和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3917話 】
2024年 05月 08日 談

連休明けの俗称に「五月病(ごがつびょう)」という言葉がありますが、これはゴールデンウイーク明けの五月中旬に発症する精神的病を指し、新入社員や新入生など新しい環境の変化についていけず無気力になったり眠れなくなる症状が続くそうで、そのまま放置するとうつ病に移行するそうですから十分な注意が必要とのこと。確かに十連休も続くと生活リズムはずいぶんと変わりますから、もとのリズムに戻るための工夫が必要のようです。

 

 

近年は「ストレス社会」と言われているように、特に若年層に於いて人間関係でストレスを感じる方が増えつつあるのは電子社会の生む一つの弊害なのかも知れません。一見便利に思える電子通信機器も、顔が見えないSNSでの会話などは相手の表情が捉えられない分、リスクを背負う事に繋がりかねません。意思の疎通にはお互いの表情を感じ取りながら直に会話することが重要に思うものです。

 

 

ストレスの原因は色々あると思いますが、連休明けの五月病を少しでも和らげる方法として軽めの運動と入浴をお薦めしたいと思います。身体を温める温熱療法は新陳代謝を促進しまたウオーキングも効果が有ります。ストレスの反対はリラクゼーションですから、のんびりとした時間を過ごすことも大切ですね。

 

 

さて和尚はお庭を眺めながら久しぶりにゆっくりとした自分だけの時間を過ごしています。今日も雨模様の天気となりましたが、五月雨の音を聴いているだけでも十分に癒されるものです。皆様のご健康と幸せを日々念じております。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

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