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第340話
暑中お見舞い申し上げます。全国的に猛暑日となった今日、さすがに和尚もバテ気味です。明後日から寳勝寺にて「荒木芳栄個展」が開催されるため、その準備に入っています。大安禅寺での個展は大盛況の内に終了し、大変うれしく思いました。金沢市での個展開催も初めてという事なので、多くの方に見て頂きたくいろいろな方に声をかけています。
昨日から今日にかけて、沢山の来客で賑わいました。和尚も最近は、若い世代の人と接することが少なかったのですが、金沢に来てからは二十代の元気のいい青年達とお話しする機会が増えてきました。日本の未来を担うヤングビジネスマンです。いいですね!なんといっても若さです!若さが大事ですね!無限のエネルギーを感じさせてくれますから、和尚も彼らから元気をもらいますよ。
近頃は引きこもりがちな寺での毎日でしたが、熱波に呼応するかのようにイケメン3名が訪ねて来ました。お顔をアップできないのが残念です。今度アップしたいと思います!和尚だって二十代の時はあったわけで、話の弾む中でむかし昔の自分の姿を思い出していました。相変わらず日々のニュースは衝撃的なものばかり。そのようなニュースとは別世界の禅寺の佇まい。何事もないこの空気感がどんなにありがたいものか。「無事これ貴人」の心境の一日でした。大安禅寺では夏休みを利用しての子供たちの坐禅会が続いているようです。副住職の指導も熱を帯びているようで、子供たちも元気に応えているのが嬉しく思います。和尚も頑張るぞ!! 友峰和尚より
ノウゼンカズラ / 寳勝寺中庭にて
小さな箱池に、スイレンが咲きました!
寳勝寺本堂前庭の小さな箱池に、スイレンが開花しました。昨年初秋、大安禅寺の奥様の庭から届けられた睡蓮。一年越しの雨上がりの朝、イキイキとした第一輪の開花です。
天蓋百合も咲き始めています。花の移り変わりを見ていますと、季節は本当に、駆け足で過ぎ去っていくことを感じます。
「一所懸命」
金沢市内にお住まいの方からのご依頼で揮毫された、
「一所懸命」の色紙です。御友人にプレゼントされるそうです。
第339話
「葉々清風起る」
この時季の言葉をいろいろ色紙に書いてみました。最近になって、中国における禅僧の漢詩偈やまた禅語など、その深い心境を少々自分なりに味わっています。一般的にはそれを「境涯」と言いますが、やはり長い人生経験を通じて漸くにつかむことの出来る心境のようです。となりますと、人生にとって長生きは大変意義あることの様に思いますね。「葉々清風起こる」などは、まったくに当たり前の言葉に思えがちですが、自分の心境と重ね合わせますと、がらりと意味合いが変わります。一般的には枝の葉が揺れ動き、その動作によって清らかな風を起こすの意味ですが、そもそも風によって葉が揺れ動くのであって、その葉の揺れ動く姿が人間の眼になんとも清々しい涼しさを感じさせてくれます。葉っぱは人間の煩悩であり、清風は無心なる心の働きを指します。あらゆる縁のかかわりによって我々の心も変化していきます。平常の「惜しい、欲しい、憎い、可愛い」の感情がそのままに「安心」の当体であるという境涯など、通常の心からは伺い知る事の出来ない心境です。されど、何もかもが「あるがまま」だということが一番ありがたいことですね。なんでもない普通のことが本当にありがたいと実感できれば、「道人」の心境と同じということになります。世の中の喧騒から逃れることの難しい現代社会に在って、心で感じ取ることのできる涼しさほど「値千金」なものは有りませんね。
「白雲幽石を抱く」
「月白く風清し」
「月清し千古の秋」
さて、ほかにも一気にたくさん書きましたよ。どの言葉も古尊宿の禅僧が難行苦行の末に獲得した心境ばかりです。連日の猛暑ですが果たして、甲斐武田・恵林寺の住職、快川紹喜禅師の辞世の語「安禅をは必ずしも山水を用いず、心頭滅却すれば火も自ずから涼し」とは如何!やはり暑いときは暑いですね。あるがままです。皆様この暑さにめげずお元気にお過ごしください。友峰和尚より
寳勝寺檀信徒・北條仁美さまがご来山くださいました。
本日は大安禅寺副住職玄峰和尚の誕生日。
北條様から新命和尚さまにとプレゼントを頂きました。
誠にありがとうございました。
第338話
大安禅寺での「荒木芳栄個展」も、いよいよ明日が最終日です。大安禅寺ギャラリー「渓仙舎」での初めての個展でしたが、開催中には本当に多くの方がご来場下さり心から厚く御礼申し上げます。また、文房流晴心会・野口翆智先生をはじめ社中の皆様にはオープニングパーティにお手伝いを頂きありがとうございました。和尚が何か催事を計画すると、野口社中の皆様には大変お世話になり、またご迷惑をおかけいたしますこと平にご容赦下さい。和尚にとりまして野口社中の皆様は常にメイン卓装花的、素晴らしい女性の方々と常々崇敬の念を抱いてております。先般は、今年10月にニューヨーク州「サラ・ローレンス大学」で開催される個展の打ち合わせ会に10名もご参加頂き本当にありがたく感謝申し上げます。
個展打ち合わせ会にて
パリ個展と違って今回は、アメリカで7本の指に数えられる有名な大学での個展開催のため、和尚も極めて緊張感を持っての準備に入っています。サラ・ローレンス大学側も、日本の伝統的茶道、華道のパフォーマンスが開催されるとあって大変期待をされているそうです。特にお煎茶は、日本で完成された「風流中の風流」をたしなむ茶道にて、大学では初めてのパフォーマンスとなるそうです。大いに期待も膨らみますが、プレッシャーもハードなものを感じて来ています。先日の打ち合わせパーティは実に和やかなものでしたが、今後も打ち合わせ会合を重ねながらステージアップを目指していきたいと念じております。当然のことながら和尚の書道パフォーマンスにも全力で取り組む覚悟です。何かと今後もご協力を賜り「サラ・ローレンス大学、禅文化祭」を成功させたいと念じています。野口翆智御社中の皆様には何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、27日からは金沢・寳勝寺で引き続き「荒木芳栄個展」が開催されます。27日(日)の午後1時から、オープニングパーティが予定されています。「一筆入魂!!」の諸作品をどうかご鑑賞いただければ幸いです。皆様の御来寺をお待ち申し上げております。友峰和尚より
第337話
連休が明けても今は夏休み中、連日の猛暑でどこの海水浴場も大賑わいとか。福井県内にも有数の海水浴場がありますが、この7月20日に舞鶴若狭自動車道路が開通したため、小浜方面の有名な海水浴場は大盛況だそうで、本当に嬉しいことですね。嶺南地方はこのところの原子力発電所の問題で観光客も激減との二ユースでしたから、なおさらのことです。若狭小浜方面は、国宝をはじめ重要文化財の宝庫と言われているだけに、この度の交通インフラの整備は地元の人々にとっても明るい話題となっているようです。確かに、狭い日本の国土ながら道が一本整備されるとたちまち活性化が進みますので、道路の整備はどの町にあっても大切な生活の未来でもあると思います。
喜んでばかりのニュースだけではありません。水の事故も増えていますから十分に気を付けて頂きたいものですね。和尚の子供の小さい時でしたが、家族で海水浴に出かけたとき、ほんのちょっとした隙に2人の子供の姿が見えなくなり、大変心配して探した記憶があります。子供は海の危険など全くに承知していませんから、やはり親の監視が大切ですね。わずかの時間に移動してしまいますので、大勢の海水浴客の中から見つけ出すのは困難を極めるものです。ニュースで子供の水難事故を知るたびに、昔のことを思い出します。家族での楽しい団欒でもある海水浴。くれぐれも親の注視を願ってやみません。「注意一秒、悔やみ一生」です。
さてさて、和尚も水浴びに行きたい気持ちをこらえて事務に専念しています。副住職のお盆参りが終了するまでには終えたいと思っています。暑中見舞い状もこのところ滞っています。どうかこのブログでお許しください。連日の猛暑です。心から皆様に暑中のお見舞いを申し上げます。友峰和尚より
縁側の風鈴 「みほとけに ゆだねし我や 風香る 渓仙」/寳勝寺にて
”日中友好の朝顔”が成長しています。
昨年、沢山の大きな花々を咲かせた”日中友好の朝顔”。今年も、入口から前庭へ続く垣で朝顔が育てられており、のびのびと成長しています。
右へ左へとツルを伸ばしています。
毎朝、塀を超えて伸び出したツルを誘引しています。
また今夏は、山門前庭の建仁寺垣でも朝顔が育てられています。開花が待ち遠しいです!
昨年8月2日の写真です。
第336話
高松城水攻めで、清水宗治(むねはる)の最期を見届ける官兵衛
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の視聴率がウナギ登りとか! 和尚も毎回欠かさず視聴しています。それにしても、昨日放映された岡山高松城主・清水宗治の最期のシーンは素晴らしいものでした。あまりにも有名な秀吉の高松城水攻めに遭い、最終的には軍師官兵衛の和議の条件を受け入れて水上の小舟の中で切腹して果てたわけですが、最後の最後まで盟主・毛利公を裏切ることなく再三再四の織田方への協力要請を断り、武士としての仁義を貫きとおした清水宗治の真骨頂でもあります。
清水宗治、最期のシーンは見ごたえがありました。
母から言い伝えられたことですが、実は母方の祖先こそこの清水宗治だそうで、切腹後、秀吉がその息子・景冶を大名に取り立てるよう進言するも、父の遺言どおり毛利家の家臣として仕えましたが、関ヶ原の戦いの後、子孫の一部は信州松代・真田公に仕えたそうです。詳しくはわかりませんが、何処かで一度調べてみたいと思っています。本当に縁ほど不思議なものは有りませんね。400年も経てドラマ化されるのもまた摩訶不思議です。
さて、テレビの中で遠い祖先に出会いつつ、お盆の準備に入っています。きっと祖先の霊がいろいろな方法で武士の精神を今に伝え来ているのかもしれません。それにしても秀吉公が清水宗治に「日本一の武辺」との賛辞を贈ったといいますから、よほどの精神の持ち主だったと思います。その宗治の辞世の句「浮世をば 今こそ渡れ武士の 名を高松の苔に残して」。いまは亡き母の霊と共に、人間の生くるべき心を祖先が和尚に伝えて来ているのかもしれませんね。有難いことです。「南無観世音菩薩」友峰和尚より
第335話
大地を揺るがすほどの早朝の雷轟でした。同じ地域にお住まいの皆様もきっと飛び起きたことと思います。雷の過ぎ去ったあとは一転して静寂の中、すがすがしい風が境内を吹き抜けて行き、自然のダイナミックな営みを目の当たりにした感があります。
荒木画伯のお兄様と姪御さんです。
今日は日曜日。午前中から、昨日に引き続きギャラリー渓仙舎での「荒木芳栄個展」に多くの方々が見えています。なんと素晴らしいことでしょうか!ここ2、3日の天気予報は総じて雨もしくは豪雨が予想されるとのことでしたが、開催当日から今日まで摩訶不思議なことに、深夜に雨が降って、夜明けと同時に素晴らしいお天気になるというパターンとなっています。神仏のご加護と唯々感謝しています。
片岡正明様ご夫妻 / 荒木芳栄個展にご来場くださいました。
和尚が常に感じ取ることがあります。それは、日頃からの御交誼によって全ての事が成り立っているという事実で、まさに当たり前のことであって当たり前のことではないという現実です。天も地も、人も物も、総べてのものが応援してくれています。
和尚の口癖「何者のおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」ですね。実際のところは、自分の心がそのような御縁を導き出しているのかも知れません。仏道を行じる者として常に「無心、無碍」の実践を心がけていきたいと思います。真理はあるがままですね。
今日の晴天とともに多くの縁者が訪れてくれている大安禅寺、お盆の真っただ中、和尚はひたすら大いなる御霊に感謝の真を捧げる日々が続いています。友峰和尚より
茶室のお席が変わりました。
これまで御膳の席だったお茶室ですが、今日からは、”火鉢&ガラステーブル”の席に模様替えとなりました。まだまだ試験的なディスプレイで、これから少しづつ工夫していきたいと思いますが、お客様にもなかなかご好評です。
いかがでしょうか?
火鉢はすべて、宝勝寺で昔から使われてきた(と思われる)ものです。”昔の物”という雰囲気は全くなく、デザインも色も洗練されていて、片づけられたままになっているのはもったいないということでこの度、テーブルとして活用されることとなりました。
現在、火鉢の中には灰が入っていますが、これから、お客様に喜んでいただけるような飾りを設えていきたいと思います。
第334話
「荒木芳栄個展」が始まりました! / 大安禅寺・渓仙舎にて
荒木画伯と、ご主人のマーク・イゴネ氏
オープニングパーティに始まり、今日は大盛況の「荒木芳栄個展」開催でした。心配された雨予報も一転して青空の良いお天気となりました。本当に仏天のご加護の賜物です。昨日から個展が開催されたわけですが、今日は招待日とあって午後を過ぎた頃から続々とお客様が見え始め、1時過ぎにはギャラリーが満員となり有り難しの一言です。
和尚の親戚の廣瀬様ご夫妻もわざわざ愛知県日進市より来ていただき、また岐阜市から伏屋様ご夫妻、福井テレビジョン放送㈱の山崎会長様、片岡様。中村様、北嶋様、蒔田様、藤田様、野口先生始め社中の皆様、もう沢山の方々においで頂き感謝の一言です。勿論、荒木画伯の御両親そして御親戚、お友達も沢山沢山来られました。お寺は人の集まるところでなければなりませんね。境内が活気に溢れた一日となりました。今後、新命副住職の企画でギャラリー「渓仙舎」が活用されていくことを切に願ったものです。ご縁と円を大切に!なんて、とある銀行さんの宣伝にもありましたが、やはり人との御縁ほど大切なものはありませんね。人とのご縁はさらなる縁に広がっていきます。これを「衆生縁」といいますね。いろいろな催しものを通して、いろいろなジャンルの方との縁を広げていくことも「布教」としての大切な行動だと思います。
個展は24日まで開催です、どうぞご来寺頂きたくお待ちしております。お寺の境内の佇まいには格別な風情があります。そこにいるだけで、深い安らぎを感じるものです。そんな悠久の歴史を感じさせてくれる環境の中での個展開催、神仏に守られている事を心から感じ取った一日となりました。本日御来寺下さいました皆々様に、厚く御礼を申し上げます。友峰和尚より
ご来寺を賜り、厚く御礼を申し上げます。
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