和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3204話 】
2022年 05月 26日 談

寳勝寺玄関の テイカカズラ と 紫陽花「隅田の花火」

 

このところ夏日が続いていますが、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 一日の寒暖の差が大きいとどうしても身体の調子が整わないのが現状で、これも老化現象で仕方の無いことなのかも知れません。夜などは妙に身体が火照り、掛け布団の厚さにも気を遣うほどです。

 

ジャスミンを思わせる爽やかな香り

 

武藤様 と 堀様とともに

 

本日は岐阜県より武藤様そして御友人の堀様が御来寺くださり歓談いたしましたが、和尚もお会いしたことのある武藤様の御友人が去年の暮れに御逝去され、追善供養諷経を修業致しました。齢70歳を過ぎると友人達との別れが急激に増えていく今日この頃となっています。「一期一会」の人生とは言え、やはり別れは実に寂しい思いに駆られるものです。

 

御供養諷経を修業いたしました

御来寺くださり 誠にありがとうございました

 

 

 

午後より ㈱ココ・プランニング 中本社長、川面専務 と ㈱エムエムシー 大竹社長とともに

 

午後からは㈱ココ・プランニングの中本社長はじめ川面専務、㈱エムエムシーの大竹社長が職員異動のご挨拶に来られました。人事異動も世の常ながら、長らく親しんできたスタッフとの別れもまた寂しいものです。「相送って門に当たれば脩竹あり 君が為に葉々清風起こす」と禅語に有りますが、寳勝寺玄関前の青竹が初夏の風を受けお辞儀をするかのようになびいていました。出会いあり!別れあり!の人生! 一日一日を大切に生きて行きたいと念じています。友峰和尚より

 

ユキノシタ

友峰和尚のちょっといい話 【 第3203話 】
2022年 05月 25日 談

     

寳勝寺 本堂にて

 

寳勝寺の堂内各所に再び和尚の作品を戻し、定位置に展示しました。これまでに沢山の禅画や墨蹟制作に挑み国内はじめ海外で幾たびか個展を開催して来ましたが、改めて自分の作品を見つめながら色々な場面を思い出し実に懐かしく思うものです。

 

 

「 遊 」 渓仙

「 一黙 雷の如し 」 渓仙 書

 

 

「 無 心 」

「 無一物中無尽蔵 花有り 月有り 楼台有り 」 渓仙 書

 

どの作品にも愛着を感じ、現在特別に手元に保存してある掛軸や屏風などは和尚の遺品として後世に残しておきたいと思っています。言わばこれまで歩んできた人生の思いの一つ一つが「起承転結」となって作品に込められているだけに、それぞれの書は和尚の生き様そのものなのかも知れません。

 

満開のバラの中で 墳墓開眼供養を修業いたしました

 

 

 

さてこれで終わったというわけでは有りません! 言い換えれば75歳にして新たな闘志を燃やし、禅画や墨蹟制作に挑み続けることの重要性を感じ取っているのです。「死ぬまで修行」とは今は亡き師匠の厳しい遺訓ながら、しみじみと有りがたく受け止める今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3202話 】
2022年 05月 24日 談

大安禅寺 花しょうぶ園

 

朝方の寒さから一転して気温がグングン上がり日中は28℃の夏日となりましたが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? 5月もあと一週間ほどと残り少なくなり、あまりに月日の過ぎゆく早さには驚くばかりです。

 

 

ここに来て大安禅寺の花しょうぶや紫陽花が咲き始めたようですが、この時期は何かと自坊の花の開花状況が気になっています。今年は良いお天気が続いているためどの花も元気に育っているようですが、それに比例して害虫被害も増えるので駆除剤の散布が欠かせません。散布のタイミングを間違えると花達は一晩で全滅することもあるので少しの油断も出来ないものです。

 

早くも 紫陽花が開花

薔薇園にて

 

 

 

さて本日は火曜日で休息日でしたが、久しぶりにウオーキングに出掛けました。しばらくウオーキングをしていなかったせいか途中で膝関節が痛みはじめ、運動不足をしみじみ感じ取った休息日となりました。聞くところによれば病気で一ヶ月も入院となればたちまち足腰や筋肉が弱り歩けなくなるとか。加齢と共に日々の筋肉トレーニングが急務となって来ている今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3201話 】
2022年 05月 23日 談

ひとつずつ丁寧に作品を収納される 小網様御夫妻

 

今月の12日より開催されていた「赤れんが三人展」も多くの入場者を迎え盛況裡に昨日無事終了しました。本日は午前中、作品の収納と後片付け作業のために小網様ご夫妻と西田様が来られ、応接間にて円成のご挨拶を受けましたが、お二人とも地元金沢美術工芸大学出身で多くの同窓生や先輩後輩の皆様、教え子の方々が個展鑑賞に来られたことを喜んでおられました。和尚の関係者の方も来寺くださり心より感謝申し上げます。

 

応接室にて 西田様、小網様御夫妻とともに

 

今回の個展開催を振り返り、今後の個展の在り方や寺院運営方法など本当に色々参考になりました。少子化高齢化と核家族化が進む現代社会の中で、それに比例するかのように寺院檀信徒数の減少も問題視されつつ有る今日、如何にして寺院の護持と活性化を図るかが住職の課題となっています。

 

 

来る6月20日(月)には「臨済宗妙心寺派・兵庫教区住職研修会」が姫路で開催され、「これからの寺院運営の取り組みについて」をテーマに講話をする予定となっています。これまでの自坊を始めとする兼務各寺院再生の経験を参考にして、各寺院の状況に適した寺院運営方法についての具体的な例を挙げて述べてみたいと思っています。

 

収納を終えて

 

さて本日は休息日としましたが、まもなく6月を迎え今年もあっという間に半年が過ぎようとしています。いちど気持ちをガラリと切り替えて後半の法務遂行に挑んでいきたいと念じています。 「人気なく 涼しさよどむ 古寺の堂」 友峰

友峰和尚のちょっといい話 【 第3200話 】
2022年 05月 22日 談

臨済宗国泰寺派総本山 摩頂山 国泰寺

 

富山県高岡市、大本山 国泰寺に於いて緑蔭講座「禅の行」が午前9時より開催され、老若男女凡そ80名近い方が参加されました。最初にカリキュラムの説明がなされた後、9時45分より本堂に於いて坐禅が行われ、10時50分からは「和気豊年の兆し」と題して久しぶりに約1時間に渡る「禅行」の法話をしました。

 

「和気豊年の兆し」と題し 禅行の法話をしました

 

法話終了後は直ぐに帰路につきましたが、参加者の皆様は午後からも写経と坐禅を修業され、午後4時半に閉校式となりました。金沢市の寳勝寺から高岡市・国泰寺までは車で約1時間半あまりですが、すべてが高速道路で行けるため大変便利になったものです。

 

 

大本山 国泰寺との御法縁は今から約40年前、国泰寺で行われていた新入社員坐禅研修会の折に坐禅指導員として参加したのがきっかけで、それ以後も幾度か参詣しました。今回はいつも卑山の盂蘭盆会を始め行事の際に御加担くださっている氷見市 宝光寺御住職(国泰寺副司寮頭)との御縁で講話をすることになった次第です。写真の如く歴史を有する古刹で静寂に包まれた素晴らしい環境の中に有り、参詣者の方々も境内をゆっくり散策されていました。

 

石庭「月泉庭」 

 

 

山門 の 仁王像

 

さて、ここ数日間は法務遂行に専念し全ての法務を無事終了出来たことに感謝いたしました。「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」とは申せ、和尚も随分と年をとりました。為せば成ると分かっていても身体が思うようにならない今日この頃です。老骨に鞭打たずにそっと頑張って参りましょか? 友峰和尚より

 

夕刻 「赤レンガ三人展」を鑑賞くださった やまだのりこさんとともに

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3199話 】
2022年 05月 21日 談

寳勝寺玄関に咲く おだまき

穏やかな日和が続いていますが、朝夕の寒暖の差があまりにも大きいためうっかりすると体調を崩しそうになり注意が必要です。まもなく梅雨入り宣言がなされると「梅雨寒」と言ってかなり寒くなることもあり、暖房器具を片付けるタイミングを計っています。

 

宝光寺ご住職(氷見市) と  華蔵寺ご住職(福井市) 

 

本日は午前中に金沢市芳斉町・高巌寺先住職様の49日忌(大練忌)が厳修され、福井より新命副住職も出頭しました。また午後からは少林寺檀信徒 桑島家御母堂様の葬送の儀が執り行われましたが、喪主様とは日頃より懇意にしておりいつも寳勝寺に於いて楽しく歓談させて頂いているだけに心よりご冥福をお祈り申し上げました。

 

「 赤レンガ三人展 」 本日の様子

 

 

 

本日が土曜日と有ってか現在開催されている「赤れんが三人展」には多くの方々が鑑賞に来られ、寺カフェ利用の観光客の方々とも相まって終日賑わいを見せていました。明日は富山県高岡市・国泰寺にて午前11時より講話が予定されています。このところ法務遂行が続いていますが、体調に気を付けながら精進して参りたいと思います。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3198話 】
2022年 05月 20日 談

 

明後日の5月22日(日)、午前9時より富山県高岡市太田の臨済宗 国泰寺に於いて『 緑陰講座「禅の行」』が開催され、午前11時からは約1時間あまり「和気豊年の兆し」と題して講話を行う予定で、今回で58回目を迎えるそうです。今年は約200名近い方が参加され坐禅・講話・写経などの研修が開催されることとなっています。

 

国泰寺 緑蔭講座 パンフレットより

 

本日は法務の合間を見て講話の原稿を書きましたが、本当に久しぶりにお話しをするため、修行中のエピソードなども取り入れて出来るだけ分かり易い禅の講話内容にしようと思っています。また来る7月3日(日)には野町・少林寺に於いて『 お寺 de 囲碁「碁縁会」』が開催予定で、本日は当日の会を主催してくださる㈱豊蔵組の澤本和美さんが、㈱豊蔵組 豊蔵享一社長とともに案内パンフレットを持参されご挨拶に来寺くださいました。

 

㈱豊蔵組 豊蔵享一社長 と 営業部 係長 澤本和美さんとともに

 

完成したパンフレットをお届けくださいました

 

 

 

 

 

今から参加者を募る予定で、囲碁を知らない方や興味のある方、また趣味で日頃より囲碁と親しんでいる方など誰でも応募できますので是非ご連絡をお待ちしております。和尚はまったく囲碁のルールを知りませんが、先般、東京都にお住まいの卑山お檀家・額様が日頃愛用されていた碁盤と碁石を寄贈してくださり、その碁盤を使用したいと楽しみにしています。

 

寳勝寺檀信徒 の 額様が御寄進くださった碁盤と碁石です

 

当日は和尚の法話も予定されており、坐禅と囲碁と茶礼を交えた和合の「碁縁会」となっているようです。是非皆様もこぞってご参加下さい! 友峰和尚より

 

テイカカズラが咲き始めました

友峰和尚のちょっといい話 【 第3197話 】
2022年 05月 19日 談

少林寺墓苑にて 除草剤散布の作業をしました

 

本日は日中気温が25℃を超える夏日となり、時折強く吹く風が心地よく感じる初夏の一日となりました。しばらくは晴れマークの良いお天気が続くという予報でしたので、さっそく少林寺に出向き墓域に除草剤散布をしました。

 

 

先般広範囲に散布した除草剤が良く効いており、今回が6度目となり気温が高ければ高いほど良い効果を得られます。なにしろ約200坪以上の墓域ですから一人で草むしりするのは至難の作務で、除草剤は本当に救世主の如く助かっています。

 

須貝総代様御夫妻が 「赤れんが三人展」に来寺くださいました

陶芸家の小網重一氏とともに

 

午後には寳勝寺総代の須貝総代様ご夫妻が現在開催されている「赤れんが三人展」を御鑑賞くださり、その後は応接間にてゆっくり歓談しました。今回の個展もあと3日を残すのみとなりましたが、会期中には金沢美術工芸大学卒業生はじめ多くの方々が来寺下さり心より有難く感謝いたしております。

 

須貝総代様御夫妻とともに 午後の歓談のひととき

 

 

「赤れんが三人展」

本日も 沢山の方が来場くださいました

 

「 堤の見える風景 」 西田吉隆 パステル画

 

「 冬の二月堂 」 富田俊成 日本画

 

陶胎漆器  小網重一

 

 

5月も駆け足で過ぎ去っていきますが、皆様に於かれまして気候不順のおりくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3196話 】
2022年 05月 18日 談

大安禅寺花しょうぶ園

 

この時期は「大安禅寺花しょうぶ園」の苗の成長が気になる毎日ですが、本日は新命副住職といつも和尚の墨蹟表具でお世話になっている春陽堂の斎藤公一さんが苗の植え替え作業をされ、写真の如く見事に園内が整備されたようです。植え替え用の苗は昨年小浜市・常高寺様より株分けして頂いたもので、今年は特に立派に成長しており6月の開花が楽しみです。

 

新命副住職と春陽堂・斎藤公一さん 苗の移植作業のようす

 

大安禅寺に花菖蒲の苗を最初に植えたのが昭和56年(1981)ですから今年で実に41年が経ちました。いつしか「花しょうぶの寺」と言われるようになり期間中には県内外から約2万人が訪れる程になりましたが、コロナ禍の影響で恒例のお祭りも中止となり、ここ数年は地元の花菖蒲愛好者の方々が来園されています。

 

 

 

 

大安禅寺 薔薇園にて

 

現在は妻が薔薇園を手掛けており、これから見頃を迎えます。また参道を中心に約1千株余りの紫陽花もこれから開花を始めますから、皆様には是非色々な花をご観賞頂ければと願うものです。さて寳勝寺境内の草木達も見事な成長ぶりを見せています。一年で一番新緑の美しい季節でも有ります。大いに野外に出てリフレッシユしたいものですね。友峰和尚より

 

 

金澤伝燈寺里芋研究会 千田さんが「赤レンガ三人展」を鑑賞されました

友峰和尚のちょっといい話 【 第3195話 】
2022年 05月 17日 談

 

ふれあいパーク霊苑の幾種類もの薔薇の花が現在満開を迎えています。1年を通して職員はじめ業者の方が徹底して園内の草木を管理しているため、薔薇以外の花木もレイアウトされ色とりどりに花を咲かせ参詣者の方々も花を観賞しながらのお参りとなっているようです。

 

美しい薔薇の花が満開を迎えた ふれあいパーク霊苑

 

 

色とりどりの 初夏の草花

奥の院 の 薔薇

 

集合墓 宙(そら) にて 

 

思わずシャッターを切りましたが、あまりに薔薇の品種が多いため皆様には全てを紹介しきれない程です。近くに来られました時は是非寳勝寺にお立ち寄り頂き愛でて頂けたらと思います。

 

 

「 赤レンガ三人展 」 本日も多くの方に来場頂きました

 

 

 

本日も午前中より多くの方々が「赤レンガ三人展」の鑑賞に来寺されていましたが、本日は少林寺檀信徒の方はじめ総代の宮﨑幽斎氏も御来寺くださり、作品鑑賞後には応接間にて歓談致しました。

 

少林寺 総代の宮﨑幽斎様が来寺くださいました

中国茶をお召し上がり頂きながら 歓談しました

 

「赤レンガ三人展」 陶芸家の小網氏、パステル画家の西田氏とお話しされているようす

 

 

 

宮﨑氏も金沢美術工芸大学を卒業されており、同じ大学を卒業された後輩でも有る西田吉隆氏・小網重一氏と親しく学生の頃の思い出話で談笑されていました。また同大学の同窓生の方々も多く来られている様子にて、楽しそうな会話が続いていました。さて光陰矢の如し!時 人を待たず!で寸暇を惜しんで更に頑張って参りましょう! 「茶を飲みて 旧友親し 五月かな」友峰

 

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