和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3946話 】
2024年 06月 06日 談

ふれあいパーク霊苑 奥の院の草引き

 

これからは日々気温が上昇していきますから、外作業は早朝から取り掛かるのがベストです。明日はふれあいパーク霊苑に於いて「家族動物共葬墓開眼法要」が午前10時より厳修されるのを前に苑内の整備が関係者の手によって進められてきましたが、本日は日頃の感謝を込めて「奥の院」の草取りと掃除を徹底しました。

 

小さな草が プツプツと生えてきます

 

草引きには指の力が要りますが、指を使うことにより脳も活性化されますから一石二鳥の効果があります。禅宗の僧侶にとって作務(さむ)はその字が示すように極めて重要な修行の一環でも有り、坐禅に匹敵するくらいの集中力が身につき外掃除を含め草引き作業などは大変気持ちもリラックスするものです。

 

ホウキで 細かい落ち葉拾い

奥の院 しだれ梅の実

 

道歌に「田の草を 取って踏み込む 肥やしかな」と詠んだ方がおられますがまさにその通りで、掃除を心掛けていると色々なアイデアが湧いてくるものです。さて明日の開眼法要の意味ですが、家族動物共葬墓の石柱に入魂する儀式で、「一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)」の釈尊の悟りを実践するもので「生きとし生けるものは全て生まれながらにして仏となり得る性質をもつ」という意味です。

 

明日の「家族動物共葬墓開眼法要」 設えの準備をしました

 

ヒメシャラ

 

また「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」の理念からこの世に存在する全てのものに仏性が宿ることから家族動物共葬墓入魂の重要な儀式となります。どうやら明日は良い気候に恵まれるとの予報で、家族動物各各霊の安らかならんことを祈念したいと思います。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3945話 】
2024年 06月 05日 談

少林寺墓苑にて 除草剤を散布中

 

「今の若いもんは・・・」という高齢者の若き者に対しての言葉ですが、愚痴とも思えるこの言葉は古代エジプトの時代から言われていたそうですから大変面白い話です。和尚も加齢とともに気力は充実して高まるばかりですから、当然のことながら昔も今も若い人の行動を見て否応なくそのような言葉が出てしまうのかも知れません。人間、歳を経なければ分からないことは山ほどあり、身体がだんだん不自由になるぶん口だけが達者になるのは仕方の無い事です。

 

少林寺墓苑

 

 

続いて瑞光寺墓苑での草刈り

 

確かに若い時より精神力は遥かに強靭になり、今日なども少林寺と瑞光寺へ出向き墓域の除草剤散布をしましたが、作業に対する心構えは以前よりも強く感じています。本当に不思議な感覚ですが、加齢が進むと心はいっそう若返ることを若い世代の方々に知って頂きたいと思いますね。

 

瑞光寺 すみずみまで スッキリと刈り取りました

 

 

瑞光寺駐車場に生える雑草にも 除草剤を散布

 

除草剤散布作業はタイミングが重要ですから、今日などは散布条件に打ってつけの好天気となりました。7月の盂蘭盆会を控え、各兼務寺院の墓域整備にも力を入れていきたいと念じています。

 

大安禅寺バラ園 6月4日のようす

 

< ~ 音楽が流れます♪ ~ >

 

さて昨日は卑山職員が妻の手掛ける大安禅寺薔薇園に招かれ、初夏の風情漂う薔薇園内の風景動画を撮ったとのことで本日アップしましたが、本当に綺麗ですね! ウグイスや三光鳥、ホトトギスがしきりに鳴いていたそうです。宝勝寺でも朝方ウグイスが鳴き、なんとも癒されたものです。花鳥風月の好時節、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3944話 】
2024年 06月 04日 談

大安禅寺から バラ園のようすが届きました

 

 

 

 

 

 

火曜日は休寺日ですが休む間もなく7日(金)の午前10時より厳修予定の「家族動物共葬墓開眼法要」の準備に入り、式典に必要な仏具などを揃えながら墳墓の表示墨書もしました。当日は晴れ模様で気温も24℃との天気予報ですが、日差しを避けるため御来賓用テントも準備したいと思っています。

 

昨日 桂岩寺住職との打ち合わせにて

 

昨日は当日お世話になる桂岩寺住職と現場に赴き式典の前打ち合わせをしました。「段取り八分」と昔から言われるように、入念な打ち合わせをしていてもハプニングが生じることもありますからリハーサルは大切です。

 

作業用具収納倉庫をお願いしました

 

午前中より本堂裏庭に作業用具などを収納する倉庫を作る工事が始まり、PREの高倉さんと大工師さんが来られていました。最初は出来合いのプレハブ倉庫を設置する予定でしたが、あまりにも裏庭が立派になったので庭との調和を考慮して木造での倉庫にしました。

 

 

 

 

 

 

昨日夕刻 北條様との懇談にて

 

天気の良い日は外庭でのお客様のおもてなしをするよう心掛けています。初夏の自然の風情の中にあって、「気楽に!気さくに!気分よく!」と会話が弾むものです。アウトドアでの休憩はいいですね!時には外庭でゆっくりと食事をしたいものですね。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3943話 】
2024年 06月 03日 談

アスチルベ / 宝勝寺境内

 

午前6時半頃の携帯電話の地震警報がけたたましく鳴り響き、前回とは違い建物全体が揺らぐような感じの地震ですぐに治まりましたが、ニュースでは輪島市で震度5強と報道されました! すぐに滋賀北陸教区所長の齢仙寺住職並びに第5部支所長 華蔵寺住職また寳勝寺お檀家様より安全確認のお見舞電話を頂きましたが、どうやら能登半島地震は治まる気配が無いようで心配です。現地ではいまだに避難生活をされている御家族が多くおられると聞き、心中如何ばかりかと察するに余りあるものがあります。

 

中庭の縁側でくつろぐ ご近所の親子猫

 

午前中に寺町の桂岩寺住職が来寺くださり7日に厳修される「家族動物共葬墓開眼法要」の打ち合わせをしたものの、話題の大半は能登半島地震で被害を受けた曹洞宗各寺院の災害復旧に関する深刻な内容となりました。

 

桂岩寺御住職と 6月7日の家族動物共葬墓開眼式 打ち合わせ

 

ニュースでも報道されていますが、倒壊または半壊した家屋の復旧はそのほとんどが手つかずのままとか。また各寺院の建物復旧は目途すら立てられない状況下にあるとの桂岩寺住職の話でしたが、あまりにも地震被害が広範囲に及び甚大であっただけに心痛の極みです。今朝方の地震で倒壊した家屋もあるとの報道で本当にお見舞いの言葉もない程で、政府主導の力強い支援を願うばかりです。本日は休息日として身体を休めましたが、余震の続く石川県ゆえに予断を許さない日々が続いていくようです。友峰和尚より

 

夕刻 寳勝寺檀信徒の北條様と

友峰和尚のちょっといい話 【 第3942話 】
2024年 06月 02日 談

霊苑の空に架かった虹

 

昨夜来の雨も上がり穏やかな朝を迎えることが出来ました。昨日は午後から金沢百万石まつりに久しぶりに見物に行き金沢城内からぐるりと一周して宝勝寺に戻りましたが、ヘルスケアアプリの数字がなんと約1万3千歩を表示しており驚きました。多くの出店や能登応援での輪島の名産品を販売するテントなど見て回っているうちに1万歩を超えた感じでした。

 

午前10時より 山形家一周忌法要を修業いたしました

 

 

午後 爽やかな風の吹く墓前での 納骨供養諷経

 

今日は痛む足を引きずりながらの法務遂行となったものの、午前午後とも年忌法要を無事に修業することが出来安堵しました。最早無理の効かない身体ながら、声だけは昔よりも遥かに出るようになり自分でも感心するくらいです。歌手の方でも若い頃より歳を積み重ねた現在のほうが味わいのある歌声となっている方も多く見受けられるだけに、どうやら声だけは老化現象とは無縁なのかも知れませんね。

 

午後14時より 寳勝寺檀信徒 高畠家 年忌法要を修業いたしました

 

髙畠家ご親族の皆様との 和合の茶礼にて

 

お祭りも最終日となり金沢市内は静けさを取り戻した今日の風景でしたが、本日は後祭りで子供達の打つ太鼓の音が響き渡っていました。

 

かたばみ

 

さて7日金曜日の午前10時より「家族動物共葬墓開眼入魂式」がふれあいパーク霊苑内にて厳修される予定となっており、明日からはその準備に入りたいと思っています。梅雨入り宣言ももうまもなくと思われますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3941話 】
2024年 06月 01日 談

金沢市香林坊の大通り 時代行列を待つ人々

 

「第73回金沢百万石まつり時代行列」が午後2時から金沢駅前を出発するとあって道路沿いの客席は大勢の市民や観光客で埋め尽くされていました。午前中に月参りに出向いたのち身支度をして午後より見学に出掛けましたが、金沢城内にも大勢の外国人観光客が見物に来られており、国際色豊かな風景を見せていました。

 

金沢城内 沢山のイベントが行われていました

 

見学途中に寺から連絡が入り急遽宝勝寺に帰山を余儀なくされ今年は行列を見学することが叶わず誠に残念でしたが、それでもお祭りの賑わいを体験できただけでも幸いでした。

 

いしかわ四高記念公園

 

 

尾山神社

 

 

 

帰山後、毎年10月に開催されている伝燈寺里芋収穫奉納祭の打ち合わせに事務局の千田美保さんが来寺くださり外庭にて当日の打ち合わせをしましたが、今年は境内でのイベントも開催するとのことで後日再度関係者が集い懇談することになりました。

 

千田さんとの打ち合わせ

 

伝燈寺里芋収穫奉納祭も今年で4回目を迎え、里芋の販売も順調とのことで有難く思っています。さて今日から六月水無月(みなづき)に入りましたが、あちこちの田んぼでは水面の美しい風景が広がりを見せています。

 

少林寺総代・宮﨑寒雉家にて

 

午前中に少林寺総代・宮﨑寒雉家に月参り諷経に出向きましたが、床の間には先般贈呈した和尚の墨蹟が立派に表具され床の間に掛けられており、大変嬉しく思いました。掛軸の字は「春風百花舞う」でこれからも花の季節本番を迎えますが、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3940話 】
2024年 05月 31日 談

 

今から2年前に体調を崩し入院を余儀なくされて以来このかた「健康オタク」となった和尚ですが、その理由は言わずもがな約10年後の卑山諸堂竣工式になんとしても臨みたいという強い意思から決意したものです。

 

ふれあいパーク霊苑「家族動物共葬墓」映像撮影の打ち合わせ

 

すぐに実行したのが“食”の改善で、まずは主食としてもち麦に替え、野菜をふんだんに使ったサラダと朝の味噌汁を必ず飲むことでした。また甘い菓子や果物を極力控え、小麦を使ったパンやうどん、ラーメンを避けた結果、日々めきめきと健康体に復活し定期検診での血液検査は現在全てがほぼ正常値となりました。しかしながら体脂肪や血糖の数値が少々高めゆえに更に主食をもち麦から玄米食に替えたところ見る見る体重が減少し、入院前に95キログラムあったものが現在では78キログラムとなり、すこぶる身体全体の調子が良くなってきた感じがします。

 

 

 

以前から玄米食は身体に良いと聞いていましたが、これほどまでとは思いませんでした。血色に加え肌つやも良くなり、なにより気持ちが溌溂としてくるのを覚えます。皆様にはぜひ玄米食を推奨したいと思います!もちろん玄米に少し白米を加え炊き上げますが、毎日よく噛んで食べているうちに玄米の美味しさが分かってきますから思い切って実行してみてください。

 

 

さて本日は小雨降る中、霊苑内に新しく設けた「家族動物共葬墓」広報のための映像撮影が行われました。日々是新たなり!で1日として同じ日が有りませんが、確実に前進している事には違いないようです。時代のニーズにこたえながら常に発展を目指し頑張って参りましょう。くれぐれも玄米食で頑張ろう!ゲンマイ!ゲンマイ! 友峰和尚より

 

午後からは会計監査 片岡経営会計事務所スタッフの平馬さんと

友峰和尚のちょっといい話 【 第3939話 】
2024年 05月 30日 談

寺町界隈には修学旅行と思われる学生さんの姿が大勢見受けられ、先般京都に出向いた際も駅構内では全国から観光旅行に来られている学生さんの集団と出会いました。学生さん達の初々しい姿を見るのは本当に元気が出るものです。

 

日々生長する 花壇の花々

 

午前中に岸家葬送の儀のために葬祭会館に出向きましたが、気温も上がり汗ばむような一日となりました。午後からも少林寺お檀家角尾家の仏壇抜魂諷経を修業し、少林寺にお祀りできる御本尊佛や木魚始め仏具などは持ち帰り使わせて頂くことにしました。近年はマンションに住居を移すお檀家が増加し、それに伴いこれまで長くお祀りされてきた仏壇などが整理される事象が増えつつあります。なんとも悩ましい状況ですが、時代の推移と共に仏壇の有りようもここに来て変化していくようです。

 

寳勝寺檀信徒の津田様が 御参詣くださいました

 

夕刻には東京より寳勝寺お檀家の津田善子様がご主人の祥月命日忌の墓参に来寺され、本堂でご供養諷経を修したのちお庭で久しく歓談しました。この時季は出来るだけ外庭でおもてなしの茶礼をするよう心掛けています。

 

お庭での 茶礼のひととき

 

時折吹き抜ける初夏の清々しい風は値千金です!「六月清風を聞かば人間恐らく値なからん」とはまさにこのことであろうと、法務を終えてゆっくり寛ぐことが出来た一日となったようです。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3938話 】
2024年 05月 29日 談

ジャスミンが咲き始めました

 

気温の上下が激しく変わる今日この頃となっていますが、身体の調子にはくれぐれも気をつけて頂きたいと願っています。兎にも角にも最近の気候変動の異常さには驚きます。現在北上中の台風1号の影響があるのかも知れませんが、それにしましても“線状降水帯”とか“ゲリラ豪雨”とか今まで聞いたことも無いような気象の異常を表わす言葉が多く使われるようになってきたと感じます。

 

お庭にて 大学生アルバイトの吉浦くんと

 

今日は昨日から一変して雨上がりの爽やかな日和となり、午後にはカフェの合間を見てお手伝いの学生さんと一緒に庭での一服となりましたが、実に気持ちのよい時間を過ごすことが出来ました。ここ数日間は法務で多忙を極めていただけに、ゆっくりと寛ぐことが出来たようです。それでもすぐに法務の予約が入り急遽葬祭会館に出向きましたが、寺の事務方の住む所を常住(じょうじゅう)と呼ぶ意味が納得できる昨今となっています。

 

 

すぐ近くの小枝で セキレイが鳴いています

キンシバイ

 

また常に寺に住しているのが「住職」また「住持(じゅうじ)」とも言いますからガッテンです! 住職に於いて常に臨戦態勢にある為には日頃からの健康管理が求められているように強く思います。何事も仏縁にしたがって精進努力して参りましょう!負けてたまるか!

 

 

「赤肉団上(しゃくにくだんじょう)に一無位の真人あり 常に汝ら諸人の面門より出入(しゅつにゅう)す 未だ証拠せざる者は 看よ 看よと」 臨済宗の祖、臨済義玄禅師の言葉ゆえに看取せよ!看取せよ! 友峰和尚より  注、(赤肉団上とは心臓即ち心を意味します)

友峰和尚のちょっといい話 【 第3937話 】
2024年 05月 28日 談

「 雨滴声 」 渓仙

 

台風1号の日本列島北上に伴い終日雨模様の天気となりましたが、地域によっては豪雨となった所があるそうで本当に近年の異常気象には驚きます。午前中は昨日に引き続き庫裡倉庫内の最後の整理整頓と移転の準備に入りました。なにしろこれまで頑張ってきた過去の仕事の膨大な資料を整理するのですから随分と時間が掛かってしまいました。凡そ約1年間を要しての整理整頓でしたが、過去の資料を調査しながらの整理はある意味で楽しい時間でも有りました。

 

睡蓮が咲き始めました / 宝勝寺境内

 

これまでも何度か資料整理をしようと思いましたが、卑山寺院復興の浄財を得るため次々に催事を企画し今日まで間断なく実行あるのみで、整理は常に後回しにして来たツケが今になってどっと押し寄せた感じでした。何はともあれ無事に終了できた事に満足しています。新命副住職に詳しく説明しまた松浦建設(株)の中島現場監督にも伝達して一路午後より寳勝寺に帰山することが出来ました。

 

「日中友好の朝顔」の芽

 

雨模様の天気となった本日ですが、雨もまた風流で特に大安禅寺に降る雨は格別です。梅雨入り宣言は北陸地方にはまだのようですが、もうまもなく梅雨の季節を迎えることと思います。1にも2にも健康が大切ですから、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますよう祈念いたしております。友峰和尚より

 

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