和尚のちょっといい話
台風一過!関東地方を暴風域に巻き込み多くの被害をもたらしながら東北地方沖に抜けて行きましたが、最近の台風は「半端ない」大きさで今後が本当に心配されます。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。世界的社会情勢の困難と異常気象とには関連性が有るのでしょうか? 兎に角無事に通過して欲しいと只管願うのみです。
本日は小松空港より札幌に向けてのフライトが予定されていた為、台風の進路が気になっていましたが、北陸地方には影響がなかったようです。このところ毎日のように秋雨前線による豪雨のニュースが伝えられているだけに、朝一番にまず確認するのが天気予報となっています。穏やかな一日がどんなに有り難い事か痛切に感じるものです。
さて9月10日から2日間、北海道札幌市で全国宗務所長会意見交換会が開催されますが、大本山妙心寺宗務本所での会議とは異なり所長同士が胸襟を開いて忌憚なく意見交換する交流の場ともなっています。寺院の抱える諸問題も地方地方で異なっています。場所を変えての会議も極めて有意義な意見交換の場となっているようです。友峰和尚より
傳燈寺 九萬坊大権現
台風15号の進路が気に掛かるところですが、その影響からか本日も猛暑日となりました。午前中にはふれあいパーク霊苑での開眼法要を修業し、午後からは兼務住職先の傳燈寺に出向き以前より依頼を受けていた地蔵尊菩薩の抜魂供養に出向きました。傳燈寺の裏山約30メートルばかり登ったところに九萬坊大権現(くまんぼうだいごんねん)をお祀りした御社があり、本日初めて参詣することが出来ました。
傳燈寺町会長・西川さんの道案内で急な山道を登ったわけですが、近年ではお参りする方も無くお社はひっそりとした佇まいの中に有りました。お御堂の中には九萬坊大権現の御神体とその脇に地蔵尊が祀られていましたが、今後の維持管理が難しいため施主の方が地蔵尊を引き取りに来られ、懇ろに抜魂供養を修業したのち山を下りました。お社は痛みが酷く、特に厨子に至っては朽ちかけた状況でしたので今後機会を見て修復したいと思っています。山を下りた後は傳燈寺本堂にて先代住職並びに開山和尚のご供養を申し上げ、寳勝寺に戻りました。
お御堂を掃除し、御真前にてご祈祷申し上げました
地蔵尊施主の方々が お参りされているところ
ともに参詣し 清掃作業を手伝って下さった 高倉さんです
寳勝寺とも縁の深い 津田家の御墓所にて
津田家五輪塔にて ご供養を修業致しました
山を下りた後 傳燈寺にて 町会長の西川さんが山を案内してくれました
開山和尚並びに先代住職の御供養を修業致しました
ところで九萬坊大権現とは天狗神のことで、詳しくは「金沢・九萬坊大権現」で検索ください。そう言えば、和尚の子供がまだ小さい頃「天狗の小太郎」の昔話をよく聞かせたものでした。本当に久しぶりに「天狗」と出会うことが出来た一日となったようです。友峰和尚より
お参りを終え、地蔵尊施主の方と歓談中
冷房機器がフル回転の一日となりました! 7月、8月と2か月間に渡る暑さからようやく解放されたと思ったら本日は33℃を越える猛暑日となり、真夏に逆戻りといった感じでした。
午後よりお檀家様の年忌法要が本堂で修業されましたが、卑山は冷房が完備されているため十分に涼しく準備しての法要でした。また長い夏休みが終わったにもかかわらず、9月に入ってからも金沢市内観光を楽しむ観光客で賑わいを見せています。成るほど!混雑する夏休みを避けたこの時期に旅行計画を立てた方も多いのかと思われますが、全くの思惑違いで連日猛暑日となっています。
今月の9日から12日まで北海道札幌市で全国宗務所長会意見交換会が開催予定となっており、なんとも北海道の気温が気になるところです。秋季彼岸会が近づくにつれ再び法要を修業される方が増えてきました。盂蘭盆会に引き続きご先祖の霊供養ですが、秋のご供養は自分の心へのご供養でも有るように思います。ご供養を通し祖先の慈恩に感謝の真を捧げたいものです。友峰和尚より
台風13号と15号の影響からか、時折強い風が境内を吹き抜けていきます! 今日も日中気温が33℃と真夏日の残暑厳しい一日となりました。全国各地から毎日のように局地的豪雨による災害のニュースが伝えられていますが、現在台風が本土に接近中ということでまだまだ油断できない状況です。「災害は忘れた頃にやって来る」とは昔の話で、今は日々気象情報を確認する必要があるようです。和尚のブログもその日のお天気から始まることが増えていますが、それくらい天気の状況と我々の日常生活の快適度とは密接に関わっています。
中庭にて 野良猫 が 休憩中
さて大安禅寺檀信徒皆様にはお変わりなくお元気にお過ごしでしょうか? 和尚のブログをご覧頂けていますでしょうか! 令和の大修理・卑山諸堂全面修理工事を目指して御法縁を広めていく努力を続けています。ローマは一日にして成らず!! どのような事業も焦らず!怠けず!コツコツと!です。檀信徒皆様と共に頑張って参りましょう!「成せば為る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」上杉鷹山の言葉を肝に銘じたいと思います。友峰和尚より
初秋の霊苑にて 法要を修業しました
再び猛暑日となり身体のコントロールがままならない状況です。朝方は20℃位で日中温度との差は約10℃以上有りますから、高齢者の皆様には健康管理に注意してほしいものです。午前中には福井市より、福邦銀行堀の宮支店の井土支店長と部下の金森さんが来寺下さり久しく歓談しましたが、ご遠方を訪ねて下さり本当に有り難いことです。若い頃、福邦銀行の支店長様には大変お世話になったものでした。72歳にもなると銀行とは次第に疎遠になりがちですから、時折支店長さんが訪ねて下さるのを楽しみにしています。
福邦銀行堀の宮支店 井土支店長と金森さんとともに
アートサクレ芸術祭について お話ししました
霊苑スタッフの皆さん 完成した倉庫に備品を運びました
ヨシダ宣伝㈱ 吉田さんとの打ち合わせ
最近は寳勝寺にも多くの方が来寺下さるようになり嬉しく感じています。午前中にはヨシダ宣伝㈱の吉田さんが卑山カフェ看板の件で打ち合わせに来られましたが、近日皆様にオシャレな看板を披露できるかと思います。「らしく」をモットーにデザイン作成をお願いしていますが、看板も日々進化していかねばなりません。夕刻には現代写真スタジオの加茂正光さんが来寺され、ここでも卑山の今後のコンセプト等について話しました。「友と共」にする日々が続いているようです。友峰和尚より
現代写真スタジオ 加茂正光さんとともに
ぐんぐん生長する 2株のスイフヨウ
現在も食事療法を続けていますが、開始したのが6月16日でしたから間もなく3ケ月になろうとしています。勿論医師の指導に従っての徹底した食事療法を続けて来た結果、めきめきと効果が現れて来たように実感するものです。 当時思いもよらぬ不整脈を発症し、身体全体が波打つような動悸と息切れに悩まされ、急きょ病院を訪ね精密検査を受けたわけですが、診断の結果は過労とストレスからの不整脈だそうで、その折の丁寧な食事指導に従って今日まで出来る限り自炊を貫いてきました。医師によれば約6ケ月ぐらいで効果が表れるとの診断でしたが、現在は不整脈も無くなり体重も約6キログラム減量し、どことなしか身体全体が引き締まったように思うものです。 仏教は「気づきの宗教」と言われるように、常に「自省」が求められています。食事療法での一番大切な食べ物は「魚と野菜」だそうで、魚は焼き魚(サバ、サンマ、イワシ)と刺身また雑魚が良く、野菜はブロッコリーやゴーヤ、他にも納豆、トーフ、五穀米等々。食べる順番を間違えないように、最初に焼き魚や刺身から食べ次に野菜、煮物だそうです。おかげさまで今日健康体を取り戻しつつあります。さて本日は自坊からの依頼で色紙書きをしましたが、久しぶりに筆を持った感が有ります。何事も継続が大切です!食事療法も頑張って続けていきたいと思っています。友峰和尚より宮崎寒雉様のお家にて
風景が一変して境内の木々草花も初秋の風情を醸し出しています。小雨模様の一日となりましたが、それとて暑さから解放されて気持ちも実に穏やかになるものです。朝一番に少林寺お檀家・宮崎寒雉家の月参りにお伺いし、写真の如く床の間に飾られた初代釜師・宮崎寒雉作の茶釜より現在十四代目寒雉氏に至る茶釜を拝見させて頂きました。
寺に戻れば同じく少林寺お檀家の宮崎恵美様が年忌法要の打ち合わせに来寺下さり、久しく歓談したものでした。現在居を野町・少林寺に移し法務の整理を進めているところですが、少林寺お檀家様との交流をさらに深めていきたいと願っています。時同じくして寺町・成学寺ご住職(蛤坂町会長)が来寺され歓談いたしました。近年、各寺院と交流が広まりつつある寳勝寺ですが、実に有り難い事です。
成学寺御住職 と 宮崎恵美様とともに
午後からは金沢市文化スポーツ局歴史都市推進課の矢田様、向田様が「寺町・伝統的建造物寺院群の今後の活動計画における調査」のために来寺され、約1時間ばかり寳勝寺並びに少林寺の活用計画についてお話しさせて頂きました。
金沢市文化スポーツ局歴史都市推進課 矢田様、向田様と
本日も国内はじめ多くの外国人観光客が寺カフェを利用して下さっています。寺カフェのみならず寺院の活用方法について多方面に渡っての模索が続けられています。「お寺は人の集まる所! 心の休まる所! 心を活かす所!」を目指して、更に一歩を進めて行きたいと思うものです。友峰和尚よ
霊苑管理事務所 川面専務とスタッフの滝下さんとともに
宝勝寺 秋の草花を描いた屏風 / 石川県立美術館寄託
今日は9月1日、昔の暦では「長月」と言いますが、9月の花といえばヒガンバナ、キンモクセイ、リンドウ、キク、コスモス、アイビー、シオン、ショウメイギク、シーマニア、ハギなどまだまだ有りますが、「花言葉」としては一応に誠実、永遠の愛、友情、正義、謙虚、情熱などなど深まりゆく紅葉の秋に相応しく哲学的心を見つめるような言葉が多いようです。四季を有する日本ならではの花言葉ですが、秋の到来は何故か自分の心と対面したくなる季節でも有るようです。
一年を通して毎月坐禅会が開催されていますが、人間の心は自然の営みと同調しながら「あるがまま」に自然体で過ごすのが最良のようです。坐禅を修する中で、風の音や水のせせらぎ、空気の匂いや鳥の鳴き声などから季節の移り変わりを敏感に感じることが出来るもので、平安とは四季折々の風情の中に溶け込んでいく心の中に感じられるものです。秋は坐禅の季節でもあるようですね。友峰和尚より
9月の木曜坐禅会は 19日 です
大安禅寺 枯木堂
秋空の広がる爽やかな良いお天気の一日となりました。それでも全国的には秋雨前線停滞の影響からか、局地的に線状降水帯が大雨を降らしているようで油断は出来ないようです。久しぶりの自坊での法務遂行でしたが、本日は妻と共に部内・瑞源寺様へ御挨拶に出掛け、また副住職から依頼されている事務整理をしました。いよいよ明日から9月「長月」に入り直ぐに「秋季彼岸大施餓鬼会」の準備が予定されている為、限られた時間の中での事務処理となっているようです。
現在、仮正面玄関となっている 松雲院(しょううんいん)
年中行事は本堂が修理工事中で使用出来ない関係上、枯木堂(こぼくどう)で行われ、色々な工夫が求められています。現在は自室から枯木堂を通って仮事務所の「松雲の間」に向かうわけですが、その際、必ず開山堂を通るため有り難いことに卑山開山和尚・大愚宗築禅師の御像にお参り出来大変嬉しく思っています。今回の諸堂修理工事もきっと大愚宗築禅師恩徳のお導きと感謝しています。何もかもが御法縁の賜物です。「俺がやらねば誰がやる、今やらねばいつ出来る」の言葉を肝に銘じ頑張って参りましょう! 友峰和尚より