和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1243話 】
2017年 01月 12日 談

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人生を振り返ってみますと、和尚なども高校時代が実に懐かしくまた友達との楽しかったクラブ活動を思い出します。本日はお檀家様のお孫さん、三上祐輔君が学校の「卒業料理発表会」で自分の作品を発表するというので出席させて頂きました。彼は将来パティシエを目指し、既に金沢市内のパティシエ専門学校への進学が決まっているそうですが、子供の時から法要の際には常に和尚の横に座り一緒にお経を唱えていました。

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今日は彼の手作りの「豆乳スープ」を賞味させてもらい、また「チーズインアボカドハンバーグ」「舌平目のグジュネット」の展示作品も見る事が出来、その成長ぶりを心から嬉しく思ったものでした。三十三名の調理科生徒さんの卒業発表会でしたが、学校の徹底した料理指導が各生徒の作品に表れていたように思いました。調理科の生徒の皆様の今後の活躍をお祈りします。

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それにしても子供達の成長ぶりを目の当たりに見る事が出来たのは幸せでした。和尚にとって高校時代は遠い遠い昔の話ですが、当時、美術部に属していましたが何より体育祭や文化祭で出品作品を友人たちと遅くまで作成した時の事を思い出します。学生時代の想い出はそのまま今の自分に繋がっているように思います。まもなく卒業式!学生の皆さんにおめでとうの拍手を送りたいと思います。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1242話 】
2017年 01月 11日 談

今月いっぱい御檀家様の年頭回礼が続いていますが、今日は新命副住職とは別々に回りました。和尚は責任役員総代の上田様の御家に行き、御先祖供養の後は御手製のお蕎麦やお寿司を御馳走になりながらお話に花が咲きました。話題の中心はもっぱら健康についてですが、上田総代様も八十歳を越えられたとか。以前よりもすこぶるお元気そうなので、その秘訣を伺いました。もちろん、日頃より御主人を支えておられる奥様の「健康管理」の極意なども話題になりました。

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上田総代様 手打ちの新蕎麦と、奥様ホームメイドの ちらし寿司 に かき揚げ

お参り後に頂く御食事は毎年、奥様が丹精込めて育てられている食材を使っての手作りの品が多く、特にちらし寿司の酢などは秘伝の物でとっても美味しく頂きました。御主人手打ちのお蕎麦は言うまでも無く、出汁、蕎麦ともにに絶妙で味わい深いものでした。お話の結論は「お掃除と感謝こそが健康の源」ということでしたが、まったくにその通りで、御夫婦のいつも仲睦まじいお姿からも十分に納得するものです。

yjimageSFLKPFWO近年は副住職が新年とお盆のお檀家様参りをしていますが、やはり僧侶にとってお檀家様との親交はとても大切ですね。若い世代の急速な寺離れに対しては、もっと積極的な青年僧侶の布教アクションを期待したいものです。寺にじっとしている事が「住職」では無く、「自由職(じぃゆうしょく)としての幅広い活動を願っています。さて寒い一日となりましたが、皆様どうかお風邪など召さないよう十分に気をつけて、暖かくして心穏やかにお過ごしください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1241話 】
2017年 01月 10日 談

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2017年 寳勝寺ふれあいパーク改葬工事会議が行われました

雷轟が唸るように空気を震撼させ、北陸特有の雪起こしの雷が鳴り響いたと思ったら霰が一気に降ってきました。天気予報では明日からは雪マークがずらりと並んでいましたから、穏やかだった松の内から真冬に逆戻りです。今日は和尚にとっての仕事始めで、東京より㈱ココ・プランニングの中本会長様と社長様が新年のご挨拶を兼ねて「寳勝寺ふれあいパーク」改葬工事の視察と打ち合わせに来寺されました。

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㈱豊蔵組の幹部の方々との今後の工事遂行の綿密な打ち合わせも同時に行われ、更にその全容が見えてきたようです。打ち合わせと前後して福井より大安禅寺御用達の小森庭園主・末政様ご夫妻も来られ、お寺は賑わいを見せたものでした。

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毎年、寳勝寺山門の門松を寄贈下さっている 小森庭園の末政様ご夫妻とともに

お寺の事を「伽藍」(がらん)と言いますが、やはりガランとしているより賑わいの有る方が活気を感じるものです。山門前に設置されている門松もまだ生き生きとしています。松・竹・梅の縁起物故に、山門をくぐってお寺を訪ねて来られる方々も何処か福与かに感じます。そろそろお正月気分からも脱皮して心機一転! 皆様、頑張って参りましょう! 友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1240話 】
2017年 01月 09日 談

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大相撲初場所の一番人気力士が新鋭石浦だそうですが、小兵ながら色々な技を繰り出し自分よりもはるかに大きな力士を倒す姿には感動するものです。先日その石浦関をスクープした番組が報道されました。驚いたことに、石浦関が日頃から愛読している本は世界的に有名な金沢出身の宗教哲学者・鈴木大拙氏の著書「禅の心」だそうです。彼が最も気に入っている言葉に「穏やかな心」と「精進」だそうで、成る程と思いました。彼は身体が小さいため人一倍筋トレに励んでいるそうで、そのひた向きな努力の姿には頭の下がる思いがします。和尚などは子供の頃から体力に恵まれたお蔭で、大学生時代は少林寺拳法部に属し、その体力を存分に生かす事が出来たものでした。やはり体力の差が試合には大きく影響するものですから、石浦関の前向きな姿勢が人気を博しているのだとガッテンしました。さてその他にも遠藤関や豪栄道など今後が楽しみな力士が沢山いますから、応援したいと思っています。

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さて本日は、昨年暮れの12月25日に誕生した内孫の永峰を初めて抱っこしました。全くに感無量でした。嫁の御両親もさっそくに尾道からお祝いに来て下さり、家族全員と共に記念写真を撮りました。またお檀家様もお祝いに来て下さり、本当に有り難うございました。立派な卑山の後継ぎとなるよう心から見守って行きたいと思います。友峰和尚より

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1239話 】
2017年 01月 08日 談

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「 無 事 」 渓仙 書

大安禅寺檀信徒の皆様には良い新年をお迎えの事と思います。またブログをご覧くださっている皆様もお健やかなお正月を過ごされていることと思いますが、三連休中日の寳勝寺はお正月明けの旅行客の方々で終日賑わいを見せていました。金沢はまだまだお正月気分の余韻が残っているようです。昨日は内孫・瑞月の誕生日でしたが、残念ながら和尚は金沢での法務遂行にてお祝いが出来ませんでしたので今日はチョット間自坊に戻ってお祝いしましょう。ニュースでは成人式をお祝いする各県の様子が報道されていましたが、人生の中で「冠婚葬祭」はきちんと厳粛に行って欲しいものです。勿論お誕生日、還暦、古稀、喜寿、白寿など目出度い日には家族揃ってお祝いしたいものです。そうそう、結婚記念日も大切ですね。お祝いする大切な意味は、「命の尊さと、その絆を思う」ことにあるからです。多くの方々に感謝の気持ちを表す意味でも大切だと思います。

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さて、金沢の鏡開きは15日だそうですから、今しばらく縁起物飾りや注連縄や門松様にはゆっくりして頂こうと思っています。この15日には大安禅寺で修正大般若祈祷会が厳修されますので、少しずつ気持ちを切り替えて行きたいと思っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1238話 】
2017年 01月 07日 談

一月、三連休の初日でしたが、再び寺町に賑わいが戻って来ました。午前中に本多町に有る兼務寺院「瑞光寺」に新年の諷経に行きましたが、気持ちの良いまるで早春を思わせるようなお天気の一日となりました。元日より今日まで各兼務寺院を回って御先祖供養と御祈願祈祷をして来ましたが、本当に気持ちが穏やかになるものです。

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横浜より前田様ご夫婦がお正月参りに来られ、その折にも御供養の大切さをお話しさせて頂きましたが、我々がこの世に命を頂くことは真にもって不可思議なご縁であって、一時として感謝の念を離れることはありません。日本独自の言葉に「有り難し」というのが有りますがその通りで、今ここに居る事が有り難しの存在だと思うからです。「有り難う、おかげ様」の心こそ御供養の心だと思います。

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さて今日はパリからのお客様もお迎えしました。以前パリで個展を開催した際に大変お世話になった高城様が、フランス人の方と金沢のお友達を伴って初めて寳勝寺に来て下さいました。当然ながら色々な話題に花が咲き、時間の過ぎゆくのを忘れてしまうくらいでした。まさしく「友遠方より来る、また楽しからずや」で、遠方は遠方でもパリですからね。

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最近では寺カフェも外国からの観光客で賑わいますが、今日はフランス語が交差する午後カフェとなりました。色々なお国の方々とお話しするのは本当に楽しいものですね。「万民和楽」のご祈祷がどうやら世界に届いているような一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1237話 】
2017年 01月 06日 談

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滋賀県草津市に住む娘夫婦と孫達がお正月休みを利用して金沢にやって来ました。今日はお寺も休息日で、和尚も元旦以来、初めてのんびりした一日を過ごしました? いやいや孫達への休暇サービスでさっそくに近くの東急ハンズへ買い物に出掛けたわけですが、さすがに老夫婦は敢え無くダウン!! お寺に戻って休息となりました。

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午前中には高倉様ご夫婦が年頭の御挨拶と長男の孫誕生のお祝いに来て下さいましたが、お祝いの言葉を受ける度に長男孫誕生の実感が沸きあがってきました。続いて松浦建設㈱の吉田専務様が来られ、新年のご挨拶をしました。まだまだ年賀が続いていくようです。

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さて、孫達のお遊び相手をしなければならないのですが、久しぶりの休息日の為、どうにもこうにも身体が思うように動かず、妻にバトンタッチ! その妻もダウンで結局、孫達は勝手に遊んでいました。

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今年からは大安禅寺も孫が一人増えて、賑やかで楽しい一年になりそうです。「子は宝」とはよく言ったものですね。一人家族が増える事がこんなに嬉しい事とは思いませんでした。今年は酉年!「鶏口となるも牛後となるなかれ!」老骨に鞭打って孫の為にも頑張りましょう! そうそう今日のニュースで、高齢者と呼ぶのは75歳以上からにしようとの事。めでたしめでたし! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1236話 】
2017年 01月 05日 談

dsc01783-500x375㈱豊蔵組 社長様はじめ皆様とともに

今日から仕事始めの所が多いと思いますが、昨日まで賑わいを見せた寺町周辺は人影も少なく、「寳勝寺ふれあいパーク霊苑」の改葬工事も愈々今日から再び始動しました。午前中には施工会社の ㈱豊蔵組 社長様はじめ幹部の方々が年頭の御挨拶に来られました。新年のご挨拶に応対しながら和尚も一段と気持ちを引き締めています。前後してお檀家の稲場様や木曜坐禅会の佐藤様も相次いで来られ、しばし今年の抱負などを話題に歓談しましたが、今年は大安禅寺も寳勝寺も例年に比べて多くの方々のご来寺を頂き嬉しく思ったものでした。

dsc01796-500x375木曜坐禅会 佐藤様とともに

 

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dsc01795-500x375新年の御祈祷 と 檀信徒各家御先祖供養修行

今年のテーマは「日々是好日」と「闘」です。余りにも対照的な言葉ながら、やはり毎日の「安心」は自己との「闘い」に有ると思っています。このところのニュースは極めて不確実な要素を含んだ内容が多いだけに、「ご用心!ご用心!」と言いながら年賀の席でドクロを杖の先にぶら下げて回って歩いたという、あの有名な一休禅師の姿が思い出されます。油断は大敵です。どうか皆様にとって今年も素晴らしい一年になるよう、只管ご祈念申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1235話 】
2017年 01月 04日 談

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永峰(えいほう)ようこそ大安禅寺へ! 昨年12月25日に誕生した新命玄峰和尚夫婦の長男・永峰が無事退院し我が寺に帰ってきました。新年を家族全員で迎えることが出来て本当に嬉しく思います。神仏に心より感謝申し上げた次第です。全国寺院の後継者不足が心配されている中での長男の誕生ですが、卑山の後継者となるかならないのかは別として、男の子の誕生は心待ちにしていただけに言葉も有りません。兎に角、元気で健康に育って欲しいと願っています。和尚も新年より俄然気合が入ってきました。孫の成長を祈ると共に「マゴマゴ」して居れなくなりましたよ、孫の為にも元気でいてやりたいと思っています。

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鈴木大拙館学芸員 猪谷様とともに

今日の金沢市寺町界隈は一辺に静けさを取り戻した感じで、お正月気分の余韻を残すなか時折観光客の方が寺カフェを訪れていました。琴の音色が堂内に終日流れており、その音色と共に漸く自分達のお正月がやって来た感が有ります。まだまだ新年の気分を味わって居たいものですが、和尚の性格上のんびりしているのももどかしく、引き続き今日も干支色紙描きを続行しました。宿題はあと70枚ほどです。頑張りましょう!頑張りましょう! そうですね、誰か助っ人が欲しい気持ちです。それこそ「和尚がツー」でしょうか???。ピコ! 来る1月15日の大安禅寺「修正大般若祈祷会」では家内安全、健康安心、万民和楽、五穀豊穣を渾身の力を込めてご祈祷したいと念じています。友峰和尚より

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石原さん と 森坂さん親子が新年の御挨拶に来てくれました

友峰和尚のちょっといい話 【 第1234話 】
2017年 01月 03日 談

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「日々是好日」

穏やかな三賀日となっています。北陸地方では大変珍しい暖かくて好いお天気が続いていますが、明日からは雨という予報が出ています。ニュースでは帰省ラッシュとなっているそうですが、車の方はくれぐれも安全運転で無事に帰宅されるよう祈っています。

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寳勝寺寺カフェはお正月最後の休みを家族連れの方々が楽しんでいました。和尚は引き続き本年の干支色紙描きに専念した一日となりました。想定してはいましたがここに来て俄然「鶏」の図も生き生きした感じに描けるようになって来ました。写真の如くヒヨコにも変化が出て来たようです。

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夕刻には卑山檀信徒総代の須貝様御夫妻と御家族の皆様が新年のお参りとご挨拶に来られましたが、家族揃っての菩提寺参りは和尚にとっても大変嬉しく思いました。昨年末からこの三賀日の間にも檀信徒の皆様がお参りされたそうで、その事も有り難く思うものです。お正月とお彼岸とお盆には是非、御先祖のお参りと菩提寺の御本尊参拝を願いたいと思っています。御利益とは何ぞや?その問いに答えるなら、家族皆が無事に新年を迎えることが出来た事に有ります。そのお礼参りとしての参詣に他なりませんね。新年にあたり謹んで御先祖の恩、父母の恩、家族の恩に感謝の真を捧げたいと思います。明日からは仕事始めですが、おおいに頑張って参りたいと気持ちを新たにしています。友峰和尚より

dsc01776-500x315須貝家の皆様と、本堂にて記念撮影

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