和尚のちょっといい話
寳勝寺玄関の 小さな桜の木
花が咲き始めました
3月もあっという間に過ぎ去って行く感が有りますが、ブログをご覧くださっている皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 寳勝寺ではここ数日間はご法要が続いていますが、ウクライナ戦争の報道の中で連日多くの市民や兵士の犠牲者を伝えるニュースを見るたびに心痛の極みとなっています。
年忌の御法要が修業されました
本来の御供養の意義は亡くなられた物故者の霊の菩提を弔う慈悲の行だけに、市民が無残に殺害されていく状況には言い知れぬ憤りを拭えません。道端に次々と臨時に埋葬されていく映像に向かい合掌してご冥福をお祈りしています。卑山では第2次世界大戦から約70年の月日が過ぎ去った現在でも英霊のご供養を欠かさず続けていますが、本当に戦争の無い平和な世界を願って止まないものです。本日は終日法務遂行に専心しましたが、祖霊供養を通し「追福修善 供給資養」の大切さを思う今日この頃です。友峰和尚より
寳勝寺中庭にて
穏やかで良いお天気に恵まれた一日となりました。明日以降も暖かい気候が続くという予報に安堵しています。桜の開花が始まった地域もあるそうですが、金沢犀川沿い桜並木の開花は4月7日頃だそうで今から首を長くして待ちましょう!
寳勝寺檀信徒 髙畠家の年忌法要が修業されました
午前中には卑山御檀家・髙畠拓幸家の年忌法要が修業されましたが、年中行事には必ずご参詣頂いており、拓幸様とは和尚と同い年ということもあって法要後の話題はやはり健康管理の話になってしまいます。
法要終了後、御家族の皆様との 和合の茶礼
午後からは墳墓開眼供養を修したのち檀信徒様の通夜諷経の準備に入りましたが、法務を遂行する際は常に坐禅三昧の心境で臨んでおり、つくづく若き時代の修行の賜物と感謝するばかりです。坐禅の呼吸法はまさしく疲れた時に効果が有り、短時間で正常な状態に整えることが出来ます。コロナ禍に有って長らく坐禅会も中止となっていましたがそろそろ再開したいですね。今年は少林寺でも観光旅行者向けの坐禅体験コーナー開催を願っています。
やりたい事は山ほどあれど、なにをするにしても健康でなければ何も出来ないのが現実。まもなく4月を迎えますが、身体作りの為にもウオーキングは必須のようです。頑張って参りましょうか! 友峰和尚より
この度、大安禅寺の重要文化財・山門 修理保存工事が終了し、その威風堂々たる姿を現しました! これまでは素通り状態の存在となっていましたが、山門の階段も復元され檀信徒皆様も立ち止まって見学していました。
国指定重要文化財 大安禅寺 山門
創建当初は門がかたく閉ざされ、僧侶以外の立ち入りが許されないほど厳格に管理されていたそうですから当時の威容を取り戻した感が有ります。また重文・鐘楼も約9割程度が完成しつつ有り、こけら葺きの屋根も最終段階に入っていました。4月の中旬頃に両棟の完成式典を修業する予定となっています。
国指定重要文化財 大安禅寺 鐘楼 屋根
本堂建物 かさあげ工事
法務のため昨日より一泊で自坊に帰り、今朝は明日行われる法要の準備のため寳勝寺に戻りましたが、列車内や金沢駅構内は「まん延防止等重点措置」が解除となった影響を受けて大変混雑していました。これまでも解除になる度に多くの観光客がどっと訪れていましたが、今が春休みという事もあってか学生さんの姿が目立って見受けられました。
北陸新幹線 福井平野
活気を取り戻しつつある金沢市内ですが、再びコロナ感染拡大に繋がらない事を祈るばかりです。明日からは法務が目白押しとなっていますが、まずは健康に留意しながら頑張って参りましょう。千里の道も一歩からです!人生はコツコツと歩め!負けてたまるか! 友峰和尚より
桜のつぼみ / 寳勝寺境内
関東では春雪の舞う雪模様の天気となったそうですが北陸地方も寒い朝を迎えました。暦もあっという間に4月を迎えようとしており3月は残すところあと一週間ほど、「暑さ寒さも彼岸まで」の格言の如くに気持ちは桜の開花を待ち望んでいるようです。
野町 少林寺にて
本堂入口に 「伝統的建造物」のプレートが設置されました
最近は孫達からのメールを読むのを楽しみにしながら少し心の余裕が出て来たように思います。しかしながら日々刻々と戦況が伝えられるウクライナ戦争のニュースに心を痛めながらその経過を心配していますが、皆様も恐らく同じ不安な心境の中にいる事と察します。ウクライナの兵士や国民はじめロシア兵士の死者数が発表される度に、深い慟哭と悲しみに包まれます。
クリスマスローズ / 寳勝寺境内にて
先般の彼岸会でも世界平和の御祈祷を修しましたが、一日も早い停戦を毎日祈願しながら「一即一切」の心願が届くことを願って止みません。“恨みは恨みなきによってのみ静まる”との仏教真理を御祈祷によって浸透させたいと願っています。春季彼岸会を終え今年の法務遂行もこれから本格的に始まりますが、坊主はお経!に徹し「追福修善 供給資養」すなわち「追善供養」の意義を教化して参りたいと念じています。友峰和尚より
北條様御夫妻とともに
朝一番に卑山 北條英俊総代御夫妻が帰路のご挨拶に来寺くださりしばし歓談しましたが、盂蘭盆会には檀信徒皆様に是非ご参詣頂けるように心から願うものです。コロナ禍社会が約3年にも及び、昨日ようやくまん延防止等重点措置が解除となり安堵するも、再び感染が拡大しないことを祈るばかりです。
ふれあいパーク霊苑 奥の院 歴世塔の御真前にて / 春季彼岸会
心配した和尚の腰痛もここ数日間はどういうわけか穏やかで、無事に「春季彼岸会」を円成出来た事に感謝しました。彼岸会法要の最後に世界平和と檀信徒各家の無事を祈る御祈祷を修しましたが、殊にウクライナ戦争の一刻も早い停戦を願いました。「念ずれば花開く」と言いますから、どうか皆様に於かれましても朝夕世界平和を念じて頂きたいと思います。
あけびが いっせいに開き始めました
春からの日程表を見てつくづく休息が欲しいと思うもののそれもままならず、黙々と法務遂行に全力集中です。若き頃、寸暇を惜しんで法務に外作務にと頑張ることが嬉しかった自分を懐かしく思いつつ、「若い時は2度ない」と今さら自分に言い聞かせてみても現実は74歳! 掛かりつけのお医者様からは「和尚さん、もう歳ですから」と引導を渡される始末! そこで今日の日めくりカレンダーの一訓を拝見したところ、「諸行は過ぎ去るものである」と。ガッテン!ガッテン!「諸行無常 諸法無我」とは仏教の真理ゆえに愚痴は言うまいこぼすまい、ひたすら南無観世音菩薩と唱えつつ「なんにも思わぬが仏の稽古なり」と自覚あるのみです。
安藤様と 御家族の皆様とともに
さて昨日はふれあいパーク霊苑での御法縁を頂きました安藤様がご家族で来寺下さり、床の間に掛けてある「喫茶去(きっさこ)」の字を褒めてくださいました。「何とかもおだてりゃ 木に登る」と言いますが、和尚は「穴があったら入りたい」心境でした。それでも嬉しい気持ちでいっぱいになりました。心身共々疲れ切った中での有り難く安らいだひとときとなりました。友峰和尚より
お彼岸中日の本日は祝日と有って、終日途切れることなくご家族連れ墓参の方が大勢訪れていました。昨日は卑山の春季彼岸会を修業しましたが、今日は自坊大安禅寺で「涅槃・彼岸会」並びに旧越前藩松平家祖霊供養の「御像祭」が合わせて厳修されました。和尚は寳勝寺に留まり法務を遂行しましたが、京都会議はじめ年中行事遂行などここ数日間の法務の疲れから午後は休息を取り体を休めました。
【令和4年度 春季彼岸会 動画】
気分転換に日光浴を兼ね境内を散策しましたが、寺カフェ利用観光客の楽しそうな会話と笑い声がとても新鮮に感じたものでした。コロナ禍に有って石川県内に「まん延防止等重点措置」が発令されていた為ずいぶん長い間休業していた寺カフェでしたが、明日解除となるのを受け19日・20日・21日の3連休のみ開業しました。今後は様子を見ながら寺カフェ全面開業に持っていきたいと願っています。
コロナ禍社会が長引く中、日常的にストレスを感じている方が多くおられることと思います。ストレス解消の為にも寺カフェでゆっくりと寛いで頂けるよう更に色々工夫をして癒しの空間を皆様に提供したいと思うものです。さて今日の一日一訓ですが「吾が命の仮なること夢幻の如し」でした。本当に人生とは「夢のまた夢」だと実感する今日この頃です。友峰和尚より
令和4年度 寳勝寺 春季彼岸会法要
春季彼岸会法要が午前10時より卑山総代はじめふれあいパーク霊苑関係者少数の御出席のもと厳修されました。現在がコロナ禍にあり感染防止を考慮して年中行事も規模を縮小して修業していますが、まん延防止等重点措置も明日解除されるのを機に7月の盂蘭盆会は平常通り執り行いと願っています。
檀信徒を代表し 総代様御夫妻の御参詣を賜りました
㈱ココ・プランニング 中本大資社長の御参詣を賜りました
㈱エムエムシー 大竹将人社長の御参詣を賜りました
寳勝寺檀信徒並びに霊苑縁者各家 家内安全災難消除の御祈祷
地球平和を祈願するとともに 震災並びに戦争物故者の御供養を修業致しました
昔から「一年の計は元旦に有り」と言いますが、和尚的には春季彼岸会が新年の出発点であるように思うものです。この時期は卒業式や入学式並びに入社式など大変多忙な月間でもあり、社会的にもなにかと気忙しく人の動きも活発になり活気を感じさせてくれます。約3年にも及ぶコロナ禍の中で、若い世代の方々にとっては経済活動が再開される事は実に待ちに待った出来事だと思います。孫達も進学と入学式を控え、子供ながらに喜びの気持ちがこちらにも伝わって来るようです。桜開花前線の北上と共に今年は大いに満開の桜を愛でたいと今から楽しみにしています。
ふれあいパーク霊苑 奥の院のしだれ梅が満開です
早朝 霊苑内にて墓前諷経を修業いたしました
馬酔木(あせび)が満開 / ふれあいパーク霊苑にて
薔薇の芽吹き
さて春季彼岸会を無事に終え法要の様子は明日にもユーチューブ動画で配信したいと思いますので、ご参詣頂けなかった皆様には是非お参り頂きたく思います。今やSNSの時代、きたる盂蘭盆会はZOOMを利用して法要の様子をライブ配信したいと思いますが、お時間有りましたらそれまでに是非お寺へご参詣頂ければ幸いです。皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。今日の一日一訓「誹りを忍ぶ人にこそ常に勝利が有る」 友峰和尚より
日々ウクライナ戦争の状況がトップニュースとして伝えられていますが、連日多数の市民の犠牲者が報告されるたびに耐え難い気持ちに襲われ、特に小さい子供たちの悲惨な姿が映し出されるのを見るのは実に心痛の極みです。本当に一日も早く停戦となる事を祈って止みません。明日は卑山の春季彼岸会が厳修されますが、地球平和祈願も併せて行いたく思っています。
ふれあいパーク霊苑にて 年忌御供養が修業されました
まん延防止等重点措置令が明後日21日に解除となるに合わせ本日より久しぶりに寺カフェを開業しましたところ、多くの観光客始めご家族連れの方々で賑わいを見せました。午後からは小雨模様の中で墓前年忌ご供養が営まれ、昨日に引き続き彼岸のお墓参りの方々が絶えず来られていました。
春季彼岸会 御供花の準備
和尚の腰痛もこのところ平穏を保っているようで、明日の行事はなんとか修業出来そうで安堵しています。外側からはすこぶる健康そうに見える自分の身体も、最近ではつくづく借り物であることを自覚する次第です。「いつまでも 有ると思うな 親と金」という諺が有りますが、どうやら「いつまでも 丈夫と思うな 心と身体」だと痛感する毎日です。「手を合わせ 和平を願う 彼岸道」 友峰
姫水仙 テータテートが咲き始めました
急激に気温が下がり冷たい雨模様の一日となりました。昨日まで京都にいましたがまるで夏日のような気候だっただけに、金沢ではいっぺんに冬へ逆戻りした感が有ります。午前中にはふれあいパーク霊苑での墳墓開眼供養が修業され、霊苑内には多くの方が参詣されており20日のお彼岸会を前に墓前には沢山のお花が供えられていました。奥の院の枝垂れ梅が満開となっており、枝垂れ桜の新芽も大きく膨らんでいました。うぐいす神楽 / 寳勝寺境内にて
霊苑にて 墳墓開眼供養を修業いたしました
早咲きの 桜の花芽
寒暖を繰り返しながら本格的な春を迎えていきますが、毎日の桜開花予報を聞くたびに気持ちも次第に癒されていきます。午後からも霊苑に関する住職面談があり、まん延防止等重点措置令がまもなく解除となる報道を受け俄かに人の動きが活発になって来たように思います。
境内の しだれ梅 が満開です
片岡経営会計事務所 平馬さんとともに / 寳勝寺会計監査
コロナ禍にウクライナ侵攻そして東北地方の地震発生と社会的不安状況が続いていますが、きたる春季彼岸会では法要に加え地球平和の祈りを捧げたいと思います。お彼岸会当日はコロナ感染防止のため極少人数の代表者参詣での法要修業となりますが、法要の様子をユーチューブ動画で後日配信したいと思っていますのでどうぞお参りください。本当に一日も早くウクライナに平和が訪れるよう願って止まない今日この頃です。南無観世音菩薩 友峰和尚より昨日に引き続き 定期宗務所長会議が行われました
暖かい日が続いていますが、皆様にはお変わりなくお元気にお過ごしでしょうか? 定期宗務所長会議も今日が最終日、午前9時より花園会館会議場で開会され、開山諷経を修業したのち諮問事項に対する答申書が野口善敬宗務総長に奉呈されました。前日に引き続き協議が行われ午前中にすべてを終え閉会となりましたが、コロナ禍での開催でリモート参加の所長も多かった令和4年度の定期宗務所長会議となったようです。
腰痛軽減のため クッションを持参しました
昨晩は宮城・福島県て再び震度6強の地震が発生し驚きましたが、まだまだ予断を許さない状況にあるようです。昔から恐ろしいものの例えに「地震、雷、火事、親父」とありますが、今日では「地震、戦争、コロナ、火事」となりそうです。今回の会議の諮問事項にはウクライナ問題が加えられ、1日も早くウクライナの人々そして戦争に苦しむ全ての人々に平和が訪れるよう皆共に祈り、心を寄せていくべきであるとの答申がなされ、内局並びに宗務所長会一同により黙祷が捧げられました。
世界中の人々がコロナ感染拡大での苦難な生活を強いられている状況に加え、戦争難民が受けている苦しみを思う時、一日も早い戦争終結を日々祈願しています。
令和4年度の宗務所長会議も無事に終了したものの、寺院に於ける活動の再開にはまだまだ多くの課題を残しており、なんとか工夫しながら法務遂行に当たって参りたいと思います。
金沢に向かう帰路の電車の中で、まもなく迎える春季彼岸会修業のことを考えていました。「春彼岸 菩提の種子を 蒔く日かな」と俳句を読まれた方がおられましたが、菩提とは“菩提心”の事で、他人への思いやりの心“慈悲心”を言います。いつの時代にあっても怨念や憎しみを以っては問題解決には至りません。自分の心を忍じてこそ活路が見出されると思うものです。お彼岸会には祖霊供養を通して真の心を捧げたいと願っています。友峰和尚より
京都駅にて