和尚のちょっといい話
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今日から7月「文月(ふみづき)」に入りました。言うまでもなく7月はお盆月とも言い7月7日(火)は七夕(たなばた)でお盆の入りを迎えます。全国の地域によっては“水施餓鬼”と称して盂蘭盆会を迎える前に水に縁のある霊を追善供養することを意味しています。夏場には毎年川や海の水難事故で亡くなられる方がおられますが、盂蘭盆施餓鬼会を前に川辺や海の船の上で水死者の霊を弔い僧侶の読経と共に供物や花を捧げご慰霊し、また寺院では施餓鬼棚に水桶を供え尊霊供養の塔婆に僧侶が読経とともに水向けをしてご慰霊申し上げています。

「 一即一切 一切即一 」
本日は少林寺お檀家総代・宮﨑家の盂蘭盆諷経に出向きましたが、今月11日(土)の午前10時半より少林寺盂蘭盆会が厳修予定となっており行事のご案内と説明をさせていただきました。また12日(日)には寳勝寺盂蘭盆会が厳修予定となっており、御出席の返信ハガキも次々に届いているようです。

中庭にて ジャスミンの実生を育成中
金沢各寺院に住職として就任して約15年目を迎え、年中行事のひとつでも有ります盂蘭盆会も滞ることなく厳修され年々御参詣される檀信徒の方も増えて参りました。法要においては常に各家祖霊追善供養の大切さを教化布教と一環として分かり易く説くように努力しています。「盂蘭盆」の意味については後日お話ししてみたいと思いますが、追善供養の根本理念は尊霊に対する深い感謝と真心を捧げる行為であり、「安心」の行でもあります。

仏教は「一即一切」の心の世界ゆえに、施主様の心と祖霊がひとつになる「報恩感謝」の行とも言えます。時代の変遷とともに祖霊に対する思いも随分と変化しているとはいえ、「父母の恩と祖先の恩」への感謝の心はいつの時代も変わらないように思います。歳を取れば取るほど父母への感謝が深くなる今日この頃となっています。友峰和尚より


