和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第2456話 】
2020年 05月 08日 談

休業中の 宝勝寺 寺カフェ

以前としてコロナ禍の緊張感が続く毎日ですが、大型連休が過ぎた金沢市の街なかには人影も少なく、懸命に食べ物のテイクアウト販売をする従業員の掛け声が響き渡っていました。

大安禅寺 花しょうぶ園

福井県は8日間連続で感染者ゼロの発表に安心感を覚えますが、更なる感染予防の努力に集中して行きたいと気を引き締めています。ウイルス感染防止治療薬も少しずつ報道されていますが、治療薬出現の奇跡を信じたいものです。

和尚の書斎の本棚に、以前大安禅寺でアルバイトをしていた学生さんの父、國清拡史さんが2009年6月に鳥影社より「発刊された「ウイルスは怖くない」という本が目に留まり、改めてじっくり読んでみました。

要点を言えば、「正しい食べ物で、血液を浄化すれば、ウイルスを恐れることは無い」という提言でした。和尚も昨年6月より糖質制限と食事療法を今日まで続けて来たお蔭で、現在は正常な数値に戻っています。

最近は自己免疫力を高める食べ物がたくさん紹介されていますが、今回のウイルス禍は日頃からの「食事療法」の大切さを改めて知る機会ともなっているように思います。皆様も是非試してみては如何でしょうか。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2455話 】
2020年 05月 07日 談

今年の大型連休はステイホームの休日となりましたが、ここに来てその効果が現れウイルス拡散も減少傾向にあるようです。このまま終息に向かう事を願うのですが、まだまだ油断は出来ません。早朝に境内と園内を一周し新緑の青葉若葉の木々の美しさに見とれている中、鶯を始め初夏の小鳥たちが一斉にさえずり、実に賑やかそのものでした。

新型コロナウイルス禍の社会情勢下に有って、大安禅寺はまるで別世界です。本堂修理工事関係者による作業する音を後に一路金沢に向かいましたが、高速道路は依然として車も少なく貸し切り状態のようでした。ここ数日間は寳勝寺での法務遂行となりますが、さっそくに㈱ココ・プランニングの中本大資社長が霊苑の現場打ち合わせのため来寺され、しばし歓談しました。

ふれあいパーク霊苑も年々インテリアが増設され、その美しさを増していきます。まもなく本格的な薔薇の季節を迎えますが、園内の幾種類もの薔薇もつぼみを大きくしているようでした。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2454話 】
2020年 05月 06日 談

曇り空ながら過ごしやすい1日となりました。今日も精力的に外掃除に入りましたが、現在は本堂が修理保存工事のため、境内周辺はかなり雑然とした感じで草なども生えており念入りに掃除をしました。

お釈迦様の悟りは「気づき」が第一義で、徹底した掃除は「気づき」への近道でも有ります。「気づき」とは「ハッ」とすることで、自分の中にある清浄無垢なる本来の自己が現前する事で、言い換えれば「無心」の境地を自覚するところに有ります。常に「無心」なれば実に爽快で、「なんでも出来る!」という境地だと思います。

修理工事が進めば進むほど、境内周辺の徹底した掃除こそが「無事」に繋がっていくものと信じて止みません。一に掃除、二に笑顔・・・、の和尚のテーマを胸に刻んで頑張って掃除に集中していきたいと念じています。 友峰和尚より

孫からの贈り物 < 瑞月 >

孫からの贈り物 < 芭月 >

 孫からの贈り物 < 永峰 >

友峰和尚のちょっといい話 【 第2453話 】
2020年 05月 05日 談

5月5日は子供の日! 昨日に引き続き庫裡前庭の整備に入りましたが、孫達も今日は早起きで、早速にお手伝い! 仕事の合間の家族全員での休憩時間は実に賑やかで、気温は昨日同様に高めでしたが山谷からの涼しい風が助けとなって俄然作業にも精が出ました。

龍潭寺むくげ

しゃくやく

庭の手入れをすればするほど植栽されている草木も反応するもので、みるみる勢いを増し成長していきます。副住職が庭のポーチ作りのため赤レンガを並べる作業をしていましたが、何より孫達にとっては両親と行動を共にする楽しい「子供の日」の一日となったようです。

さんごじゅ

例年とはまったく違う生活パターンの大型連休ですが、皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか? 緊急事態宣言発令中の連休ですが、人それぞれに辛抱し家族で工夫を凝らしながら感染防止に努めておられる姿が報道される度に、日本人の底力を感じるこの頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2452話 】
2020年 05月 04日 談

膝が痛い!腰が痛い!と言いつつも自坊に戻れば身体がうずうずしてじっとしておれず、早朝より庫裡前庭の整備に入り、午後4時には大方予定通り終了出来ました。和尚の幼少の頃は、庫裡の前庭に蓆(むしろ)を敷いて兄弟でよく遊んだもので、現在も家族の憩いの場所として妻が四季の花々を育ててています。

大変珍しい木として滋賀県の龍潭寺様から分けて頂いた「龍潭寺ムクゲ」が大きく育っており、また珊瑚樹、ハナミズキ、山法師のほかツルバラや菖蒲、紫陽花、テッセンなどが咲きこれからが楽しみです。依然として休校が続いている孫達も、今日は全員が終日お手伝いをしてくれました。

日中気温が30℃近くまで上がり、真夏のような天気の中での仕事で真っ黒に日焼けしましたが、この時期の外作務は実に気分爽快です!! 仕事上がりのひと風呂もまた最高です!しかし何より副住職が一所懸命に外作業をする姿こそ、値千金の禅僧の姿と密かに喜んでいる次第です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2451話 】
2020年 05月 03日 談

故郷は遠きにありて思うもの・・とは金沢の詩人・室生犀星の一説ながら、やはり故郷は格別な地です。現在、緊急事態宣言が発令されており外出自粛中ですが、大安禅寺での法務遂行のため急遽福井へ戻りました。

はなみずき

境内のムンムンする新緑の匂いには圧倒されます!この時期の山々は青葉若葉に包まれ、境内の紅葉樹にあっては赤子が手を開いた如くに新芽が透き通って愛らしく思うものです。鐘楼の前には菩提樹そして庫裏前庭にはハナミズキ、山法師が緑を濃くしていました。「故郷は近きに有りて思うもの」、そのくらい心がいっぺんにリフレッシュ出来た感じがします。

やまぼうし

自坊に戻れば門は固く閉ざされており、暫らくは休寺状態が続くとか。今までに経験した事のない不思議な雰囲気が全山を包み込んでいますが、恐らくは卑山創建当初の約四百年前の姿の如く静まり返っています。何処からか修行僧が現れタイムスリップするかのような、実に新鮮な気分を味わう一日となりました。友峰和尚より

菩提樹

友峰和尚のちょっといい話 【 第2450話 】
2020年 05月 02日 談

福井県、頑張っています!!その調子!その調子!今日も感染者無しとの報道を嬉しく感じます。それぞれの県が感染者ゼロを目指して頑張れば必ず克服できるものと信じます。

霊苑管理事務所スタッフの皆さんとともに 茶礼をしました

「不自由の自由」とは、今現在起きていることを指しているように思います。外出自粛で誠に不自由ですが、家の中で過ごす時間は全く自由です。忍耐強く頑張れば必ず本当の自由が手に入りますから、今が大切に思います。今後は各県ごとで緊急事態宣言を緩和させる方針だとか、岩手県などはいまだに感染者ゼロですから素晴らしいことで、きっと県民挙げて感染予防に協力しているからだと思います。

「清風萬里」 渓仙 書

本来なら自由に営業できる中で、国の緊急事態宣言を受けて全体で協力する姿は「日本国民」の誇りでも有ります。本当の「自由」とは「不自由」の中に潜んでいる精神であると自覚するものです。

さて本日も野町・少林寺に出向き、皆様の無事を念じながら色紙書きをしましたが、家々からは子供達の楽しそうな笑い声がいつまでも響いていました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2449話 】
2020年 05月 01日 談

今日から5月「皐月(こうげつ)」を迎えました。読んで字の如し“皐(こう)”は「さつき」「すすむ」「たかし」と読み、その意味は「神に捧げる稲」だそうで、「作付き」いわゆる作物の苗を植える月から「さつき」と言うのだそうです。ガッテン!ガッテン!

㈱豊蔵組 江川部長 と 香林氏 とともに

例年ならば大型連休を利用して故郷に戻り実家の田植えを手伝うサラリーマンが多いのだそうですが、今年はコロナウイルス禍の中、外出自粛のため電車での帰省がままならず大変困っているとか。本当に何もかもが普段の生活リズムとは異なっていますが、ウイルス感染拡散を防止する為には、今はじっと辛抱を余儀なくされています。

和尚もしっかり3密を避け、寺内に引き籠って仕事をしていますが、本日も少林寺に出向いて普段からご厚誼を頂いている方々に御礼のお手紙を書いています。久しく筆を持つことから離れていた為、この時期を十分に生かして書に専念しようと思っています。さて大型連休に入っていますが、更に更に辛抱してウイルス感染から自分や家族を守って頂きたいと思います。禅とは忍の一大事なり!!です。南無文殊師利菩薩 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2448話 】
2020年 04月 30日 談

終日穏やかな日和となりましたが、室内に篭っているのがもったいないくらいです。本日は午後より片岡経営会計事務所職員による会計監査が予定されていた為、卑山職員と昨年度の経理状況などについての会合を持ちましたが、今年の1月より発症した新型コロナウイルス禍の社会情勢の影響を受けカフェ事業など休業している為、今後の寺院運営が大変心配されます。

会計監査が行われました

片岡経営会計事務所会長の片岡正明氏とは約40年以上の御付き合いを頂いていますが、同世代ということもあって、常に未来に向かって「経禅一如」「自利利他」の経営理念をもとに綿密な寺院運営のご指南を今日まで受けてきました。お蔭様で卑山重文諸堂修理保存工事が国家の事業として目下進行中で本当に有り難く感謝しています。

境内の モッコウバラ と てんとう虫

多くの方々の御力添えを得ながら更に精進一路、現在の困難な状況を打破していきたいと念じています。南無観世音菩薩 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2447話 】
2020年 04月 29日 談

霊苑にて 開眼納骨法要を修業致しました

「昭和の日」祝日の今日は快晴の素晴らしい一日となりました。以前は「みどりの日」、昭和天皇のお誕生日をお祝いする祝日でしたが、現在は「昭和の日」となっています。和尚は昭和23年1月に生まれましたから、「昭和」「平成」「令和」と3つの元号に渡っていますが、「明治」「大正」生まれの方々もおられますから和尚などまだまだ「ひよっこ」だと思います。

本来なら家族揃って行楽に出かけたいところですが、「外出自粛」ということで寺内に留まっています。午前中にはふれあいパーク霊苑での開眼納骨供養が修業され、また卑山御檀家様よりご依頼を頂いていた各家先祖墳墓供養に臨みました。

霊苑「奥の院」にて 檀信徒墳墓諷経を修業致しました

奥の院にて おだまきの花が咲き始めました

ぶどうの新芽

永代墓 「宙」にて 墓前諷経を修業致しました

ヒメシャラの新芽

少林寺にて  来年の干支「丑」の図を考案中

午後からは野町・少林寺に出向き色紙書きをしましたが、実に静かで、寺町界隈もまったく人通りもなく静まり返っていました。新型コロナウイルス禍の生活リズムにも次第に慣れ、今では「低速走行」のようなリズムになっています。「慌てない!慌てない!」、「気にしない!気にしない!」とは言え、何かが気になる毎日ですね。忍!忍!忍!忍! 友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870