和尚のちょっといい話
世話方さんとともに / 大安禅寺花菖蒲園にて
一昨日の強風から一変して穏やかな暖かい一日となり、花菖蒲の苗植え替えと園内整備が順調に進みました。6月8日から始まる「花菖蒲祭」まであと約2週間ばかりですが、今のところ蕾もグングン上がっており6月上旬には三分咲きぐらいになるのではと予想しています。
園内整備作業の打ち合わせをしています
斉藤公一氏 と 新命副住職
花菖蒲祭は今年で一旦終了して、来年度からは園内を一新して庭園風花菖蒲苑に切り替え、6月名物の「花菖蒲祭」から「水無月・花の饗宴まつり」または「令和の華のお祭り」とか? 名称を変えて令和年を新しく迎えていきたいものです。
さて、法務遂行のため金沢に移動しました。昔、和尚が法話の中でよく言いました「あっち拭く福、こっち拭く福」って! 福井も金沢もお掃除お掃除ホイサッサ! あっち拭く福ホイサッサ!!です。お掃除が禅寺の命なのです。今日も工事中の本堂前や庫裏玄関前の徹底したお掃除を工事関係者の方にお願いしました。これまでは和尚がやって来ましたが、現在は工事中で立ち入り禁止です。でも掃除は徹底しなければなりませんね。禅寺の面目は行き届いた掃除徹底の境内空間なんですから頑張って掃除しましょう! 友峰和尚より
大安禅寺バラ園 の モッコウバラ
早朝の境内一帯は初夏の風情が満ちています。また全山の新緑の木々にも圧倒されます。花しょうぶや紫陽花も沢山の蕾をつけ、薔薇はすでに開花が始まり甘い香りを園内に漂よわせていました。愈々花の季節を迎えようとしている大安禅寺は諸堂修理工事が始まり、静と動が混在する日々となっているようです。
そんななか、本日は藤田通麿総代様と京都大本山妙心寺山内・雑華院様にご挨拶に参りました。この時期の京都駅は修学旅行生達で大混雑ですが、元気な子供達の姿は実に初々しく頼もしくさえ思うものです。大本山妙心寺山内は実に静寂で、参詣されていた外国人旅行者の要望に応じて写真に納まりましたが、シャッターの音が静けさの中に響いていました。
雑華院様では、華隠窟老大師猊下(かいんくつろうだいしげいか)と奥様が丁寧に迎えて下さり、御礼のご挨拶を申し上げたのち帰路につきましたが、いつも門送下さる御姿には感謝の気持ちで一杯になります。
華隠窟老大師猊下と奥様、藤田総代とともに
和尚も古希を越え、相手に対する心境が一変したように感じます。相手が人であれ自然であれ物であれ、とにかく有り難く感じるのです。南無観世音菩薩も南無阿弥陀仏も南無妙法蓮華経もみな、ありがたし! ありがたし! 友峰和尚より
朝方の気温が23℃と少し汗ばむ感じでしたが、午後からは一気に28℃まで上昇し昨日に引き続き真夏のような気候となりました。午前中、地元テレビ局のふれあいパーク霊苑取材が有りましたが、じりじりと照りつける日差しに頭がクラクラする始末! 寺内に戻れば明らかに熱中症と思われる症状が現れ、なんとも自分の身体の不甲斐なさを感じます。
ふれあいパーク霊苑での テレビ収録が行われました
このところ「ふれあいパーク霊苑内」での法務遂行が続きましたが、本当にこんなに素晴らしい霊苑は他には類を見ないほどと思います! 大輪の幾種類ものバラの花が今、咲き誇っています! 皆様も是非見学に御来寺下さい。薔薇の花だけでなく、色々な日本古来の草花も境内に咲いていますよ! 黄泉の世界においても安心して眠れる霊苑を創造しています。和尚も「終活」に入って来ていますが、未来の住処として更なる工夫を重ねていきたいと思っています。友峰和尚より
隅田の花火(アジサイ)、京鹿子、あやめなど / 境内にて
第2100話を迎えましたが、ブログを御覧くださっている皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか! いや~、流石に参りました! 日中気温が28℃ですからもう真夏のような気候の一日でした。昨日も同じくらいだったと思いますが、熱中症のような感じで身体のコントロールがままならず、夕刻にはダウンしてしまいました。
このところのお天気続きで気温もグンと上がり、ふれあいパーク霊苑の薔薇がいっせいに咲き始め大輪の見事な花を咲かせています。本日は午前・午後とも霊苑での諷経三昧と成り、お花に囲まれてのご供養はとても気持ちの良いものでした。
薔薇に包まれて ご家族お揃いでの御供養が修業されました
集合墓 宙(そら) での御供養にて
寳勝寺との新しいご法縁を頂く方々が増えていく今日ですが、本当に有り難く思っています。なにより宗派を超えて仏教の原点に立ち返ってのご供養は和尚の望むところです。住職の役割は沢山ありますが、やはり布教が大切と心得て一所懸命に頑張っています。さて大安禅寺から花菖蒲園の写真が届きました。今月末には開花が始まろうとしているようです! 友峰和尚より
大安禅寺の花菖蒲園、元気に生長中です! 5月19日現在
薔薇が美しく咲いています / 宝勝寺ふれあいパーク霊苑
フランス・サンリス市在住の安村さんよりお便り頂き大変嬉しく思いました。アート・サクレ芸術祭ダイジェスト版動画を毎日見ながら、現地でのことを思い出しています。芸術祭会場で来場者との交流を図るため色紙書きコーナーを設けたわけですが、その折、ボランティアで通訳を担当して下さったのが安村さんと堀内さんで、どちらも航空会社に勤務しておられ語学が極めて堪能で、和尚が話す禅語を次々に流暢なフランス語で訳され、訪れた方々の深いうなずきようからその「語訳力」の凄さが伝わって来たものでした。
お二人の通訳のおかげで来場者との会話は大盛り上がりを見せ、楽しい交流の場となりました。お二方ともキャビンアテンダントというお仕事で毎日が本当に多忙の中ご協力くださった事に感謝申し上げた次第です。和尚の海外に有ってのチャレンジとは、ある意味「人との出会いの旅」なのかも知れません! 色々な場面で遭遇する、世界で活躍されている多くの方々との出会いは自分にとって大きな「気づき」と「向上心」に繋がっていくようです。
本日のご法要にて
さて今日は、寳勝寺本堂での年忌ご法要と、ふれあいパーク霊苑での開眼供養を修行しましたが、多くのご家族が出席され心温まる御供養日となりました。「ありがたや 師の恩思う 如意のあと」、いつの時代でも親の背中を見て子は育つものですね。子供たちが小さな手を合わせ合掌する姿を微笑ましく感じた法要と成りました。友峰和尚より
このところ暖かくて良いお天気が続いており、つい先日まで長袖だったのがウソのようです。昨晩は6時半より月例の木曜坐禅会が行われましたが、1時間半に渡る坐禅があっという間に終わってしまいました。「身体と呼吸と心を整えましょう」とは大本山妙心寺が唱える生活信条だけに、臨済宗寺院にとって坐禅は必須の日々の行となっています。坐禅を始めて約60年になりますが、禅宗は坐禅に尽きると言っても過言では無いようです。説法や読経も大切な行ですが、坐禅を修しない寺は禅寺の旗など揚げる事は出来ないほどです。
令和元年 5月度 木曜坐禅会
坐禅後の茶礼にて
5月14日 早朝 大安禅寺薔薇園にて
さて気分爽快の朝を迎えましたが、爽快と言えば先日の早朝、妻の整備するバラ園を訪ねましたが、こちらもまた気分爽快!でした。「花ごころ」では有りませんが、この時期の花には圧倒されます!
早朝、責任役員総代の藤田様が来寺くださいました / 愈好亭にて
バラ園では今、幾種類もの花の蕾が大きく膨らんで否が応でも開花への期待が膨らむものです。花菖蒲も同じく順調に生育しています。もう間もなくですよ! 人生、心の花を咲かせましょう!! 右を見ても左を見ても花、花、花です。大いにご期待あれ!! 友峰和尚より
兼務寺院 瑞光寺(金沢市本多町) の かきつばた
テイカカズラ の つぼみ / 寳勝寺玄関にて
気温が25度まで上がり蒸し暑い一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか! 本日は午前中に野町・少林寺で墓参供養を営み、とても清々しいお天気の中での読経となりました。現在は少林寺の兼務住職をしていますが、お檀家様との交流も多くなり7月の盂蘭盆会にお参りされる方も増え、大変嬉しく思っています。法務が滞ることの無いよう、事務の整理も進めているところです。須貝様御夫妻とともに
寳勝寺での法務も増えつつ有りますが、今のところ順調に遂行出来ています。本日は卑山須貝総代様ご夫妻が午後から来寺下さり、久しぶりに歓談しました。話題はアート・サクレ芸術祭参加のことから須貝様のご旅行の話など、頂いたお土産を早速に賞味しながらの楽しい時間でした。ここしばらく休みが取れていなかっただけに、ゆっくりと休息する事が出来ました。霊苑の薔薇が咲き始めました
さて、本日6時半からは月例木曜坐禅会が開催されます。サンリス市の坐禅会では多くの市民が参加してくださいました。現在は参加数が少ないですが、いつの日かフランスからも坐禅に来られるかも知れないため、頑張って続けたいと思います。皆様もお時間ありましたら是非坐禅会にご参加ください。友峰和尚より花菖蒲園整備2日目に入り、昨日に引き続きツツジやサツキの剪定と下草刈りをしました。昨晩は久しぶりのまとまった雨模様となり、苗の植え替えをした後だけにまさに恵みの雨となりました。この時期は花菖蒲の苗もグングン成長し間もなく蕾を付けていきます。花にとっては大変デリケートな時期だけに、花咲肥えや消毒も欠かせません。タイミングを誤るといっきに病気が広がるため油断が出来ませんね。もう約40年近く花菖蒲園の整備をしてきましたが、毎年頭を痛めています。
園内のツツジを剪定しているところ
側面の土手を刈り込み中
園内の庭木の刈込などは順調に進められ、散髪を済ませたようにすっかり整って来ました。今後も法務の合間を見て、園内の更なる整備を進めて行きたいと思います。午後からは金沢に移動しましたが、寳勝寺での法務も俄然多忙になっており相変わらず福井と金沢の行来が続いています。そろそろ7月盂蘭盆会案内の準備も気になるところです。今年は「ふれあいパーク霊苑」でのお盆行事も盛大に執り行いたいと願っています。
さて、昨日フランス・サンリス市在住のマーク氏と荒木芳栄さんから送信されてきた「アート・サクレ芸術祭」ダイジェスト動画ですが、何度も何度も繰り返し鑑賞しながら次なる構想に思いを膨らませた一日となりました。皆様にも是非ご覧頂きたいと願っています。友峰和尚より
サンリス マーク氏&荒木芳栄さんの御庭にて
午前中にはお檀家の葬送儀が執り行われ、導師として出頭しました。近年は核家族化が進み、独居老人宅も増える傾向に有るようですが、故人も90歳という長寿を全うされ本人の希望で鯖江市でその生涯を終えました。生前は地域の奉仕活動に専心され、習得されたマジックを施設で披露されるなど、その人生は温厚篤実なる素晴らしい御徳を有した女性でした。心からご冥福をお祈り申し上げます。
さて、フランス・サンリス市在住の荒木芳栄さんより先般開催された「アート・サクレ芸術祭」の動画ダイジェスト版が配信されて来ました! 和尚の墨蹟大書や坐禅指導並びに野口翠智先生と社中皆様の生け花デモンストレーションとお茶席など、沢山のイベントが収録されていますので是非ご覧頂きたく思います。第2回アート・サクレ芸術祭も計画中とか? ご縁があれば参加したいと願っています。
マークさん&荒木さんから届けられた「アート・サクレ芸術祭」動画ダイジェスト版です、是非ご覧ください!!
お茶会を撮影される カメラマンの方
日本人ピアニストの演奏会にて
プロデューサーのマーク・イゴネ氏
坐禅会にて
「禅」がどれだけの方々に伝わるかわ分かりませんが、じっとしていても何も起こらないのも事実です。アクションを起こしながら一人でも多くの禅心の習得を願う人と出会いたいと願っています。今回の坐禅指導の試みでは、熱心なサンリス市民の参加に感動を覚えました。「仏教東漸」の言葉の如く、お釈迦様の教えは東へ東へと伝来していくようです。いつの日か必ずまた渡欧して禅心を伝えて行きたいと念じています。友峰和尚より
早朝より花菖蒲園の整備に入りました。年々高齢化が進み、園内整備を担当して来られた世話方さんも80歳を超えた方ばかりで最早万事休す! 和尚とて72歳ですから、決して若いとは言えません! 長年園内整備に携わって来た経験だけが頼りで、かろうじて頑張っているところです。
今年は苗の生育も良く、今のところ順調に成長しています。今日は毎年この時期に加担してくださる斎藤公一さんが応援に来てくれ、さっそく苗の植え替えから始めました。和尚は花菖蒲の苗周りを中心に耕しましたが、なにしろ1年に1度の力仕事だけに身体の動きも悪く、調子が出てくるまでには相当な時間を要しました。
薔薇園では、妻とお手伝いの方が着々と整備を進めており、既に開花が始まっています。素晴らしい好天気の中での作業はやはり気持ちの良いものです! 子供の頃から父と田畑に出て汗を流していた時の事を思い出します。遠い遠い昔の話ですが、今なお土仕事が出来ていることに感謝しています。日頃は寺内での法務遂行が増えてきているだけに、アウトドアでの作業は貴重な運動となっています。
明日も引き続き園内整備に入りますが、当初思っていたよりも世話方さんの手によって綺麗に整備が進んでいる為、今年はずいぶん早く仕上がりを見せていくものと期待しています。花菖蒲の美しい花の姿を目に浮かべながら頑張っていこうと思います。友峰和尚より