和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2393話 】
2020年 03月 07日 談

透き通る青空のもとで

本日はふれあいパーク霊苑墓前供養の一日となりました。実にゆったりとした感じのする日々が続いています。これまでの慌しさが嘘のように時間の余裕さえ感じながらの法務遂行となっていますが、このリズムこそが本来の自分の生活リズムなのかも知れません。  ふと和尚の子供の頃を思い出しますが、まるで時間の過ぎゆく事など関係なく遊びに夢中になっていた時代、現在は新型肺炎感染拡大で学校が休校となっており、終日家の中に有って子供たちがストレスを感じ始めているとか? 無理もありません、昔と違って現代の社会全体は相当早いリズムで進んでいるように思うからです。

きらめく春の花々

新型コロナウイルスの発症も現代社会のカオス状況の中で起きた事象だとも思います。急速に発展し続ける都会と極端に遅れを取る過疎地とのギャップはますます格差を生んでいくようです。 感染防止対策の一番の要は一人一人が自身を守る事に有りますが、同時に家族との意思の疎通を図り、まずは家全体を災難から守るため子供達のストレス解消にも気配りが必要かと思います。核家族化が進む現代において、祖霊の供養を通して「自利利他」の仏教の教えを大切に思う今日この頃です。友峰和尚より  

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