和尚のちょっといい話
犀川堤防沿いの桜
朝方の気温は低いものの、このところ快晴続きで気持ちの良い気候となっています。連日の法務がひと段落したこともあり、今日は満開になった犀川堤防沿いの桜並木をウオーキングを兼ねお花見に出掛けました。昨年も桜見物をしましたが、まん延防止等重点措置発令中だったため人影も無く、寂しい見物となりました。今は子供達の春休み中と有って多くの家族連れの方々が花見に来ており、今年はまん防も解除されてのびのびと過ごしているようでした。
令和4年4月5日(火) 犀川堤防沿いの桜
今年の桜も実に見事で、しばし動画をご覧頂きたいと思います。犀川の上流沿いの桜並木は八分咲きで明後日頃には満開となりそうでした。約八千歩のウオーキングでしたが、満開の見事な桜を見物しながらテクテク歩くのは実に楽しいものです。ここ数日間は法務遂行の毎日だっただけに、いっぺんに気持ちが解放されリフレッシュすることが出来ました。
足を止めてしばし桜に見とれていると、「ホ~、ホケキョ」と今年初めて鶯の鳴き声を聞き感動しました。まさしく「法華経(ほっけきょう)」の説法を聴くが境地でした。どうしてこんなにタイミングよく啼いてくれるのか本当に不可思議世界の花見ウオーキングとなったようです。友峰和尚より
「 桜花無尽蔵 」
このところ天気は良いのですがなかなか気温が上がりません。日中気温が14℃ですから肌寒く感じ、桜の満開までにはあと数日かかりそうな気配です。「三日見ぬ間の桜かな」では有りませんが、今か今かと待っている間が「花」なのかも知れません。
昨日は 寳勝寺檀信徒の津田様が 御墓参 に来寺くださいました
津田様とともに 歓談のひととき
大安禅寺 参道の桜の景色
ニュースでは全国各地の満開の桜並木の映像が次々に伝えられており、本当に待ち遠しいかぎりです。寳勝寺は犀川近くのため桜見物に出かけるには大変便利です。しかしながらいつでも見れると思っているといつの間にか葉桜になっていることが多いため、今年こそはと気を張っています。
大安禅寺 境内の桜
本日、家内から大安禅寺の桜便りが届きました。参道沿いの桜が満開で一足早くお花見気分と言ったところでしょうか。春を代表する桜は無尽蔵に心の安らぎを与えてくれるようです。
夕刻 桂岩寺ご住職とともに
気がつけば本日は令和4年4月4日! 444のゾロ目でさらに4時4分ともなればちょうど44444となり、英語で“ほほほほほほ~♪”と笑顔で過ごしましょう!人生笑顔が一番ですね! 友峰和尚より
金沢市広坂 石川四高記念館の桜
金沢市広坂のしいのき迎賓館緑地で4月2日、3日の2日間に渡り「さくらクラフトフェア・春ららら市」が開催されており、石川県在住の工芸作家や個人商店を中心に、作品・食品の販売やワークショップが開かれています。高橋ナオミさんも出店しているというので、昨日の法務終了後、夕刻よりウオーキングを兼ねて見学に行ってきました。
4月2日夕刻
かなざわ広坂通り
広坂の桜並木やしいのき迎賓館周辺の桜はまだ三分咲きぐらいでしたが、土曜日ということもあってか大勢の見物客で賑わっておりどのお店も列をなしての人気ぶりでした。ナオミさんの作品も人気があり、和尚も作品の中からグラス2点を買い求めました。
「さくらクラフトフェア・春ららら市」
しいのき迎賓館緑地にて 正面は 金沢城址 の桜
髙橋ナオミさんのブースにて
作品を求める来場者で 賑わっていました
ふれあいパーク霊苑のしだれ桜 4月3日午前 撮影
本日の御供養のようす
さて本日は良い天気に恵まれた一日となり連日墓前供養諷経が続いていますが、夕刻よりは芳斉町 高巌寺ご住職御遷化通夜の儀に導師として出頭いたします。「有りとみて 無きこそ元の姿なれ とは言うものの 濡るる袖かな」 太田道灌の妻の御詠ですが、心に染みる慈愛の歌だと感動します。思いやりの慈愛の心こそ日々の人生を豊かにすることが出来るようです。友峰和尚より
清々しい春の空のもと 墳墓開眼供養が修業されました
ふれあいパーク霊苑 今朝の風景
お天気は良いものの終日寒い一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか! インスタグラムでは満開の桜並木の映像が数多くアップされていますが、金沢市内の桜の名所はまだ三分咲きぐらいであと数日すれば満開になると思います。今後の気温の変化次第では少し早まるかも知れませんね。
霊苑内のしだれ桜
本日 数輪が開き始めました
それにしても関東地方の桜の名所では連日大勢の人が押し寄せ、久方ぶりに満開の花見見物を楽しまれているようですが、混雑に比例してオミクロン株感染拡大も心配されます。ストレス解消には最高の花見ですが、どうかくれぐれもお気をつけて楽しんで頂きたいと思います。
墳墓開眼供養が修業されました
明るいニュースの少ない昨今ですが日本プロ野球界も先日開幕し大勢のファンが球場に詰めかけているとのこと、アメリカ大リーグもまもなく開幕で大谷翔平選手の活躍が日々報じられ始めたようです。和尚も天気の良い日には進んでウォーキングに出掛け身体作りに励みたいと楽しみにしています。4月に入りなんだか身も心も軽快になって来たように思う今日この頃です。一にも二にも努力こそ最大の力なりぞ! 友峰和尚より
本堂裏庭 早咲き桜
金沢市 彦三町(ひこそまち) の 街並み
急激な気温の低下で体調を崩される方も多い事かと心配しています。日中気温が14℃ですから、真冬に逆戻りした感じでした。午前中に少林寺檀信徒総代の宮﨑家月参り諷経に出向きましたが、彦三町は江戸時代に武家屋敷のあった歴史ある枯淡な町で、当時の面影を今に残しています。
臨済宗妙心寺派の金沢寺院は7ヶ寺あり和尚は4ヶ寺を兼務をしていますが、本日は髙巌寺御住職が遷化され、寺付き総代として津葬儀の打ち合わせのため会議に出席しました。髙巌寺御住職は行年97歳のご高齢でしたが、長年住職として法務に専念されて来られました。ここに慎しんでご冥福をお祈り申し上げます。
高巌寺様にて法類関係御寺院方とともに 津葬儀の為の会議
瑞源寺様 と 華蔵寺様
高巌寺 若様
午後3時から法類関係の御寺院方が集まり会議をしましたが、最近は90歳を越えた御高齢の方が逝去され葬送儀に出頭することが多くなって来ています。人生100年時代と言われる今日、和尚もまだまだこれからなのでしょうか? さて今日から4月卯月(うづき)に入りました。「卯」とは“卯ノ花”の月または“心が疼く”月と心得て新しい仕事にチャレンジして参りたいと思います。気候不順の折、くれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
立金花 / 寳勝寺境内にて
木瓜
気温が一気に下がり冷たい雨の降る一日となりました。大きく膨らみ始めた桜の蕾も肩をすくめるかのように再びくるまってしまいました。昨年はとっくに散っていた桜の花ですが、今年は随分と気温が低く満開になるのはまだ先のようです。和尚は幼少の時より雨だれの音が大好きで、特にこの時期の屋根から落ちて来る雨だれの音には聞き入ってしまいます。本格的な春の到来を告げるかのように軽快に響き渡り、自分の心さえもハイテンションになるのを覚えます。
スノーフレーク
昔、修行時代に坐禅をしながら雨だれの音に耳を澄まし、深い深い安心を感じたのを思い出します。「風は息 虚空はこころ 陽は眼 海山かけて わが身なりけり」という道歌が有りますがまさしくそれで、二宮尊徳先生が言われた「天地(あまつち)や 無言の経を 繰り返し」と心境を同じくします。自然の生命の営みは我々に色々な教訓を示しているように思います。3月も今日で最後、明日から愈々新学期を迎えます! 身も心もリフレッシュして頑張って参りましょう!新入生の皆さん! 新社会人となられた皆さん! 刻苦光明必ず盛大なり!です。「石中に火あり 打たざれば出でず 人中に仏性あり修ぜずんば現れず!!」 和尚も頑張りまっせ!!負けてたまるか! 友峰和尚より
寳勝寺 庫裡側玄関のしだれ桜
入学式の準備や新たに社会人となる就職準備の為か、親子連れの姿が多く見受けられる金沢市内の繁華街やデパートとなっています。昔「ピカピカの1年生」という言葉が流行りましたが今も同じで、本当に初々しくピカピカでなんとも微笑ましい感じがします。昔と違うのは子供たちのファッションで、とてもお洒落で学生さんによってはイヤリングやお化粧をしている方も見受けられ時代の違いを実感するものです。まもなく卯月4月を迎え、入社式や歓迎会などますます街中の賑わいが増すに連れ今がまだコロナ禍に有る事を留意しながらの催しとなりそうです。
中庭の雪囲いを片付けました
本日は清々しい天気に恵まれ外作務にはうってつけとなり、さっそく中庭雪囲いの撤去作業をしました。昨年の3月は暖かい陽気が続いたため早々と片付けましたが、今年はずいぶん遅い撤去作業と成りました。雪囲いを外すとやはり庭は生き生きとして息を吹き返したようで、春の暖かい日差しを受け杉苔も青々として美しい緑を濃くしていくようです。小さな坪庭ながら、応接間から臨む景色には欠かせない存在となっているように思います。
応接室から 春の中庭を望む
さて少林寺と伝燈寺の雪囲い撤去も気になるところですが近日中には片付けたいですね。本当に月日の過ぎゆく早さには驚きます。じっとしていても時は過ぎ去って行きますが仕事が無い時は特に早く感ずるものです。日々頭を使い、体全体を動かし、心を活かして使って働いている時は貴重な時間を充実して使う事が出来ているように思う今日この頃です。友峰和尚より
紫陽花 / 寳勝寺境内
朝一番に少林寺檀信徒総代の中山家祥月命日忌諷経に出向きましたが、諷経終了後には御当主が淹れて下さったお煎茶を頂きながらしばし歓談しました。話題は石川県知事選挙結果に始まりウクライナ戦争、コロナ禍状況など次々と尽きずついつい長居をしてしまいました。そもそもお檀家月諷経はそれぞれのお家の状況に沿いながらお話しし、最後には仏教についても触れる事にしています。
羽田家 御家族の皆様が来寺くださいました
午後には横浜市より卑山お檀家の羽田様御夫妻と息子様御家族が墓参に来寺され、墓前ご供養の後は久しく歓談しました。新型コロナウイルスが3年前に発症して以来なかなか県境を越えての移動が制限されていたため本当に久しぶりにお会いすることが出来、お孫さんも大きく成長されその頼もしい姿を拝見し大変嬉しく思ったものでした。
江戸時代に建立された 羽田家御先祖様の御墓に お参りをされました
御家族様の御墓に お参りされています
御先祖様の御位牌を 間近に参詣されました
和尚も寳勝寺に御法縁を得て11年目に入り、お檀家様との親交も随分と深まっています。先般まん延防止等重点措置が解除されようやく関東地方始め全国からの観光客が徐々に増えつつある金沢市内ですが、やはりお檀家様との対面での交流は心が和むのを覚えます。
早咲きの桜が 満開となりました / 寳勝寺本堂裏庭にて
さて春季彼岸会修業より霊前ご供養を通し教化布教の続く毎日でしたが、本日ですべて無事円成することが出来ました。本当に「気力・体力・持続力」が問われた修行の月間となったようです。更に参ぜよ30年!! 友峰和尚より
本日は御来寺を賜り 誠にありがとうございました
澄み渡る春空のもと 御供養を修業いたしました
つい先日、お檀家様で大正12年生まれの御方の葬送儀を修業しましたが、本年3月に満99歳のお誕生日を迎えられ数え年でいきますと100歳という事になります。大正・昭和・平成・令和と元号が4回代わっており、その生涯は一世紀を生きられたことになり真に敬服の至りです。
利休梅 / 寳勝寺境内にて
今日、日本社会は超高齢化社会を迎えていると言われ、100歳以上の方が昨年9月に発表された数字では43633人で毎年約1000人以上増え続けているそうです。65歳以上の高齢者となると3640万人で昨年より約20万人ほど増加したとの事で、和尚が生まれた昭和23年は411万人だそうですから約10倍増えたことになります。
馬酔木の花 / ふれあいパーク霊苑にて
午後より 墳墓開眼供養を修業いたしました
和尚も気が付けば今年74歳を迎え最早後期高齢者の仲間入り寸前ですが、それでもそんなに長く生きて来た感覚が有りません。しかしながら100歳までにはあと20年ばかり余生の時間が有ると思うと、やはり100歳達成はなかなか難しくそれには並々ならぬご本人の生命力と日々の精進、そしてご家族皆様の手厚い介護あってのことだと強く思ったものです。
昔から「長生きは ただ働くの他は無し 流るる水の 腐らぬをみよ」と有りますから、長生きするためにはやはり健康で働く事が一番のようですね。ここ数日間は法務遂行で多忙を極めましたが、忙しいと一日が長く感じるのは不思議な話です。充実した人生を送るためにはやはり日々一所懸命働くことが大切だという事です。頑張って参りましょう! 友峰和尚より
寳勝寺 本堂裏庭の桜
昨日は風速20メートルを超える台風並みの強風が吹き荒れ消防車や救急車のサイレンの音が鳴りやまない一日となりましたが、本日は一変して穏やかな朝を迎えることが出来安堵しました。
ふれあいパーク霊苑にて 墳墓開眼供養を修業いたしました
今日は日曜日と有って午前午後とも霊前御供養を修業しましたが、やはりお天気が良いと気持ちもずいぶんと違うもので特に墓前供養に於いては爽やかな春風を受けながら読経する声が霊苑内の隅々まで響き渡り、故人の御徳を偲びながらご冥福をお祈りしました。
ユキヤナギ
本堂にて 満中陰忌法要が修業されました
読経三昧の日々が続いているためか声も次第にかすれがちになり、時々裏声になったりハスキー声になったりで本当に自分の声なのかと心配してしまいます。そもそも自分の声など録音テープを聞いてみてもどうも違うような気がしてしまいますが、全身全霊、一所懸命に腹の底からお経を唱えています。修行時代を思い出しますが、兎に角師匠から「坊主はお経!」と読経に対する厳しい指導を受けた事に心から感謝しています。
さて「梅は咲いたか桜はまだかいな 柳やなよなよ風しだい~」の歌の文句じゃありませんが、犀川沿いの桜の開花が待ち遠しい今日この頃です。まだまだ祖霊供養諷経が続きますが、心を込めて読経三昧の日々です。人生、心の花を咲かせましょう! 友峰和尚より