」の登場もそう遠い日ではなさそうです。乞うご期待あれ!! 友峰和尚より

毎日の草引き、ごくろうさまです! / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑にて

友峰和尚のちょっといい話 【 第1472話 】
2017年 08月 29日 談

本来なら火曜日は休寺日なのですが、本日ほど来客対応に集中した日は有りません。まず朝一番にお檀家様の月参り諷経で野々市市に出向き、終わって片岡会計事務所の会計監査、文房流晴心会・野口美智子先生、黒川芳江先生と落慶法要の打ち合わせ、午後4時より㈱ココ・プランニング社員並びに寺町各御寺院様との打ち合わせ、同じくして㈱豊蔵組香林氏と江川部長の工事報告、終わって寺町各ご寺院方々との懇親会等々。その間にも色々なお客様が出入りしている有り様。いったい休寺日はどうなったのかい!?と叫びたくなりました。いやいや和尚は心から喜んでいるのですよ。「お寺は人の集まる所」これが和尚のモットーなのですから有難い話です。

会計監査の様子

今日はわざわざ福井から落慶法要の打ち合わせと会計監査に来て下さいました。本当に感謝申し上げております。記録写真を撮りたかったのですがその時間も無かったようです。夕刻からの寺町各御寺院方々との食事を介しての懇親会は和尚にとって実に楽しい時間でした。今後は「ふれあいパーク霊苑」の法務遂行の上で、何かとお世話になるご寺院です。年齢も若く寺町寺院群で「寺活」として活発に活動しておられる青年僧の方ばかりです。元気な若き僧侶との出会いが和尚の気持ちを一層鼓舞させてくれました。休寺日でしたが大いに力を得た一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1471話 】
2017年 08月 28日 談

秋の風にたなびく 五色の吹流し

残暑のお見舞いを申し上げます。8月もあと僅かとなりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? このところ少しずつ日の暮れるのが早くなって来ましたが、9月は陰暦では「長月(ながつき)」と言われるように、秋の夜長を指す意味で名付けられたとか。本来我々も自然の有り様と共に日々を過ごしていきたいのですが、現代社会は最早昼と夜との隔たりも無く誰かが働いているため、季節感も感じられなくなっていく環境のようです。昔は太陽が昇ると起床し、日が沈めば休息するといった具合ですから自然の働きも体感できましたが、今では東京不夜城の如く眠ることすら忘れてしまった人間社会、どうやら宇宙人との遭遇もそう遠い話ではないように思います。秋の夜長、これからは夜空を見上げながらUFOの出現でも期待しましょうか?

合祀墓「宙(そら)」を見学される方々

本日は再び事務整理を遂行しました。落慶法要挙行準備の為の事務ですが、日にちが迫って来るに連れ次第に細かい仕事となっていきます。ふれあいパーク霊苑のほうも、見学者が毎日来られているので喜んでいます。また今日は仏教情報誌社からの取材依頼も有り、こちらも有り難く思っています。9月1日には地元、テレビ金沢の番組「テレ金ちゃん」の「五木寛之の新金沢百景」で、午後6時15分過ぎに寳勝寺ふれあいパーク霊苑が紹介されますので是非ご覧頂きたいと思います。一歩、一歩また一歩です。あわてない!あわてない! 友峰和尚より

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