3月, 2020年

第2398話

2020-03-12

大安禅寺の駐車場にて

法務遂行のため自坊に戻りましたが、一斉休校も2週間目を迎え、孫達は外でのびのびと遊んでいました。福井県内では今のところ感染者が出ておらず、幾分安心感があるものの緊張から解放されることは有りません。帰宅後のうがいや手洗いを徹底し、携帯用消毒アルコールや除菌ウエットシートなども必需品として持参しています。

東日本大震災発生から昨日で9年になりますが、その際、防災用品としてマスク、非常用食品、携帯用ガス器具、除菌シートなど買い求め保存して置いたものが今大変役に立っています。特にマスクや除菌シートなどは品不足となっており大変有り難く、「備えあれば患いなし」の格言が身に染みます。

しかしながらインスタントラーメンやチョコレートなどは賞味期限が切れており、改めて保存食を確保しておきたい思いながらあの未曽有の大震災から早9年の月日が経ったことにも驚きました。記憶の中ではつい先日の出来事として捉えられています。この度の新型コロナウイルスの問題が全世界に拡散しているだけに、地球規模での感染防止対策が急務となっているようです。友峰和尚より

粛々と進む 修復工事のようす

 

第2397話

2020-03-11

霊苑第2期工事が完了しました

宝勝寺ふれあいパーク霊苑第2期工事が完成し、多くの春の草花も植栽され見事な出来栄えとなっています。これで霊苑全体の完成を見たわけですが、本当に理想的な“未来の住処”として御参詣頂けるものと思います。

ふれあいパーク霊苑 5月頃のようす / 青々とした芝生と美しいバラ

 

 

「花楽苑」公式ホームページより

名古屋市内には㈱エムエムシーの大竹社長が手掛ける「花楽苑」が有り、四季折々の草花が咲く「花咲く霊苑」として市民の注目を集めているそうですが、卑山の霊苑も和風庭園に加え洋風ガーデン式庭園と融合した「和と洋」の色とりどりの花咲く霊苑となっています。

この度完成した区域は薔薇をメインとした洋風庭園となっており、5月の薔薇の開花を楽しみにしています。地下約200メートルから湧き出る白山伏流水の清水が常に多くの御霊を慰めてくれているようです。友峰和尚より

 

第2396話

2020-03-10
大相撲三月場所は観客のいない中で行われています。アスリートにとって応援してくれるファンがいないのは本当に力が入らないと思います。またテレビで観戦していても、観客が一人としていない競技は不自然で実に味気ない感じがします。ただプロ野球テレビ観戦だけは少し違った趣で、いつもなら太鼓やラッパで賑やかなファンがいない為、ピッチャーの凄まじいスピードボールの音やミットに収まる時の豪快な音、またバットで打ち返す音など、普段は聞こえない色々な音が効けるのは面白いものです。  

「無事是れ貴人」 大安友峰 書

新型肺炎感染予防としての対策ですから仕方のない事ですが、やはりスポーツは観戦者有っての醍醐味なのかも知れません。一刻も早いコロナウイルスの収束を願うと共に、力いっぱいアスリート達に声援を送りたいですね。さて卑山もいまだ休業中です。静まり返った禅寺に活気が戻ることを願うばかりの毎日です。友峰和尚より

第2395話

2020-03-09

霊苑新区画にて バラの植栽が行われています

このところ良いお天気が続いているおかげで卑山ふれあいパーク霊苑第2期工事も順調に進み、現在最終段階に入り、芝生を始めバラなどの植栽が職人さんの手によって行われています。まもなく新区画が販売となりますが、和風式庭園と洋風のガーデン形式を取り入れ、四季折々の草花が咲く心休まる霊苑となっています。

ひと株ひと株、職人さんによって丁寧に植えられています

 

今年で3年目を迎える「宝勝寺ふれあいパーク霊苑」、植栽された薔薇の木もしっかり根を張り、今年の5月には見事な花を咲かせてくれるものと楽しみにしています。

新しい折込広告が完成しました

 

朝方、霊苑内をお参りを兼ねて一周しますが、多くの草花や木々からは仄かに春の匂いを届けてくれています。これからは花の季節、境内のたくさんの珍しい草木も新芽を吹き出し始めました。春のお花と共に故人の御霊を偲びたいと思います。友峰和尚より    

宝勝寺の桜

2020-03-08

2015年3月 の 宝勝寺式台玄関のようす

今年の冬は雪がほとんど降らず、桜も例年よりずいぶん早い開花を迎えそうです。宝勝寺の桜は、以前は式台玄関前庭の1本でしたが、現在は境内に3本、霊苑に1本、合計4本の樹が育っています。

境内整備に伴い、現在は本堂前庭から中庭に移植されているおかめ桜です。5年前と比べてもずいぶん大きくなり、今年も沢山のつぼみをつけています。

咲いた頃の様子 濃いピンク色の花です

この桜の木を移植する際、脇から出ていた若い苗が1本、玄関横の庭に残りました。5年を経て、今年初めてつぼみが付きました。

若い桜が生長中です

今年初めて ちいさな蕾をつけました

4月には庫裡前の枝垂れ桜が咲きます

現在、新型肺炎感染拡大の影響により寺カフェを休止しており、3月の第3週頃より状況を判断しての再開になるかと存じます。一日も早い収束を願うばかりです。

第2394話

2020-03-08

「親に似ぬ子は鬼子」ということわざが有りますが、加齢とともに実に納得しています。姿かたちのみならず、言葉遣いや所作に至るまでますます父親に似て来たと実感します。若い頃には「親にだけは似たくない」と威勢を張っていましたが、今では親に似て来たことに誇りさえ感じています。自分の一挙手一投足が父親の在りし日の姿と被ることが多く、懐かしく想うものです。最近では両親への思慕の念が深まるとともに、自省の念に駆られる毎日です。「親孝行したいときには親は無し」とはいつの時代でも通用する不滅のことわざなのかも知れません。

「 心 今日無事 」 大安友峰 書

さて午前中にはお檀家様の中陰法要に出掛けましたが、金沢市内は通行する人も車も極端に少なく、閑散として不気味さを感じるくらいでした。新型肺炎拡散の問題を身近に感じる事象でも有ります。「安閑無事」の心境がどれほど有り難くまたどれほど難しい事であるか、身に染みる今日この頃です。友峰和尚より

第2393話

2020-03-07

透き通る青空のもとで

本日はふれあいパーク霊苑墓前供養の一日となりました。実にゆったりとした感じのする日々が続いています。これまでの慌しさが嘘のように時間の余裕さえ感じながらの法務遂行となっていますが、このリズムこそが本来の自分の生活リズムなのかも知れません。  ふと和尚の子供の頃を思い出しますが、まるで時間の過ぎゆく事など関係なく遊びに夢中になっていた時代、現在は新型肺炎感染拡大で学校が休校となっており、終日家の中に有って子供たちがストレスを感じ始めているとか? 無理もありません、昔と違って現代の社会全体は相当早いリズムで進んでいるように思うからです。

きらめく春の花々

新型コロナウイルスの発症も現代社会のカオス状況の中で起きた事象だとも思います。急速に発展し続ける都会と極端に遅れを取る過疎地とのギャップはますます格差を生んでいくようです。 感染防止対策の一番の要は一人一人が自身を守る事に有りますが、同時に家族との意思の疎通を図り、まずは家全体を災難から守るため子供達のストレス解消にも気配りが必要かと思います。核家族化が進む現代において、祖霊の供養を通して「自利利他」の仏教の教えを大切に思う今日この頃です。友峰和尚より  

第2392話

2020-03-06

午前中 テレビ番組の収録がありました

気温は低めながら天気が良いと外に出て思いっきり身体を動かしたくなるものですが、和尚は相変わらず寺に篭って来客者の応対に当たっています。午前中には地元、テレビ金沢の「まる得デラックス」という番組で広報される「ふれあいパーク霊苑」のパブリシティ収録が行われました。霊苑第2期工事も順調に進んでおり、まもなく新区画が販売される予定となっています。現在「寺カフェ」は感染防止のため休業していますが、今後の状況を見ての開業となりそうです。

㈱ココ・プランニング 中本大資社長とともに

㈱アースグリーン 中野さんと作庭の打ち合わせ

佐藤さんとともに

本日は御来寺下さった方々との打ち合わせや懇談となったものの、話題はやはり新型コロナウイルス感染に関することばかりでした。和尚自身も3月に予定されていた京都・妙心寺宗務本所での「全国宗務所長会議」が中止となり、今後も多くの行事を控えているだけに一刻も早い収束を願うばかりです。さて明日も良いお天気になるとか、寺に篭ってばかりでは健康を害しますから、少しウオーキングに出掛けようと思います。皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛くださいますよう、ご祈念申し上げます。友峰和尚より

姫水仙 テータテートが開き始めました

第2391話

2020-03-05

現在進行中の重文大安禅寺修理保存工事勧募浄財に対する奉謝品(記念品)としての和尚の墨蹟額がこの度完成し、卑山御用達・春陽堂斎藤表具店主の斎藤公一さんが持参してくれました。墨書に使用した手漉き和紙は越前和紙で、伝統工芸士・長田和也さんの作品に揮毫しています。ご寄進を頂いた御礼の品として、今後も和装額や茶掛など、和尚の色々な墨蹟禅画を表具していきたいと思っています。

「一華 五葉を開く」

「 和 日々是好日 」

「 福 日々是好日 」

修理工事の為の本堂素屋根掛け工事は今日も着々と行われており、それに合わせて募財の準備も進められています。今後も多くの方々との御法縁を大切にしながら、修理保存工事の為の浄財勧募に全力を挙げて参りたいと願っています。「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」上杉鷹山先生の言葉を肝に銘じて頑張って参りたく思います。友峰和尚より

第2390話

2020-03-04

大安禅寺駐車場から 巨大な足場と重機

今年度最初の「重文諸堂修理保存工事修理委員会」が午後4時より開催されるのに合わせ、会議出席のため自坊に戻りました。ちょうど本堂をすっぽりと包み隠す素屋根掛け工事が行われている真っ最中でしたが、実に大きな素屋根で驚きました!工事現場に立つと、いったい何の工事をしているのだろう?と不思議な感覚に襲われます。と言うのも重要文化財の本堂の建物を覆い尽くすほど巨大な足場と素屋根ですから、これから始まろうとしている本格的修復工事の規模がどれほど大きいかを窺い知れるほどです。

建物の上を 縦横無尽に張り巡らされた足場

修理工事に入る前の約1年間を有しての素屋根掛け工事には恐れ入りました。重要文化財の“重要”さを、工事が進むにつれ思い知らされているところです。工事現場は新型肺炎感染拡大の雰囲気など何処にも存在しないかのように、生き生きとした活気に満ち溢れていました。

愈好亭にて 藤田総代様が本堂を撮影されている様子

新命副住職とともに

修理委員会の会議前には久しぶりに藤田通麿責任役員総代様と懇談しましたが、順調に工事が進められている事に感謝した自坊でのひと時でした。友峰和尚より

藤田通麿責任役員総代との懇談にて

 

 

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