和尚のちょっといい話
「 行雲流水 」 渓仙 書
本日74歳の誕生日を無事に迎えることが出来ました。この2年間はコロナ禍に有って堪忍の日々でしたので、あっという間に月日が過ぎ去った感があります。74歳時の父の姿を思い起してみれば相当お爺さんに見えたものです。それが今では父親と同じ歳になり改めて74歳の自分に驚くばかりで、生前の父親の姿が懐かしく偲ばれます。誕生御祝の バルーン花束 を頂きました
父親にどれだけ親孝行が出来たかは不透明ながら、本日は妻、息子夫婦家族・娘夫婦家族そして総代様、多くの友人知人やスタッフ達からお祝いのお花やメッセージを頂き、本当に果報者と感謝いたします。今は亡き両親と今日まで多くの御法縁を頂いて来た皆様方にも深く感謝と御礼を申し上げます。 74歳にもなって誕生日をお祝い頂くのはちょっと気恥ずかしいですが、素直に嬉しい気持ちで一杯になります。コロナ禍が収束した折にはティーパーティーを開催し、皆様と共にお互いの無事の喜びを分かち合いたいと楽しみにしています。それまでどうかくれぐれもご自愛くださいますようご祈念いたしております。友峰和尚より今は大寒の真っただ中! 朝方の気温はマイナス2℃と布団から脱出するのに時間が掛かります。境内に出てみれば何処も彼処もパリパリに凍りつき歩行にも気を使いますが、とても良いお天気で気持ちは爽快になります。明日も良いお天気とか、一日でも雪の降らない日が続く事を祈るばかりです。
新命副住職による 一枚一枚直筆の節分祈祷札
御祈願のようす
2月3日の節分を間近に控え、大安禅寺では厄除けを始めとする各種御祈願ご祈祷の受付が始まっています。今では新命副住職の仕事となっている「御祈祷札書き」が連日続いているそうで、「節分会」はオミクロン株感染拡大にともない今年も中止ですが、御祈祷会は例年通り修業するとのことですので御祈祷を御希望の方はどうぞお申し込みください。また感染防止対策を徹底し個別でのご祈祷も行うとの事、大安禅寺のホームページをご覧ください。
寳勝寺では節分会当日は住職のみで御祈祷諷経を修する予定ですが、いずれにしてもコロナ禍の混沌とした状況を打破するためにも家内安全・健康安心・万民和楽などの御祈祷は大切です。どうか皆様が災難から御身をお守りくださることを節分会には心より御祈祷申し上げたいと思っています。友峰和尚より
NHKの情報番組 「チコちゃんに叱られる」より
普段はテレビを見ることもあまり有りませんが、NHKの番組「チコちゃんに叱られる」の中で“1メートルの長さは何を基準に決められているか?”という音声が聞こえてきてふと興味を持ち暫く見ていましたが、結論から言えば“2億9979万2458分の1秒の間に、光が真空中を伝わる長さ”という事でした。番組の中ではもっと詳しく説明されていましたが、それでも理解するには至りませんでした。 チコちゃんに「そんな事、しらね~のかよ?」と言われてみても初めて知る知識ばかりです。まもなく74歳の誕生日を迎えようとしていますが、世の中わからない事だらけで今いちど「常識とは何ぞや?」「非常識とは何ぞや?」と自分に問いかけてみたい気持ちに駆られるものです。 さて本日は、ふれあいパーク霊苑スタッフの方々から誕生日お祝いの花束を頂きました。74歳になって誕生日祝いのお花を頂けるのは常識では有りません! 奇跡!です! いやいや本当に嬉しく思いました。お花を「和気豊年の兆し」と受けとめました。人生、心の花を咲かせましょう!! なになに?和尚は枯れすすき⁉ そうですね、古木にも立派な命が宿っていますよ! 頑張って参りましょう! 友峰和尚より野町 少林寺境内の除雪をしました
この時期の除雪は慣れてはいるものの、やはり機械を使っての作業は神経を使うため大変疲れるもので、少林寺までの道中も車の往来が激しく移動にも気を使いながらの運転操作となっています。昨日は寳勝寺と少林寺の除雪を無事に終え、次の降雪に備えました。
少林寺奥様です
一般道から入口までの通路を 確保しました
木々が雪帽子をかぶる 美しい庭園霊苑の風景
年忌の御供養が修業されました
今日は穏やかな気候となりましたが、大寒ということもあり気温が極めて低く、午前中の霊前供養では観音帽子(かんのんもうす)を着用して寒さ対策をしながらの読経となりました。
髙橋ナオミさんとともに
誕生日祝いに娘が編んで送ってくれた羊毛のセーターが今年は大活躍で、大変防寒に優れているため常に手離せないアイテムとなっています。午後にはガラス工芸作家の髙橋ナオミさんが新年のご挨拶に来寺下さり歓談しましたが、話題は今後の作品制作に関する構想に発展して楽しい時間を過ごすことが出来ました。
このところ腰痛治療のため毎日整形外科通いが続いていましたが、ようやく元の状態に戻りつつ有り安堵しています。なによりも近くに病院があり直ぐに診察して頂けるので本当に有難く思います。なんといっても健康が大切ですね!! 友峰和尚より
一月を昔の暦では「睦月(むつき)」と言いますように「仲睦まじく」の意味を有している事と思いますが、今年のテーマを「和気豊年の兆し」とし「和気藹々(わきあいあい)」の心こそ日々を安らかに過ごせるというものです。されども世の中なかなか和気とはいかないようで、せめて自分の日常生活に於いては「和気」を心掛けながらこの一年過ごして参りたいと思います。
「 無 」
午前中にお檀家様の年忌法要のため車で出かけましたが、御自宅の前は綺麗に除雪されておりスムーズに車庫に入れることが出来ました。思うにひと口に「和気」と言ってもその意味は深く、「参禅は須らく実践を要す」の禅語の如く丁寧に除雪された玄関には法要を営む施主様の温かい気持ちが伝わってきます。もちろん前日にも確認のお電話を頂きましたが、残雪の多い車道を走らせながらの雪国での駐車場確保は常に気がかりです。
「 心 」
しかるに「和気」とは「相手の立場を思いやる心」から発する「気」だと合点します。大変丁寧なるお迎えとおもてなしそしてお見送りに深く感謝した、まさに「和気豊年の兆し」の一日となりました。さて寺に戻るとさっそく境内の除雪を開始! 備えあれば憂いなし、次の降雪に備えましょう!「和気」の心は何処までも広がりを見せていきます。実践あるのみです!ピコ! 友峰和尚より
寳勝寺のアトリエで 干支色紙描きをしました
今月25日の誕生日を目前に、今年も約500枚の干支色紙描きをすべて成就する事が出来たようです! 朝から厳しい冷え込みとなりましたが、今日は「大寒」、暦どおりの一日になりました。今年最後の干支色紙描きを午前中より開始! 節分会までにお願いしますとの自坊からの要望に応えるため頑張りました!
大安禅寺をサポートくださるスポンサー企業各社の社長様には本当に長年ご協力を頂き心より感謝申し上げます。和尚の干支色紙描きも約30年になりますから、御支援くださっているスポンサーの皆様も丸30年ご厚誼を頂いてきている事になります。節分会の福引大会にも色々な景品を寄贈くださり感謝申し上げます。残念ながらコロナ禍の為ここ2年間は節分会が中止されていますが、収束次第再開したいと願っています。
本日描いた 寅の図 です
さて干支色紙描きですが、ここに来て漸く虎の図が完成形に近づきました。シンプルイズベスト! トラの表情や動きなど満足のいく絵になってきたようです。「簡単に描く事ほど難しいものは無い」とは不思議な言葉です。何事もスリムにシンプルにが大切のようですね。皆様への感謝と共にご多幸を願いつつ今年も最後まで貫徹出来たことに深く感謝したいと思います。大寒の砌 皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
雪が降ったり止んだりのお天気で、今のところさほど大雪にならず安堵しています。この時期は常に天気予報との睨めっこが続きますが、まもなく節分を迎えますから一日でも降雪の少ない事を祈るばかりです。持病の腰痛がこれ以上悪化しないように気をつけながら除雪に当たっていますが、外の気温が低いとぎっくり腰になるので、体を温める事を心掛けながらの作業です。
除雪を終えると直ぐに腰の牽引(けんいん)をして養生に努めていますが、年々回復が遅くなっていく感じがします。無理が効かなくなっている自分自身に失望するとともに、「独居老人」と称される高齢者方々の孤独な生活心情に同情を覚えるものです。近年「老々介護」が社会問題になっていますがその言葉すら過酷で、少子高齢化と核家族化に於ける高齢者介護の問題はますます深刻になっています。高齢者の健康管理が自己責任と言われるのも辛い話ですが、家族に迷惑を掛けないためには仕方のない事です。
嗚呼!超高齢化社会が加速する日本! 約3000万人にも及ぶ高齢者!「極楽は 東に有らで 西に無し 来た(北)道探せ 皆んな(南)身に有り」 どうやらますます健康の自己管理責任が問われそうな時代が到来しつつあるようです。日々ストレッチ体操を心掛けて、元気に参りたいものですね! 負けたらあかん!! 友峰和尚より
太陽の光が差し込む中を降る雪
朝方は随分冷え込んだものです! おそらくマイナス2℃くらいだったと思いますが、心配された雪はそれほどでもなく、やはり近年は地球温暖化の中に有るのかも知れないと感じます。
大場家 祥月命日忌の御供養が修業されました
午前11時より、本堂に於いて祥月命日忌のご供養諷経が修業されましたが、今年最初の寳勝寺での法務遂行となりました。坊主はお経!!とは師匠より耳にタコが出来る程教えられたものですが、読経の御利益は絶大で最近では師匠から叱咤激励された修行の日々を思い出します。お経を唱えている間は本当に気持ちの良いもので、全身全霊で腹の底から声を出していると身体全体に気力が漲って来ます。今後も年忌法要始め祖霊供養が続いていきますが、今年もいっそう健康管理に努めながら頑張って参りたいと思います。
大場様 御子息様とともに
寳勝寺 境内の枝垂白梅
オミクロン株の感染拡大を受けて今春に予定されていた妙心寺派布教師による「教区定期巡教」は中止を余儀なくされましたが、コロナ禍が収束し次第、教区の年中行事を再開させたいと念じています。まもなく大寒を迎えますが、皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
内部ようす / 鐘楼の修復がほぼ完了し、梵鐘が吊るされました
大安禅寺の重要文化財建造物・鐘楼(しょうろう)に、修復工事のため長らく下ろされていた釣鐘がこの度戻って来ました。今年の3月頃には鐘楼と山門の全面修復が完了するそうで、先の16日に行われた檀信徒総会に於いて新命和尚より「鐘楼ならびに山門修復完成式典」を執り行う予定との報告がなされました。
大安禅寺の梵鐘 / 2017年8月撮影
卑山の梵鐘は創建当初からの寺宝で、開山・大愚宗築禅師(たいぐそうちくぜんじ)の記念碑文が綴られた大変貴重な文化財でも有ります。完成式典の折には2年ぶりに梵鐘の幽玄な音色が境内一帯に響き渡ることと今から楽しみにしています。
梵鐘に刻まれた碑文
1月14日 寳勝寺境内にて
さて気になるお天気ですが、明日から再び大雪の予報で心配しています。先般の降雪の際にはふれあいパーク霊苑スタッフの久保さんが初めて除雪機を稼働し境内の除雪に当たったそうで本当に有難く思いました。
これまでは和尚の仕事でしたが腰痛悪化のため除雪が叶わず、先日久保さんに除雪機の扱い方などを指導したところ今回は率先して除雪に奮闘されたとか、本当に頼もしいかぎりです。「老いては子に従え」の格言とおり、今後は若い方々に依頼したいと思います。大変おつかれ様でした!有難うございます!感謝です! 友峰和尚より
早朝 地元 田ノ谷町の広場にて 左義長が行われました
午前10時より今年最初の年中行事「修正大般若祈祷会」が檀信徒様参詣のもと厳修されました。御祈祷会終了後には檀信徒総会が開かれましたが、現在コロナ禍に有る事を考慮し感染防止のため、時間を短縮して開催されました。
櫓の前で 御供養諷経をする新命副住職
大安禅寺 令和4年度 修正大般若祈祷会
新命副住職と 孫の永峰
檀信徒皆様による大般若経転読
祈祷会修業後 の 檀信徒総会のようす
祈祷会の前に 責任役員総代様 と 新年の御挨拶
写真右より 藤田通麿総代様 と 蒔田城助総代様
行事が始まる前には、卑山責任役員総代の藤田通麿氏、同じく責任役員総代の蒔田城助氏と新年のご挨拶をしました。孫の永峰も新命和尚とともに挨拶し、行事終了後には孫達全員がお茶のお運びを手伝ってくれ大変嬉しく思いました。
㈱キタジマ 北嶋幹補会長御夫妻とともに
中国茶 を お召し上がりいただきました
故郷で過ごす時間も今日まで、腰痛を心配しながらの御祈祷会修業でしたが無事に円成出来たことに深く感謝したものです。次は2月3日「節分会」を迎えますが、しばらくは静養したいと思っています。それにしても孫達の成長ぶりには目を細めます。それぞれに個性の異なる3人の孫達ですが、お茶出しを手伝う際も子供ながらに工夫し丁寧に作法をこなしており嬉しい限りです。
お茶のお運びを手伝ってくれる孫達
和尚のアトリエにて 孫達とともに
さて門松も今日まで!「門松や 冥途の旅の 一里塚 目出度くもあり 目出度くも無し」 神様が宿った15日間、今年1年間、皆々様が無事で有りますよう祈念しております。友峰和尚より